9月4日(土)。この日は貴重なスポーツカート占有走行日なので、

このチャンスを逃すべからず、と私も出向いてきました。
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
7月19日のスポーツカート耐久シリーズ第3戦にて、5台中の4位と少しほろ苦いデビューレースを飾った『カタリナ・MZ200・GT-1』。


今回のテストには少しアップデートを施しての持ち込みになりますが、個性派・キワモノマシン揃いのスポーツカートレース・GT1クラスの中でも、他に負けず劣らずのインパクトを醸し出していると思います。(笑)


なんといってもこのマシンの一番の特徴はヤマハ製スポーツカートエンジン、『MZ200』。

スポーツカート用の4ストエンジンというのは今に至るまで、基本的にホンダとスバルの2メーカーしか無かったのですが、そこにヤマハが参入してきたのはごく最近のこと。


それをウエダさんがポケットマネーで購入し、ウィンフォースの前身となるレーシングカートフレーム、

『CATALINA』へ搭載したことで、この夢のような(w)パッケージが完成しました。


レーシングカートでは『KT100』エンジンで、もはやお馴染みとなったヤマハですが、スポーツカートではまだまだ発展途上。それだけに、今後の展開に期待がかかります。



ちなみに前回のレースでは、データロガーがときどきラップタイムを拾わなくなってしまうというトラブルが発生してしまったため、諸般の事情もあり新型を導入。
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ラップコムです!エンジン回転数が上部に搭載されたLEDでわかります。

MZ200は5700回転あたりがレブリミットだったと記憶していますが、現在のセットではストレートを普通に全開で走るとこの回転数までエンジンが回りきってしまうので、

今日は特にインジゲーターに注意して走ります。


たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
(撮影:ウエダさん)

13:00からセッションは開始。チーム3人、全員で代わる代わるマシンに乗り込みます。

もともとはこの日は1時間をレンタルカート40分、スポーツカート20分で割るタイスケだったのでちょっとシビアな気持ちでいた。だが、実際フタを空けてみるとレンタル走行に来る人はあまり訪れない。


そのうちに、『次のレンタル受付が入るまでずっとスポーツカート走行です!』となりw

『もう、飽きるまで走ってきちゃって~w』と、

ロングスティントのフルアタックをする機会を頂いた。しめしめ!!
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 

(today's CAより画像をお借りしました)


という訳で、時間を気にせず遠慮せずアタックする。

そのフィーリングはレーシングカートとレンタルカートの中間といった所だろうか。

突っ込んで曲がっている時間を短くした方が速いのか。

突っ込まず、曲がっている間の車速を落とさない方が速いのか。

なかなか考えさせられるロングランでした。


最後はチェーンの脱落によりピットへ帰還。

同時にレンタルカートの受付が入ったことでしばらく走行中断。なんというタイミングだw

再びスポーツカート走行セッションになったときにはそれが一日の最終セッションで、

30分を3人で均等に割って一日を終えました。



貴重なスポーツカート走行。もちろんこの1日だけでは試しきれなかった箇所も沢山ありました。

あれをああして、これをそうして、、、次の走行でやってみたい事が沢山ある。

それらを差し引いても、今回はキッチリと性能が上がっていることはタイムに現れたので、レース当日のコンディションで他のマシンとの相対的な性能差がどうなっているのか。楽しみでありますね。


サーキット秋ヶ瀬・スポーツカート耐久シリーズ・第4戦は、9月23日(木祝)です!

この日は念願の新兵器を導入です!
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
今までずっと後回しになってしまっていましたが、ついに手に入れる事が出来ました。

その名も『ウーパールーパー(2010年型)』秋ヶ瀬近郊ではポピュラーなインテークサイレンサーです。


中にはコレを装着するだけでコンマ2~3のタイムアップはカタいと豪語する人もいるほど・・・

お金が余っている今こそ、自分でその効果を確かめてみるべきw

・・・ということで、今回はちょっと思い切った買い物でした。



この日サーキット秋ヶ瀬は、午前中にレンタルカートの貸切が入っていたので、カート走行は午後から。

今まで考えたことが無かったですが、レンタルカートが走った後の路面は、

そのあとレーシングカートが走るにはあまり適さないものになるのかな??


走行台数もそれほど多くなく、ほぼガレCの貸しきり状態であったので(笑)

走行ラインがなかなかクリーンにならず、皆さんタイムは伸びていなかったそうです。


そんな中でのSクラス勢でしたが、皆さんだいぶ接戦だったようで!

