レビュー一覧
1~5回 6~10回 10~15回 16~20回 21~25回 26~30回 31~35回
キャスト一覧
感想
36回:長宗我部信親との交渉と、秀吉の関白への布石。
37回:大和を賜った秀長の奮闘。庄屋の石川清兵衛として出て来たのは伊藤健太郎。「光る君へ」の双寿丸として37~40回に出演していた。2020年に起こした不祥事は、そろそろ放免か・・
38回:商業の発展が「座」によって妨害される中、筆屋の才蔵を足掛かりにまとめて行く秀長。狩野永徳を演じる片岡鶴太郎。
39回:家康に真田との和睦を強要する秀吉。そして茶々が秀吉の妻になるまでのあれこれ。寧々とのやりとりは、まあ・・・
石川数正が豊臣に寝返ったのにはビックリ(そういえば「どうする家康」でやってたなー、これ)
40回:天正地震の勃発により、家康との和睦を決心した秀吉。
使者としてやって来たのは、あの織田信雄。身内の誰かを嫁にと言われ、あさひを差し出す事が決まった。
ただ、wikiによれば家康がこの要求を出した訳ではなく、あさひが嫁した後も上洛を渋り続けた結果、秀吉の母親も人質に出したことで、ようやく上洛したという。なんかニュアンスが違うんだよなー・・・
2分ダイジェスト
36話 37話 38話 39話 40話
美術展ナビ
36話 37話 38話 39話 40話
あらすじ
第36回「姫若子(ひめわこ)と鬼若子(おにわこ)」9/20放送
小牧・長久手の戦いの後、徳川方の人質が大坂城に訪れた。
それは家康の息子 於義伊(おぎい)。
数正に自分の子だと言い張る家康。「示しが付けばそれで良い」
それで羽柴は、反旗を翻した紀州、越中、四国を攻めなくてはならなくなった。疲弊は免れない。「仕留めるのはその時じゃ」
於義伊は、こたびの合戦は信雄に従ったまでで、羽柴に敵対するつもりはなかったとの、家康の言葉を伝えた。

しかと胸に刻んだと返す秀吉。
阿波 白地城。長宗我部信親が、秀吉からの文を読む。
阿波、讃岐、伊予を返上すれば土佐一国は安堵するとの内容。
家臣の谷忠澄は、秀吉の進攻速度を危惧する。

長宗我部元親はかつて信長から、自身を鳥なき里のコウモリだと言われた事があると話す。大きな鳥のいない四国だけの権勢。
「でかい鳥ばかりじゃのう」と嘆く。

長宗我部からは伊予と二か国の所領を安堵して貰えれば、阿波と讃岐は差し出し、我らに従うとの返答。
「伊予は渡せぬ」と言う秀長。四国を制したあかつきには、伊予は毛利が治めるというのが、彼らの協力の前提。借りもある。
四国攻めを秀長に指示する秀吉。
海を埋め尽くすほど大量の船で攻めると言う秀長。
その量を「千!」と聞いて驚く家臣。
そのために紀伊湊(きのみなと)の代官 吉川平助が家臣として呼ばれた。船奉行をしていたという。

「足りなければ作れば良い」と手配を指示する秀長。
不在の秀吉は、関白職を得るために京へ行ったと話す秀長。
関白になれるのは、公家の中でも五つの家(五摂家)からだけだと話す桑山重晴。その一つの養子になれば可能だと言う官兵衛。
京 妙顕寺城で宗易の仲立ちにより近衛龍山(前久)に会う秀吉。

ほぼ同い年の相手に、養子になりたいと言われ戸惑う龍山。
だが、今の自分の力があれば二条家から関白の座を取り戻すことが出来ると言う秀吉。朝廷からの信任も得ており、子の信輔を関白にする道を繋ぐために、その話に乗った龍山。
天正十三(1585)年六月。四国攻めの火蓋が切られた。阿波、伊予、讃岐三方からの上陸。

