スペイン ガリシア地方 ラコルーニャ 5
ラコルーニャではほとんど観光らしい観光はしていないです。
何故ならお部屋で
ガリシアチャンネルとレアルチャンネル
をループするのが楽しすぎたから…(言い訳)
※写真は残留を決めた試合後にコメントをするデポルのペペメール監督
あとは交通手段が微妙なんですよね。
一応路面電車は走っているんですが、
時間が決まっていない上に1時間に1本くらいっぽくて。
バスも走っていたのですが、行先は意外と色々あり、どれに乗るとどこに着くのかさっぱりわからない。
わたしはスペイン語がちょっとだけ聞き取れるけどほとんど話せないし、英語だってぺらぺらではないし、ガリシア語に至っては一言も分からない。
ちなみに主人はどれもほぼ聞き取れないししゃべれない。(役立たず)
なので専ら歩くかタクシーの2択でした。
滞在中は昼間でも17度くらいだったし、
海風を感じながら歩くのも気持ち良かったのですし、
タクシーはホテルで呼んで貰うと5分と待たずに来てくれました。優秀!
ちなみにほぼ唯一ちゃんと行ったのが、
ヘラクレスの塔
ホテルからタクシーで5分くらい。
手前のところにサッカーの練習場があって
少年たちがサッカーしていました。
将来のデポルを担う逸材が、いるかも
そしてここ、見えてからが遠い。
ゆるく長く続く石畳をのんびり歩くと、
右側には広がる草原と岸壁と海が見えます。
大型犬を放して遊んでいる人とか
ランニングしている人とかがたまにいるんですが、
こんな気持ちのいいところでだったらわたしもやりたいよ~
正直皇居の周りとか走ってる人たちには
歩行者的には凄く邪魔だし、
こんな空気の悪いところでわざわざ走るなんて意識高いんだか低いんだか微妙だな
と思っていたのですが、
そんなねじくれたわたしでも走りたい!と思わせてくれる壮大な風景でした。
ちなみに塔の下まで行ったのですが、
我々は高所恐怖症の為、上には登っておりません。(そもそも登れるのか知らない)
でも柵が低い(というかほぼない)ので、まわりぐるっと見渡せて
気持ちよかったです。
但しすごい風で吹っ飛ばされそうになるので、
端っこには決して近づきませんでしたが。
(写真逆光ばっかりですいません)
途中からガリシアっぽい曇天になりました。笑
そしておすすめは夜の海岸ですね。
とてもとてもきれいでした。
謎のサーフィン像とともにお届けします。
つづく
ノリートとルーカスペレス
スペイン ガリシア地方 ラコルーニャ 4
さて、ラコルーニャのごはんですが、
1でも紹介したように名物のタコが美味しすぎて毎日食べました。
個人的にお勧めのご飯屋さんを紹介します。
1件目はA Taberna de Cunqueiro
ここは私たちがラコルーニャで初めてご飯を食べたところです。
マドリード、リスボンを経てラコルーニャに行ったのですが、
その間中、お互いに自発的にタコ禁をしていたんです。(やっぱ名物だし、万全の状態で食べたい)
もう、早くタコが食べたくてしょうがない!とうずうずしていた為、
念願のタコが食べられて、しかもそれが想像以上に本当に美味しくて幸せでした。
あと、店員さんが「大丈夫?」「美味しい?」「他のも食べる?」みたいな感じでちょくちょく気にかけてくれて嬉しかったです。(絶対子供だと思われてた)
英語のメニューもあるし、英語での会話もしてくれます。
常連さんがカウンターで立ち飲みで楽しそうにしていたのも雰囲気が良くて気に入りました。
あと壁に掛かっている風景がは売ってますので、
スーツケースとお財布に余裕がある方はお土産がてら購入してもいいかもしれません。
ただ1点、壁にコインが結構な数挟まってたのが謎です。(手が届かない様な場所にも挟まってた)
2件目はAdega O Bebedeiro
気付きにくいお店の外観に比べて、とにかく内装がオシャレです。
正直デポルのイムノがダサいので、街自体パッとしない感じなんだろうなぁと思ってたのでびっくりしました。(失礼極まりない)
