こんにちは！
今日は劇薬ドッペルドミナントを
ドビュッシーがどう使っているか
という話です。
今回は
「月の光」を見てたら
おしゃれドッペルドミナントを見つけたので
ちょう伝えたい！！！
という気持ちだけで書きます。
ドッペルドミナントとは…。
ハ長調だとしたら
レ♯ファラド
の和音です。
ト長調だとしたら
ラ♯ドミソ
の和音です。
専門的に言うと
Ⅴ度のⅤ度
ハ長調のⅤ度はソ！
ト長調
ト長調のⅤ度はレ！
レ♯ファラド
だから
ハ長調のドッペルドミナントは
レ♯ファラド
の和音なのです。
ちょっと難しかったですね。
難しいのでちっちゃい文字にしました。
分からなくても大丈夫です。
ドッペルドミナントという和音は
劇薬
でして、
高揚感
異物感が強め
なぜか
みんな使いたがるのですが
うま〜〜く使わないと
すごくかっこ悪いのです。
なので
作曲編曲初心者が
ドッペルドミナントを使うと
ダサくなります。
私のおすすめは
重要なところ以外は
ニドシチを使え！！！
です。
↓
では
そんな劇薬
ドッペルドミナントを
ドビュッシー大先生が
どうやって使っているのかを
見てみましょう。
（Youtube2:50のところ）
ピンクのところ！！！↓
ドッペルドミナントと気づかせず
しかも前の場面とは違う
少し高揚感を与えたい場所で
きちんと使っている！！
クレッシェンドの先でドッペルドミナント
かっこいい〜〜〜〜〜
ってなりますよね。
しかもこの曲でドッペルドミナントは
ここしかない！！多分！！
（私探してみたけど…あるかな？なかったのよ…。）
副属七はあるけどね
私の好きなヨドゴドとかは何回か出てくるけど
ドッペルドミナントはここだけ。
意識的か感覚的かは分からないけれど
このピンクのところは特別！
という意識はあったんだろうなあ〜
ついでに…。
この記事で私は
①順次進行が続くとかっこいい
②保続音が続くとかっこいい
というクラシック音楽の価値観をお伝えしました。
（順次進行＝は隣同士の音のこと）
（保続音＝同じ音を伸ばすこと）
ちゃんと「月の光」でも
順次進行
取り揃えております
（Youtube1:57から）
この黄色く塗ったベースですね
長く続くとかっこいい！
ドビュッシーってゆるふわ系かと思ってたけど
めっちゃ考えられて作られてるじゃん！！
（今さら）
「月の光」などが含まれる
ベルガマスク組曲は
ドビュッシー28歳くらいのときの作品です。
すごいなあ〜
やっぱり歴史に残る名曲というのは
それだけの理由があるんだなあ〜〜〜
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