白地城へ籠城する策に出た長宗我部元親は撤退の前、美しい衣装に目を奪われる。谷忠澄が申し出て一宮城に残った。

一宮城に入った秀長。残る忠澄に元親との調整役を頼んだ。
白地城に入り、元親に秀長からの書状を渡す忠澄。

今降れば土佐一国は安堵するとの内容。投げ捨てた元親。
秀吉からの使者が来て、これ以上待てないと言って来る。
元親は、望んで戦っている訳ではないとの信念がある秀長。
彼を説き伏せたいという思いを受けて、上様は自分が説き伏せると言った蜂須賀正勝。

出陣準備を始めている秀吉の前に現れた正勝。秀長は総大将として立派に戦っているから、このまま見届けて欲しいと言った。
兄弟が協力する姿を見て、手を貸そうと決めたと皆に話す正勝。

「今は、どうじゃ。あの頃と同じように小一郎の事を分かっておるか?」関白は凄いが、それが儂の惚れた男かどうか・・・

「あと三日だけ待つ」と言った秀吉。
再び交渉に訪れた忠澄が持って来たのは女ものの着物。
元親はいつもその様なものを身に着けていた。
かつてその理由を小一郎に聞かれた時「好きじゃき」と答えた。

あれが、真の長宗我部元親だと秀長が言ったと言う忠澄。
着物を掴み涙する元親。降伏を勧める忠澄。

最後は家臣、領民を守るのが私の知っている殿・・・
阿波 一宮城に、女物の衣装で秀長の前に現れた元親。

これからは、我らと共に天下一統の夢を見て欲しいと言う秀長。
人を殺しても何とも思わなくなった自分が恐ろしくて、美しいものに身を包む様になったと言う元親。
出会いが違えば友になっていただろうと返す秀長。
「なんでそこまで儂のことを・・・」「好きじゃき」
臣下になると手をついた元親。
天正十三(1585)年七月十一日。秀吉は遂に関白を認められた。
それは、一介の小百姓が、この国の最高権力者へと上り詰めた奇跡の瞬間。

第37回「秀長の国」9/27放送
殿、と呼んでも動かず。「関白殿下」と言われて振り向く秀吉。
国割りの申し渡しを早くと言う秀長に、大坂城からの風景を見せて、ここまで来たと述懐する秀吉。
浮かれてはならんと言いながら、二人で大笑い。

石田三成が呼びに来て、浮かれ気分はそこで中止。
天正十三(1585)年八月。秀吉は家臣への領地分配を行った。
その主眼は羽柴家で足場を固めるためのもの。
蜂須賀正勝には阿波一国が授けられた。どよめきが湧く。
だがそれを断った正勝。
その誉は倅の家政にと申し出、自分は隠居したいと続けた。
それを了承した秀吉。
続いて秀次には近江国 四十三万石が授けられた。

最後は秀長。従来の紀伊、和泉に加え、大和一国が与えられた。
部屋で一人飲む正勝を訪ねる秀吉、秀長、前野長康。
近頃古傷が痛むと言う正勝。「歳には勝てぬ」
戦さ働きは出来ぬとも、近くにおってくれと頼む秀長。遠くには行かぬが、ここが引き際だと言う正勝。
「お主らに、儂の人生を賭けて、よかった・・・」と泣く。
長康の一声で、控えていた者たちが襖を開けてなだれ込んだ。
この後蜂須賀正勝は病に倒れ、半年後にこの世を去った。
天正十三(1585)年九月。秀長は大和 郡山城に入った。
「良き国を作ろうではないか!」と皆に声をかけた秀長だったが、大和は最も厄介だと秀吉から言われていた。

坊主たちが独自の法により、国を意のままに支配している。
前国主の筒井順慶は、そもそも興福寺に関わりがあった。
興福寺は膨大な所領を有し、豊民は寺のみに年貢を納めている。
藤堂高虎が、兵を預けてくれたらすぐに解決すると言ったのを、羽田正親が咎める。
神仏のご加護には逆らえないと言う桑山。
まずは話し合いだと言う秀長は、小堀正次に仲立を任せた。

