いじめが原因で中学生 やら校長 やらが自殺するとか、


なんか本気で日本がおかしくなっているような気がしてならない・・。


私が中学生だったときも、一クラスに一人位の割合でいじめられているひとはいた。


太っていたり、ニキビが多かったりとか、リアクションが変だったり

とか、子供の馬鹿みたいな理由で


「汚い」「●子菌が伝染る」とか「えんがちょ」とか

言われていじめられていた。中学生のころって、どうしても他人のそんな

ところを気にして干渉するタイプの子供がどこにもいるんだよね。

私もその部類の人々から突っ込みを入れられていたずらされたりして

当時はいろいろ真剣に悩んだりしたこともあるのでわかる。



でも、からかいの対象であっても、みんな友達として一緒に遊んだり

誰からも話しかけられずにいつも一人ぼっちの子なんていなかった。

何回かその子に対するいじめをクラス全員で考えるクラス会が

あったり、いろいろしているうちにあっという間に卒業して、みんなバラバラになって

そんなことがあったのも忘れた。


自殺を考えている中学生がここに来てくれるかは定かではないが

あの、なんか息詰まっていて苦しかった三年間を通過した経験者として

一言いいたい。


あなたが今命を架けるほど思い悩んでいることは、

10年後、いえ3年後には9割の確率で 

「屁のようなモノ」に変わっている

ものなのです。



中学校、高校なんて空間に捉われている時間なんて

人生の中ではホントに一瞬。

自分をいじめる人が、自分の人生全体にもたらす

影響なんて、全体から見れば屁みたいなもん。

外の世界には、自分の未来には、


「あれって何だったんだろう・・・?」

と自分の悩みが後でバカに思えるくらいに、

色んな喜び・悲しみ、経験が待っている。

のためにそれらを経験できるチャンスを捨てるのは、

余りにももったいない。



あんまりひどければ親に相談して学校を辞めたり、しばらく旅行をしたり

山や海や自然の豊かなところでぼーっとしたりして

ゆっくり学校の外の世界を見てみるといいと思う。


あなたが今、中にいるトンネルの出口までの距離は、あなたが考えているほど

長くはない。絶対に。


私事だが、私は悩みの原因が学校ではなく生まれた家庭に

あったので、そのトンネルから脱出するには合計で23年かかりました。

その間、他人には絶対にその悩みを打ち明けられなかったし。

それでも、自由になった今はそれを全て冗談のネタにして

げらげら人を笑わせることができる。


ホントに悩んでた思春期のときは、正直な話、崖から飛び降りたり

家に火をつけたり

あるいは親を背中から刺したりしてやろうか、と何度考えたか

わかりません。


でも、そうやって逃げなくて、ホントによかったと、幸せな

現在を手に入れた今は思う。


トンネルには必ず終わりがあるのである。







徹夜明けに日経見てたら、物凄い懐かしい記事がでていた。


工場立地規制を緩和・経産省検討

 経済産業省は、工場新設にあたって環境への悪影響を防ぐための基準を定めた「工場立地法」を大幅に緩和する方針だ。工場本体の規模に対しどのくらいの敷地面積が必要か定めた基準の撤廃を検討。敷地内に確保が必要な緑地や運動場などの面積も全国一律の基準をなくし市町村が独自に決める仕組みとする。工場設置にかかる投資額を引き下げ、モノ作りの国内回帰を後押しする。

 2008年の通常国会での法改正をめざして、来月にも産業構造審議会(経産相の諮問機関)で具体的な検討に入る。同法の抜本改正は1973年に面積規制を設けて以来、初めて。 日本経済新聞



実はワタクシ、ン年前にキシャとして初めて仕事をしたのが、実はこの

「工場立地」関係の仕事でした。

あまり知られていませぬが、日本には「海苔の業界誌」「水産物専門新聞」「ゴムタイムズ」

「ネジの業界誌」「パワーショベルとかの建設機械のアーム部分に使われる部品の業界誌」

「配管器具業界誌」・・・のように、ありとあらゆる業界誌が存在しまして

私の記者としてのキャリアは、「工場に製造機械を卸したり、工場を建設したりする

工務店やゼネコンのための業界誌」などを発行しているちっちゃな会社でスタートしたわけです。

んで、最初の仕事は「日本全国工業団地大全集」

みたいな本を出版する!ということになぜか急遽決定し、

いちおうその調査班、というところに配属されたわけですな。


あの時も、確かこの工場立地法・・なる法律が、一部緩和される

ということで、「よぉーし、これから国内にがんがん工場ができるに

違いない。そんな企業に高値で売りつけるための出版物を

作るべさー!」という社長の血迷い言鶴の一声で新人ばっかり

5人のチームで取材・調査・制作に取り組みました。

私は確か、富山と新潟と千葉と山形あたりの担当だったのかな?


