行政に「防災イベント開催しましょう!」と提案したら

防災だけのイベントに人は集まらない、

何か他のイベントに絡めないとと言われた。

 

同時に、防災に携わっている人に

「防災の取っ掛かりにペットを使うのっていいアイディアだよね」

と言われる事がけっこうある。

そのたび、別に私は防災を広めるために

ペットを使おうと思ったわけではなく

災害時にペットを守れるようにしたいだけなんだけどなぁ

とちょっとモヤっとするけど(笑)

でもそう言われたおかげで、

ペットは防災啓発の取っ掛かりになる存在なんだと気づいた。

 

先日、犬好きの人たちのための地域コミュニティを構築する

団体を起ち上げた。

例えば小さなお子さんがいるご家庭(ママさんコミュニティ)や

ご高齢者向けのコミュニティだと、同じような年代の人たちの集まりになる。

でも、犬を飼っている人というのは年代も家族構成も様々だ。

犬を飼っている人同士を繋げば、様々なバックグランドの

人たちを繋ぐことが出来る。

災害時、同じ年代、同じバックグランド同士だけでなく、

みんなが繋がれば可能な支援の選択肢も増える。

ある程度予想していたけど、かなりの反響があった。

 

「災害時に備え、地域で繋がりましょう!」

多分それだけだったらここまで反響はなかったと思う。

そこに犬という存在があったからだ。

 

なんとなく、人 > ペット というのが社会的通念?と思っていたけど、

そうではなくなってきているのかもしれない。

(動物愛護の観点ではまだまだだけど)

 

 人命優先だからきっとペットは後回しになるだろう

 

これまでずっとそう思っていたけど、そうじゃないかもしれない。

社会の中でペットの存在って自分が思っていた以上に

大きいのかもしれない。

 

「人もペットも」

災害時たすかるために。

 

更に活動の場を広げていこう。

ご無沙汰しています。

 

やっと自分に何が出来るのか、何をすべきなのかわかってきました。

 

今後はマメに更新できると思います。

 

先日ちょっと考えさせられたことを・・

 

日々テレビで流れてくるウクライナの状況。

その中でペットを連れて避難している人たちの映像もあります。

 

それを見て皆さんは何を思われましたか?

 

先日ペットの防災について行政の方と打合せしている時の会話です。

 

「ウクライナのニュースでペット連れて避難してる人たちいましたよね。」

 

先方から話がふられ、そしてそれに続く言葉が

 

「避難先、大丈夫なんですかね?ペット受入れてもらえるんですかね?」

 

この言葉に何故か違和感を覚えた。

 

確かにそれもそう。

 

だけど私自身、あの映像を見た時は単純に

 「ペット達も安全な場所に避難出来て良かった」

としか思わなかったし、避難先で受け入れてもらえるのか?なんて

1㎜も思い浮かばなかった。

 

なんでだろう?って考えた時、あの映像がヨーロッパだからだと気づいた。

 

欧米ではペット(動物)も人間と同じように守られるのが当然のことだと知っているので、

避難先で困るか?なんて思いも浮かばなかった。

 

しかし、もし映像が日本国内のものだったら、

私もきっと今回の行政の方と同じように、避難先で受け入れてもらえるか

不安に感じただろう。

それは日本ではまだペット(動物)が人と同じように守ってもらえていないからだ。

 

そういうことなんだと気づいた。

日本はまだ社会の認識がそういうことなんだ。

 

動物愛護の面でも共通する。

ペット(動物)の命も尊重されるべき。

 

誰にとってもペットとの避難が当たり前の社会。

そうなってほしい。

災害が起きた時。

 

行政がなんとかしてくれる

行政に助けてもらえばいい

 

実際何かが起きた時(今のコロナでもそうだけど)、

 

行政はなんでこれをやらないの?

行政はこれもやるべきなんじゃないの?

