上海復旦大学武術協会日本本部は2014年2月上海本部にて横浜武術院任命を受け、4月に横浜を拠点に創設致しました。

 

復旦大学は中国国家級重点大学になっており、中国で北京大学の次に古い名門大学です。

 

私達はその復旦大学武術協会と提携し、日本国内では、今現在の時点でも、まだ本格的に正しく中国武術協会に所属する中国武術専門学校で実技、理論、養生などの中国武術文化教養を学び体得した教師は私より以前には皆無でした。私は1985年から「上海体育学院武術学院」「安徽省体育運動技術学校 武術隊」「湖北省体育運動技術学校 武術隊」で学びました。毎年の訪問での短期留学を繰り返しこれまでの中国への訪問回数は50回ほどになります。そして私達の組織から、武術協会主席の中国武術八段、上海武術界の重鎮「花妙林老師への推薦で復旦大学国際交流学院に語学留学を行っている会員さんも数名います。

 

復旦大学武術協会では、既に6回の技能と理論を合わせた上海市非物質文化遺産認定を受けた「龍身蛇形太極拳」「龍身蛇形太極五行功法」の特別研修を行い、指導員、準指導員が上海で学び修得して帰国しました。

 

そのことから、今はまだ準備校の段階ですが、日本において本格的太極拳、中国武術、健身気功の専門的な技能や理論の学習が出来、今年2020年より、これまでの普及活動に参加された方々を対象に、専門理論研修、技能講習、技能検定、筆記試験を行い、中国武術専門学校と同じ内容で中国武術教育をこれまでに行って来ました。その定められた武術文化教養を本場と同様の水準評価方法により、正しく等級を審査して判断し、太極拳 中国武術活動における安定と平和、秩序を保つための技能等級評価制度を導入し、所属における序列を定めた普及活動を展開します。

 

その内容で重視するものは「人格」「理論」「技能」の3つから評価します。

 

そして上位に行く毎に「活動での姿勢」「大会イベント参加、成績」「大会運営への貢献度」も加味していきます。

 

この理由としては太極拳を含む「中国武術文化」では、「武術道徳」を非常に重視しています。その中で有名なものは「芸を学ぶ前に礼を学べ」「武を学ぶ前に徳を学べ」という意識感覚が根底にあります。

 

そのことを踏まえ、これまで2001年から始めた横浜武術院の活動では「導入期」ということで、修練者が日本ではとても数少ない状況でもあり、老若男女初級上級を問わず誰もが平等な意識感覚を持って、どなたも気軽に活動に参加出来て「上下関係」というものには、意識を置くことなく、進めて来ました。

 

そして、これまでの活動実績では中国上海の復旦大学武術協会本部からの計らいで、復旦大学体育館と上海龍身蛇形太極拳総部で専門教程の研修を受け「公認 優秀運動員」の称号を受けました。

 

そして「龍身蛇形太極拳総部」からは「日本本部」としての活動運営の任命を受けました。そこで中国での流儀として体得した技能は公の場で証明することで国際武術競技大会「2012年 上海国際武術博覧会」の競技会に、上海の友好都市でもある「横浜市」と日本の代表として出場しました。大会では出場者が優秀な成績を収めることが出来、次に「「2013年 香港国際武術大会」や「「2015年 新秀杯 シンガポール国際武術大会」で行われた国際武術競技大会でも優秀な成績で実績を挙げることが出来ました。

 

こうした活動の成果で「中国武術協会公認 中国武術段位制度」で「六段」の認定を3人輩出し、2016年9月に横浜市港北公会堂で正式に「上海復旦大学武術協会・龍身蛇形太極拳日本本部」の本部長の任命記念式典と「2016年 横浜中国武術文化交流大会」を共同開催しました。

 

それから日本国内に意識を向け、2017年に新しく創立した法人組織「一般社団法人 全日本太極拳連合会」との運営協力を担い、「太極拳 中国武術ジャパンカップ大会」に審判員、選手、大会運営スタッフを派遣し「日中友好オープン演武大会」「倶楽部太極拳発表大会」特別講習会に指導講師として協力しました。

 

2018年には和歌山県橋本市総合体育館で行われた関西地域の「和歌山オープン演武交流会」に随行し、特別講習会やエキシビジョン演武を行って来ました。そして日本初の太極拳を含む中国武術の段位検定制度 「一般社団法人 全日本太極拳連合会 公認 武優段位制度」 の制定に貢献しました。

 

全日本太極拳連合会本部からは、こうした運営協力での評価を得て、昨年2019年10月から正式に「神奈川県太極拳連合会」の活動運営を委託されました。今年2020年からは、「横浜武術院」「横浜武術院」「神奈川県太極拳連合会」を統合して「上海復旦大学武術協会日本本部」の活動を行います。横浜武術院はそのままトレーニングセンター的な役割で活動を行っていきます。

 

ここで、これまでは横浜武術院の活動は2001年より「中国武術研究院」としての役割で、専門的な理論研究、技能研究、教学法を日本国内向けにアレンジした活動内容を定め、スポーツクラブ・フィットネスクラブ運営企業からの委託で複数のクラブ運営での指導を行い技能、理論と教学法を合わせたインストラクター養成事業(株)スポーツプログラムス本社で2004年から2012年まで行って来ました。そこで多くの職業インストラクターを育成し、数多くのクラブ指導で役立てられ、その内容には高い評価を頂くようになりました。そして競技部門では武術隊を組織して競技選手を育成し、水準を確定するためにも中国へ海外遠征を行いました。

 

今後は「日本本部」が、こうした活動実績を更なる飛躍を目指し、多くの皆様の健康増進に寄与し、ご自身の身体への信頼や安心感を常に保てるような活動を致します。そして若者世代にも、日本国内での大会運営を行うことで、発展できる活動の場を作りました。そこで将来への明るい希望や期待感を見出し、元気に頑張ってもらえるように尽力致します。

 

そのためには正しい判断基準における実力評価主義の面にも力を入れていかなければならず、厳格に太極拳をも含む「中国武術文化」での正しい「技能教程」 「龍身蛇形太極拳技能」

 

それを裏付ける「理論」「四季養生論」などの養生学の知識教養の能力を正しく保有された方々は、ここで老若男女問わず、どなたにもに「上下定分の理」に基づき、「公平、公正、公開」の下に、評価し、日本本部から技能取得証書を授与致します。

 

こうして定めた「位置付け」「役割」がしっかりすればするほど、一般的に起こりやすい問題での意識決定など重要事項での越権行為や簒奪を戒め、落ち着いた秩序を常に保つことができます。長く繁栄・発展を目指すためにも活動の安定・平和は重要なので、新しく始めていく「等級制度」の導入に理解とご協力をお願い致します。