「UNESCO ユネスコ:国連科学文化教育機構」に認定を受けた太極拳ですが、「何故に」認められたか、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「太極拳」を行うことによって”得られるもの”

 

それは、「整体健康観」を持つことが出来るようになります。

 

太極拳は、中国の歴史長き 伝統文化で養生体育、武芸、思想哲学を多く含み、自然科学、人体科学的な考え方に基づいて「具体的な考え方」「具体的な方法」を用いて、「自発的に心身の環境を整え、大自然の如く、絶え間ない活力」を得る、というものです。

 

「具体的な考え方」は、大自然(天地人)の原理を解読した「易経」「五行説」思想的には「老子」「荘子」「淮南子」の思想哲学から各々で汲み取ります。

 

「具体的な方法」とは、身体全身の足の裏から足の指先、掌から手の指先、それが遡り、下半身、上半身に届き、目の動き、自然の中で行うと耳も澄まされ、五臓六腑も運動動作による刺激を受け活性化されます。

 

そして重要な、脳の動きに働きかけられ、雑念が払われ 無心になり、心身の一体感が得られます。

 

 

太極拳の特徴

 

套路(動作の連続における型)を行うことによって自身の健康環境(筋肉、骨格、関節)を作ること。

伝統の気の原理で身体全身に意識を導き、完全制御・コントロール出来ること。

太極拳を修練する時は、動作を目で見て「脳」が反応し、その運動原理に合わせて全身を反応させられること。

 

これらの原理に基づく総合的な身体運動を通じて、心身に”健康”という恩恵が得られます。

 

太極拳を行う中で、運動中の「心:雑念のない気持ち」「意:こうしようというおもい」「体:からだと動作」の統一が太極拳運動のメカニズムです。

 

このように伝統中国文化である太極拳は、「思想」「文化」「健康」を最も重視しています。

 

そこで「人体の全体性」「自然との一体性」を得られることになります。

日本では「健康長寿」といいますが、太極拳界では「益寿延年:愉しみが益々増し、生命時間が延ばされる」といいます。

 

そうしたことが、自身の人生100年時代を有意義に出来ることと思います。