英語のメニューがあり、店員さんも英語が喋れる人がいますし、
とっても優しい
上手に説明出来なくて申し訳ないけど、とか言ってましたけど全然問題ない位喋れてました。(我々のほうがよっぽど喋れない)
お肉はガリシアンステーキみたいのを頼んだんですが、
牛肉の上にマッシュしたじゃがいもにチーズを混ぜたものを上に載せてオーブンで焼くという付け合せいらずなものが出てきました。
チーズに結構クセがあるので好き好きかとは思いますが、パンでもワインでもどっちでも合います。(我々はパン一択)
そして相変わらずのタコ。
あさりとのガーリックオイル。
美味しすぎて、パンが進む進む
3件目はALCUME
屈強なおじさんが凄い勢いで凄い量の肉を入口付近で焼いているのでそれを眺めるだけでも楽しいです。
英語のメニューがあり、英語が話せる店員さんもいるのですが、
全く英語が出来なくて、何なら英語のメニューも読めない店員さんもいたので当たり外れがありそうです。
スペイン語が出来れば問題ないんでしょうけどね。
お肉はしっかりめに焼かれています。
どれも美味しいのですが、個人的にはウィンナーが好きでした。
ハープが効いてて、ちょっとしょっぱめ。最高。
スペアリブとかもあるので、見た目よりは量が多くないです。
そしてやはりタコ。
なぜにそんなに美味しいのか、タコよ…
そうそう、この街ではワインはもちろんですが、デポルのメインスポンサーであるガシリアンビールが良く飲まれているようです。
街のあちこちで看板を見ました。
お酒が呑める方だったら、夏場に海を眺めながら美味しい魚介類をつまみにビールをぐいっとしたら更に最高なんでしょうね!
あと、お勧めなのがスーパーに売ってる生ハムです。
やっすい生ハムでも美味しいんです!
安いのだと1€とかからあります。
そういえば、主人が元デポルのアンドラーデが共同出資して出しているバルがあるはずなので、
行きたいと言っていましたが、結局見つけられなかったんですよね。
まだあるのかな?もうつぶれちゃったのかな?
あったら次の機会に主人を連れて行ってあげたいです。
憧れの人がふらっと入ってきてカウンターで呑んでるかもしれないなんて、すっごくときめくシチュエーションですもん。
つづく
スペイン ガリシア地方 ラコルーニャ 3
はてさて。
肝心のサッカー観戦の日。
わたしたちが観たのは
2016-2017最終節のデポル対ラスパルマス戦
試合前にご飯食べて反対側の海を見にプラプラしていたらなんと、
ラスパルマスのバスを発見
ウルトラス達のバスかな~なんて言ってたら
選手たちが出てきた
※写真はイケイケなボアテング氏
ボアテングとマウリシオ・レモスはわかったけど、
他はサポーターなのか選手なのかイマイチわからず。。
こんなことならもうちょっと顔覚えておくんだった~。。
でも思わぬラッキーな出来事に高まりまくる私達。
そして、早めにリアソールに入って、人のいないスタジアムを堪能しました。
いいとこだな~
選手たちの練習は終始和やかでした。
ぶっちゃけ、デポル的には1部残留が決定した次の試合だったし、
格上の相手だし、
最終節の消化試合だし、
負けそうな上に盛り上がらなそう…とか思っていました。
ただ、レガネスとの順位争いがまだ残っており、
来シーズンの補強をする為に勝って少しでも上の順位に行って欲しいと願う我々。(他人事のはずなのに、必死)
なんと試合は3-0の快勝
(やれば出来るんじゃないか!何故シーズン通してやらないんだ!と声を大にして言いたい)
特に前半は攻められ続けたのにもかかわらず、
何故かラスパルマスが攻めあぐねて、
カウンター的にアンドネが2点も入れてくれました。
ほぼコーナーの前から2列目で観戦していたのですが、
こっちサイドのゴール決めてこっちサイドに喜びに来てくれたので
我々も嬉しさひとしお
今シーズンのデポルの試合の中でも最高の試合内容だったのでは?