実は日本全国に、いわゆる「工業団地」って数千の単位であるんです。

ただ、それらを網羅した資料ってなくて、しかも国が作っている

資料も古い情報になってたりするので、

全国のどこに、どんな立地が空いてて、入居すると

どんなお得な特典があって、いくらで土地が買えるのか。

隣にはどんな企業の何工場があるのか。とかが分かると

便利だべさー、と社長は思いついたのでしょう。


今考えると、「世の中に無い」というシーズを拾い上げたのは結構だったと思うんですが・・・


いかんせん、ニーズが無かった。


だって、全国で工業団地指定されているところはそれこそ五万とあるのですが

その半分くらいが「現状 田」とか「現状 山林」とかになってたりする(笑)。



うわー、日本の自治体の開発事業っていいかげんだなあ。

という思いを新たにしたりしてました。

工業団地に指定しておけば企業は来るでしょ。とか

造成しておけば企業は来るでしょ、みたいな。


キレイに区画整理して、研究所やホテルや

国際会議場まで誘致した千葉の某アカデミアパーク

なるところは悲惨です。


開発開始から10年以上経つのに

いまだ


「見渡す限り造成地」


なんですね。いちおう、そのほとんどが

買い手が付いているんですけど


ほとんど塩漬け状況で何もする気なし汗


バブルの時に工場増設用に買ってみたけど、

そのあと景気が悪くなって売るに売れない、って

工場用地を結構抱えている企業は多かったんですね。


んで、私は業務の一環で塩漬け土地を

持ってる会社に電話して「ちばのKアカデミアパーク」

に所有している用地は、今後どのように活用されますでしょうか??


とか電話しては


「まだなにも決まってません」


と冷たく言われて電話を切られる、ということばっかしてたわけです。



んで、膨大なデータを集めたものの

当時は一万件におよぶデータをなんと

一太郎Ver.3 という「ワープロ」で管理する、

というキチガイじみたことを社長から命じられたり


しぶしぶアクセスとエクセルを導入して、

ついでにSE雇ってシステム組ませてみた

のはいいが

完成直前で失踪され、システムが使えなくなる


という香ばしいトライ&エラーを繰り返しながら

プロジェクトはめでたく流れ星頓挫流れ星


したのでした。


しかし、いまどきものづくりで町おこし、ですか。

メーカーに国内に工場を作らせるには、

緑地帯の緩和とかぬるい話じゃなくて

10年間税金タダ とか


いっそのことタダで土地あげるから

地元の人を代わりに採用してくれ。


などの思い切ったことをやんなきゃだめなんじゃないの?

韓国とか台湾とかアイルランドとか、みんなそうしてるじゃん。


いまだに約10年前と同じ議論が出てきたのに

思わず笑ってしまったのと


工場を誘致しといて、商業施設を排除するのって

21世紀の今時なんだかな。


と思ったりしたのでした。







ネットでも話題になってる 、耐震偽装事件の容疑者の一人である

イーホームズの藤田社長が、アパグループでも偽装をやってる

という内容の記者会見を、法務省の司法記者クラブでやった。

ただ、その内容は事前にネットで出てたものとは全然違う

事実だけの簡単な報道になってる。


私は不動産担当記者をしたことが無いので、

一連の耐震偽装問題については、一般読者と

同じレベルの情報しか持ち合わせていない。

その読者感覚で言えば、もっと芋づる式に

ぼろぼろと政界の重要参考人が挙げられ

真相が解明されるべきだった事件が、

ライブドアとか村上とか他の問題で

いつの間にかうやむやになってしまった

ことは憤りを感じるし、こんないい加減な

国家認定制度を野放しにしている国の責任は

もっと徹底的に追求すべきだと思う。


ただ、ここからは経験則なのだが

記者クラブでの、特に司法記者クラブでの

発表内容って、まず、発表者の意図どおり

報道されることって、無い。


うちの媒体は記者クラブとは縁が無いので

この辺は非常にむかつくところなのであるが

マスコミの名刺を持っていても検察庁や

裁判所に事件の正式取材ってできないんですよ!