 

って。

 

ある方が言っていた。

 

非常事態にも関わらず多くの人が日常を求めると。

日常と変わらない生活を求め、そしてそう出来ないことに

批判、文句を言うと。

 

非常事態であることをきちんと理解しなきゃ。

日常と違うと認識して自分の置かれている立場を考えなきゃ。

 

国が第一とするのは 国民の命を守ること だ。

大げさな言い方をすれば、それ以外のことは二の次、三の次になる。

仕方のないことだ。

阪神淡路大震災。東日本大震災

あの時のことを思い出せばわかること。

 

とにかく自分の身は自分で守らなきゃ。

自分が被災した後もできるだけ日常に近いように過ごしたいなら

自助をしっかりして、備えなきゃ。

 

横浜市は市民の災害時における自助及び共助の推進に関する条例の

一部改正の検討に入った。

 

一瞬、今以上に自分たちでやれることは自分たちでやれって

責任転嫁するつもりかよって思ったけど、そうじゃない。

 

行政だって出来ることと出来ないことがある。

 

そこをしっかりと見極めて、きちんと考えなきゃなって思った。

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横浜市HPより抜粋 ↓↓

 

東日本大震災から10年という節目であり、また、近年、気候変動の影響から

自然災害が激甚化し、各地で被害が多発しています。このような自然災害に

対応していくためには、市民及び事業者の皆様が大規模災害の発生時に

自身の命を守り、互いに助け合うために、日頃から準備を行う必要性が

高まっています。
 東日本大震災の教訓を風化させることなく、また時代の変化に即したものと

するため、条例の一部改正を行い、市民及び事業者の皆様の自助・共助の

取り組みをより一層推進すべきと考えました。
 そこで、横浜市会 政策・総務・財政委員会では、平成25年に制定した

「横浜市災害時における自助及び共助の推進に関する条例」の一部を改正すべく、

検討を進めていますので、皆様のご意見を是非お聴かせください。

 

「横浜市災害時における自助及び共助の推進に関する条例」の 一部改正について皆様のご意見を募集します! 【横浜市会 政策・総務・財政委員会】

 

意見募集チラシは → こちら 

募集期間は 9月27日~10月29日(金)

 

しっかり読み込み、気づいた点などがあれば応募したいと思う。

 

自分の地区ではないけど、同じ区内で数年前から

ペット同行避難の防災訓練、ペット同伴避難受入体制を確立している

町内会があると聞き、どのように実現されたのかご教示頂こうと

町内会長さんにお話を伺いに行った。

 

区内でペット同行避難者受け入れの取り組みに

まだ一切手を付けていない町内会に働きかけるアイディアが

浮かぶのではないか、参考になることがきっとあるはず!

という想いで。

 

そして、お会いする前に幾つかお聞きしたいことを書き出し、

その中でも特に知りたかったのは

 

 ・多少なりとも町内会の中から反対意見が出たと思うが

  それをどう説得したのか?

 

という点。

 

ペット連れで避難したい、というと必ず出てくる

 ・動物なんか絶対にダメだ

 ・吠えや臭いなどの衛生面、動物アレルギーがある人への配慮

という反対意見。

どこの避難所運営者も対応に苦慮する点だ。

 

その質問に対しての答えに度肝を抜かれた

 

 「反対なんて一切ありません。みんな当然受入れてくれました。」

 

どうやって?なぜ? 

ペット同行避難者受け入れのためどれだけ考えても

必ずそこで壁が立ちはだかるのに。

もう頭の中 ??? だらけ。

 

 「そのために、うちの町内会は日頃から町内の方々と密に

  繋がっています。顔の見える町内会を作り上げています。

  そのための努力は惜しみません。町内の方々がどこかしらで

  繋がっていれば、その相手が困ったとき助けるのは当然ですよね」

 

あーーーー。

ペットの防災のセミナーでどの講師の方も必ず言う備え

 ・日頃から地域の人たちと繋がっていてください

これが地域ぐるみで、ペット飼ってる、飼ってない関係なく、

町内全体で防災への備えがしっかりと出来ているんだ。

 

