試した薬 1
医者に処方してもらった睡眠薬
(睡眠導入剤とどう違うのか知らないので、一応十羽一からげに睡眠薬という)
レンドルミンD錠
マイスリー錠
ドラール錠
どれがイイか、なんてことは人それぞれなので言えませんが、今も所有しているのはドラール錠です。
ゆっくりめに効くらしい。
いつもいつも使うわけじゃない。
というより、ここひと月ほどは飲んでいない。
やはり、いわゆる睡眠薬に対する一般的な怖さが私にもあります。
・大量に飲むとまずいんじゃないか。
・薬がないと本当に眠れなくなってしまうんじゃないか。
・まずい副作用があるんじゃないか。
というやつですね。
薬にもいろいろ種類があって、医者が診てくれて処方されるものなので、それほど心配する必要もないのでしょうが、やはりね、常用はしたくない、のが本音。
それに、この薬を飲んで、「これだ!」というものはありませんでした。
やはりリラックスして「眠り」に取り掛からないと、薬を飲んでもダメなものはダメなようです。
仕事のことで、悩みのことで、明日のことで、書き掛けのミステリーの筋を考えて、
頭がパンパンになったままで布団に入っても、単に体を横にして休めるだけ。
相変わらず脳はフル回転のまま、というのではね。
薬を飲んで眠るというのは、いわゆる対処療法で、いざというときのため。
3日ほどほとんど眠れていない!というときの一時的な助け舟、ですな。
それに、タイミングを間違えるととんでもないことになります。
今日は眠れないかも、と思って飲んでも、なかなか効きやしません。
ところが、朝が近いなと思うころになって効きはじめ、朝に起きれない!!
いや、もうホントに起きれない。
コレも困る。
仕事で出かけなくちゃいけないわけですから。
無理して出かけると、顔が歪んでいるのか、まぶたがぼてぼてなのか、
「今日は機嫌悪いなあ」などといわれてしまいます。
「いや、眠たいだけ」というのも、仕事の相手に失礼だし、反応に窮します。
不眠のきっかけ
もともと小さいときから「睡眠力」の弱い子だったように思う。
遠足の前なんかには、緊張して眠れなかったものだ。
でも、自分が「不眠」になるとは、つい最近になるまで思ってもみなかった。
十年ほど前に、大手企業のサラリーマンをあっさりやめて、フリーになった。
周りからは無謀だとか、勇気があるなあ、などといわれたものだ。
会社を辞めて、当たり前のことだが、色々なストレスからは解放された。
もう、上司がどうだの、査定がどうだの、人事異動がどうだの、決済がどうだの、といった本来の仕事とは関係のない愚痴をつくこともない。
満員電車の長時間通勤もしなくていい。
しかし、代わりに、金銭面での生活不安というストレスがぎっしり押し寄せてきた。
その頃、他のストレスもあった。
株取引でどえらい損を抱えてしまった。年収の数倍の。
今も借金が残っている。
信頼していた人に騙されて、1000万円近い金をぱくられた。
代わりに在庫の山を抱え込まされた。
愛犬が病気になり、夜中も含めて数時間おきに、抱えて排泄のために公園をうろつくことになった。
ゆっくり眠ることができなかった。
私も妻ももうヘトヘトだった。限界だった。
そして10ヶ月の闘病の末、愛犬は死んだ。
両親が老いてきた。
万一のとき、わずかな資産の配分について、老人ホームに入るや否や、親の商売の先行きについて、相談に乗らなくてはいけないことが多くなった。
現在進行形だが、これは非常に苦痛。
かすかな精力まで吸い取られていくような。
そして、私自身も、とんでもない病気になった…。
病院通いが始まった。お金、ないのに…。
不眠症になってしまった。
20091212夜睡眠記録
夜、妻が経理のまとめ作業をしていた。
(決算時期なので)
それに付き合って、遅くまで起きていた。
だいたい、税理士の先生もすごいな。
2時過ぎに送ったメールに3時には返事が来た。
就寝3時ごろ。
眠れず。
なんとなく色々なことを考えて。
夜中にクッキーを食べた。
5時ごろ、眠った。11:30ごろに起きた。
計睡眠時間5時間半。
まあまあだ。
20091209夜睡眠記録
夜10:30ごろ帰宅。
少し飲んでいた。
ちょっと溜まっていた作業をして、このブログデビュー。
就寝1:50ごろ。
眠れず。
たまりに溜まっているやり残し作業のことを考えて。
4時ごろ、小腹がすいたのでチキンラーメンでも作ろうかと起きたが、無かったのでまた布団に入ったものの、結局一睡もしないまま、5:30ごろに起きた。
PCの電源を入れて仕事開始。
朝8時ごろ眠たくなってきたが、9時に2本のメールを送るところがあり、我慢して作業を続け、9時半に再度就寝。
11:30ごろに起きて、本格始動。大阪に出かける。
で、先ほど帰宅。
計睡眠時間2時間。
今日は眠れるか
ここに行き着いた人にとっても、書こうとしている僕にとっても。
が、ちょっとは心安めになるかもしれない。
不安や恐怖やストレスのある人が、誰かに打ち明けると、少しは楽になる、という奴だな。
毎日が不眠。
鳥がさえずるころになって、やっと、ウトウト。
朝からはもちろん仕事。
こういう生活の苦しさは、誰にも分らない。
家族以外には打ち明けることもできない。
こいつ、おかしくなってしまったんじゃないか、と思われたくないから。
仕事に差し支えるといけないから。
それで注文が来なくなってはいけないから。
万一、親しくしている取引先の人から、へんなやつと思われて、
次ぎの仕事が来なくなったら、ますます生活は困窮し、
悩みは増え、家族に申し訳なく、単なる不眠はウツという病気になってしまうかもしれないから。
ということで、不眠からもしかすると逃れることができるかも、
という淡い期待で、このブログを始めてみようと思う。