「司法記者クラブに所属していない」社は

彼らからしたら一般人とおんなじなのだ。


これを知らずに、某大手メーカーの汚職事件を

正式取材しようとして地検の広報(いちおういる・・)

に電話をして


「はあ?? 雑誌? 取材? あほかお前?」


みたいな反応をされて怒りに打ち震えたのは

若き日の思い出である。


つまりクラブを運営している国の機関が

変な報道をしなさそうなおとなしい

メディアを選別して

「取材をさせてあげてる」のが、

刑事事件報道の悲しい現状である。


加えて、当日司法記者クラブにいた人々の

すべてが耐震偽装事件のエキスパートでは

なかったに違いないので、

裏取りがめんどくさそうなアパの案件

(しかも、毎日や朝日が一部すでに報道している。

新聞は他紙が一回書いちゃったものに

対する熱意はあっという間に

冷めるので)まで書くのは

面倒だったのだろう。と察する。


なおかつ、あまり関係なさそうな別件逮捕とはいえ

同日に有罪判決を受けちゃった

藤田氏の口から語られたことなので、

誠に気の毒ではあるが「負け犬の遠吠え」と

半信半疑に捉えられてもいたしかたあるまい。


さらに、hitomiの歌詞がどう、とか

途中で気に入らない報道をした

社を名指しで非難するとか、

「あまり言動に信用がおける人では

ない」という印象を与えちゃったのは、

上の記事を見てもわかるとおり。


現首相の後援会の幹部を務める

会長が経営する会社を守るための

国家的な陰謀、があった、というよりは

業界の末席を汚すモノのドタ感としては、


1 そもそも記者クラブ(それも閉鎖性と

国との密着性では悪評高き司法記者クラブ)

で発表したこと


2メッセージを発するやり方に問題があった

藤田社長の言動を、あまり信頼感を持って

受け止める人がいなかった。


3 本当に許せないことだが、耐震偽装事件

に対するニュースに対する経済的価値

(要は、もうトップニュースにする価値が無いと

みなされていること)が落ちていて

どこの会社も本気で追っかけようとしていない。


・・・というあたりが各社が見事に

この藤田爆弾をスルーしちゃってる

理由なのではないかと思う。


ただ、同僚の記者で、藤田氏と面識がある

人に聞くと、彼は今回の一連の事件の

登場人物の中ではもっとも信頼できる

常識人であることは確からしい。

うちは取材しないのかなあ、もう。


本を出すみたいだけど、私が担当だったら

その前にインタビューでも

申し込んでみるのだが。



あ、今気が付いたんだが最新のきっこの日記

にリンクが出てるジャーナリストと国会議員って

両方とも「きっこの正体」として噂されている

人ではないか。。


ギャグか?マジか?



仕事で徹夜明け。

秋晴れの空は今日も朝焼けがまぶしかった。(ちくしょー)

眠気覚ましにネットサーフィンしてたら、

以下のようなニュースがYahoo!ニュースのトピックスに上がってた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000006-yonh-ent.view-000


SE7EN、在米日本人向けテレビ番組に出演

 

【ソウル10日聯合】人気歌手SE7EN(セブン)が、米国内で視聴されている日本語チャンネルのドキュメンタリー番組に出演する。所属事務所のYGエンターテインメントが10日に明らかにした。NHK系の同チャンネルが製作する番組「情熱トークUSA」で、YGファミリーの米国公演期間中にセブンに密着取材を行うというもの。11月中に米国で放送された後、NHK通じ日本国内でも放映される予定だという。同番組に韓国人歌手が出演するのはこれが初めて。

 セブンに対する取材の申し込みは米国の他メディアからも多数入っており、日本・中国などアジア市場を中心に活動するセブンの影響力が、アジア人が多く居住する米国にまで及んだものと、事務所は話している。

