ドクター志賀の緊急情報 No.157

 

テーマ:いつまで続くパンデミック、韓国1日62万感染爆発状態

 

新型変異株デルタクロン株、世界に拡大の気配

 オミクロンBA.3が拡大の不安が続いているさ中、今度は新型のデルタクロン株の感染が世界の各地から報告され始めました。

 キプロスで最初に発見された後、ブラジルに拡大。更にヨーロッパではフランスとオランダでも菌が発見されています。

 これ以上パンデミックを起こさなければよいが昨年末のデルタ株並みの勢いで感染が広がると、世界中がまたパニック状態に陥りそうです。

 

韓国では、1日62万の感染を記録

 お隣の国、韓国では大統領選挙の前後に感染が急拡大し選挙が終わった後も20万、40万、62万とその感染数は、一向に減少する気配を見せていません。一部の報道では、その原因は選挙活動のための人出が急速に一時期増えたことが原因ではないかと分析しているところもあります。

 選挙結果は約0.6%、票数にしてわずか24万という激戦であったといいますから、人口約5千万人の国が、相当熱くなったことは想像に難くありません。

 それにしても、62万という数字を日本の人口に直すと156万人に相当する数です。

 

世界は、感染は下火傾向だが楽観はできない

 3月17日の世界の感染状況を見ると、ドイツは約29万5千人、フランスが約10万9千人、イギリスが約9万4千人、イタリア約7万4千人、このようにとくにヨーロッパは、まだまだ感染の数値は高く、わが国は、5~6万台に低下してきていますが、それに比べても世界のパンデミックは油断ができない状態だと言えそうです。

 

人災、天災が感染に拍車をかける恐れはないだろうか

 今我々が生きている地球の地層は人新世の時代です。地質学的には1950年(昭和25年)から以降の人類が大繁栄をしているはずの時代のことを言います。しかし、現実はどうでしょうか。世界では戦争が絶えたことはありません。

 2022年に入っても地球上では第三次世界大戦の、しかも核戦争の危険を予感させる大戦が勃発しています。

 一方、世界のいたる所で気象異常や地殻変動による地震や津波が発生しています。とにかく人新世は人類にとって明るい未来が見えない地層と言えるかもしれません。こうした安定しない時代には、地球の歴史をふり返ってみても、人類の生命を脅かすような病原菌の大発生が起きています。

 我々人類は、その生存と未来の発展のために戦争などにムダな労力を使わずに全ての人々が幸せな一生を送れるように今こそ英知を結集すべき時だと思いますが、みなさんはどう思われるでしょうか。

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