陳式太極拳

 

陳式太極拳2

 

太極拳 対練套路

 

太極拳は、数多くある武術拳種の中で、最も修練者の人口が多い項目の1つです。

 

理由としては、老若男女どなたでも安全に修練が出来て、長く続けられること。

 

精神性が強くなり、様々なシチュエーションでの応対能力が高くなること、です。

 

「以武会友」という言葉があります「”武”を  以て ”友”に会える」という意味です。

 

太極拳の修練では、技法では「単練:1人で行うもの」「対練:2人 対になって互いに技を掛け合うもの」「析招:相手の攻撃の技に応対する」「推手:太極拳技能を対になり、止まることなく、ずっと技を掛け続ける修練」「器械:剣刀 棍槍 大刀(両手で大きな刀を操作する)双刀(両手で刀を操作する) 扇」などがあります。

 

内容も豊富で、学ぶ楽しみ、心身の健康元気になる実感、修練仲間との友情、各々の仕事や生活に戻っても、快活な身体はありとあらゆる方面で恩恵を得られます。

 

 

 

 

そして、思想哲学における文化教養も同時に重要で、思想面では陰陽論「易経」で究極の確率論からの分析、識別で全ての可能性の多くを考えられるようになります。

 

老子の思想では「道徳:人の道、人の徳」 荘子の思想では「無為自然:無用なことは考えず、行いもしない(無駄がない)」

 

そこで、心身が素直に清浄化された感覚で「人体の全体性」「大自然との一体性」の実感が得られます。

 

穏やかで落ち着いた心持ちになり、このような心身感覚になれることで、人間関係は必然的に良質なものになっていきます。

 

(※大自然の中では、更に効果効能が向上します)

 

太極拳は「動く禅」ともいわれ「自らの意識的無駄を取り除く」から始まります。

 

そうなると、理解の深まった修練者同士はすぐに互いに敬意を持ち、深い友情で繋がる感覚になります。

 

相互の心身が良好で、歴史ある文化教養を嗜み 素直で思い遣りある人になれることで年代を超え、太極拳を通じて どの人間関係でも良好で良質になります。

 

そして、多くの仲間が増え、理解者が増し「平和的な感覚」の体得が始まり、自らへは「生命力への自信(自信心が強くなる)」

 

未来への展望は明るく、希望に満ちた「明るい気持ち」が得られ、どなたでも行えることから、修練者同士は「国境・民族を超えた理解と敬意、友情」が得られます。

 

このように、UNESCO:ユネスコ:国連教育文化機構の「世界無形文化遺産」には、元々相応しい存在だったことが解ります。

 

ユネスコは「科学、文化、教育」を最も重視し、世界平和と人々との結び付き、国を超えて 理解と協調が深まります。

 

これからの世界で、心身の健康の安定感を得る為に 必要なものは、全て「太極拳」には備わっています。