本を片手に街に出よう -26ページ目

ばんえい(代々木)

ばんえい


 タカラバイオは急反落。どうやら祭りの終わりが来たようです。


 代々木にある「ばんえい」でつけめんを食べました。
 
 この店名は…オーナーがばんえい競馬のファンなのかしら?

 つけめんの中身はというと、酸味が強いが甘さもある魚系つけだれに、麺は太目のストレート。

 2人前の「特盛」が普通盛と同じ値段というのが、予備校生狙いの「安価に量を」作戦なのでしょうか。ご丁寧に「2倍だから注意セヨ!」みたいな貼紙までしてあります。

 こちとら、もはや中年に差し掛かった、ちょいメタボリック気味な不健康男なので、普通でとどめておきます。

 もう少しスープが絡むような麺がいいかな~なんて思いつつ、せいろそばの勢いでかっこんでいきます。
 ものの数分で終了。

 やっぱ大盛くらいにはしておくべきだったかも?


つけめん ¥670-

ウィルス×2

タカラバイオがHIVウィルス死滅実験に成功したそうですね。
タカラバイオ株は爆騰中。そりゃそうですよね。核戦争を除けば人類最大の課題であったエイズウィルス克服の記念すべき第一歩ですから。
それにしてもその一歩を記したのが日本企業だってところが、日本人としてなんだか嬉しいです。

早く実用化の目処をつけられるといいですね!


ところでウィルスと言えば、自宅に構築したLinux環境、ウィルス対策をどうしようかな…なんて迷っています。

一般的には、ウィルスやワームの類はWindows用のバイナリで作られていることが殆どだと思うのですが、Linux環境とて、「媒介者」になってしまうことは十分考えられるんですよね。

Linux版のアンチウィルスソフトというと、

ServerProtect for Linux

とか、

HDE Anti-Virus

なんかがありますが、有償かつ結構お高いのですよね…

フリーのものはないのかな?と思って探したら、ありました。こんなのが。

http://whzat.minidns.net/shoko2/f-port/

早速試してみます。

Linuxをデスクトップ環境としてお使いの皆さんってどうしているんだろう?


話はタカラバイオに急に戻ると、ストップ高の連続ですね~
買い注文入れてるんだけどな~

ダ・ヴィンチ・コード


 数々の派生本や類似本、映画公開にあわせた文庫化、TV番組タイアップなどの派手なプロモーション、数々のキリスト宗派との非難合戦、あげくのはてには盗作騒ぎと、実はネガティブキャンペーンも作戦の一環だったんじゃないか?とすら思わせるくらい、バブル的盛り上がりをみせている、このダ・ヴィンチ・コード。
 小説は一応楽しく読ませてもらったし、割と乗りやすい性質なので早速観てしまいました。

 先ずは、よく小説の内容を2時間半におさめたな~と素直に褒めたい。
 映像的にも、数々の欧州の宗教的、歴史的建築物や、たまに出てくる中世のシーンや暗号が語りかけるイメージの合成CGなどが秀逸で、"映画"として楽しめます。


 ネットでは酷評しておられる方もおりますが、インディ・ジョーンズとかナショナル・トレジャーばりのハリウッド的アクション超大作を期待していたのでしょうか。
 確かにそういった分かりやすいカタストロフィはありません。ひっくりかえるような大波ではなく、分かりにくーい小波が連続しつつ、2時間半が過ぎていく感じですね。

 また、小説ではあんなにワクワクした暗号解読のシーンの数々が、かなり淡白になってしまっており、そのあたりも"サスペンス"にもなりきれていない中途半端さはあります。

 カーチェイスも格闘も銃撃戦もラブシーンすらも、全てがどこか控えめでお上品な感じ。

 この作品の核心中の核心、聖杯、キリストにまつわる謎解きと歴史論争も、説明的に、大学の講義のように、進んでいきます。
 NHKスペシャル?とまでは言いませんが、ヒストリー・チャンネルのスペシャル番組か?と見紛うような…


 おそらく辛口評価のパターンは以下でしょう。

 欧米の観客:「こんな出鱈目トンデモ発想のキリストを歪曲した映画はケシカラン!」
 日本の観客:「話がよくワカラン!もっと説明を減らして絵的に分かりやすくするように!」

 小説を読み込んだ人か、キリスト教や欧州の歴史に興味があったりする人じゃないと、展開についていくのは辛いです。
 映画館でとなりの席にいたオバチャンは???マークが10個以上ついてるようでした。

