名古屋行き最終列車 2018  第一話  1/15放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

メーテレ(名古屋テレビ)がこの季節に贈る深夜ドラマ。
当Blogでは2016年からフォローしている。
昨年までは4夜連続だったが、今回からは週1(月曜深夜)全4話

2016年 2017年

番組紹介

 

第一話  松井玲奈 堀内敬子 佐戸井けん太 山口千景 水谷若菜

現在失業中の吉川一美。ラジオ局に勤める友人(山口千景)に頼まれて、最終電車に乗る客から、その理由を聞くインタビューの仕事を引き受ける。
そんな中でインタビューに応じた加納由香(堀内敬子)。現役プロボウラーという言葉に食いつく一美。

 

名鉄の遺失物係に来る由香。担当の森本宗太郎(六角 精児)。忘れ物はリスタイ(リストタイ:ボウリングの指をガードするもの)。

 

由香は老舗のボウリング場(ヒジエボウル)の専属ボウラー。週2回の個人レッスンをやっているが、人気者で予約が2ケ月先までびっしり。そこは老人の客が多く、フードメニューも充実した「まったり系」。
由香はフロント係、清掃もこなす。ボウリングはオイルを読む戦いだと一美に話す。
彼女の使用ボウルは13ポンド。プロなら15ポンドはザラだが、無理しない方針。

 

 

そんな時、店長の和田(佐戸井けん太)が、競合する大手チェーン店から接待される。裏で買収の話が進んでいた。相手が勝手に専属プロ同士の対決を仕込んでしまった。負けたら1ケ月ゲーム代無料。
相手は賞金女王の水谷若菜プロ。

 

勝手に試合を受けた店長を責める由香だが、逃げるわけにいかない。

だが由香は、汗臭いのは苦手。母みたいなパワープレイはしないという。彼女の母親もプロボウラーだった。
得点勝負ではなく、芸術性で行くと。
由香のボウルはスプリットが残り易く、技術面である程度カバーするスタイル。

 

 

喫茶店を経営する由香の父親。昔15ポンドで失敗しているが、結局重いボウルから逃げている。

一美が練習をしている姿を見る由香。15ポンドで投げるのを見てバランスが悪いと言うが、ストライク取るにはこちらが有利と言い張る一美は由香に「逃げないで」と言った。
「うるさい、シロウト!」と反発する由香。
あなたは美人だからチヤホヤされて、私は地味だから告白されたこともない、いい事は何もない。
あなたなら少しの努力で何でもできる。見かけより実を取るべき。
おせっかいが・・・・と由香。

 

試合当日。由香は母が使っていた15ポンドのボウルを持って来た。このところ、これで練習していたという。
終盤まで互角の戦い。最終フレームで相手が両サイド二本のスプリット。手堅く1本残し。
由香もスプリットの5本残し。スペアが取れる確率は0.3%。
だが由香はスプリットをいつも経験しているため、見事スペアを取ってこの戦いに勝利した。

 

 

友人のところへ、その報告をする一美。ハッピーエンドですごいじゃない!と喜ぶ友人だが・・・・
由香からマイボウルをプレゼントされ、喜んで名鉄電車で帰る一美。停止時に列車の反動で、ボウルがバッグにグチャ!と落ちる。そこにレコーダがあり、録音がパー。


感想
毎年、楽しく視聴している。
ドラマとしては少しヌルいが、そこも味として許せる範囲。
由香が重いボウルに取り組まない事と、一美がモテない事は、基本的に噛み合わない(八つ当たり)が・・・(まあいいか)。

 

話の中に、ボウリング場でのメンテナンス作業がさりげなく紹介され、業界の裏側を照らすという、基本方針には好感が持てる。