羽衣線用クモハ123-5/6の整備で、残っている作業を仕上げることにします。

 

いきなり完成写真です。羽衣線の123系3両編成の整備が一段落しました。

 

では順番に説明します。

信号炎管と無線アンテナを装着するため、屋根板を取り外した状態で加工したいのですが、運転台と客室の境界に設置された薄緑色の仕切り壁が屋根板の取り外し作業の邪魔になります。この仕切り壁のパーツを一旦取り外すことにします。

 

当初は仕切り壁のパーツを外すことが出来ずに四苦八苦しましたが、車両側板を指で左右に広げた状態で、仕切り壁パーツをピンセットで摘まみ上げると簡単に外すことが出来ました。

 

仕切り壁パーツの上部左側にピン状の突起、中央部に帯状の突起があって、ボディ天井の穴に挿し込まれる構造でした。側窓ガラスに沿ってあるスリット内部に見える灰色の屋根板の固定爪を小形のマイナスドライバーで押し上げることにより、屋根板を取り外すことが出来ます。

 

取り外した屋根板に信号炎管と無線アンテナの取付用穴を、屋根板の裏面(左側)にあるボス内部から貫通させます。信号炎管と無線アンテナはクハ103と統一するため、添付パーツを使わずにKATO製を使用することにしたので、取付穴は何れもφ0.6mmで開けました。

 

信号炎管は背の高いタイプで、無線アンテナは四角の台座に乗ったタイプです。

 

KATO製の信号炎管で背の高いタイプであるE233系用のASSYパーツを使用しています。無線アンテナはKATO製で四角の台座に取付脚が2本ある一般的なASSYパーツです。

 

信号煙管と無線アンテナの装着が完了しました。

 

製品の車番はクモハ123-5になっています。

 

もう一両は、車番の5をカッターナイフ先端の刃の無い部分で削り取り、GM製の103系用の白色インレタから個別数字の6を転写して、実車に合わせたクモハ123-6に変更しました。

 

クモハ123にはTOMIX製の113系用スカートを取り付けねばなりませんが、大阪府下はコロナウイルス感染による医療非常事態宣言が発出され、不要不急の外出は自粛要請されています。高齢者の私には何よりも感染リスクが恐ろしくて大阪市内の量販店に出掛けることは出来ません。当面スカートなしの状態にしておくことにします。これでクモハ123の加工は終了です。

 

先回の投稿にて、クハ103とクモハ123の連結面間隔がクモハ123同士より僅かに広く、見映えを改善するために、クハ103に貫通ホロを装着する意向を示しました。

手持ちのASSYパーツから、KATO製のクハ111-0番台の前面に下から挿し込んで使用する構造の前面ホロを選択しました。装着用に下部で折り返されている部分を切り離して使用します。

 

貫通ホロに微量のゴム系ボンドを塗って貼り付けました。

 

これで連結面間隔の差異をカバーできたと思います。

 

羽衣線123系の3両編成が完成しました。東羽衣方はクモハ123のパンタ側が先頭になります。

 

鳳方はクハ103-194が先頭になります。

 

実際の運用は、①平日朝のラッシュ時に3両編成、②平日昼間がクモハ123単行、③平日夕方ラッシュ時以降と土日祝日が2両編成(クモハ123の重連、またはクモハ123+クハ103)と、3パターンあったようです。阪神淡路大震災対応でクハ103-194が転出した後は、大阪環状線のオレンジ色サハ103-750番台を挟む3両編成で活躍したとのことで、これも改めて再現してみたい題材です。

 

 

最後に、専用の収容ケースを準備しました。

実は、マイクロエースの同編成用の中古ケースを購入してありました。

 

マイクロ製品と同様に収納していますが、鉄コレのクモハ123と、KATOのクハ103改造車の特製品です。これにて一件落着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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