あ、それはバルサに勝利した時ですかね。(試合内容というより結果)
まぁ、他の試合内容がイマイチ過ぎるっていうのもありますが…
個人的に今シーズン初めて出てきたGKダヴィ・ローフが非常に有望だな、と感じました。
我々夫婦間では酷評されているルクスよりも全然良かったです。
来期活躍してくれるといいな
試合終わった後のリアソールはホッとしたサポーターたちがワイワイしながら幸せそうにそれぞれの帰路についており、
度々死人を出している程情熱的で攻撃的なウルトラスがいるとは思えないくらい非情に穏やかで満ち足りた雰囲気で、
今迄デポルをどうしても好きになりきれなかったわたしも、なんかいいなぁ!とにこにこが止まらない感じでした。
リアソールからホテル(湾の反対側)まで歩いたのですが、
同じ道を歩く人が多く、普段はほぼ人がいないのに、この日に限っては海岸沿いにずーっと人が歩いている姿は聖地巡礼の様相でした。
ちょっとベンチに座って休憩したらすっかりいなくなってしまったので、幻だったのか?と思ってしまいました。
つづく
スペイン ガリシア地方 ラコルーニャ 2
わたしたちは飛行機でリスボンからラコルーニャ入りしたのですが、
本数が少ないため、時間が選べず、午前中には着きました。
空港は地方空港感満載の本当に簡素な作りです。
ここから電車はないので、タクシーでホテルまで向かいます。
確か20€位で20~30分だったと思います。
ホテルはメリア マリア ピタ(Melia Maria Pita) というところで、
アーリーチェックインはお金とられますけど、出来ました。
翌日分のチケットも、ホテルに送ってもらっていたので無事に受け取れました。
受け付けの人がとっても感じいいです。
ホテルに着いてまず驚いたのが予約時特に何もお願いしていなかったのにもかかわらず、
ちょうどリアソールが見える部屋に通されたこと。(写真の真ん中右くらい)
主人はそれだけでこのホテルが大変気に入っていました。
透明感のある美しい(ちょっと荒っぽい)海越しにみる景色がとっても素敵でわたしも気に入りました。
ちょっと意外だったんですが、ラコルーニャってすごい都会なんです。建物も高くて。
その街並みと海とのコントラストがいい雰囲気でした。
なんとなく神奈川県を圧縮したみたいな感じ。(横浜+京浜工業地帯+湘南みたいな)
夏はもっと人がいっぱいなんだろうな~
朝早かったので昼寝を挟みつつ、
リアソールまでお散歩
海岸沿いを歩いて近づくリアソールにわくわくが止まりません。
スタジアムツアーとかなかったので、
ぐるっと一周しつつオフィシャルショップへ
お客さんは我々だけ。(寂しい)
過去の栄光がそこかしこに。
そして、主人念願のデポルグッズを購入しました。
…というのも、以前WEBでの購入を検討したこともあるのですが、
確か500€以上とか超高額だった為、断念していたのです。(そんなに欲しいものないぞ!)
運のいいことにシーズン終わりの為、一部セールもしてました。
主人は小一時間あれにしようかこれにしようかと真剣に悩んでいましたが、無事ユニフォームとTシャツとタオルマフラーとマフラーを購入。
ユニフォームの背番号は8番のエムレチョラクにしていました。
好きな数字と文字を入れられるので、ほんとはバレロンとかドナトとかのレジェンド系が良かったみたいですけど、翌日の観戦の為に現役選手で。
でも思えば、自分の名前を入れて作るのもいいですよね。
ちなみにオフィシャルショップの横に今迄に獲得したカップが置いてあるんですが、
元々5個しかないっぽいのに1個しかちゃんと飾られてなくて、2個はぷちぷちにくるまれたまま床に放置、2個は不在でケースのみでした。笑
やる気なさすぎるー
つづく
スペイン ガリシア地方 ラコルーニャ 1
先日「ラコルーニャ(ガリシア語ではアコルーニャ)」に行ってきました。
スペインの北西の方にあります。
スペインのサッカーを好きな方はご存じだと思いますが、
デポルティーボラコルーニャの本拠地です。
名物はタコ!
沿岸にはタコのモニュメントまであります。
水の中にいるのにひれやうろこが無いものは
「穢らわしいもの」と旧約聖書に書かれてしまっているせいで
欧米諸国では食べない所も多いですが、
ここのタコは本当に絶品です。
しっとりしてジューシー!!
旨味爆発!!
一体どうやって処理しているのでしょうか…
どのお店に行っても美味しかったので、次行った時は聞いてみよう。(また絶対行く)
ちなみに何故この地に行ったかといいますと、
主人が熱狂的なデポルファンだからです。
普段は強い主張をあまりしない彼が、
この旅で唯一
どうしてもここだけは行きたい!
譲れない!