 「ペット同行避難者」 は特別ではなく

 「ペットを同行して避難してきた町内の人」 であり、

他のそうでない人たちと同じなんだ。

 

高齢の方、小さな子供連れのご家族、

要支援者、ペット同行避難者、

すべて同じ町内の人。

すべて受け入れる、誰も取りこぼさない。

 

ただただ圧倒された。

 

一朝一夕でそれは成し遂げられない。

長い歴史、町内会の取組があってこそできること。

 

これが出来ていないところ(ってか今の時代、出来ていないのが普通)に

 「避難所運営とはこういうことです!」

って鼻息荒く伝えたところで、

 はっ?

ってなるのがオチだ。

 

でも、だからって諦めちゃいけない。

投げだしちゃいけない。

 

同じような体制は無理だけど、じゃー今すぐできること。

そこから取り組もう。

 

 

 

 

 

 

先日の記事と重複する部分もあるのだけど、

防災に携わってる方々との勉強会での雑談で。

 

 正直、今すぐ地域のコミュニティをどうこうとか

 犬のトレーニングとか無理無理。

 そんな事よりも、避難所に来た人はどんな人でも

 すべて受け入れるって決めときゃいいんだよ。

 相手は命の危険があるから逃げてきてるのに、

 あーじゃなきゃダメだ、これをやっておかないとダメだ、って

 それが間違いじゃないか

と発言された方がいて、

 確かに、それな。

って思った。

 

実際、周りのペット飼ってる人たち

 ・ケージに入れられないから

 ・周りに迷惑がかかるから

という理由で、ほとんどの人が避難所に行くのを

最初から諦めている。

 

諦める代わりに自身で、自宅の減災対策をしっかりとっておく、

親戚、知り合い宅を予め避難先として確保しておく

という備えをしてても、大きな震災の時はそんなこと言ってられない。

 

震度6強とか7とか、そんな地震直後に親戚宅、知人宅に行く手段が

ないかもしれない。連絡が取れるかだって微妙だ。

そんな状況下で、

 「必要なトレーニングしてないから避難所に行けない」

ってのは、なんかおかしな話だなって。

その後の余震で家が崩れる可能性だってあるのに。

 

日頃から備えていないあなたが悪い、自業自得

 

って言われるかもしれない。

でも、現状、一体どれだけの人が備えてられているのか。

半数にも満たないんじゃないか。

 

体制作りももちろん大事。同時に、

「(トレーニングが)出来ていなくても、とにかく一旦は受け入れる」

そういう考え方が大事だな。

ご無沙汰してます。

 

いろんなことを見聞きしていたら、頭の中がバグを起こしてしまい

まとまらずブログから遠ざかってしまいました💦

 

ブログから遠ざかっている間もいろいろ学びは続けています。

 

ただ、やはり防災に関して学んでいると、毎回

 

 日頃から地域の人とのコミュニケーションが大事

 

 迷惑をかけないよう飼い主さんが予めとトレーニングを

 行っておくことが大事

 

ここに行きつく。

 

もちろん、これは一番大事。

 

だけど 「今」 災害が起きたら?

 

トレーニング出来ていないペットは受け入れられない

 

ってことになる。

誰も取りこぼさない避難所ってのが不可能になる。

 

これまでどうやって地域コミュニティを広げていくか

どやって飼い主さんに伝えていくか

 

その方法ばかり考えていた。

このコロナ禍、人を集めるのが難しい、ネット発信するのも

一番そういう情報が必要である高齢の方には届けられない。

 

どうすれば、何をすれば。いつも同じところで行き詰っていた。

 

そんな中ちょっと前にペット限定ではなく、いろんな立場の方が

参加する、防災に関する地元の意見交換会に出席した。

 

そこである方の言葉が頭に残った。

 

避難所について話すとき議題になるのは集団生活を送るのだから

 トラブルが起きないように

 迷惑をかけないように

で、それを防ぐためのルール作りって話ばかりだけど、

そうじゃないんじゃないか。

 