(YONHAP NEWS) - 10月11日9時21分更新


・・・・えーと、すまん。誰?( ̄ー ̄;


韓流スターにはあんまり興味が無いワタクシが

世の韓流事情に疎いだけなんでしょうか。でも

なーんか、日本人のマジョリティにとっては余り

知られていない人についての

すげえローカルニュースな気もするんですが。。。


ちなみに「se7en」でニュース検索すると、

その大半がこの(Yonhap NEWS)聯合ニュース

提供のものがヒット。

この会社、確か韓国の大手通信社だったとは思うが

芸能人事務所みたいなこともやってるのか、

と一瞬思っちゃった。



仕事でちょっとだけお世話になったこともあるんですが

Yahoo!のニュース欄って、案外簡単にニュースが

流せちゃうんですよね。

もちろん、前提として適当に知名度のある

新聞社なり通信社なりにしか間口は広げて

ないんだろうけどね。

私がお世話になったときは、

なんかパスワードもらって指定のURLに

行ってだだーっと打って(記事書いて)

送信ボタンでいっちょあがり~


と登録も自分でできちゃうお便利もの。

うちの場合は、あくまでも普通にやったら

新聞やテレビには速報性で負けちゃう

場合、「さわり」の記事を書いてひとまずネットで流してもらい、

もう少し詳しい話は●号の本誌で。と

振るわけですよ。その意味でYahoo!には

注目度アップにも、雑誌の売上アップにも

とても貢献していただいてます。


ただ、お世話になっておいてなんなんだけど、

彼らのニュースの編集基準って

??と思わせるニュースがぽろぽろあるのも確か。

冒頭のアイドルさんの話はまさにそれですな。


本当は憂慮すべきことだが、うちの業界内でニュース

を追っかけるのが仕事なのにもかかわらず、

新聞をウチで取ってない人は結構いる。

でも、じつはネットの情報で大体事足りるようになってるんだよね。

しかし、落ち着いてよく見ると、その情報の中身は新聞とか

紙媒体と比べると、結構玉石混合だったりする。

特にYahoo!みたいに力のあるポータルとか、

人気ブログとかには情報を求めて人が集ってくるけど、

そこでの情報の見定めとか拾捨選択って、

これまでのマスコミに比べると相当、甘いと思う。

(自分が紙媒体の業界にいるからって言ってる訳じゃないけどっっ)汗


それを多少認識しながらネットを使わないと、いろんな落とし穴に

嵌っちゃうことになると思う。

私がこの業界に入ったときのIT環境は信じられないくらい

劣悪で、会社にネットに繋がるパソコンは2台しかなく

(記者約30人で共用。ちなみにワープロ!も一人一台は

与えられなかった)、ダイヤルアップの従量課金制で、

Yahoo!のトップページにたどり着くまで相当時間がかかった。

一人10分、とか利用制限があったような気もする。

その会社ではいやなことも呆れることも多かったんだけど

一つだけ今でも心に残るコトバをある上司から言われたこと

があった。


「話」を拾え。「文章」を拾うな。


つまり

「取材対象の人の話以外では拾うことのできない

情報を記事にするのが

記者の仕事としては一番優れている。

新聞・雑誌などで一度でも文章に

なってしまったものは記事化対象としては二流、三流のネタ。

ということなんだけど、今考えると一次情報の大切さを説いていて

なるほどなーと思うことしきりだ。


ちなみにこの上司からは、ネットで調べ物をしているところを

見つかると物凄い勢いで怒られたもんだ。当時はかちーんと来た。


ただ、確かに必ずしも効率的な方法ではないかもしれないが、

国会図書館で資料を調べる、東証に行って

有価証券報告書を閲覧する、各種業界団体などに出向き、

秘蔵の資料を何とか粘って見せてもらう・・・とか、

官庁の資料室をうろうろして、そこに生息している生き字引

みたいなおじさんから、いろんな四方山話を聞いてきたり、とか


モノを調べるプロセスを自分の頭で考えることの

大事さは教えてもらった気がするよ。あのおっさんに。


編集部に入ったばかりの新人が四季報

めくれば10秒でわかる取材先の電話番号を、

何分もかけてネットで必死に検索してるのを

