防災に関わってる多くの方が言う。

 

 なかなか浸透しない

 

って。

 

防災ってすごく大事なことなのに、なんでだろう?って。

 

でも、逆の立場で考えてみた。

自分がこの活動をやろうって動き出す前はどうだったか。

 

災害時に備えなきゃって気持ちはどこかにあっても

後回しになっていた。

 

こういう対策、備えが必要です!ってのを見ても、

ほんとそうだよねー。やらなきゃだなーって。

 

でも、それだけ。

実際に備えるって言っても、非常食買ったり、家具の転倒防止の設置程度。

それをやって満足していた。

 

実際に起きた場面を想像し、それにそって必要なものをシミュレートしたり

対策をすることはなかった。

 

やっぱり気持ちのどこかに、

 今、考えても仕方ない

 その時は行政がなんとかしてくれる

ってのがあった。

 

それに仕事して、家事して、遊びの予定もあったり、

日々いろいろやる事がある中、緊急性のないことが

後回しになってしまうのは仕方ない。

 

台風19号の時に初めて多くの声が区役所に寄せられた。

あの時は、本当に逃げないとヤバいって危機感を覚えた人が

たくさんいたからで、そうならないと動かないよね。

 

こんな大事なことなのに、なぜ伝わらないの?

そう考えている間はきっと伝わらない。

 

気持ちのどこかにある、

 「そうだよねー考えなきゃだよねー」

という、ふわっとしたところに、働きかける、

それをふわっとから、真剣に考えるようにシフトチェンジして

もらえるように。

そういう伝え方を考えていかなきゃ。

 

それが一番難しいんだけどね。

 

ペットを飼っている人に、世間話な感じで

 「そう言えばさー、なんか最近豪雨とか多いじゃん?それに地震も。

  災害が起きた時のこと、ペットどうするか考えてる?」

って軽くジャブ入れて、そこからすこーしずつ、

 「横浜市ってこんな感じらしいよー」

 「車中泊って言ってもさ、それできればいいけど、台風の時は風で煽られて

  横転する危険性あるんだよー。それに夏場とかガソリンが手に

  入らなかったら車内で過ごすの無理だよねー」

て流れにもってくと、後になって

 「この前話した後さ、いろいろ考えたよ」

って言ってもらえることがある。

 

そういう伝え方。

 

ひとりひとりにやってると時間かかっちゃうから、

それを一気に出来る方法、ないかなぁ。。。