私もきちんと全部ウェイトを積んだ状態で、

皆さんのタイムに肉薄することが出来たようなので悪くは無かったです。

伊勢田師匠に褒めてもらったことでちょっとモチベーションが上がって、

それがタイムアップに繋がった節もありますが・・・w (ウーパー効果もあるか?)



そして次のレースまで早くも練習回数がわずかしかありませんあせる

一日一日を無駄にせず、気を緩めないように残りの期間を過ごしたいですね。


最近更新ペースが落ちまくりで・・・あせる
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8月26日。この日はチャレンジカップ以降、久々のマイカート走行でした。

夏休みは、ふんだんに貯めたお金を使い、走りまくろうと思っていたのですが、

学校の用事がこまごまと積み重なり、そういうわけにはいかず・・・


結局、チャレンジカップが7月11日だったのだから、そこから軽く数えて・・・40日以上!?

ちょっと、いくらなんでも久しぶりすぎるなぁ、と思うのでした・・・


この日いたガレCメンバーは、プヨさん、モリヤさん、カトー君、イタジュン君、(男の)ミクちゃん先輩、タスク君、等等、、、(書き忘れた方がいましたらすみません。)

いつもは午前だけor午後だけの半日走行がメインですが、あまりにカートに乗るのが久しぶりなので、この日はまる一日分の走行券を買って、のんびりと鈍った体と勘をケアしようと・・・


しかし、いざ一日が始まってみるとそれは間違いであったことに気づく・・・

のんびり、休み休みなのだが、バテバテで一日走りきれない・・・


結局午後2~3時を回るころにはコーナーで首は外側に倒れ、20分走っては40分休憩という有様!

のんびりというよりダラダラと言った方が正しかったぐらいの醜態でした。

・・・こんな事になるのなら、半日、全セッションフルプッシュで

走りきるぐらいの気持ちで来たほうが、よっぽど有意義だったのでは?


また、次のレースが近いので、これからのための準備運動だったと考えれば、少しはマシに思えるかな・・・

これまでのカート走行で、最悪の部類に入る一日だったと思います。

先日、最終結果が確定しましたね!
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
急ぎで撮ったSSだったので、ハンキーさんのクルマだけスキンを読み込んでいなかったのが残念。

レースは本当にお疲れ様でした。


私は夜中、2時~6時まで、4時間のスティントを担当しました。

基本的には52秒台そこそこのタイムで周回し続け、順調なレース運びでした。

途中、一回だけ蔵落ち症状が出たときにはヒヤッとしましたが、

それによる10分ペナは一回だけで済んだので良かったです。


あとは・・・なんだろ。

やっぱり、レースシムでの長時間走行の方がカートでの耐久よりメンタル的に、きますねw

若干の頭痛にも襲われ、涙の量も少なくなってきて視界がすぐ曇って、、、

それでも、スティント終盤では50秒台近くまでペースアップ出来ていたので、

まぁ結果オーライといったところでしょうか。


そしてラスト30分間が再び私の担当でしたので、ファステスト狙いで猛アタック!!

正真正銘のファイナルラップ、モニターに表示されたタイムは3分46秒台。

これは、練習のときから全てを通して私の自己ベストで、まさに清清しい終わり方が出来ました。

まぁ、よく考えてみたら本来レースではラジエター2でフルタンク走れるところを、

練習のときはずっと3で走っていたのです。


なんかごぇさんやハンキーさんに比べて、タイム出ないんだよなぁ~って、

前回の記事でも書いていましたが、これが原因でした。(笑)アホか私は!


結局のところ、最終成績は335周でGT2クラス優勝。

おそらく、チーム全員がはじめての24時間?

私もまさか出る機会があるとは思っても見ませんでしたが、良い経験になりました。


もし次回があるのならば、思うことと言えば、やっぱりチーム芝浦の2チームエントリー!

これに尽きるでしょうね。

今度は上級のクラスにステップアップして、総合優勝目指しますか?w


皆様、本当にお疲れ様でした!