見ると、つくづくあのおっさんの言ったことは正しかったと思う。


もちろん、既存マスコミの記事選択基準が絶対だなんて

到底私は思ってなくて、問題点も多々あるし、ネット媒体の

柔軟性には逆立ちしても叶わないところもあるとちゃんと

認識している。


ただ、相対的に見て、情報の取捨選択とかチェック機能に割く

組織としてのマンパワーとか真剣さとかがどうもネット媒体と

紙媒体とかの次元って、違うような気がして、さ。


頭にカビの生えた大新聞の幹部とかが「紙媒体は永遠なり」みたい

なことを言ってのさばってるのは、やっぱり競争相手として

正味のところで評価されてないからだろう。ネットが。

逆に、そこに志と能力とノウハウを持った人材が

本格的に流入しはじめると、ヤバイんだろうけどね。


うーん、なんか文章まとまんなくてすみません、徹夜明けなもんで。。。

風呂でも行ってくっかあ。




物売り業界を担当フィールドにしている記者にとって、この企業は

この半年間マーク対象でありつづけました。


ダイエー。


お国の機関である再生機構が無理やり「支援」し

入札した小売関連企業を全部押しのけて素人のヒトや

企業に経営を任せた挙句、リストラはしたけど

営業力は回復しなくって1年も経たないうちに

強引に株式を丸紅に押し付けて

逃げちゃった。んで押し付けられた

丸紅もよりにもよって引き受けた当日に

「小売のプロのヒト助けてください~」と記者会見で

表明。



という、突っこみどころが多すぎてどこから

始めてよいかわからないほど問題のある支援体制

で振り回された世にもかわいそうな企業なんですが


私が最近許せんのは、

●経新聞をはじめとする報道合戦でございます。


企業によくありがちなことなんですが、特定のマスコミを

うまく巻き込んで、事態を自分の有利なように進める

作戦は、しばしばこういう交渉事で使われます。


本業用の情報をちょこっとだけ開示すると

「最有力」と書かれてるイオンのある役員いわく


「子会社のスーパーとかには興味あるけど、

要介護の親(ダイエー)にはまったく興味ない」


「一番いいのは、ライバルであるウォルマート

に親の介護で体力を消耗してもらい、

弱体化してもらうこと」


なんだって。

ほかにも何人か聞いたけど、

概ねこういう意見のヒトは多いみたいです。

現在の交渉も、だから1年前に入札に参加

したときの熱気などどこへやら。

「一回落としておいて何をほざくか」という、

非常に冷笑的な態度なんですね。

実際、交渉はほとんど進展してないようですよ。


・・・今日経に出ている情報って、

「丸紅にとって都合のいいシナリオ」

でしかないんです。

しかも、株主総会に合わせて実に

巧妙にいろんな情報を流す。


日経&丸紅のコラボレーションによる、

「既成事実作り」みたいなもんですね。

今日の朝刊とか「マルエツ株取得」って

本文読んだらまだ交渉にも入ってへんやろ!!

そんときは「取得へ」でしょうに。


しかし悲しいかな、世のマスコミの副編集長とかは

やはり日経情報を半分鵜呑みにして動くもんで

我々はそれに対応した記事を書かなきゃならんのです。


今日、新社長の会見で

「明らかに丸紅から漏れてる

と思われる情報が連日新聞に載ることに

対してどう思いますか?」

という質問が出て思わず内心拍手しちゃったよ。


・・・これでイオンがぶち切れて、

破談になったら面白いなあ、とか。ww









最近、はやりかこの言葉「落ちた偶像」。

一時やんやと持ち上げられた経営者が、不祥事やら裏の顔やらを露呈して

その評判が地に落ちるパターン、多いですねやたら。


時代の寵児、若手ベンチャーヒルズ族の期待の星ホリエモン

 →粉飾決算等々がバレ逮捕


物言う株主として株主軽視の会社と戦う 村上どん

→一般株主の利益を不当に搾取するインサイダー取引で逮捕


日産の救世主 カルロス・ゴーン→業績悪化でなかば戦犯扱い


行政改革のご意見番、コーポレートガバナンスの専門家 オリックス宮内会長

→村上との怪しい関係はじめ槍玉に。


常々思うんですけど、こういう「偶像」を作り上げて

本質を見抜けなかったマスコミが、もっともその責任を

問われるべきなんじゃなかろうか?