突然他人同士がひとつの場に介して共同生活送るんだから

普通の精神状態じゃないし、必ずトラブルは起きるし、迷惑もかかる

 

迷惑もかけられるけど、自分だって迷惑をかける

お互い様の気持ちで相手も受け入れる、

命を守るにはルール作りの前に、まずはこれをみんなに

理解してもらうのが必要なのでは?と。

 

なるほどな、って思った。

 

ルールは確かに大切。

だけど、お互い許容する気持ちがあるだけで、

状況は大きく変わると思う。

 

「お互い様の気持ちで」

 

これ、重要。

都道府県がこれまで取り組んでいた災害時のペット対策が、今になり

ぐぐぐっと動き出しているようで、5月末からいろんな発表があった。

 

①中日新聞 5月28日の記事(←クリック)一部抜粋

 

【災害時ペットと避難して 野々市市が施設と協定】

 

地震や大雨などの災害時に飼い犬などのペットと避難できるよう、野々市市は二十七日、飼い犬と一緒に過ごすスペースを提供する施設「ドッグラウンジD.E(デー)」(同市粟田)の運営会社と連携協定を結んだ。施設を避難所として市民に開放する。県内自治体が同様の協定を結ぶのは初めて。(吉田拓海)

 市は小中学校の体育館などを開放した避難所に、盲導犬を除くペットを入れることを認めていない。避難者のアレルギーや心情に配慮したためだが、ペットと一緒に避難できる場所をどう確保するかが全国で問題となっており、ペットを飼う被災者の中には車中泊を強いられるケースもある。

 施設は昨年七月に飲食業「サビー」(金沢市玉川町)が開業。会員制で愛犬と飼い主が一緒に食事を楽しめる個室十室や、屋内ドッグラン、飼い犬をシャワーで洗える「グルーミング室」などがある。

 災害時には、避難してきたペットと飼い主に個室で寝泊まりしてもらう。現時点では、受け入れるペットは原則、犬のみを想定している。

 

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②中国新聞デジタル 5月29日の記事(←クリック)一部抜粋

 

【避難所にペット専用スペース 犬20匹・猫10匹収容、広島県熊野町が新設】

 

 広島県熊野町はペット専用の避難スペースを備えた「熊野東防災交流センター」を新設し、28日、報道各社に公開した。西日本豪雨の被災を踏まえて町内に設ける三つの防災拠点の一つで、町によるとペット向けスペースがある公的な避難施設は全国でも珍しいという。6月1日に開所する。

 センターは、鉄筋2階建て延べ約1200平方メートル。シャワー室や授乳室、洗濯室、大型の備蓄倉庫を備えた町東部の拠点避難所で、1階の約50平方メートルをペット専用にする。犬20匹、猫10匹を収容できる。普段は、地域コミュニティーセンターとして住民に開放する。

 ペットは原則、飼い主にケージに入れて持ち込んでもらうが、町もケージ10台を用意する。他の動物は相談に応じる。センターの総事業費は6億3千万円。

 

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③朝日新聞デジタル 5月27日の記事(←クリック)一部抜粋

 

【「災害時こそペットと一緒に」専門学校が避難所に】

 

 熊本市と九州動物大学院(同市中央区)は26日、学院を災害時のペット同伴避難所として指定する協定を締結した。市によると、ペット同伴避難所として民間施設を指定する協定は、熊本県内では初めてという。

 九州動物学院は動物の看護やトリミングなどを学ぶ専門学校。災害が発生して全市で避難所を開設する場合に、学院が避難所として活用される。市の支援物資も届けられるという。学院によると、1日あたり約200人とそのペットのイヌやネコなどの受け入れを想定している。学生や職員も避難所の運営に関わる。学院のビルには動物病院もあり、けがをした動物の治療もできるという。

 

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先日地元の飼い主さんたち数名に災害時のペット対策についてアンケートを行った。

大々的ではなく、知り合いに声を掛けてもらう・・という方法なのでまだそんなに

多くの方に回答頂けたわけではないけど。やっぱり、殆どの飼い主さんが

 

 「ペットと一緒に、同じ部屋に避難出来る避難所が欲しい」

 

と答えている。

 

当然だと思う。私だって「災害時こそ」一緒に居たいって思う。

何が起きるかわからない非日常の中、自分が不安な状況でペットを別の部屋で

ゲージに入れられて他の犬猫たちと一緒・・・って、想像しただけで絶対無理!

