33.18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇〜
後付のビルトインタイプの食洗機
ほぼ毎日使って18年目。擦り減ったカグスベールのワッシャーを交換。
3年後の状態
⬇︎
交換したカグスベールのワッシャー
これで、まだまだ使えそうです。
だったのですが、
ワーニングランプが点滅して、電源を入れ直しても全然動かなくなってしました。
取扱説明書の「故障かな?」のページを見ると、機内の水漏れ不良と書いてあります。しかし、食洗機の周りには水は漏れ出してはいません。
保証期間もとっくに過ぎたものなので、分解して中を確かめてみようと、本体を棚から抜き出そうとしたところ、傾いた底の角部からなんと水が漏れ出してきました。
やはり、内部で水漏れしていたようです。
さて、分解。
まず、上ふたを外すと内ぶたが表れます。
まだ、中は見えないので、内ぶたも外し、タンクの内部が見えました。
タンクを引き出して見ると、本体の底に水が溜まっています。
水がたっぷり溜まっていた
おそらく、ここに水が溜まって、センサーが水漏れを検知して停止していたのでしょう。しかし、周囲まで水浸しにならないように、フェールセーフになっているところはさすがです。
水を拭いて乾かします。
その間に、ちゃんと動くか?水漏れの原因は何か?を調べます。
溜まった水が無くなると、電源が入るようになり、ちゃんと動きました。水漏れ対策ができれば、復活可能なようです。
水圧をかけても庫内に水が漏れるところは見当たらないので、内ぶたとタンクの間に隙間ができて、そこから水があふれ出したと推測しました。
<内ぶたとタンクの間に隙間ができる原因>
- 内ぶたとタンクのにものがはさまる。
- 内ぶたがちゃんと閉まらない。
1.については、はさまったものは見あたらない。タンクと内ぶたに、水垢が溜まって悪影響していることも考えられるので、これを綺麗に掃除しておきます。
2.については、内ぶたの開閉の動きは悪くないので、タンクの中に入れた食器が当たって、浮いてしまったのではないかと推測。この対策は、食器を入れるときに気を付けるしかありません。特に怪しいのは、棚の上段に入れるコップ浮きが疑われます。
配管などからの漏れは無いので、元に戻せば、また使えます。
がしかし、
底が赤錆だらけになっているのを、見なかったことにしておくことはできません。
この機会に、これも修理しておきます。
まず、赤錆をヤスリで落として、底を掃除します。
そして、錆止めを塗った後、
念のため塗装をしておきます。
錆止めにはこれを使いました。
赤錆を黒錆に化学変化させ防錆皮膜を作るというものです。カー用品店で買えます。
塗料にはこれを使いました。サビの上からそのまま塗れるというものです。
ホームセンターに行けば、色々と優れたものが見つかります。
綺麗に仕上がりました。ついでにレールに潤滑油を塗っておきました。
内ぶたを戻します。
水漏れが無いか試運転しておきます。
内ぶたからしたたり落ちた水滴が見えますが、溜まるような水漏れはありません。
(水滴が落ちるので、運転したら乾燥してから開けた方が良いと思いました)
元に戻して、運用再開。
これで、まだまだ使えます。
突然襲った悲劇は、終わりました。
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