もともと企業なり経営者なりって裏の顔と表の顔の

両面を持って存在しているわけで、表向きどんなに

クリーンなことを言っててもかならずダークな部分はある

わけですよ。


おそらくその両面をしっかり見極めて、

そのバランスで企業や人とは判断すべきなの

だと思う。


ただ、上記の人々は、これまで表の顔が

余りにもハデで、光を浴びてて、記事にしやすかった。

華やかで誌面受けも映像ウケもいいし。

だから安易に、彼らが言うことをそのまま流してきた。


かくいう私も、身に覚えがあります。

大手電機メーカーの事業子会社の

トップに落下傘就任した、もともと、その事業分野には素人の

社長が一時期「革新的な経営者」として業界で話題になった

ことがありました。たまたまその会社が親会社から

分社化された後、見事業績を復活させて一部上場を

果たしたというタイミングだったので、世の論調は賛美色一色。


だけど、数年後その会社の業績は地に落ちてしまったのです。

同業他社が当然のように持つ稼ぎ頭も無く、社長も飛ばされ、

早くも再編の噂に上っています。


担当を代わったあとの出来事でしたが、

あのとき、もっと厳しい、会社の方向性をしっかり

分析した記事を書けていれば。

この会社は違う方向に行っていたかもしれないのに。

悔やむばかりです。


マスコミなんて、実は当時者の事情のほんの一部しか

知らない人の集まりだと思うんですが、

そういった人たちがその見えやすい一部の情報を疑いも無く

記事や映像にすると、それが一人歩きしてしまう。


極めて、危険なことだと思います。


自分がそういった責任を持つのだと、自制しながら

やるほかないんで、私は自らを戒めつつ先に進むつもりです。


ただ、今ライブドアや村上を批判している多くのメディアの

中には、ほんの数ヶ月前まではまったく逆の立場の記事を

書いているメディアも多いわけで。


いくら落ちても、あそこまで恥知らずになりたくはないのう・・。










うちのオフィスの近くに、外資のデベロッパーが作った

ガラス張りの非常に目立つビルがあるんですが、

にわかに有名になったシンドラー印のエレベーター

今のところは無事、稼動を続けております。


前に担当していた電機業界のおっさんらの中には

初めて行く店の周辺のビルに

突如猛ダッシュ

する人がたくさんいました。


え??ナニ?

と思ったら、ビルについてるエレベーターの

メーカーを確認してるんですね。


というのも、エレベーターって実は設置すると、そのあとの

メンテナンス需要が永続的に落ちてくる製品で

一回売ったらその後も長いスパンで稼げる、

ということで、コンピューターとかITシステム

とかが電機メーカーの食い扶持になる前は

結構みんな必死にエレベーター受注を

取ろうとしていたみたいです。


その名残もあるんでしょうか、電機業界の人は

なにかとエレベーターに愛着があり、かつうるさい人

が多い。


「なんだこの止まり方の荒さは!」


とか


「やっぱり東芝製品は、回し方がなってねーなー」


とか。(素人には理解不能ですが)


ちなみに、日立製のエレベーターは

間違っておしちゃった階のボタンを

即座に2連打すると、取り消すことが

できる、と教えてもらったのもこういう人たちからでした。


確かに、エレベーターの制御っていろいろテクが

あるらしくて、止まり方、発進のしかた(床に置いた卵を

微動だにさせず動く超静かなエレベーターとかもあるらしい)、

大きなビルで、たくさんの利用者がいろいろな階から

乗るとき、数基のエレベーターをどう動かしながら

対処するか?とか


素人にはわかりませんが、

結構いろいろとノウハウがあるらしいです。


でも、そういうハイクオリティな製品(=適当な値段はかかる)

を出すメーカーが、3社もある国で、この手の事故が

起きてしまうというのは、どういうことなんでしょうか?