ってなる。

 

で、今の鶴見の現状。

 

指定避難所 :

 ①風水害時(区役所運営)

  ゲージを持参すれば、ペット同伴避難可能。

  但し、ペットはペット専用区画にゲージに入れて管理。

 

 ②震災時(地域防災拠点運営員)

  各避難所毎に判断が分かれる。まだ検討が始まっていない、まったく未定の

  避難所も多くある。

 

大規模災害発生時(避難生活が長期化する)の場合 :

 必要に応じ横浜市災害時動物救援本部が設置される。

 地域防災拠点への同行避難が困難なペット、飼い主とはぐれたペットなどを

 受け入れ、飼養する場所を設置。

  候補地 : 鶴見区大黒町スポーツ広場

 

これらから、ペットと一緒の部屋で避難したいなら、

 

 ①在宅避難 = 震災、風水害でも自宅で避難生活を送れるよう、耐震、減災を

         しっかり行っておく

 ②知人、親戚宅に避難させてもらう

 

この2点しかないのが現状だということかな。

 

でも逆に考えたら、①②は今すぐにでも取り掛かれることだと思う。

耐震・減災対策は費用の面で不安もあるけど、ケースによっては

行政から補助金が出る。

 

大切なペットとどんな時も一緒にいられるように。

その時になってじゃなくて、今できることをやっておいてほしい。

 

災害が来なかったとしても、①②くらいなら、やっておいても損はないよね♪

防災に関わってる多くの方が言う。

 

 なかなか浸透しない

 

って。

 

防災ってすごく大事なことなのに、なんでだろう?って。

 

でも、逆の立場で考えてみた。

自分がこの活動をやろうって動き出す前はどうだったか。

 

災害時に備えなきゃって気持ちはどこかにあっても

後回しになっていた。

 

こういう対策、備えが必要です!ってのを見ても、

ほんとそうだよねー。やらなきゃだなーって。

 

でも、それだけ。

実際に備えるって言っても、非常食買ったり、家具の転倒防止の設置程度。

それをやって満足していた。

 

実際に起きた場面を想像し、それにそって必要なものをシミュレートしたり

対策をすることはなかった。

 

やっぱり気持ちのどこかに、

 今、考えても仕方ない

 その時は行政がなんとかしてくれる

ってのがあった。

 

それに仕事して、家事して、遊びの予定もあったり、

日々いろいろやる事がある中、緊急性のないことが

後回しになってしまうのは仕方ない。

 

台風19号の時に初めて多くの声が区役所に寄せられた。

あの時は、本当に逃げないとヤバいって危機感を覚えた人が

たくさんいたからで、そうならないと動かないよね。

 

こんな大事なことなのに、なぜ伝わらないの?

そう考えている間はきっと伝わらない。

 

気持ちのどこかにある、

 「そうだよねー考えなきゃだよねー」

という、ふわっとしたところに、働きかける、

それをふわっとから、真剣に考えるようにシフトチェンジして

もらえるように。

そういう伝え方を考えていかなきゃ。

 

それが一番難しいんだけどね。

 

ペットを飼っている人に、世間話な感じで

 「そう言えばさー、なんか最近豪雨とか多いじゃん?それに地震も。

  災害が起きた時のこと、ペットどうするか考えてる?」

って軽くジャブ入れて、そこからすこーしずつ、

 「横浜市ってこんな感じらしいよー」

 「車中泊って言ってもさ、それできればいいけど、台風の時は風で煽られて

  横転する危険性あるんだよー。それに夏場とかガソリンが手に

  入らなかったら車内で過ごすの無理だよねー」

て流れにもってくと、後になって

 「この前話した後さ、いろいろ考えたよ」

って言ってもらえることがある。

 