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ハンキーさん作成のスキンにより、走りの方も上々、ですね。
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 

単純な速さだとごぇさんもハンキーさんも速すぎて、手が付けられないっすあせる

まぁきのう模擬レースを走ったところではファステストラップは獲ることはできたので、

ロングランを安定して走ることができれば、それでいいかな。


今のところの経過は順調といったところ。


前々から思っていたことだけど、DFGTのステアリングってなんか好きになれなかったんです。
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かのGTFPと比べてみると、FFBはこちらの方が優秀だけれども、

ステアリングそのものの握り心地はちょっと好きじゃないなぁ、と思っていました。

どうにも細くて、力が入らない・・・


こういう場合、GTFPだったらFREXからアダプターが発売されているので、

それさえ手に入れば自分の好きなステアリングが装着出来るようになります。

⇒ http://www.frex.com/vr/


しかしこのアダプター、DFGTの場合はGTFPとボタンの配線、コネクターの形状など全く異なるので取り付けられないようなのです。

失敗したら戻せなくなるしかなり勇気が必要でしたがw、

ここは構わずパテで形を修正してしまおうという決断にうって出ました。


まぁ、GTFPのステアリングも付けるだけなら付きそうだったんだけれど、

パドルとかボタン類をなんとかできる工作力も時間もありませんしね。
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
パテが硬化したのち、グリップテープを巻いて出来上がり。

良いね。グリップテープを巻くと一気に雰囲気がフォーミュラっぽくなる。

フォーミュラのステアリングにしてはちょっと大きいけど。


握り心地の方は当初、うーん、イマイチ?なんて思っていたけど、

今ではすっかり問題なくなりました。良い感じです。


 : : : : : :


コクピット関連はちょくちょく小改造を加えているのですが、

なかなか記事を書こうと思うことが少ないんですよねw

ネタは溜まってるし、今後はなるべく暇を見つけて記事を増やしていこうかな。

思わぬタイミングに思わぬ参戦機会が?DASH!
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
今までありそうでなかった『Team SHIBAURA』がここへきて急に実現というのは

やっぱりやっくんおめでた記念?違うかw


チーム編成はまだまだ流動的・・・っぽい?かもね←

改めてやっくん、これからもお幸せに^^


クルマはGT2クラスのFord GTです。

頼むぜ相棒。たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 


■イベント詳細

http://gtr2mys.blog38.fc2.com/blog-entry-587.html

その名は『タリ監督』

たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 

▲ドライバー陣に「座りなよ~」と勧められての記念撮影。

  この直後思わず「本当は俺も乗りたかったんだよ!」と漏らしてしまいますw

  ノリのゆるさがちょっとツボ。


7/19(月祝)。

CA耐久第三戦に出場してきました!!


と、いっても今回はドライバーとしてマシンのステアリングを握ったのではありません。

チームのマネージメント役としてストップウォッチを握っていたのです!w


まぁ何だろう。

「たり『監督』」なんて名前をつけられちゃった影響で、(監督なんて大げさな!!ww)

レーススタート前~序盤あたりまで、緊張しっぱなし、初歩的なミスをいくつか犯したりして冷や汗物でしたが、なんとか自分の仕事をまっとうすることが出来て良かった。


そういう初歩的なミスのことももあるし(苦笑)、

カートの経験をはじめ様々な面で私は劣っている面だらけだし、

こんな奴が一人増えても大したことないんだろうなとさえ思ったりしたが、

レースが始まってみるとみんなバテバテだったし(もちろん私も含めて)


ああいうときに、チーム全員がドライバー、って状態だと心細いのはすごくわかる。

ドライバーとしての立場を実感してる人間なので余計に、です。

だから、帰り間際に数名から「たりカンいなかったらきつかったと思うよ!」

と言われたときにはもう本当に、ね。


なんかもう、色々ありがとう。

そして、色々ゴメンなさい!!


第四戦もお手伝いに行けるのならば、

今度こそ本当の意味で頼りがいのある「監督」になれるよう、頑張ります。


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画像はtoday's CA様よりお借りしました。

http://blogs.yahoo.co.jp/camaster1972/MYBLOG/yblog.html

文を推敲しているうちに一週間以上が経ってしまった・・・あせる


小雨のぱらつく中、始まったタイムトライアルでしたが、

走り出してみると、コンディションはドライ寄り。

思い通りにタイヤも温まって、アウトラップ終了直後からフルプッシュ!!

電光掲示板にタイムが表示されるので、最終コーナー立ち上がりで横目に見ながら走る。

何か、いよいよスプリントレースだって実感が沸いてきた!!


