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雨奇晴好(うきせいこう) のんびり日記

2013年3月、夫に突然の「肺がん宣告(ステージⅣ)」、あらーそっかーじゃあのんびり楽しく過ごそうね!と誓った夫婦の日記です。
のんびりぐうたら夫婦の日記です。それでもいいよー!という方のみご覧下さい。※拙ブログの画像・文章の無断転載はご遠慮下さい。

シスプラチン・アリムタ:2

シスプラチン+アリムタ:1


* * *


11月からの「シスプラチン+アリムタ」は、三週間ごとの入院投薬です。

12月初旬の入院前の診察で、肺の中の腫瘍は「おお!」と驚くくらい小さくなっていました。

次回はクリスマスに投薬入院予定です。


と、いうことで、ちょっと早めのクリスマスパーティー。



ローストビーフ

ふふふ^^


自分ですね、料理は好きですが得意料理はほとんどありません。

ですが、ローストビーフだけは、町内で100番目くらいに「ほほほ」と言えるようになりました。(微妙w)


牛かたまり肉を室温に戻して、オリーブオイルで全面を焼いて、アルミホイルで10分くらい包む。

フライパンに残った肉の旨味に、お醤油とお酒と酢とみりんを大さじ1~2入れて、アルコールを飛ばす。

密閉式袋(ジプロックとかいろいろ)に、肉と酢醤油(そっけないなあw)を入れて、荒熱が取れたら冷蔵庫へ。

こちらは仕込んで二日目に「どやさー!」と出したローストビーフ。

空気に触れると真っ赤に染まるの。美しいー!!

そして夫と自分が大好きな手巻き寿司。

退院後のお刺身は体力を奪うので、入院前に思いっ切り頂きます。^^


夫は自分が料理を下手でも必死に作っているのを分かってくれていて、

「ローストビーフが食べたい」

「うんうん、美味しいよ!」

薄味&微妙なのに、最近は褒めてくれるようになりました。


この言葉がとても嬉しくて、台所に立つのも苦になりません。


言葉のチカラって、すごいです。

ありがとう。ありがとう、って。

いつも唱えています。


* * *


夫は大丈夫だ、と思います。


思っている皆様も大丈夫だ!と。


本当に本当に。


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黒にんにくをふとしたことで知りまして購入しました。なかなか調子がよさそうです。

シスプラチン+アリムタ:1

シスプラチン+アリムタ:2へ


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2013/11/20

2013/12/5
副作用について追記しました。

2013/12/14

副作用について追記しました。

* * *

10月下旬のCTで肺に新たな腫瘍がふたつ見つかり、夫は11月16日現在入院しています。


転移している肝臓とリンパ節に関しては何も言われず、

「『イレッサが効かなくなった』、という言葉を遣いますが、効いている箇所とそうでない箇所がある、という意味の方が強いです」と、先生は何度も仰いました。

肺の中の腫瘍のひとつは、1.7cmと肉眼(?)でもはっきりと映っていました。

いつもはポーカーフェイスの先生も、「治療方法を変えます。出来るだけ早くに入院を」と、主観ですが焦りが見られたように感じました。


今回の治療は「シスプラチン+アリムタ」です。

点滴は一日のみ、水分と吐き気止めも交互に入れ、全てが終わったのは15時過ぎだったかと思います。

本日で3日目ですが、副作用の吐き気はまだ起きていません。


吐き気はないですが、イレッサ服用時に悩まされていた「下痢」がなくなり、便秘気味とのことでちょっと苦しそうです。

副作用のもうひとつはイレッサ時代とは違った発疹です。

蕁麻疹のような細かく紅い発疹が、ふくらはぎ一面に出ていました。こちらは痒みを伴わないそうです。


月曜日の診察次第では、その日に退院になるかもです。

とはいえ3週間毎に入院治療となるので、12月末は病院で過ごすことになるかも。

でも、20年近く、年末年始関係なく働いていた夫だったので、ゆっくり休めるといいなと思う自分がいます。



シスプラチン、アリムタは効きます。

ぎゅーーっと腫瘍を縮めて、跡形もなく消してくれます。

言霊!!



* * *


新たな腫瘍が見つかって、夫がぽつりといいました。


「やっぱりストレスだよなあ」


仕事の愚痴や人の悪口を言うことのない夫でしたが、職場での人間関係でいろいろあったらしく、「この腫瘍はストレスからだと思う」と何度も言いました。

そのストレス源のひとつに自分も入っています。本当に申し訳ない。情けない。


* * *



2013年11月20日 21時追記


副作用について


シスプラチンの副作用は、11/20現在「耳鳴り」「飛行機に乗った時に起こる耳の不快感」とのことです。

吐き気は「イメンド」が良く効いたようで入院時~現在も起きていません。

耳鳴りはこまめに起きているようで、とても辛そうです。


2013年12月5日 24時追記


耳鳴りと書きましたが、耳鳴り自体はシスプラチン投入後三日ほどで治まり、どちらかというと「飛行機に乗った時の耳の不快感」「プールで水が耳に入った時のような膨張感?」が続いたそうです。