残った者たちは秀長に、城の守りの整備を頼まれる。そかでも反目し合う藤堂と羽田。そこに慶がやって来て、普請の差配は藤堂がやるようにと指示した。そして羽田正親に向いて「あなたもおやりなさん」と続けた。「互いに見極め、よきものに」と言う。
喜んで口にする藤堂だが、不味さに口が止まる。
皆も同様。慶も口にして末に訊く。城の倉にはこの様な不味い米しかないと言う末。
秀長の元に訪れた興福寺一乗員 坊官 磐覚。権野別当は多忙につき、名代として来たという。

そして茶箱を開けると、そこにはぎっしりと粒金が入っている。
これからも、筒井殿の時と変わらぬ付き合いを頼むと言う磐覚。
それを断る秀長。今後は自らが大和全土を治めると宣言した。
その様な横暴は御仏が許さないと言う磐覚は、茶箱を持って帰って行った。興福寺所領の検地を小堀に指示する秀長。
そこに慶がやって来る。娘の末が勝手に出て行ったという。近隣の村から、よりましな米を入手しに行った・・・
小堀と出掛ける秀長。
村人から聞いて庄屋を訪ねる末と付き添いの侍女 むぎ。
城から来たと聞いて、確か新しい国主は羽柴美濃守様と聞いているがと返す。米が不味いので、ここで直に手に入れたいと言う末だが、どこも同じだと言う石川。
米を見せてくれと言われて気色ばむ石川。そこに来た秀長。
無礼を詫びた秀長に、慌てて跪く石川。
秀長も「米を見せてくれるか?」と頼んだ。

出来の悪い米に驚く秀長と末。沈黙の石川に。無理に苗を詰めて植えているのではと訊く秀長。「なぜお殿様がその様な・・・」
と驚く石川。自分も元百姓だと言う秀長。
ここも興福寺領だと言う小堀。田の広さに見合わぬ年貢の取り立てで、無理をして苗を詰めている事を知る。
検地を行うと言う秀長に、仏罰がくだると返す石川。
寺に逆らった者には、みな罰があたり、命を落としたという。
大和 興福寺で呪いの経を上げる磐覚。

城の普請が進む中、足場の縄が緩み始める。
そんな時、検地を進めていた小堀が賊に襲われたとの報せが。
石川の家の前で磐覚と対峙する秀長。検地をしに来ていた。

指示を出したのは磐覚。「これが仏罰の正体じゃ」と秀長。
真の御仏は一所懸命に働く民に罰は下さない・・・
我らはこの地を守り続けて来たと言い返す磐覚は、従わぬ者は天罰を受けると叫ぶ。
その一切を自分が受けると言う秀長。
そして藤堂や他の者が地蔵や礎石を運んで行く。石垣の石が足りないため、国主として頂戴すると言った秀長。

検地を受け入れる石川。「断じて認めぬ!」と磐覚。
「もうよい磐覚」との声。興福寺一乗院 権別当の兼深だった。

磐覚の考え違いを諫めた。苦しむ者たちを救うのが我らの喜び。
力を持ち過ぎたと続ける兼深は、これより先は国主様の御意のままに、と秀長に言った。

こうして、大規模な検地が行われ、年貢高も見直された。
そして、興福寺に五千石の寄進が行われ、驚く兼深。

石垣の進捗を見に来た秀長だが、慶が秀吉からの文を持って来たので石垣から離れた。その時足場の縄が切れ材木が落ちる。

秀吉が送ったのはお守り札。

第38回「和を以って、大和をなす」10/4放送
羽田正親が、あと半年ほどで当家の暮らしが立ち行かなくなると訴える。商いを盛んにすると言い出す秀長。

それまでの大和の商いは奈良に集中。豪商たちの集う「座」が商いを独占。その場を仕切る豪商 川窪清俊。興福寺が靡いたとしても、我らは我ら・・・「昨日、今日の新参に何が出来る」