事故を起こしたシ社のエレベーターは、確かに

今回のことが起こる前にも前出のビルで何度か乗った

ことがありましたけど


確かにボタンを押してからの

反応スピードや

カゴのゆれ具合に

これまでに感じたことのない

恐怖感を感じました。

(((( ;°Д°))))


そのビルって、外見からして異様に目立つ

デザインビルで、多分デザイン性を考えて

オサレ?な外国製のやつを入れたんだろうなー


でもこの乗り心地はほんとに最悪だ。


と最初乗ったときは思っただけだったんだけど

まさかそんないわく付きのエレベーターだったとは。



日本のメーカーのものづくりの精神というのは

確かにすごくて「20年間一度も止まらないコンピューター!」

とか「卵も割れないエレベーター!」とか

をホイホイと作っちゃうわけです。

そしてそれは、日本の消費者も求めているから

に他ならないんですが。


国内のエレベーターのシェアは

国内メーカー3社が圧倒的であるため、

3社以外のエレベーターに乗る

機会が自体が、そもそもみんな少ない。 

    ↓

メーカー側の血のにじむような努力で

作られている「エレベーターの安全性」は

水や空気のように、普通にタダで手に入るもの

である。


と勘違いしてしまった、住宅供給公社(?)の人

がたくさんいたのではないでしょうか?


だいたい、スイスの機械・精密機器業界って

昔は有名でしたが、日本の台頭で80年代以降は

業界そのものが消滅してしまった、という歴史も

あるといいます。


安いからといって、公共性の高い

、しかも絶対の安全性が求められるところに

そうした海外製品を設置しちゃった神経がよくわかりません。


特に今はやりの高層マンションでそんなことを

やるかね。ほんとにナニを考えているんだか。


これからどうなるのかな?8800台?のエレベーターを

全部撤去、とっかえ工事をするんだろうか。

その費用は誰が出すの?

結局、最初は安くても、物凄い高い買い物を

してしまったことになるわけで。








こんばんは。

ものすごーく久々の更新です・・・。家主がメンテを怠っていた間にも

遊びに来ていただいたり、読者になっていただいた方、

恐縮至極です。

ありがとうございます!

今後もお気楽に続けます。なにとぞご愛顧のほどを。



さて、いつもお世話になっている広報さんと

呑む機会があり、そこでちょっと話題になったのが「広報論」。


人間同士の付き合いなので、誤解とか行き違いなどで

ミスリードされる記事は不幸にして出てくるものなのだし、

記事の内容に関して抗議・ご意見等のやりとりはもちろん

こちらとしてもウェルカムです。

ただし、会社がこう書いてもらいたい、という内容をまんま

押し付け、それ以外の記事を許さん、というとこも多くて

こちとら結構苦労します。

非常に業績のいい流通の大手企業でもこの類の会社はあります。


しかも、歴代の担当者に聞くと、

いやーなかなかやり方が粘着です。

●批判的な記事を書いた担当記者を

呼びつけ数時間軟禁して質問攻め。


●同業他社A社の首脳の口から、

同社に対してのコメントが出ないように、

A社の広報担当者に揺さぶりをかける。


●同社のビジネスモデルを否定

するような新事業などを始めた

同業他社B社に「抗議文」を送る。

(他社のことじゃんほっとけよ・・。)


もっと悪質なやつだと

●気にいらん記事に対して、

店頭で本を売りませんよ?と脅して

記事差し替えさす。


嘘かホントかわかりませんが、

GW近辺の週刊●春がこれをやられた、という

ウワサを小耳に挟みました。


●大手新聞社系の雑誌に掲載された

批判的な記事に猛講義、

先方の反論記事を

次号で数ページに亘って掲載さす

(言論機関としての役割を放棄

しちゃうこれらの雑誌もどうかと思うが)



おそらく、この経営者が

マスコミに対しての警戒心がものすごい

強いんだろうと思いますが・・・んで、

かなり神経を尖らせて

いろいろ抗議させたりするんだと思いますが・・。


デカイ会社なんだから、もっと大きな器を持てよ。


しかも、その命令に対して報道弾圧

に動く担当者さんたちもさあ

(個人的には非常に良い方々で、

仲良くさせていただいてるので言いたくないのですが)


君らには、広報マンとしての矜持はないのか?


