2015年5月6日 加筆修正致しました。
(すみません。かなりの加筆&修正をしています)
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2014年夏に全脳照射をした夫ですが、2015年3月に新たな脳転移が見つかり、先日ガンマナイフを致しました。
紹介状でちょっと距離のある病院へ行きましたが、観光地だったので美味しいご飯や駅前観光など、プチ旅行で楽しかったです!
こちらの脳転移及び肺の腫瘍も大きくなってしまったので、治験=第一相試験も終了致しました。
今後は標準治療の予定です。
ですが、半年の第一相試験で脳転移および腫瘍増大が抑えられたのが判明致しましたので、同じ病気の方に有効な薬であるということが証明されたかと思います。
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2014年夏の脳転移時、この時の夫は非常に責任の重い仕事をしていました。
仕事と病気のプレッシャー。
家庭内での些細な言動や体調が少しおかしい。いや、おかしいかも。
決定的な事柄があった訳ではないのに、私は夫の不調を観察するようになりました。
同じことを何度も言う。顔つきがいつもの夫ではない。
肩が痛い。頭が痛い。と、呟きの様に繰り返す夫。
でも食欲もあり、仕事もきちんとしている。
私は体調が悪いのだと思い、当時仕事をしていなかったこともあり、夫の職場への送り迎えを申し出ました。
脳転移しているとは夢にも思わず、単純に体調不良なのだと信じて疑わなかったのです。
実際、私の前では「??」という言動があったのですが、職場へ着くと夫の表情が別人のように変わっているので、(仕事モードに入ったのだな)と勝手に安心していました。
とはいえ、異常に下がっている左肩。
私だけではなく、職場の皆様に指摘されても、夫本人は全く気付かない状況でした。
「頭が痛い」「肩が痛い」
増え続けた夫の言葉を、病院に連絡しました。
土曜日の救急外来の先生に診て頂きましたが、翌日の日曜日に主治医の先生から「すぐに病院に来てください」と電話があり、勤務中の夫を慌てて迎えに行きました。
余談ですが、土曜日の救急外来(主治医の先生は不在)→日曜日朝、呼吸器内科の看護師さんから「主治医の先生からの伝言です。すぐに診察して下さい」と連絡を頂いたのですが、夫は仕事が立て込んでおり「本日の診察は無理だと伝えて」と申しました。
その言葉を看護師さんに伝えたところ、数分後に私の携帯電話に主治医の先生から連絡を頂きました。
この主治医の先生の連絡で、ようやく夫は病院へ行くことを承知したのです。
情けないのですが、私も夫も全く非常事態?であることを想像していませんでした。
日曜日でしたので、救急外来で名を告げると「MRI検査をして下さい」との説明。
夫がMRIを受けている間、誰もいない待合室でうたた寝をしていると、主治医の先生が現れました。
MRIの先生が、映像を観てすぐに主治医の先生に伝えて下さったのだと思います。
脳のMRI結果は、脳内に幾つもの腫瘍。大きなものは3cmほどでした。その場で入院が決まりました。
夫がまだMRI室にいる状況で、主治医の先生から「脳に転移しています。大きなもので3cmほど、幾つもあります」と伝えられました。
私は、とても冷静に聞いていました。と同時に納得したんです。
夫の私の前でみせる言動の「??」が解明された気がして。
脳みそって、本当に凄いんですね。
普段は決して意識しない臓器なのに、明らかに「自分」を作っている臓器。
手足を出すのも、声を出すのも、指を動かすのも、想うこと、全て全て、脳みそが指令を出している
不勉強な私は、脳のMRIを取るまで全く気付きませんでした。
言い訳ですが、職場に行くときちんとしている夫に安堵していたからです。
なんだか妙な記事でごめんなさい。
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夫は元気です!!
仕事もしています。肺がんステージⅣですが、丸二年経ちました!^^
コメント欄を閉じてしまっていて誠に申し訳ございません。
本当にごめんなさい。
夫は元気です。
皆様も元気です。
大丈夫、だいじょうぶ!!