仕事で徹夜明け。

秋晴れの空は今日も朝焼けがまぶしかった。(ちくしょー)

眠気覚ましにネットサーフィンしてたら、

以下のようなニュースがYahoo!ニュースのトピックスに上がってた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000006-yonh-ent.view-000


SE7EN、在米日本人向けテレビ番組に出演

 

【ソウル10日聯合】人気歌手SE7EN(セブン)が、米国内で視聴されている日本語チャンネルのドキュメンタリー番組に出演する。所属事務所のYGエンターテインメントが10日に明らかにした。NHK系の同チャンネルが製作する番組「情熱トークUSA」で、YGファミリーの米国公演期間中にセブンに密着取材を行うというもの。11月中に米国で放送された後、NHK通じ日本国内でも放映される予定だという。同番組に韓国人歌手が出演するのはこれが初めて。

 セブンに対する取材の申し込みは米国の他メディアからも多数入っており、日本・中国などアジア市場を中心に活動するセブンの影響力が、アジア人が多く居住する米国にまで及んだものと、事務所は話している。

(YONHAP NEWS) - 10月11日9時21分更新


・・・・えーと、すまん。誰?( ̄ー ̄;


韓流スターにはあんまり興味が無いワタクシが

世の韓流事情に疎いだけなんでしょうか。でも

なーんか、日本人のマジョリティにとっては余り

知られていない人についての

すげえローカルニュースな気もするんですが。。。


ちなみに「se7en」でニュース検索すると、

その大半がこの(Yonhap NEWS)聯合ニュース

提供のものがヒット。

この会社、確か韓国の大手通信社だったとは思うが

芸能人事務所みたいなこともやってるのか、

と一瞬思っちゃった。



仕事でちょっとだけお世話になったこともあるんですが

Yahoo!のニュース欄って、案外簡単にニュースが

流せちゃうんですよね。

もちろん、前提として適当に知名度のある

新聞社なり通信社なりにしか間口は広げて

ないんだろうけどね。

私がお世話になったときは、

なんかパスワードもらって指定のURLに

行ってだだーっと打って(記事書いて)

送信ボタンでいっちょあがり~


と登録も自分でできちゃうお便利もの。

うちの場合は、あくまでも普通にやったら

新聞やテレビには速報性で負けちゃう

場合、「さわり」の記事を書いてひとまずネットで流してもらい、

もう少し詳しい話は●号の本誌で。と

振るわけですよ。その意味でYahoo!には

注目度アップにも、雑誌の売上アップにも

とても貢献していただいてます。


ただ、お世話になっておいてなんなんだけど、

彼らのニュースの編集基準って

??と思わせるニュースがぽろぽろあるのも確か。

冒頭のアイドルさんの話はまさにそれですな。


本当は憂慮すべきことだが、うちの業界内でニュース

を追っかけるのが仕事なのにもかかわらず、

新聞をウチで取ってない人は結構いる。

でも、じつはネットの情報で大体事足りるようになってるんだよね。

しかし、落ち着いてよく見ると、その情報の中身は新聞とか

紙媒体と比べると、結構玉石混合だったりする。

特にYahoo!みたいに力のあるポータルとか、

人気ブログとかには情報を求めて人が集ってくるけど、

そこでの情報の見定めとか拾捨選択って、

これまでのマスコミに比べると相当、甘いと思う。

(自分が紙媒体の業界にいるからって言ってる訳じゃないけどっっ)汗


それを多少認識しながらネットを使わないと、いろんな落とし穴に

嵌っちゃうことになると思う。

私がこの業界に入ったときのIT環境は信じられないくらい

劣悪で、会社にネットに繋がるパソコンは2台しかなく

(記者約30人で共用。ちなみにワープロ!も一人一台は

与えられなかった)、ダイヤルアップの従量課金制で、

Yahoo!のトップページにたどり着くまで相当時間がかかった。

一人10分、とか利用制限があったような気もする。

その会社ではいやなことも呆れることも多かったんだけど

一つだけ今でも心に残るコトバをある上司から言われたこと

があった。


「話」を拾え。「文章」を拾うな。


つまり

「取材対象の人の話以外では拾うことのできない

情報を記事にするのが

記者の仕事としては一番優れている。

新聞・雑誌などで一度でも文章に

なってしまったものは記事化対象としては二流、三流のネタ。

ということなんだけど、今考えると一次情報の大切さを説いていて

なるほどなーと思うことしきりだ。


ちなみにこの上司からは、ネットで調べ物をしているところを

見つかると物凄い勢いで怒られたもんだ。当時はかちーんと来た。


ただ、確かに必ずしも効率的な方法ではないかもしれないが、

国会図書館で資料を調べる、東証に行って

有価証券報告書を閲覧する、各種業界団体などに出向き、

秘蔵の資料を何とか粘って見せてもらう・・・とか、

官庁の資料室をうろうろして、そこに生息している生き字引

みたいなおじさんから、いろんな四方山話を聞いてきたり、とか


モノを調べるプロセスを自分の頭で考えることの

大事さは教えてもらった気がするよ。あのおっさんに。


編集部に入ったばかりの新人が四季報

めくれば10秒でわかる取材先の電話番号を、

何分もかけてネットで必死に検索してるのを

見ると、つくづくあのおっさんの言ったことは正しかったと思う。


もちろん、既存マスコミの記事選択基準が絶対だなんて

到底私は思ってなくて、問題点も多々あるし、ネット媒体の

柔軟性には逆立ちしても叶わないところもあるとちゃんと

認識している。


ただ、相対的に見て、情報の取捨選択とかチェック機能に割く

組織としてのマンパワーとか真剣さとかがどうもネット媒体と

紙媒体とかの次元って、違うような気がして、さ。


頭にカビの生えた大新聞の幹部とかが「紙媒体は永遠なり」みたい

なことを言ってのさばってるのは、やっぱり競争相手として

正味のところで評価されてないからだろう。ネットが。

逆に、そこに志と能力とノウハウを持った人材が

本格的に流入しはじめると、ヤバイんだろうけどね。


うーん、なんか文章まとまんなくてすみません、徹夜明けなもんで。。。

風呂でも行ってくっかあ。