前回 の続き。

 

チェックインを済ませ、予約したお部屋へ。

初日に宿泊したのは、旅館部の7号館。

(今回は3泊4日の連泊)

 

広大な敷地の酸ヶ湯温泉には、主に湯治客用の「自炊部」の建物と、

品数豊富な食事が提供され、スタッフさんが布団を敷いてくれる「旅館部」の建物がある。

 

7号館の窓からの眺め。

この日の積雪は、12月の酸ヶ湯にしては控えめの160センチ。
わたし1匹分くらい。
 
浴衣に着替えて、早速大浴場へ。

 

酸ヶ湯温泉の名物、大浴場「ヒバ千人風呂」は、基本的に混浴。

 

冬場は立ち込める湯気で視界が悪く、売店で売っている湯あみ着を着用することもできるので、混浴難易度はごく低い。

 

※ただ、土日の立ち寄り入浴の時間帯には変なおじさんもいたりする

 

ちなみに、午前午後それぞれ8時~9時までは女性専用の時間帯になり、

ヒバ千人風呂の他に、シャワーと洗い場のある男女別の浴場も存在するため、

「どうしても混浴はイヤ!」という女性も安心。

 

この日の夕食。

 

おさしみ!おにく!せんべい鍋!!

これだけいただけて、土曜の宿泊で一泊二食つき13000円。

 

おなかいっぱい食べてお部屋に戻ると、お布団が敷かれており、ストーブで部屋が温まっていた。

お布団はフカフカの羽毛布団。冬でもあったか。

 

何か違和感を感じて方位磁石アプリを起動すると、めちゃくちゃ北枕だった。

 

そっとお布団を方向転換。

 

おやすみなさい…。

 

 

翌朝。

 

おはようございます。

 

遮光カーテンなどないので、お外が明るくなってくる頃に起床。

 

朝風呂を浴びて朝食会場へ。

朝食はバイキング形式。

湯治客だけでなく、スキーやトレッキングの客も宿泊するため、体に優しいメニューから、がっつりカロリーが摂れるおかずまで並んでいる。

 

私はいつも、だいたいこんな朝食。

おかゆにお漬物を乗せて食べるのが大好き。

なお、うっかりお漬物が入りすぎたため、この後おかゆをおかわりした模様。

 

朝食会場からの眺め。

前日より積雪量は減っていた。

 

2日目は旅館部の7号館から、湯治棟3号館に移動。

近年リニューアルされた、酸ヶ湯温泉の中では一番新しい棟の8畳和室。
新しくて綺麗だけれど湯治棟の扱いのため、お布団は自分で敷くスタイル。
あらかじめシーツがかけられていて、あとは敷くだけ、という状態でお布団が置かれているのがありがたい。
 
一人宿泊の場合は、通常は六畳のお部屋になるところ、
チェックイン時に予約が見つからないトラブルで待たされたせいか、単に空きがあったせいか、八畳のお部屋に通された。
このお部屋に2泊することになるため、これはラッキー。
 
それにしても、予約完了画面をスクショしておいてよかった…。
 
湯治部のお部屋についてくるお菓子。旅館部に比べて簡素だけど、こっちのほうが好き。

 

窓からの眺め。この日は気温が高く、屋根の雪がどさどさ落ちていった。

 

雪も降っていなかったのでお散歩へ。

 

地獄沼まで足を伸ばしてみた。

 

2日目の夕食。

 

お品書き。1日目よりもお魚が多め。

 

青森の地酒飲み比べセットを注文。3種類で1000円。

 

おなかいっぱい飲み食いして、一休みしてからまた温泉へ。

食べて飲んで温泉に入って寝るだけの1日…なんてしあわせ…。

 

お風呂上がりの一杯。

普段は買わないオサレ系チューハイ。

 

お風呂上がりにビールを買おうと自動販売機に向かったところ、

二人組のおばあちゃんが自販機の前で、「困ったわねぇ」「どうしましょ」となにか困った様子で話していた。

故障でもしたのかな?と思い声をかけると、お茶を買おうと思ったら、間違えてお酒を買ってしまったとのこと。

 

そんなことある!?と思ったら、商品の配置がこんな感じ。

上が大きいサイズ、下が小さいサイズだと思い、「冷たい缶のお茶」を買ったつもりだったとのこと。

…これは確かに、視力の悪い人だと間違えることがあるかもしれない…。

 

女子二人旅でおふたりともお酒を飲まないとのことだったので、じゃあ買い取りますよー!と言ったところ、

お金なんていいわよ、あげるからお部屋で飲んでちょうだい。とのことで、ありがたくいただいてしまった。

 

…これ、おいしかったのだけど、めっっちゃまわった。

高アルコールチューハイおそるべし…。

 

 

翌日。3日目の朝は酸ヶ湯では珍しい晴天。

 

朝食後は広大な館内を探検。

 

 

その後、お風呂に入って昼間から一杯。

売店で売っていた黒ラベルと、生姜味噌おでん。

 

はじめて見た謎のおつまみ。これきっと、どんなお酒にもあうやつ。

 

ワラッセで買ってきた、津軽びいどろを開封。

 

 

やっぱり綺麗…!買ってよかった。

 

売店で買ってきた日本酒に手を付け、ここで体調がよろしくないことに気が付いた。

お酒が…おいしくない…(´・ω・`)

 

味覚は体調のバロメーター。

 

よし、寝よう。

 

と、お布団に潜り込むも寝付けず、だんだんとひどい寒気に襲われ節々が痛くなってきた。

15時を過ぎ、いよいよこれはダメなやつだとフロントに電話。

体調が悪いので夕食を止めてもらうよう伝えると、すぐに看護師さんがお部屋にやって来た。

 

持病を抱える方や、ご年配の方が長期で滞在することも多い酸ヶ湯温泉には、

医療資格をもつスタッフさんが常駐しているとのこと。

 

夕方の時点で微熱だった体温は、夜には39度3分まで上がった。

まともに歩けなければ食事もとれない状態。

(夕食は、看護師のお姉さんがお部屋までおにぎりと果物を持ってきてくれた。りんごだけ食べた。)

 

やばい…やばい、これは、ひょっとしなくても、インフルでは…

 

と、死にそうになりながら眠りにつき、翌朝。

 

頭は痛むものの、思いのほか体は軽く、体温は37度まで下がっていた。
普通の風邪だったことにほっとして、汗を流して朝食をとってチェックアウト。
 

 

ドドドドドドドド

 

見送ってくれるスタッフさんたち。

 

今回は本当にお世話になりました…!

ご迷惑をかけてしまったにも関わらず、「元気になってよかった!またおいでね」と言ってもらえて救われた。

 

 

また半年後くらいに行きたいな…。

 

 

次回へ続く。

 

ぽちっとな( ˘ω˘)

  

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