こんにちは!
のんたんです。
今回は
おしゃれな和音をつけるための研究のお話です。
前回の記事は…
他のピアノの先生に
どうやったらおしゃれな和音つけられるのか
聞かれたので思いついて書いたものです。
おしゃれな和音つけるのに
どうしたらいいか
と聞かれて真っ先に浮かぶのは
フォーレ
フォーレじいさんです。
フォーレ(1845-1924)はフランスの作曲家。
シシリエンヌとかご存知ではないでしょうか?
(このピアニストパイプ椅子で弾いている…笑)
フォーレは
今までの音楽で使われていた和音たちに
教会旋法を組み合わせて
新しい響きの和音や和音進行を
生み出した人!
と私は勝手に思っています。
教会旋法っていうのは
すごい簡単にいうと
すご〜〜く古い
昔のスケール
スケールというのは音の並びのこと!
音の階段!
8世紀くらいのスケール
なのですが
現代ではジャズで
めっちゃ使われてます!!
それで
ジャズのもとを辿ると
フォーレに行き着く。
ジャズマンたちは
ラヴェルやドビュッシーを研究したけれど
そのラヴェルや
ドビュッシーのもとになったのが
フォーレだから
根源はフォーレ
フォーレはオルガニストだったので
教会旋法が
とても身近にあったんじゃないかな〜
と思う。
で、西洋音楽と教会旋法を
組み合わせちゃったのでは?
これは私の憶測です。
(ほんとものすごく簡単に言ってます。研究家の方すみません。まあ研究家の方はこのブログ読んでないか)
というわけで
おしゃれな和音や
おしゃれなアレンジ・曲を作るには
フォーレを研究するといいよ!
ということなのです。
(ジャズ=おしゃれという前提で勝手に話進めてます。笑)
まず最初だったら
私は
フォーレの
ヴァイオリン・ソナタがおすすめ!
なぜかというと
分かりやすいから!
そして
こんなことあるんや〜〜〜
という発見がいっぱい!!!
だからぜひ聴いて欲しい
前も書いたかも知れないけれどこの
♪ラシ〜ラ〜ミラ〜シドミ〜♯ソシ〜〜〜〜ラ
というメロディーに
この伴奏
この和音をつけるってすごくない!!??
普通だったら
イ長調だから
ラ♯ドミ
ってつけると思う。
ラ♯ドミでこのメロディーに合わせて
弾いてみて!!!
普通にダサい!!!😂😂😂
♪ラシ〜ラ〜
のところ、
仮にコードがA(ラ♯ドミ)だとすると
メロディーのシは9の音になる
(ラから数えて9番目)
まず9の音って
今まであんまり使われてこなかった。
というのがひとつ。
(使われてなくはないけど!)
そしてベースが
ドだから
ドからシまで7度
ジャズでは
4度と7度は
不安定な度数だから
かっこいい!!!
てなっててよく使われるのです。
なのでラ♯ドミだとダサいけど
♯ドをベースにして
ちょっと和音をはっきりさせないで
ぼかしてるからかっこいいのですね〜〜〜
C7からB7
こんなコード進行ベートーヴェンやる!?!?笑
これは
フォーレがよくやる
♭や♯を行き来する
コード進行
これも似てるけど…
(Youtube1:20)
C7からEにいく
あとこんなのも…
(Youtube3:45あたり)
F7からEにいく
ファラド♭ミ
の♭ミを♯レと考えて
♯レ(導音)→ミ(主音)っぽく
捉えているのだと思われます。
ふああああ〜〜〜
って色が変わるかんじがして
かっこいいよね
そしてもうひとつ!
クラシック音楽の価値観として
①順次進行が続くとかっこいい
②保続音が続くとかっこいい
っていうのがあるんです。
すごく簡単に言うと
順次進行=は隣同士の音のこと
保続音=同じ音を伸ばすこと
なので
(Youtube0:57)
この黄色く塗ったところ
ヴァイオリンが上がっていくところかっこいい
ピアノも追いかけてあがっていくところかっこいい
ラヴェルもそれやってた
詳しくはこちら↓
なのでアレンジするときも
こういう順次進行いれてあげると
ちょっとかっこよくなります。
例えばこんなかんじ
黄色が順次進行
青が保続音
そうすると
ちょっと整って
おしゃれになります。
伝わったでしょうか??
分かりやすいポイントを書いたのですが
自分で発見するのが楽しいし身になります!
なので
楽譜を見ながら
聴く
というのをやってみてください
ここにもそれ書いてました
↓
とにかく
サンプルを集めないと
いけないのです!
引き出しを増やす!
アイデアを貯める!!
そのためには
まずたくさんの曲を見ること
です
つづきはこちら
↓
〜〜おしゃれな和音シリーズまとめ〜〜
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