慶が、先だって城下に店を出した筆屋が良い筆を作ると言った。
奈良から来たという。

秀吉が、帝の許しを得て新たな氏を考えている。

団子があると聞いてやって来た江。だが茶々と初は来ない。

弓の稽古をしている茶々。初も居るが団子を食べに行きたい。

あやつは我らの父母の仇だと言う茶々に、私たちを生かしてくれているのもあのお方だと返す初。「悪い人だとは思えない」
守り刀のことを思い出す茶々。

城下町を歩く秀長。慶の言っていた筆屋に寄った。
店主の才蔵が応対する。奈良の筆屋で使われていたが、性分で出て来たという。郡山の噂を聞いて店を開いた。

だが閑古鳥が鳴いている・・・
許せと言う秀長の事を、国主だと紹介する藤堂。
平伏す才蔵の手を上げさせる秀長は、奈良を出た理由を訊く。
あそこでは思う様な筆が作れないと言った。質は二の次で、数ばかり作らされる。自分は、もっと良いものを作りたかった。
ただ、座に加わっていなければ、軸や毛も手に入らない。
そんな時に郡山での商いが認められてここに来た。
ここの品は買い上げ、他の者も従わせるから、何とか持ちこたえてくれと頼む秀長。一筋縄では行かないと心配する才蔵。
川窪清俊らと話をする秀長だが、いきなり座を廃して郡山に移れと言われても、請けられないと返される。信用も失う。

「この国を動かしているのは、我ら商人でございます」
ならば、郡山が商いに向いている事を、このひと月で証明すると言ってしまった秀長。「出来なければそなた達に従う」

「お請け致しましょう」
才蔵を呼出し、協力を仰ぐ秀長。商人らに店の借り賃を免除し、当座の金を貸し付けるというもの。蔵に銭かあっても増えることはない。「銭を産む者に、銭を貸すのじゃ!」万事円満。
荷が重いと言う才蔵に「この筆の力を信じている」と秀長。
「精一杯励みまする」皆に手配する秀長。「新しき戦じゃ」
慶も寺子屋巡りをして筆を売り込んでいた。
千宗易に頼み込む秀長だが、移住してまでの協力は断られる。だが土産に渡された筆を見て「あ」と言う宗易。

うまく行かない臣下たちの前で狩野永徳の名を出す秀長。
訪れた藤堂に、屏風の端から端まで墨がカスれない筆があれば、いくらでも買うと言った永徳。その幅二間ほど。
あらゆる獣の毛を集めた家臣たち。それを使って試作する才蔵。

そんな時に慶が陣中見舞いの握り飯を持って訪れた。末も同行。
たまたま末が持っていた、毛の飾り物に目を止める才蔵。
それは天竺伝来のヤクという獣の毛。「おお、これじゃ!」
「この毛を使えば出来るかも知れませぬ」皆がどよめく。
抵抗する末だが、皆の迫力に気圧された。

「これからも力を合わせて豊かな国にして行こうぞ!」
秀吉に献上する屏風絵が完成した。「素晴らしい出来じゃ」
「大勝利でしたな」と藤堂。
「郡山の時代がやって参りましたな」
「無駄な戦を避けるためにもますます銭が要る・・・」と秀長。

「この獅子はつがいか、それとも親子か?」と秀吉。
見る者の心次第だと返す永徳。
第39話「茶々の本心」10/11放送
天正十三(1585)年七月。天下人となった秀吉の一番の課題は、徳川家康への対応だった。小牧、長久手の戦いで和議は結んだが、秀吉への態度を明らかにしていなかった。