と懇願するので、別にデポルが好きではないわたしは渋々行きました。(鬼嫁)
わたしも元々サッカー好きですし、
彼と付き合ってから一緒に試合みたりして好きになる努力はしていたんですが、
本当につまんない試合をするんですよね。笑
応援したくなるようなプレイとか、おっ!と思う選手や監督もいない。
先期にはレジェンドだったビクトル・サンチェスが監督として居ましたが
後半ものすごい勢いで失速して解任されちゃいましたし。
(今期、ベティスでも解任されちゃいましたね。。)
先期活躍したルーカス・ペレスはアーセナルに売り飛ばされちゃうし。(しかも行った早々怪我するし)
売り飛ばして得た20数億円も借金返済に消えてろくな補強もできてないし。
デポルはここ10年くらいは降格争いから抜けられないチームで(実際セグンダにも落ちてるし)
私たちがスペインに行った時もレガネス・ヒホンと降格争いの真っ只中でした。
私たちは2016-2017最終節のデポル対ラスパルマス戦を観戦する予定だったので、
前の週の試合の時点でわたしは「ヒホンが勝利して、デポルとレガネスが負けて勝ち点並んで三つ巴になれば面白いのに!」位に思っていましたが、(非情)
主人はそれだけは避けたいと願っていました。
何故ならリーガの場合、勝ち点で並んだ場合、次に優先するのが直接対決の結果なんです。
しかもレガネスにはヒホンが勝ち、ヒホンにはデポルが勝ち、デポルにはレガネスが勝っているというじゃんけんの様な関係
そうなれば最終節の詳細如何で、三者どこが勝ち抜けしてもおかしくないわけです。
ヒホンはこの前節も勝利しており、ノリノリだったので、その勢いのまま勝ち抜けてしまうのでは、と危惧しておりました。
なので、最終節の前の週、現地でレアル対セビージャ戦を観戦しているにもかかわらず、彼はそわそわしてデポルの試合速報を見ていました。笑
普段表情があまり変わらない主人ですが、
デポル残留決定の瞬間の嬉しそうな顔と言ったら!!
喜びを爆発させて、じんわりかみしめていました。(デポルの試合結果引き分けなのに…目の前のレアルは勝ったのに…)
…というわけで、観戦していたレアルが勝ったことよりも、何よりも、デポルの残留が決定したことで足取り軽くラコルーニャ入りしました。
つづく
旅行のはなし
私たち夫婦はよく旅行をします。
旅が好きな理由はたくさんあるのですが、その中の一つには(非常に大きな一つですが)「食べ物」があります。
今の時代は流通が発達しているので、おうちにいても美味しいものを食べることが出来ます。
でもこの時代にして尚、現地でしか食べる事が出来ないものが多々あるのも事実!
「その土地でしか食べられない」という言葉には魅力しか感じません
普段なら絶対に口にしない様なものでも、つい口に入れてしまいます。(欲張り)
想像していたのと違う香りや味付けに驚くこともしばしばで
「何の味だか説明出来ない!でもすっごく美味しい!」
「今まで食べていた同じ名前の料理は全くの別ものだった…」
みたいなことが度々起こるのが楽しくて、また行きたい!となります。
また、好んで食べる訳ではありませんが、割とゲテモノ系もイケる口です
これについてはまた追々食べたものをお話ししていけたらな、と思います。
旅が好きな理由として、もう一つ大きなものがあるのですが、それはももクロちゃんのライブの遠征です
我々夫婦にとっては、ライブも見れて、その土地の美味しいものも味わえて、観光も出来て、場所によっては友人にも会えるという一度で何粒も美味しい旅です。
ちなみに一番遠出したのは昨年秋のアメリカ横断ツアーのNYです。
実は我々夫婦が結婚するきっかけとなった思い出深いライブです。
これもまた、追々お話ししていけたらと思います。
ただ、旅は大好きですが、おうちでゴロゴロするのも至福なんだよなぁ、という矛盾。
わたしの場合は地元が大好きで、生まれたときから結婚した今も同じ街に住んでいます。
観光資源もほぼない、なんてことない街なんですが、
都会過ぎず、田舎過ぎず、仲良しのご近所さんがいる離れがたい街です。
東京都心ど真ん中で暮らしていた主人がわたしの街に引っ越してきてくれて、
しかも「いい街」だと言ってくれたことがとても嬉しいです。
帰りたくなる場所があるから出掛けたくなるのかもしれません。