この冬、連載として取り組んできた、
“庭造りの変遷”@八ヶ岳南麓。

ようやく、前回でほぼ現在までたどり着きました😅

10年に及ぶ庭造りの軌跡ですから、連載も約2ヶ月に及び…💦



なかなか、すぐには花も咲かない庭造りでしたが…

改めて当時の写真をたどってると、週末八ヶ岳に来て、ただ庭に没頭してる時間そのものが楽しかったんだなあと思います。


今回は、連載全体を見渡し、主に土作りの観点から章立てして、以下に目次を作ってみました。

よろしければ、ご活用ください😉






“庭造りの変遷”@八ヶ岳南麓




目次



 第1章   草を使って土作り


八ヶ岳の土地でまず始めたのは、無限に生えてくる草を草刈りでコントロールすること。そして、その刈った草を使って痩せた土壌を豊かにすること。さらに草マルチのみでアイランド花壇を作っていこうとする…思えば遠大な取り組みでした。


…草のコントロールと土作りのみで、ずいぶん時間をかけたものですよね。何しろ、月に何度か週末一泊のみのペンション通いで、人力のみで作ってきた庭でしたから。ただこの土地に来て、土と向き合うだけで幸せな時間でした。



 第2章   家造り始まる


八ヶ岳の土地で庭造りを始めて3年後、ようやく家の建築が始まりました。家の場所が決まったので、それまで草マルチでコツコツ作ってきたアイランド花壇を基盤にして、庭全体の骨格を作りました。


…建築が始まって、電気も仮設トイレも使えるようになり、庭仕事がずいぶん楽になりました。それでも、水だけは運んでいましたが😅


 第3章  馬ふんマルチで土作り


それまで、無限に生えるかと思われた草がだんだん生えなくなり、マルチに使う資材は、地域の馬ふんを使うようになりました。この馬ふんによって土はさらに肥沃になり、草は衰え、花がよく咲くようになりました。


…家が建ってからは、庭造りにより本格的に取り組めるようになりました。引渡し直前に水道が通った時は、本当に感激しました。




 第4章  発酵肥料作りを始める


八ヶ岳の庭は、できるだけ肥料を施さず有機物マルチ主体で作ってきたのですが…何年たってもバラだけは思うように咲いてくれません。そこで、作り始めたのが手作りの発酵肥料です。バラにはやはり、適度な施肥が必要だったのです。


…獣の被害を懸念して作らなかった発酵肥料でしたが、やってみると効果はすごい😮バラの株元の土が、どんどん変わっていきました。


 第5章  移住を果たして


未曾有のパンデミックの中でのリタイア、そして移住。八ヶ岳で庭造りを始めて約10年経ち、この土地に根付いた植物たちと向き合う毎日が始まりました。米ぬかや微生物資材を使った土作りも自分のセオリー通りにできるようになり、グラスも取り入れ…これからも、日々、庭は進化していきます。



…移住してもうすぐ2年。庭のおかげで八ヶ岳でもお友達が広がりました。これも、庭がもたらしてくれる大きな恩恵ですね。









と、いうわけで、ここまでが目次です。




ここでひとつ、書いておきたいのは…

10年もかけないと庭造りはできないというわけではもちろんなく…

もっと近道する方法は、ありますよね。

例えば…

  • 花壇作りの最初に、完熟した堆肥をしっかりと土にすきこむ
  • 宿根草の苗は、マスになるよう同種のものを最初から複数植える
  • 通路は敷石やジャリ等を敷き詰めて作り、花壇はレイズドベッドにする等、最初に基本的な庭の構造の工事をする

…とかね😉


もちろんそれには、集中した時間やお金、労力が必要ですが😅

私の場合は、そのどれも十分にかけられなかったので、庭に棲む生き物や植物を一番の味方にして、自分の手で庭を造ってきました。

でも、結果を早く出すことより、土と向き合ってる時間そのものに、自分にとっての意味があったのだと思います。




この庭の物語は、まだまだ続きます😉

読んで頂けましたなら幸いです。





連載『庭造りの方法』














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