 世界史の教科書の中でしか知識を得ていないであろう、多くの日本人にはやっぱりなじみがない世界なのでしょう。



 あと、トム・ハンクスがこの役というのがどうしても納得がいきません。知的さは確かに感じますが、終始しかめっ面の困り顔。髪型もかなりビミョーだし、なんだかメリハリと自己主張がないんですよね。

 流石にハリソン・フォードとかニコラス・ケイジはありえないとしても、ヒュー・ジャックマンとかラッセル・クロウとか、もうちょっと艶っぽい俳優でも良かったんじゃあ…
 ほかの配役(ジャン・レノ、オドレイ・トトゥ 、イアン・マッケラン、ポール・べタニー)がそれなりにハマってただけに、残念!
#但し、存在感は全員とも出し切れていない。ポール・べタニーだけはサイコっぷりが期待通りでしたが!


 個人的には、同じキリストの血脈に関するフィクションだったら、勇午「マグダラのマリア編」のほうが現代的でどきどきしちゃいますけどね!
 主人公が日本人ということ以外は殆どが海外で展開する話なので、ハリウッド映画化もしやすいのでは?
今後は、日本の漫画→ハリウッド映画化、が増えそうな気がしているんですが…根拠のない、タダのカンです。




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Fedora Core 5

FC5-01
 PCを買い換えて古いPCがあまったので、LAMP環境を作って遊ぼうと思い Fedora Core 5 をインストールしました。

 最近では環境作りなんて人にやらせるばかりで暫くご無沙汰していたのですが、久々にやるとワクワクするもんですね。

 とりあえずベタベタな画面レイアウトにしてキャプチャしてみました。
 (xeyesとかxclockとか、ちょっと古風な感じで。上海はmake待ち時間でやってます)

 しかしLinuxもまだまだ一般には敷居は高いものの、インストールだけならほんと簡単になりましたね。Windowsよりも簡単なくらいです。

 職場ではJava全盛なのですが、どうも重厚壮大かつ理屈っぽい感じがして好きになれないJava。
 Oracleも飽きたし、PHP+MySQLで暫く遊んでみます。

 その前にだいぶ変わったLinuxの環境に慣れなければ。自分の時代は、Slackwareとか、そんな時代でしたので。ずいぶん便利で派手になりましたね。

 派手ついでに、そのうち Looking Glass も使ってみたいと思います。

【新書】電波利権



池田 信夫
電波利権

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 「電波」という観点から見ると、テレビ局はとてつもない「既得権益集団」である。タダで貰った電波を無駄遣いする、電波利用料を携帯会社にツケ回す、政治家に媚を売り新規参入を妨害する、ほとんど無意味な「デジタル化」を進めてインターネット放送を潰す……。公共財であるべき「電波」が私物化されているのだ。「電波利権」の驚くべき構造を描き出し、「電波開放への道」も提言する論争の書。
(「出版社/著者からの内容紹介」の引用)
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 超攻撃的なコピー。これから本格化する日本のTV放送業界の激動、はたまたソフトバンク・ケータイの行く末を、より深く理解するためには、読んでおいたほうが良いと思いマス!


 ホリエモンvs.フジテレビ、楽天vs.TBS、そしてソフトバンクvs.NTT、これらの戦いの本質は何なのか?

 携帯電話はなぜつながりにくくて高いのか?
 ハイビジョンがなんで普及しなかったのか?
 地デジって一体なんなの?

 そんな疑問の、1つの答えがここにある。

 blogもしょっちゅう読ませていただいてるが、簡潔な言い回しで大変読みやすく、本書についても多少出てくる技術寄りの用語さえ何とかなれば、あとは一気に読める。
(といっても、それほど難解な単語は出てこない)

 タイトルどおり、電波の割り当てをめぐる政治や既得権者の暗躍を暴く本なのだが、放送業界や電波割り当てに関する歴史的経緯の解説なんかもあって、業界通になった気分にしてくれる。

 NHKご出身なだけに、流石に放送絡みの話題が多い。
 しかし、携帯電話、無線LAN、ラジオにテレビ、といったおよそ電波を使うビジネスに関しては一通り論じており、勉強にはなる。

 しかしまあこの本の内容を踏まえて現在の政治を見てみると、まさに小泉&竹中の「構造改革」とは、田中政治で作られた利権団体を1つ1つつぶそうという「政争」であることがはっきりと分かる。郵政、道路、そしていま、放送。

 大変分かりやすいぞ。小泉。でもどうせ壊すなら壊すべきところをちゃんと壊してくれよ。