こんにちは!
のんたんです。
前回9番のワルツについて書いてみました
前回の記事で
9番のワルツは
ハ長調でいうとドミソじゃなくて
ファラドで始まってるよ!!
属七の和音とⅠ度の和音(ハ長調のドミソ)は
7〜8小節目まで出てこないよ!!
ということを書きました。
気になったので他のワルツも調べてみました
ご存知小犬のワルツ
Ⅰ度の和音(ハ長調のドミソ)
10番のワルツ
Ⅰ度の和音(ハ長調のドミソ)
Ⅰ度の和音(ハ長調のドミソ)
で始まっています。
なのでやっぱり
Ⅳ度(ハ長調のファラド)で始まっていた
Op.69-1、9番のワルツは特別だったのですね〜〜〜
何で他のワルツのように
で始めなかったのかな?
と思うのですが…
どうですか?
私はこの曲では
ショパンはあんまり
はっきりさせたくなかったんじゃないかな〜
と思います。
華麗なる第円舞曲シリーズたちは
きっぱり!はっきり!
っていうかんじがするけれど
9番のワルツはちょっと不安定な
揺れる気持ちを表現したかったんじゃないかな〜?
まあこれは憶測でしかないのですが。
前回も書きましたが
やってることは
ドビュッシーの「月の光」に似てますね
↓
あともうひとつ
12番のワルツも違いました。
これはⅥ度から始まる
平行調のⅠ度から始まるというか
へ短調と変イ長調をうろうろしてるかんじかな?
平行調のⅠ度から始まる…というのは現代では
いきものがかりの「ありがとう」もそうなのだ!笑
↓
ハ長調の曲だけどイ短調のⅠ度から入る
…というわけで
ワルツを比べてみたら
最初の和音の話だけでも
いろいろな発見がありましたね〜〜。
こうやって単純に書かれた音を比べるだけでも
ショパンの「思い」が感じられて
楽しくないですか!?!?
それが曲の分析のおもしろさでした〜〜〜
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