信長様から頂いた大切な子だが、年は越せないかも知れぬ・・・
そんな時に石川数正が訪れた。呼んだ理由は真田との和睦。

北条との盟約により、信濃の真田との戦いを続けている徳川。
とりなしてくれと、真田から秀吉に嘆願が来ていた。
これ以上戦をする事は関白として許せないと言う秀吉を諫め、穏やかにその話を言い換える秀長。
秀吉が、京に作るという聚楽第の模型を数正に見せる。そして手土産として箱を運ばせた。銀だと合点して「過分なお志・・・」と言いかける数正に金だと訂正する秀吉。家康殿には金の方がふさわしい・・・
「真田と仲良うしてちょ」との伝言を頼んだ。
秀勝のための祈祷札を持って来た秀次に、嫁を娶らぬかと話す秀吉。だが秀次は既に秀吉の言いつけで、池田恒興の息女を娶っている。謝った秀吉。

どこにも嫁ぎたくないと言う茶々に手を焼く秀吉。初も江も嫁ぎ先が決まっている。誰とも夫婦になる気はないと返す茶々。

副田甚兵衛(もと甚助)とあさひに夫婦がどれだけいいものかを教えろと言う秀吉だが、却って逆効果。秀長も慶との事を話すが、誰の許へ嫁いでも幸せにはなれないと言う茶々。殿下の苦しむ顔を眺めながら朽ち果てるとも。
戻って家康に状況を説明する数正。このままで行くと北条との間にヒビが入る。秀吉もそれを狙ってのこと。
秀吉に勝つ策を聞く家康に、相手の弱点は世継ぎがない事だと言う数正は、秀吉、秀長が死ぬのを待とうと言う。家康には世継ぎが豊富に居る。「秀吉と秀長、すぐに死んでくれんかのう・・」
酒井忠次が、北条に加え伊達や本願寺も仲間に加えれば、秀吉と互角に戦えると進言。家臣みなが戦に傾く。

揉め事を耳にした秀長。石田三成が責められていた。それは殿下がもう一人妻を迎えるべきだということ。
寧々様の気持ちを考えろと責め立てる同僚。また後継には秀次様がいると続ける。だが・・・

母親のともと、あとを継いだ時の皮算用を話す秀次。
殿下なら、まだ御子を作れます・・・
後継ぎを絶やさぬことが肝要だという言葉に同意する秀長。
二人の話は続く。今の状況で最もふさわしいのは・・・
秀吉に進言する秀長。秀次は天下人の器ではない。行く末を思うなら子を作り、我らの手で育てるべき。そして茶々の名を出す。
驚愕する秀吉。「寧々が、どれほど傷付くか・・・」
茶々がここに来て二年。娘の様に可愛がってきた。
儂が茶々殿を説き伏せるというのを許す秀吉。
それを聞いていた寧々。「構いませぬ」と認めた。

その子を守るためなら、どんな事でも受け入れます・・・
「ただ、茶々が傷付く様なことだけはしないで」
話を持って来た秀長に矢を向ける茶々。「いいかげんにせい!」

だが殿下も、北政所様も承知と聞いて態度が変わった。
それでも改めて断る。「母に合せる顔がありませぬ」
惇々に説く秀長。仇だからと言って心を閉ざし続けるのは、あまりにも淋しい。殿下がどういう人かは茶々殿が一番知っている。

そこに寧々が、弓矢の支度を整えてやって来た。
「いつまでも覚悟が決まらぬのなら、私と勝負しましょう」
「私が勝ったら、この家のために殿下の妻になる。あなたが勝ったら、私の命は聞かずとも良い」

そして始まった対戦。一本勝負。錯綜する思惑。
元織田家の弓衆の娘だという寧々が先に射る。
射る寸前、母親の声が聞こえる。
「今初めて己が決めた道を進んでいる。そなたにもいつか、こういう日が来ることを願っている・・・」そして矢を放った茶々。
見事中心を射抜いた。「私の負けです」と寧々。

あなたはどうしたいのですかと問われ「私は、殿下の妻になりとうございます」と頭を下げた茶々。

「どうか、お許しくださりませ」「よく、決心しましたね。これからは共にこの家を支えておくれ」

茶々に、わざと的を外したのですねと問う秀長に、勝っても茶々が殿下の妻にならぬと言ってくれるのを期待したと言う寧々。
家を守る、それが何じゃと言うのじゃ!

