快眠と香り
先日、母親が泊まりに来ました。
齢70を過ぎていて、極度の不眠だといいます。
家に泊まりにおいでといっても、眠れないから疲れるといってなかなか来なかったのですが、思い切って来てくれました。
早速、
枕元に香りを。
バンコクで買ってきた線香をたきました。
なんの香りなのか知りませんが、翌朝、母は良く眠れたと喜んでいました。
快眠のために香りを、というのはよく聞く話です。
私も以前は、精油でアロマを実践していたことがあります。
眠りに聞くという香りを購入して。
最近、これをやっていなかったなあ。
また始めようと思った次第。
ということで、何の香りが眠りに聞くのかを検索してみました。
ラベンダーの香りがオールマイティーだそうです。
検索して呼んだ記事(眠れぬ夜は万能アロマ・ラベンダーを枕元に)はこちら
確かに、良い香りを嗅いでいい気分になり、気持ちを落ち着ければ、よく眠れるというのは実感としてわかります。
万一、眠れなかったとしても、いい気分になるだけでも、素敵なことですね。
睡眠はデフラグ
あるところに面白いことを書いてありました。
睡眠はパソコンで言う「ディスクのクリーンアップ」と「デフラグ」だというのです。
なるほどねえ。
不必要な記憶を消去し、必要な記憶を整理する。
さっき感じたどうでもいい怒りを消し去り、覚えておきたい記憶を脳の所定の場所に整理整頓してしまいこむ、というわけです。
ちゃんとした睡眠をとらないと、それらのデータが無秩序に蓄積されていき、頭が働くなるのです。
フリーズしちゃうんだな。
この「ディスククリーンアップ」と「デフラグ」が睡眠の目的ではなく、睡眠の効果なのでしょう。
いや、もしかして睡眠のもっとも大きな役割なのかもしれません。
体や脳を休めるという当然のような目的だけではなく、むしろコチラのほうが重要な目的なのかもしれません。
人間のような高等な脳を持つ生物だけではなく、ナメクジのようなちっぽけな脳を持つ生物にとっても、記憶の消去と整理は重要なことなのかもしれません。
ま、今日は快眠をして、寝ている間に、効果的な「ディスククリーンアップ」と「デフラグ」をしたいものです。
致死性家族性不眠症
致死性家族性不眠症という病気があるという。
ナショナルジオグラフィックの5月号に紹介されていた。
50歳代に発症し、発症すれば昼寝ができなくなり、そのうち夜も一睡もできなくなり、1年ほどでやがて死に至るらしい。
恐ろしい病気だ。
家族性というだけあって、遺伝するという。
全世界に40家族しかわかっていない謎の多い病気。
治療法はおろか、症状を緩和する方法もわかっていないという。
その家族の方々は、どのような思いで夜を迎えるのだろう。
どのような思いでベッドに入られるのだろう。
私の不眠症なんて、その致死性家族性不眠症の家族の方と比べれば、ちょっとだけ深爪をしたようなものなのだろう。
とはいえ、私の深爪もそれはそれで苦しいのだが…。
むずむず脚症候群っていう病気があるらしい
「むずむず脚症候群」という病気があることを知りました。
RLS(Restless Legs Syndrome)というらしい。
約すと、じっとしていられない脚の症候群。
睡眠障害も引き起こすらしい。
そりゃそうでしょうね。
ザワザワと脚に虫が這っているように感じながら、眠れるはずがない。
日常生活に支障をきたす患者は日本に200万人もいるそうだ。
薬はいくつかあるそうだが、その内のひとつが今年から保険適用されたとのこと。
良かったですね。
なぜ、こんなことを記したのかというと、私にも思い当たることがあるからです。
むずむず脚症候群ではありません(と思います)。
私の場合、脚が(脛が)もても痒いのです。
もう20年近くにもなると思います。
乾燥による、痒み。
色々と医者を変えましたが、単に肌が乾燥して痒いのではなく、なんとかかんとかというばい菌が入り込んで炎症を起こしているといわれます。
毎年、寒くなると痒くなり出し、梅雨ごろになると収まります。
以前は、医者にもらった強い薬を塗っていましたが、たいして効き目はないので、ここ数年はもっぱら市販のクリームです。
ところが、一昨日の夜のことでした。
いつもと違う痒さでした。
異常に痒い。
我慢できない痒さです。
両方の脛が。
明け方、ウグイスが鳴き始めたので、もう我慢できん!!と起き出して脛を見てびっくり。
ザラザラブツブツ、赤い点々が一面に。
何だコリャ。
ジンマシン!!
ジンマシンなんて、子供のときから記憶がありません。
へんなもの食った?
飲みすぎた?
極度のストレスがあった?
ないです。
いつものようにへとへとになるまで働いていますが、それはいつものこと。
よくわかりませんが、情けないことに、不眠の原因にはこと欠きません。
ウツ、って
妹が、4日眠れない人はウツ病だって、雑誌に書いてあった、という。
そんなことはないでしょう。
眠れないことが原因で「うつ状態」になることはあっても、眠れない=うつ病 のはずがない。
現に、私は全然「うつ病」じゃありませんよ。
病気の「うつ病」の知人がいますが、まったくもって…という状態ですが、私は普通に毎日を送り、普通に仕事をしているし、普通に友人達と飲みにいきますし。
以前にも書きましたが、
不眠=ウツ
とか
不眠=恥
とか
不眠=精神的に弱い
とか
不眠=軟弱
とか
不眠=神経が細い
とか
不眠=まじめくさっている
とか
不眠=だらしない
などと
言われるのは我慢なりませんね。
※うつ病の人をけなしているのではありません。
いわゆる、気がふさいだ状態のことを書いています。誤解なきよう。
ま、ここ数日はまずまずの睡眠がゲットできていますから、人並みで、うれしいですね。
もしかして、スキンヘッドにしたおかげかも。
いや、そんなことで、不眠がピタリと収まるなんてことは考えられませんよね。
小さなことの積み重ねのひとつですよね。