こんにちは!
のんたんです。
先日ソナタ形式の曲を聴くとおもしろいよ〜
という話をしました。
ソナタ形式のことが
もっと知りたくなったら
最初におすすめなのは
ベートーヴェンのソナタ!
最初は
1番と5番が分かりやすいのでおすすめ!
ちょっと簡単に見てみましょう
ソナタ形式の基本情報
ソナタ形式というのはこの形です
↓
基本の形としては、
提示部ー展開部ー再現部の3部形式
提示部の中に第1テーマと第2テーマという2つの性格の違うテーマがでてきて、
第2テーマは第1テーマが長調の場合は属調へ、短調の場合は平行調へ転調します。
再現部では第2テーマは転調せずに第1テーマの調のまま進みます。
(属調というのは主音が5個上の調。例えばハ長調の属調はト長調)
(平行調というのは簡単に言うと♭や♯が同じ数の調同士のこと)
ベートーヴェンのソナタを見てみよう
分析の初期の頃におすすめなのは
第1番と第5番。
今回はおまけで第8番も少し見てみます。
第1番
へ短調(f moll)の第1テーマからはじまります。
第2テーマでちゃんと平行調に転調してるよ!
第5番
5番もわりと分かりやすい!
♪ソ〜〜〜〜♭シ♭ミ、♭ミ〜〜〜レ〜〜〜〜
のところが第2テーマ
(この写真だと最後の2小節の黄色い部分から)
第1テーマが短調なので
ちゃんと平行調に転調していますね。
そしてちゃんと第1テーマが再現されます。
でも再現部の第2テーマは
ハ短調(c moll)ではなくて
ヘ長調(F dur)で再現されてその後にハ短調で再現されます。
なんででしょうね〜〜
(余談)
5番のソナタの第2テーマは私は子どもの頃は
水色のところだと思ってた!
平行調に転調しているから!
↓
でもちがくて黄色のところなんですね〜〜〜
(先生に違うって言われてがっかり😂💔)
水色のところはちょっと経過的ですもんね〜(><)
第8番悲愴ソナタ
こうやって見ていくと
みんな大好き悲愴ソナタ(第8番)が
結構特殊だということに
気づけるのではないかと思います。
なぜか最初にどど〜んと前奏
黄色の部分からが第1テーマです。
そして本編にもちょいちょい登場してくる前奏…
展開部の前↓
再現部の最後↓
再現部で
第1テーマはしっかりと再現されていました。
基本の形を知っていると
そうじゃないときに
なんだか違うぞ!
ということにも気づけます
なので
最初は第1番や第5番などで
オーソドックスな形を
理解することがおすすめ。
まとめ
というわけで
今回はベートーヴェンのソナタを簡単にみてみました。
もしも
ベートーヴェンのソナタが難しかったら
まずはソナチネアルバムから!
どちらの場合も
①第1テーマと第2テーマを見つけて、
②何調かな〜?って考えて
③再現部を見つける
と簡単に分析が始められると思います。
私は昔、
こちらの本も参考にしましたよ〜!
楽曲分析を始めた初期の頃におすすめ!
↓
ちょっとややこしかったでしょうか〜〜(><)
でもソナタ形式が理解できるようになると
なぜかソナタ形式以外の曲の理解も深まるので
とっってもおすすめです!!