石川数正が秀長を訪れる。
「この石川数正、徳川を捨て、出奔して参りました」
第40回「あさひの輿入れ」10/18放送
遠江 浜松城。家康始め家臣が石川数正を待つが来ない。
届けられた文を読んで事情を知る家康は、半ば放心の後笑う。


秀吉には従わないという家康を、翻意させられなかった数正。
盟約のゆくえを心配して家康と話す北条氏政。たかが家来一人の出奔で上洛などはしないと返す家康。「今こそ攻め時でござる」

徳川を考え直させる策はないかと、数正に相談する秀長。
私が出奔しても止められなかった、と返す数正。
その時、大きな地震が起きる。建物は崩壊。

天正十三((1585)年十一月二十九日。中部・近畿を中心に巨大地震が発生した。甚大な被害を受ける豊臣方。
幸い秀吉の身内に死者は出なかったが、あさひを守った副田甚兵衛が、手に軽い怪我をした。「亭主が女房を守るは当たり前」

あさひの手から芋を食わせてもらう甚兵衛。
失意の秀吉。秀長に、兵糧を民に分け与えよと言った。

「家康と和睦する」「かしこまった」と秀長。
そして二ヶ月。和睦交渉に訪れたのは織田信雄(のぶかつ)。

和睦を受けるという。但し身内のどなたかを妻として迎え入れたいと言う。徳川からは於義伊(おぎい)を差し出した出している。
姉かあさひしかいない。いずれも亭主持ち。
承知の上での無理難題だろうと言う信雄は、徳川を弄ぶつもりが弄ばれたと続けた。「今も悔やんでおる。そうならぬ様、お気を付け下さりませ」と頭を下げて下がった。
「あさひしかおらぬ」と秀吉。「・・・そうじゃな」
自分が話すと言った秀吉。
寧々を同席の上であさひと甚兵衛を呼んだ秀吉。
秀長から話を聞いて驚くなか、ともと吉房。

致し方ないと言う秀次。自分もかつてそうやって父母から引き離された。そのおかげで今の豊臣があるのなら自分の誇り。
内容を話す秀吉。甚兵衛には但馬国を与えると言ったが拒絶。

もっと器量のいい人がいると言うあさひに、関白秀吉の妹の代わりはないと断言する秀吉。「豊臣のため」と頭を下げる秀吉。

それでも出来ぬと言う甚兵衛に、あさひと離縁のうえ、但馬への転封を命じた秀吉。「これは関白としての命である」

その夜半、あさひを連れて出奔しようとする甚兵衛。だが出口の直前で「行けない」と言うあさひ。その時門が開いて家臣を連れた秀長が現れた。二人の逃亡の密告があったという。
家康の妻ともなれば自分とは大違いだと自虐する。
「こっちから離縁してくれるわ!」と言い捨てた。

甚兵衛を前にする秀吉と秀長。
密告したのはお前であろう、と言う秀長。悪態をついてあさひを諦めさせようとした。あさひの思いは全て分かる、と甚兵衛。
昔から何の役にも立てないと悩んでいた。子も出来ぬ・・・
決心していたのに、無駄に自分に気を遣った。
そして、自分は出家すると言った。「大義」と声をかける秀吉。

用を思い出したと言って席を外す三人。
この庭も見納めだと言って縁側に来させる秀長。池の水が反射して、甚兵衛の姿をチラリと見るあさひ。

ずっと一緒にいたから、相手の事が分かるのはお互い様だと言った。感謝を伝える。
下がろうとしたあさひの前に転がり出るなか、ともと吉房。実は今の話を全て聞いていた。
その騒ぎの最中に、秀長に頭を下げて去って行った甚兵衛。

そして遠江 浜松城に輿入れしたあさひ。
うまいものがたくさんあると言うのに「ではまずは、里芋が頂きとうございます」と言うあさひ。











