一週間くらいでそれらは全て消えましたが、診察時に「耳鳴りが続きました」と夫が言うと、「耳鳴りが続くようでしたらすぐに言って下さい」

先生が真面目な顔をして何度も仰いました。

ネットで調べた情報を気にとめてはいましたが、シスプラチンの中でも「耳鳴り」は重度の副作用なのだと認識した瞬間でした。

12/5現在、夫は二回目のシスプラチン投薬入院です。


でもでも、すぐに退院予定です。

夫はものすっごく元気です。^^


2013年12月14日 11時追記


副作用の吐き気について


12月5日に二回目のシスプラチン+アリムタを投薬した夫ですが、「吐き気」の副作用は今回もほとんど起こりませんでした。

吐き気止めの「イメンド」が、とても良く効いているみたいです。

退院翌日から普通に出勤しています。


ありがとう。

ありがとうございます。

なんだか不思議と、ありがとう、という気持ち・言葉が出る今日この頃です。(怪しいですね。^^;)


イレッサ:1
イレッサ:2
イレッサ:3

* * *


10月初旬の血液検査の結果、

ビリルビン数値は平常値に戻っていました。

9月は中間決算のため夜遅くの帰宅が続いたので、体の疲れが肝臓に響いたのでは、と思います。

こちらは全くの素人判断です。^^;


結果を見た先生ですね、

「あれえ?数値下がりましたねえ」

と、不思議そうに言ったんです。

先生ー!何故そんなに不思議そうに言うのだ!と心の中で即座に突っ込みました。笑

あ、こちらに不愉快な感情はありません。

先生があまりにも不思議そうに言うので、少し笑ってしまいました。


今月終わりにCTを撮ります。

先生の口ぶりだと、イレッサの効き目が薄れてきた、かも。という雰囲気。


イレッサ君、ずっと頑張って欲しい。

ああ、ずっと頑張っています。

夫の体はずっと頑張っている。イレッサ君も頑張っている。


頑張れ以外の、元気になる言葉を模索中です。



* * *




最近は魚メインの食卓にしています。

秋刀魚・鯵・サバの塩焼き、イワシのさっと煮、鮭は塩麹に漬けて、などなど。

副菜は鍋。豆腐と野菜と昆布。アンド酢の物。

ああ、なんて楽なの。いえ、もとい。美味しいの!秋大好き!笑

イレッサ:1
イレッサ:2

イレッサ:4

* * *


9月中旬の検診で、初めて先生が「ううーん」と仰いました。


血液検査での「ビリルビン」の数値が基準値を超えていました。

病気が判明してから約半年、血糖値とγ‐GTPの数値が高いのは想定の範囲内だと思っていたのですが、肝機能の低下を示すビリルビン上昇を目の当たりにした先生の、「ううーん」という言葉が重く響きました。


先生曰く、「イレッサの副作用が遅く出る人もいる」とのこと。

イレッサが肝臓に負担をかけているのだと素人目にもわかりました。

とりあえずは短い間隔で血液検査を行い、様子を見るとのことでした。

ビリルビンの数値が高い=肝機能の低下、黄疸や肝硬変の心配が見られる、ということで先生から「疲れやすいと思ったらすぐに言って下さい」と何度も言われました。

夫本人は「全然大丈夫」と言っているので安心ですが、痛みに強い(鈍い??)夫なので、ちょっと心配です。

(肺がん発覚直前、胸水を2リットル以上溜めているのに病院内をすたすた歩く夫に、「車椅子を用意します」と先生&看護師さんから本気で心配された前例があるんです)


9月下旬の血液検査でも、ビリルビンの数値は高いままでした。

10月頭の血液検査の結果次第で、治療方法が変わるのかなと思います。


しかし、背中&顔の発疹はずっと続いていて、背中よりも顔の発疹が酷く出ているように思います。

夫に久々に逢う人は皆驚くそうです。

お腹を下すのも頻繁に起ります。

「副作用」と分かっているのなら、何とかして欲しい。

すみません。咄嗟に浮かんだ思いです。



* * *



秋から冬は鍋の季節ですね。^^

鍋といえば昆布出汁。昆布といえばフコイダン。ふふ^^

柔らかくなった昆布を細かく刻めば具になるじゃん!と最近気づきまして(遅いよー!)、せっせと頂いています。夫にも好評です。


そして干し野菜。秋になって復活しました。^^

干しエノキを味噌汁に入れると、「はああ…」とため息を吐くほど美味しいです。

効能云々はずぶんは無視しています。とにかく美味しいの!!深いの!!


椎茸を適当にアラフォーっぽく(あはは。私の肌です)干すのが最近のブームです。

あのですね、適度にシワシワな椎茸を水に放つと、「おおお―――!」と声を出してしまうくらい「ふっくら」するんです。撫でたくなるほど!!

自分も何かに漬ければこんな肌に戻れるのかしら…と切ない片想い。

ありゃ脱線。


7年後のオリンピックを一緒に観ようねと約束しました。

正式に決まると嬉しいですねー。

なんかね、自信があります。一緒に観ているって。