賀川記念館の思い出 | 茶の湯放浪記

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筆者は坊主頭ですが毛髪の事情によるもので、寺とは関係ありません。

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先日の21日は、私の60回目の誕生日やってんけど、偶然、半日 野外 人権研修があって、神戸市にある賀川記念館に行ってきたんや。


その賀川記念館というのは賀川豊彦さんと言う人の業績を讃る施設やねんけど、私は全然知らんかったけどスゴイ人やってん。

またウソばっかり書きそうやからWikipediaを貼るわな^ ^


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%80%E5%B7%9D%E8%B1%8A%E5%BD%A6


ここでは、館長さんから一時間の講演を聞いたんや。

賀川さんてノーベル賞の平和賞と文学賞の最終候補者に各三回なったんやて。

なんで、そうなったかと言うと、若くして結核で余命を宣告されて、キリスト教信者やったこともあって、神戸の貧民窟に身を投じて貧者の救済活動を始めたんや。

ほんで、その体験記を「死線を越えて」と言う本にしたら日本だけではなく世界中でベストセラーになって、世界三大聖人と讃えられてん。

(後の二人は、ガンジーとシュバイツァー)

ほんで、ノーベル文学賞候補で平和賞候補なんや。


その後、日本に労働組合を根付かせたり、農地地主と交渉する小作人のために農協を作ったり、小作人に金を貸すために農業共済を作ったり、その他にも全労済や生協を作ったりしたんや。

社会運動家やってんなあ。

一人の情熱が、社会を大きく動かしたんやなあ。

賀川さんは71歳で亡くなってるから、結構幸せな生涯やったんと違うかな❓


大河ドラマの主人公に渋沢栄一がなったり、朝ドラの主人公に牧野富太郎がなってるけど、賀川さんも、そうなってもエエくらいの人やと思うわ。


ま、労働運動での立ち位置(穏健派)とか、キリスト教主義とか部落解放同盟とのイザコザとか、戦争中に軍部に協力的やったとかの批判もあるようやけど、広い視野でみたらスゴイし、エライと思うわ。


ほんで、自分へのバースデープレゼントに、こんなん買うてん。

劇画やない方の本もあったけど、そんなん、よう読まんし^ ^

では、また。