勝手な言い分かもしれませんが、

広報って「目」だと思うんですね。

もちろん、企業にプラスになる記事が

出れば広報としてはお手柄ということに

なるのでしょうが、外部の目で企業を

評価してもらうのだって大事な

シゴトです。上場企業なら特に。



中には往々にしてかちん、と

来る記事もあるでしょうし

明らかに間違っている

記事もあるでしょう。

ただ、どうなんでしょう、↑のような対応って。。


わたしゃ少なくとも、

「いつか周到な準備をして

ものすごい暴露記事を書いちゃる」

とファイトを燃やして

しまったりするんですが、、こういう対応されると。








10年前まで住んでいて、私が生まれて育った私の地元で子供が殺された。

被害者は私が通っていた小学校の隣の小学校に通ってた男の子。


事件現場は、私の高校時代の友人の自宅の裏。


そして加害者は、私が20年間通った駅のすぐ近くの、カーテン店で働いてた。


加害者が書いたメールマガジンを読んだ。


普通の父親にしか感じられなかった。



どうして、こんなことをしてしまったんだろう。

子供が三人もいる父親のくせに。どうして。


精神科に入院していて・・・というくだりが記事の中にあった。

ココロの病気は、子供を殺す理由にはならない。


自分の街で起こった事件の衝撃から、今も回復しきれない。

取材先の会社でCIを変えるとこが増えてる。

ハトマークセブンのマークじゃん、それ とか


とか。


看板変えて私は別人~というやつですな。


特に、看板数も多い小売店が

CIを変えたもんだから、さぞかし世の看板業界は

特需に沸いていることなんだろうな。



看板を変えた企業と変えない企業。その差はどこにあるのだろう、とつらつら考えると

あったぞ、共通点。


会社の実質支配者が替わっており、それを「変化」として世の中に大々的にアピールしたいか

どうか

ヨーカ堂は昨年の持ち株会社化で、完全に会社の支配権が

オーナーI名誉会長からセブン総帥のS会長に変わってます。


ダイエーはご承知の通り、オーナー経営→銀行支配→から日本国(再生機構)

と丸紅に支配権が移った。

前者の場合、コンビニからファミレスからスーパーまで

全く同じ持ち株会社のマークを付けまくるという

消費者心理もブランド感もへったくれもない方針でばしばし

看板を変えた。今後は西武やそごうやロフトにもこのマークが

付くのか?というナイスな指摘があったけど、理論上は

確かにそういうことになるよね。ダサっ。


一方後者は、これまでいろいろ問題があった旧経営陣の

もとでの会社とは全く違う新しい会社になりますよ~

ということなんだろうけど


看板の架け替えに40億ついやす代わりに、人件費を

リストラで50億円削減するという?なことをやってるし


会社の持ち主が誰、ということを消費者に知らしめる

ということは、経営者や会社のエゴというか自己満足でしか

ないと思う。


消費者は変化を望んでいないかもしれない。

特に、小売業のCIは「慣れ」「親しみ」というところで

消費者の非常にメンタルなところで大事な役目を持つ。

消費者が変わった、と判断する材料はあくまでもお店の商品と価格と

サービスだ。看板かわったから行ってみようか?

なんて安易な客がいたらちょっとお目にかかりたいものだが。


数年前、量販店のもう一つの大企業である

ジャスコも、イオンと会社の名前を変更した。

ただし、それまで広まっていた「ジャスコ」の看板はそのまま

にして、架け替えなかった。

実はちなみに、破綻して吸収した「ヤオハン」「マイカル」

「サティ」「ビブレ」もそのままだ。ヤオハンの場合、

新しい店舗には新しいマックスバリュという看板がかかったが

古い店舗の看板はそのままだ。静岡県内の店舗は

いまだに「ヤオハン」で営業している。


「看板」は社員のキモチにも重要な役目を持つ。

イオンは、吸収する企業を「支配してます」と大声で

世間にアピールすることをしなかったんだろう。しごく、真っ当な理論である、

働く人の気持ちを考えれば。



この前、久しぶりに行った地元の町で迷ってしまった。

駅前から見えてたはとマークを目指して歩いていけばいいはずの

街だったのが・・ハトマークないんだもん!

まさか20年住んだ町で迷う羽目になるとは。恐るべし看板。