そういう伝え方。

 

ひとりひとりにやってると時間かかっちゃうから、

それを一気に出来る方法、ないかなぁ。。。

これまでいろんな人に説明してきた。

 

同行避難は、ペットと一緒に避難する行動のことで

同伴避難は、ペットと一緒に避難する状況のこと。

 

例えば川が氾濫しそうな時、1階が浸水しそうで2階に避難する垂直避難。

この時、2階にペットを連れて逃げる行動も同行避難なんだよ。

で、同伴避難は一緒に避難生活することだよ。

 

話しながら自分でも、ん~~~?ってモヤっとしていて。

ニュアンスはわかるけど、ビシッ!と伝わらないよな、って。

 

やっと、これならきっと伝わる!ってのを見つけた。

 

ペットを守るため災害時に

 ①飼い主さんはペットを連れて一緒に逃げて (=同行避難)

 ②避難先でペットと一緒に避難生活をする  (=同伴避難)

場所を決めておく必要がある。

 

これならわかりやすいかな。

 

そして、避難生活をする場所=指定避難所しかないって思ってる人が多いことに

気づいた。

 

突然襲ってくる震災の時は同伴避難先は指定避難所しか選択肢が

ないかもしれない。

 

でも風水害は前もって気象庁の発表とかで自分の地域が危険かどうか

予測が出来るから、予め決めておいた避難先に行くことが可能。

 

台風直撃で自宅が危険そうな場合、ペットと一緒に居られるよう避難先を

ペット可のホテル、知人宅、友人宅、親戚宅なんかに決めておくといいんだよね。

 

年々、関東直撃する台風は大きくなってきてる。

 

今のうちに、

 「台風がここを直撃することがあったら、ペットと一緒に避難させてね」

って友人や親せきにお願いしておけば、困らなくて済むかも。

 

今、一番の問題は震災だよなぁ。。。

突然起きるから、前もってが準備が出来ない。

家を留守にしている時かもで、同行避難さえ怪しい。

その時、どうするか、だ。

災害時にペットと飼い主さんが離れ離れになってしまわないように。

 

根本のその想いはなんら変わってなくて、今後も絶対に変わらない。

 

だけど、1年通していろんなペット防災セミナーに参加したり、

実際に被災地で起きていたペットとの避難状況について聞いたりして、

少しだけ取り組み方を変える必要があるのでは、と思い始めている。

 

こちらでも書いたけど、一昨年の4月。

うちの地域はどうなってるんだ?調べなきゃ、動かなきゃ!

と区役所などに行ったりしだした時は、

 

人は行政や社会が守ってくれるけど、ペットは後回しになってしまう。

だから、私はペットを守るために動く、ペットが悲しまない方法を

見つけ出し、それを実行する。そんな想いだった。

 

社会は当たり前だけど、人命第一優先

ならば、私はペット第一優先で動こう、と。

 

ペットのことを第一に動く人が居なかったら東日本大震災の時のように

ペットが後回しにされたり、放置されてしまうって。

 

だから私はペットのこと第一にして声を上げる人になる!と。

 

だけど、これも当たり前のことだけど、

 

ペットがいるってことは、その飼い主さんがいるわけで。

 

その飼い主さんは

 高齢の方かもしれない

 まだ小さなお子さんを抱えているママさんかもしれない

 体の不自由な方かもしれない

 

ペットをどう守るか と 飼い主さんをどう守るか はセットだ。

どちらが優先とかない。

 

ペットも含め、みんなが大丈夫なように。

 

私ひとりでそんな大きなことは出来ない。

だから、今一緒に活動してくれている仲間と、

そしてこれから増やせていけたらその人たちと。

 

出来ることを考えていきます!