タイムトライアル序盤、

上から2番目に表示される自分のゼッケン、”2”という表示を目の当たりにした。


確かに見た。この目で見た。胸が躍った。


しかし、セッションが終わりに近づくにしたがって徐々に下がっていく順位。

しばらくは4位でなんとか留まっていたものの、終了直前に抜かれてしまい、

結局のところタイムトライアルの順位は5位。


この時点でもう不満タラタラ・・・

上田さんや岡田さんからはこの時の走りはそれなりの評価を受けましたが、、、

しかし、たりカンに初レースという現実を突きつける『洗礼』は、ここからが本番だったのです。


予選ヒート。

体感的には、雨量は少し弱くなったのではないかという感じさえする。

・・・だが、路面はどうなのだろうか。・・・


このようなとき、データのない私のようなドライバーは積極的に動くことが出来ない。

タイヤ選択は、他に合わせるのみ。セッション開始直前、

ざっと周りを見た限りではほとんどのドライバーがドライタイヤを選択していたのではないか。

だが、ローリングを開始してみると、その選択は間違っていることが浮き彫りとなります。

ローリングの速度が根本的に遅い。加速時にリアタイヤがスピンしそう。・・・


おそるおそる、といった感じで4コーナーを立ち上がって、バックストレート。

そろそろ前のクルマにくっつかなければいけないので、前車との距離を詰める。

そして最終コーナー。いよいよスタート、というところ・・・



 : : : : : :


上位勢で内側のグリッドにいたクルマが全く曲がらず、

外側にいたクルマに特攻!!


『これって、やっぱりもう一周!?』

そう思ったものの、グリッド上にミススタートのフラッグは無し。

当然隊列はゴチャゴチャ、そのままレースはスタートが切られた!!


1、2コーナー。ややオーバースピード気味でアウトに膨らんだため、順位を落としてしまう。

周りをよく確認しながら、、、

鬼門となるヘアピンの3コーナーへ。


前方ではやはり多重クラッシュが発生していた・・・

2台のマシンがコースを塞いでいます。


内側には別のクルマがいたので、

大きく外から回って事故車を回避すべくステアリングを切る・・・ですが


曲がらない!!

バリアに向かってほぼ直進状態


カートに乗ってて一番凍りついた瞬間でした。

「頼む!!曲がってくれ!!」その念が通じたのか、

クリップを大きく外れたところでようやくマシンの向きが変わった。


アウト側、一車線だけ・・・

コースの塞がっていないところを、なんとしてでも、抜けろ・・・


猛然と加速して、一本だけ残されたそのラインにクルマの鼻先を突っ込んだ。

その瞬間、マシンの後方にガツンと鈍い衝撃があった。

恐らく、同じラインを通ろうとしたクルマが他にもいたのである。・・・


予選は、8位まで順位を落としてのフィニッシュでした。


 : : : : : :


決勝ヒートは、ドライタイヤではまともに走れないような路面になってしまっていることがはっきりたので、

ここでウェットタイヤを投入することに。


今度のローリングは比較的隊列も整っていて、穏やかな出だしとなった。

たりカンはというとスタート直後の1コーナー、やっぱりオーバースピードで外側に膨らみ、順位を落とす。

いや、予選ヒートよりは車速を殺していったのだけれど、、、

雨の走行は素人の考えが全く通用しないです。


レース序盤、、、全くグリップしないコンディションに手こずっているところ、

接近戦となったのはレント君だ。

経験値以外で物を言わせることは出来ないと言っても良い、ウェットでのドライビング・・・

私はこのバトルで圧倒された。


秋ヶ瀬で、雨で速いラインって、あんなところを通るんだ・・・

コーナーごとにみるみる離されていくのがわかると、その度に気分が萎縮していった。


最終結果は予選ヒートと変わらずの、

8位でした。


 : : : : : :


唯一助かったのは、予選でも決勝でも、

自分より前のクルマが相次いでスピン・クラッシュでいなくなっていき、

なおかつあの状況の中、自分も致命的なミスをせず、最後まで生き残ったこと。


そのおかげでなんとか最下位は免れ、後ろから4番目、

「8位」になることが出来ました。


しかしながら、後日改めてレース中の結果を確認して愕然とした・・・

決勝ヒートの私のベストラップが37秒台!?

これはこのレースに出走した11台の中で、紛れもなく私が一番遅かったと言うことです。


なんと屈辱的な事でしょう。・・・

この夏で雨練もしっかり積んで、二度とこんな事が起きないようにしなくてはなりません。




かくしてマイカート購入から約5ヶ月、

ようやく果たしたレーシングカートデビューレースが終わりました。
あれからすでに二週間が経ちますが、なんとも言えない虚無感を感じつつ・・・

たりカンは今を過ごしています。


しばらくはプライベートが忙しく、カートに乗ることもマシンのメンテナンスに行くことも出来ません。

そんな状態である今、出来る事はじっくりとこの結果を噛み締め、忘れないようにするだけ・・・

給料日を過ぎた事で資金は手元に入ってきました。

このお金で、少しでも練習と、マシンのグレードアップを重ねて、なんとしてでもリベンジを。



次のレース参戦は、いつになることやら・・・

先の見通しは、また、

何も見えない灰色の状態に戻ってしまいました。

朝6時。

しきりに時間を気にしながら家を出た。


レーシングカートの初レース。

今まで耐久の経験が多かった私にとっては、今日体験するのは全く未知の領域なのだ。
たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 
とうとうレース当日まで来た。

