名古屋行き最終列車 2018  第十話 3/20放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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第十話  松井玲奈 渡辺いっけい 矢本悠馬

ラジオドキュメンタリー「私が最終列車に乗る理由」の取材を相変わらず続ける吉川一美(松井玲奈)。
そこで相手をする高校教師の高橋(渡辺いっけい)。

ほぼ毎日終電に乗る生活。


卒業式を控えて悩みがある。彼は卓球部の顧問。部員は一人しかいない。一年の時に入部させた木下雄介(矢本悠馬)。内気で一人で居ることが多く、半ば強引に入部させた。
才能は全くなく、そもそも運動神経がない。

一人しかいないため、常に試合には出られるが、常に負ける。
それでも弱音は吐かない。

そんな彼を、時には追い込んで特訓もした。

 

三年になった公式戦の最終で、一回戦初めて勝った(不戦勝)。二回戦は相手が骨折して勝利。だが三回戦ではシード選手が出て来てボコボコにされる。3対1で負け。

相手はその後の全試合を全勝で勝ち抜き優勝。

 

自分は雄介の青春を奪ったのではないか、と高橋。

彼はおとなしいうえに優しい。顧問の自分に付き合ってくれた。
卒業までに雄介のためになる事をやってあげたい。ラリーをしていると何か悩みを感じるが、詳しくは判らない。
一美は、それを自分に探らせて欲しいと申し出た。

 

名鉄名古屋の落とし物係ネタ 
一美が訪れる。森本宗太郎がレコーダーを渡す。一美が上機嫌なのは暖かくなったから?

 

雄介に会って話をする一美。彼の就職先は知多のえびせんべい工場。不安はあるが、それが悩みではなさそう。

雄介と卓球を始める一美。打ち易い球を返してくれる。


雄介の悩みは卓球部の存続問題。

一美が高橋に話すと、今日がその会議だった。

 

各部顧問の教師が集まり協議。高橋に話題が集中。三年間で部員一人。試合でもまともに勝てていない。
先生がやりたいだけでしょう。シニアの部で優勝していらっしゃる。

部員を先生の練習に付き合わせているだけでは?・・・
結局卓球部は廃部の方向で会議は終わる。

 

部室に入ろうとして、中に居る女子生徒に会った雄介。来年度からこの部室を吹奏部が使う予定だと聞かされる。その上、三年間高橋先生の練習台で大変だったわね、と言われた。

 

次の日から学校に来なくなった雄介。
家を訪れる一美。「何たそがれてるの?」
廃部の事を聞いた。だから休んでるの?  

違う。だけど何で教えてくれない。
伝えようとしたけど、どうしても言えなかった。

その程度の関係か。ダメなのは僕。
一美は自分の考えをまとめたものを手紙にして、雄介の家に置いて来た。

 

翌日学校を訪れ、高橋と話す一美。

今日は学校名物の「卒業生の主張」
校舎の屋上から生徒たちに向けて、何でもいいから告白する。
先生の車のガラス割った→保険で直したから許すー。 好きです、と告白→ごめんなさーい。
そんな時に「3年2組、木下雄介君の主張です」

 

子供の頃から友達いなかった。母子家庭で貧乏だった。

だけど高校では充実した生活を送れた。
練習で先生とラリーが出来て嬉しかった。一人ぼっちではなくなった。
先生のための練習?冗談じゃない! 先生は自分の大会の前でも、僕のレベルに合わせてやってくれた。
最後の大会の相手は三歳から卓球やってた奴。だけどそんな奴から1セット取れた。彼が一回だけ負けたセット。

在校生の中で独りぼっちの人、卓球部に入って下さい。
最後に、高橋先生、最高の三年間を有難うございました。

 

高橋が拡声器で、涙ながらに「こちらこそ有難う!」
そのイベントの後、高橋の元に二名の生徒がやって来る、入部希望者。廃部を免れて喜ぶ高橋。

無事卒業式が終わる。
彼を題材にしたラジオドキュメントも3月末に無事放送された。

 

感想
一美の、相変わらずの取材ネタ。これも続ければ、定番という事か。
今、教師の負担増で問題となっているクラブ活動。毎日終電なんて問題提起したらあかんだろう(笑)
まあ、それはさておき。顧問にとって、部員が少ない事は本当に肩身が狭い様だ。

さほど深くはないが、渡辺いっけいの自信のなさそうな演技が絶妙で、それなりに楽しめた。

 

ただ、来年からはレビューを間引く事にしよう(10回も続けるなんて、ドラマの1クールと一緒じゃん)