以前に整備した羽衣線用のクモハ123-5/6に連結するサハ103-758(元サハ101-140)は、改造の種車を種々検討をした結果、鉄道コレクションのサハ101に決定しました。

 

 

サハ101を使用することで、実車と同じ改造手順(側面の戸袋窓を塞ぎ、側面方向幕を新設、屋根上にクーラーを新設)でサハ103-750番台に改造できます。更に、羽衣線用のワンマン仕様(車外スピーカーの設置)を加えることにします。

 

バラバラに分解して、屋根板とボディの加工に着手します。

 

AU75形クーラーを屋根の中央部分に設置します。クーラーは、KATO製の「クハ115クーラー AU75(灰)」(Z04K1057)を使用し、左側のGM製AU75(10-1)の様に、クーラーのサイドにランボードを設けます。

 

AU75(灰)の裏面には、取付脚が18mm間隔で並び、左側の太い方がφ2.3mm,右側の細い方がφ1.9mmです。

 

中央のグローブベンチレーターを基準に、センターライン上の前後9mmの位置に取付穴を開けました。太い方がφ2.5mm,細い方がφ2.0mmとすることで、接着剤なしで固定できました。

 

 

ランボードは、左側のGM製クーラーから切り出して利用する予定でしたが、クーラー側面にある4ヶ所の突起部分がランボードに乗った状態で一体成型されており、切り離し難い形状をしています。一方、中央のKATO製の新103系の屋根板では、ランボードとクーラー側面の4ヶ所の突起部分は、明らかに分離されています。そこで、右側で加工中の屋根板には、ランボード単体を別途調達することにしました。

 

GMのモハ112/113の組立キッ(413-1)にランボード(右上)が付いていますので、これを流用することにします。

 

ランボードをクーラー側面に沿わせてプラ用接着剤で接着しました。幅が少し広めですが長さは丁度良い位です。後は、ランボードを屋根板と同じ様な色に塗装すれば、屋根板の加工作業は完了です。

 

ボデイでは、側面の戸袋窓を全て塞ぐと共に、妻面にステップがある妻板(左)寄りの側面窓の上に穴を開けて側面方向幕を作ります。

 

戸袋窓は、両側面で16ヶ所もありますので、今夜は此処までとします。(続く)

 

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