昨日(5月4日)、京都の伝統産業勧業館(みやこめっせ)で居合の全国大会の演武会があってん。
この日の演武会の出場資格は五段以上、七段教士まで。
私は今年が初参加。
来年の同じ時期に、演武会の翌日に行われる昇段審査て六段を受ける積もりやから、その下見でもあるし、今回の参加も審査の際の加点になるねん。
演武の業の指定は、いづれの段位も共通で、全日本居合動連盟刀法1本と自流の業4本。
それで私が何を演ったかと言うと、立ったまま出来るヤツ5本^ ^
しかも自流の業は、大日本抜刀法と言うて初伝の業ばっかし。
何で、そうしたかと言うと、以前、ある先生が
「こういうトコで、変わった業や難しい業をやるヤツはアホや^ ^」
と言うてるのを聞いて
「そういうモンなんや」
と思うたから。
それに、十段の先生がズラッと20人位並んで座ってる前で5人づつ演武するんやけど、メッチャ緊張するんや。
何をやろうと思うてたかとか、その業の注意点とか皆、全部飛んでまいそうで怖いんや。
それで抜刀法の1から4を順番に淡々と演ってん。
しかし、自分の演武が終わってから
「他の人は、どんな業を演ってるんやろ❓」
と思うて、プログラムの中から17人を選んでメモってみたら、私みたいに立ちっぱなしで5本全部の業をやった人なんか一人もおらへんかったわ^ ^
何を演ってもエエとは言え、バランスとか変化も必要やし、難しい業を習得しようと言う意欲も見せなアカンわなあ。
それに、同じ様な業ばっかり見せられる人の気持ちも考えなアカン^ ^
いや、私も市民剣道大会や義士祭の奉納・少年少女剣道大会の前座演武では変わった・面白い業を選んで演るんやけど、それは観客が居合を知らんからで、十段の先生の前で、それはよう演らん^ ^
しかし来年、何を演ったら良いんか真剣に考えてみよう。
それで今日、家で17人の演じた業をエクセルに打ち込んで分析したら、色々と面白い事がわかったわ。
① 一本目の刀法は、17人中14人が「前切り」を選択。自流から出た業なんやから当たり前か❓
私は選ばんかったけど、前切りが正解やったかなあ^ ^
② 二本目の自流の業は、17人中7人が八重垣を選択。ま、初伝の正座の業の中で一番派手やから解る気がする。
八重垣が正解かなあ^ ^
③ 三本目の自流の業は、正座の部(初伝)7人(月影3、付込2、受流1、八重垣1)と立膝の部(中伝)8人(稲妻2、浮雲2、颪1、滝落1、横雲1)に割れたわ。
月影が正解かなあ^ ^
④ 4本目の自流の業は、立膝の部(中伝)8人(颪6、稲妻2、)と立業の部4人(連達2、行連1、信夫1)と居業の部(奥伝)2人(戸詰1、両詰1)に割れた。
颪(おろし)が正解かなあ^ ^
⑤ 5本目の自流の業は、抜刀法(初伝)5人(順刀其の一2、其のニ3)と立業の部(奥伝)5人(連達2、行連1、信夫1、行違1)に割れた。
順刀其のニが正解かなあ^ ^
⑥ 以上の結果から、来年の演武会と昇段審査の受審業は下記の通りとするわ。
【まとめ】
1. 前切り(刀法)(昇段審査では前後切りも)
2. 八重垣(自流の業)正座の部 初伝
3, 月影(〃)正座の部 初伝
4. 颪(〃)立膝の部 中伝
5. 順刀其のニ(〃)抜刀法 初伝
※奥伝の業も入れるなら、5に信夫(立業)
⑦ お一人だけ刀法で前切りをした後の、4本全部が立業の方が居たけど、83歳の七段教士の女性で、膝が悪いのかも知れんわ。
ちなみに、その立業4本は
1. 順刀其の一(抜刀法)初伝
2. 追撃刀(抜刀法)初伝
3. 前敵逆刀(抜刀法)奥伝
4. 連達(立業の部)奥伝
と刀の運用も業の格も異なる考え抜かれたもの。
同じ立ちっぱなしでも、私とは全然違うわ^ ^
⑧ 最後の業は終わった後、全員の演武が終了するまで待たなアカンし、自分一人だけ立ったまま待つハメになるかも知れんから、正座で終わる業がエエと師匠は言うてはったけど、この17人の中では3人だけやったわ。
その内の一人は師匠やけど^ ^
⑨ 演武の順番を考慮せんと、採用された業の人数を調べたら、下記の通りやったわ。
1位 八重垣8人.
2位 颪7人
3位 月影5人
4位 稲妻4人
4位 連達4人
6位 順刀其の一3人
6位 順刀其のニ3人
6位 受流3人
6位 付込3人
(以下 略)
大変勉強になったわ。
関係者の皆様、ありがとうございました。