愛犬〜突然発症!致死率30%の恐怖⑥〜 | 芦屋・西宮/デコ講師/スイーツデコサロン/Yukicopu(ゆきこぷ)

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~ゆきこぷのマイクロ学習生活~日々積み重ねて学んだことを、必要知識に変換してお伝えします(^^)/

11月20日
先週の血液検査から5日。
昨日の夜にタール便ぽいものを発見した。
アスファルトの工事の時のような黒い粘りっ気のある便だ。
『まさか内臓から出血?』
胃や十二指腸からの出血だとすれば、やはりステロイドの負担が大きいのでは?
胃薬なしではレテの体が悲鳴をあげている?

初回ステロイドが投薬された時には胃薬も一緒に処方されていたのだが、先生曰く吐くとすれば初期投与の時なので、今の段階での胃薬は必要ないとの事で胃薬は処方されなかった。
最初に処方されていたのは、H2ブロッカーと呼ばれる胃酸を抑えるタイプの胃薬(商品名ガスター)。
薬を受け取ったときには気づかなかったのだが、帰ってみると胃薬が入ってないことに気付く。
すぐに病院に電話すると、上記の理由で今回は胃薬がないとのこと。
電話を切ってからもやはり以前によく吐いていたことを思い出すと、胃薬が必要なのでは?と思いなおし、しつこく病院に電話。
せめて胃の粘膜を保護するタイプの薬でも出してもらえないかと聞いてみたが、結果はバツレッド
血小板を上げるために薬の効果を最大限に発揮させるためには、胃薬が妨げになるのだとか。
そう言われてしまうと、ぐうの音もでない。
仕方なく胃薬はあきらめた。
という経緯がある。

ちょっと胃薬の事を悔やんだが、内臓からの出血かはわからない。
血小板が0の状態で出血などすれば、血が止まらず命の危険は避けられない。
明日の朝まで様子を見て、やはり黒い便が出るようなら病院に行くことにする。

翌朝。
やはり一部便が黒いような気がする。
違うかもしれないが、誤った自己判断で後悔するのは嫌だ。
予定より2日早いが、病院に連れて行くことにする。

診察台に乗っていつものように採血。
耳の裏側を見た先生は、血の痕が薄くなっていると。
採血後も血が止まりやすくなっているとも。
『期待できるのか?』
期待と不安で検査結果を待つ。
扉を開けて先生は「上がってます!」と。
検査結果を見せてもらうと0だった血小板はなんと基準値まで回復右上矢印

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やったー‼️

赤血球や他の数値はまだ基準値以下のものもあるけれど、徐々に上がってくるでしょう、と。
命の危機からの脱出!
嬉しくてまた泣いてしまう。

ステロイドは血小板が戻ったからといって、すぐにやめられるお薬ではない。
離脱症状が出てしまっては元も子もない。
徐々に減量していかなければならない、やっかいな薬でもある。
でもこのステロイドとセファランチン、レテを救ってくれた大事な薬だ。
先生もステロイドを使って1週間反応が0だったことは今までなかったので心配していたが、これで安心した、というような事を仰っていた。
とにかく良かった。
レテ、頑張ったね。

家に帰るとまたいつものように爆睡。
疲れたんだね。
先生は完治が難しい病気なので、今は寛解(病原が根絶出来たわけではないが、一時的、表面的に症状が治まっていること)状態だと言っていた。
レテは常に体の中に爆弾を抱えている事になる。
注意深く見ていないと、いつ動き出すかもわからない。
それでも以前のような元気いっぱいのレテに戻ってほしいとも願う。
ゆっくりでいい、焦らなくていい、レテの笑顔がそこにあるだけで幸せなのだから。