規定の最低重量をクリアした私のカートはレーススペック。

一番の焦点は、このレース仕様の『重く』なったマシンで、どれだけタイムが刻めるか、でした。


午前中の練習走行は、同じクラスに出場するほかのドライバー陣とのタイム差に注意しながら。

ベストラップは、一本目、二本目でそれぞれ30.484秒、30.231秒、という具合だった。

先日の練習走行、29.7という自己ベストタイムを記録したときの私のマシンは、今のマシンより10kg軽かった。


10kg、規定の重量を下回っていた、ということです。

それがウェイトを積んだ今日、現段階だとだいたいコンマ5秒落ち・・・

岡田さんからも、良いか悪いかでは良くは無いね、という評価を貰って釈然としない。


レースに出れる状態でなんとか29秒台に入れたい。

そう思って3回目の走行をフルプッシュで走りきりました。

ピットに戻り、タイムを確認してみると、、、よしよし、出てるじゃないか・・・!


29.87。路面は完全に出来上がり、ドライバーの調子も乗ってきた結果であります。

10kg軽かった時の自己ベストに、コンマ秒1差。

ここまでタイムを詰めることが出来たことで、気持ちにも余裕が出た。

この調子なら、レースにも安心して臨むことが出来る・・・!!


たりカンのモータースポーツライフ『零式な日常』 

午前中の走行は終わってお昼休み。

なんとなくソワソワしながら長い時間を過ごしていると、、、何やらゲートから見覚えのあるクルマが・・・

なんとっ!上田さんでした!!丁度緊張していたところなのでテンションの上がるたりカン・・・

計測器の付いていないカートで走っている私に、なんとアルファノを貸していただいてしまいました!!

本当ありがとうございます!!


これから車検&ドライバーズミーティングというところ、

紹介するのを忘れてはいけない人物の存在があります。
それは、今回応援に駆けつけてくれたカトー君 である。


カートの積み下ろしから何やら、だいぶ手伝ってもらってしまって、、、

正直はじめてのレースにてんやわんやとなってしまっているところ、

致命的なミス(笑)を犯すような事態は防ぐことが出来たものね。

感謝の意を表すると共に、今後何か手助けできることがあったら恩返しをしたいと思う。


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これからドライバーズミーティングということで事務所前に集まるのだが・・・

ぽつり、と冷たい感触が・・・


まさかぁ、これぐらいだったらすぐ止むよなぁ・・・

しかし、その冷たい感触はだんだんと大きくなり、路面に黒い点が見えるレベルに。

さらにしばらくすると、その感触は音を立てるまでの強さになってきた!


『嘘だろ!!』

思い出す。一週間前からずっと週間予報をチェックしてきた。この日の降水確率は午後から50%~60%程度で推移してきて、、、ついに今朝の予報で、降水確立は60%と確定していたのです。


雨だ・・・

ドライで、レギュレーションをクリアしたマシンで、29.87。

そのとき持っていた自信が急激に離れていくのを感じた。

コース上の路面が気がかりでドラミも満足に聞くことが出来ない。

早くタイトラを!!・・・そのときの私はそんな気持ちだけでした。


走行前の準備に大忙しのところ。

みんなタイヤ選択にアタマを悩ませています。

私はというと、『レインタイヤレンタルします!!』

宣言をしたものの、タイトラでは使う気はさらさら無かった。


内心は不安で仕方が無かったが、チームメイトであり、

SSクラスに参戦する大先輩の高橋さんが教えて下さったのだ。

『今コマーの走りを見てる感じだと、まだまだドライの方が速いよ!!』(ありがとうございます!!)


コマーのタイムトライアルが終わって、ジュニアのタイムトライアルが行われている。

私の参戦する「S-フレッシュマンクラス」はすぐあとのセッション!!

もうタイヤを交換している暇は無い。周りを見てみても、みんなドライだし・・・

これならかえって安心できるかな??


とは言うものの、コース上へマシンを運んでいる途中、

思った以上に黒く濁った色に変わっている路面を見て、やっぱり私は何か嫌な物を感じたのでした。

(続きます!)