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私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

木曜夜10時~ Tver配信

脚本 井上由美子
演出 西谷弘

キャスト
小川愛実(おがわ まなみ) - 木村文乃
カヲル / 鷹森大雅(たかもり たいが)- ラウール(Snow Man)
ホストクラブ『THE JOKER』
松浦小治郎(まつうら こじろう) - 沢村一樹 店長
竹千代(たけちよ) - 坂口涼太郎
ツバサ - 荒井啓志
私立ピエタス女学院高等学校
佐倉栄太(さくら えいた) - 味方良介 副担任
沢口夏希(さわぐち なつき) - 早坂美海 生徒
その他
町田百々子(まちだ ももこ) - 田中みな実 愛実の親友
川原洋二(かわはら ようじ) - 中島歩 愛実の婚約者
田所雪乃(たどころ ゆきの) - 野波麻帆 川原の不倫相手
宇都宮明菜(うつのみや あきな) - 吉瀬美智子 店の客
小川誠治(おがわ せいじ) - 酒向芳 愛実の父
小川早苗(おがわ さなえ) - 筒井真理子 愛実の母

香坂奈央(こうさか なお) - りょう カヲルの母

香坂勇樹 - あお 奈央の息子 カヲルの異父弟




感想
先日8/26放送の「めざましテレビ」にラウールがゲストで出ており、SnowMan加入当時の苦労とかを知り、急に興味を持った。そういえば出演してるドラマあったな、と見つけたのがコレ。
既に終盤に来ており、視聴可能なTverやネットのあらすじを組み合わせて何とか追い付いた。

ごくフツーの女子高教師が、ひょんなことからホストクラブの青年と接点を持ち始める話。
主演の木村文乃は、どちらかと言えば「地味」確か以前NHKの「精霊の守り人」で二ノ妃をやっていた。現在37歳だが、きゃしゃな体で若く見える。2016年に結婚したが3年で離婚。
さてドラマの方。
受け持っている生徒がホストクラブにハマり、彼女を取り戻すため店に乗り込む愛実。そこで初めてカヲルを知る。軽薄そのものだと思っていたホストから、意外に心に響く言葉を投げられた愛美。そして念書を書かせる過程で彼の学習障害を知る。
3話までは無料放送が観られたが、5話で互いの気持ちを知り、6話で三浦海岸でのデートと初キス。この辺りの盛り上がりが観られなかったのは残念(有料版なら観られるけど・・・)
吉瀬美智子が「いかにも」って役で期待を外さない(笑)
7話終盤で事件勃発!明菜が店内でホストを刺した。

明菜は「グルラブ」のジンも刺殺していた(コワい~~)

愛実の父の暴走のおかげで、川原の好感度がアップ(笑)



あらすじ
第1話 放課後 7/10放送
海に飛び込む若い女性。でも死にきれない。未練と執着心。


2025年(あれから5年)
私立ピエタス女学院高等学校 葵組の担任で、現国教師の小川愛実。生徒とのトラブルで、教頭から注意される。


学校を終え、先日見合いした川原洋二と会う愛実。

話を進める事を承諾した。銀行員の川原は愛実の事を「未公開の割安株を見つけた気分」と言う。父親同士の紹介で出会った事は伏せたいと提案された。

嘘で始まる関係は嫌だと言う愛実。逆に額の傷の事を何故聞かないのかと返し、生徒と揉めて流血したと続けた。
そこに学校からの呼び出し。揉めた生徒 沢口夏希が親のカードを使って「The Joker」というホストクラブに通っているという、母親の訴え。副担任の佐倉栄太と共に向かう愛実。
受付で止められ、警察に話すと愛実が言うと、店長の松浦が対応して中に入れた。夏希の相手はカヲル。

騒ぎになりかけ、ちょうど生誕祭の最中だったツバサが苦情を言う。これは余興だと言って夏希をお姫様ダッコして別室に移したカヲル。続く愛実と佐倉。

頭ごなしの愛実に、励ますのが先生じゃないのと言うカヲル。

言い返す愛実を「チワワ先生」と言った。
タクシーで夏希を家まで送り届けた愛実。
帰宅して、母親に川原の事を訊かれても「フツー」と言い部屋に行く愛実。部屋まで来て、話を進める様に言う父の誠治。

夏希は7日間の特別指導処分。愛実の説明に「手ぬるい」と言う母親は、相手のホスト カヲルから念書を取る様要求した。
「Joker」の寮に乗り込む女。カヲルと同室の竹千代が対応して帰したが、最近ホストが刺されて死んだ事件があり、怖がる。
TV局で指示を出す町田百々子。ホスト死亡の件を追っている。
 

反省文を書けない夏希に付き合う愛実。カヲルと寝たと言う夏希。「カヲルはバカって言って、抱きしめてくれた」
店で、今月の売上No.1を祝福されるツバサ。そこに愛実からの電話を受けるカヲル。念書を書いて欲しいとの依頼。

客として店に来たら書いてやると言われ、親友の百々子に頼んで「Joker」に行った愛実。念書を書いて、と紙とペンを出す。

明日学校宛てに送ると言うカヲル。

川原と会った愛実は、勢いで昔の話をブチまけた。同じ出版社の先輩で、結婚の約束もしたが捨てられた。ストーカーまがいの事をして警察沙汰にも。そして退職。海に飛び込んで自殺しようとしたが、その件は言えず1年引きこもったと話す。
父に勧められ母校の教師になったが、志なんてない・・・
話を進めたのは、タイプど真ん中じゃないから。結婚の話はなかったことに、と言って店を出る愛実。
一週間後。カヲルからの念書は届かず。開業前の店で待つ愛実。
 

一方先日来た女はカヲルの母親 香坂奈央。再婚して小さな息子 勇樹がいたが、病気で毎回治療費をカヲルから無心していた。

カヲルに懐いている勇樹。


愛美を見掛けて声をかけるツバサ。そこにやって来たカヲル。

2人がケンカになりそうだったのを仲裁する愛実。


念書をここで書いてくれと言う愛実を、寮の部屋まで連れて行ったカヲルだが、さすがに部屋には入れず。夏希が寝たと言ったのは嘘だと言うカヲル。背伸びした見栄。屋上に誘うカヲル。

そこで念書を書かされるカヲルだが、その内容はひらがな。


学校にはほとんど行ってないと言うカヲル。せめて名前は漢字で書いてと頼む愛実は「あなたのこれからのためにも」と言った。
手本を書く過程で、彼の本名が「鷹森大雅」だと知る愛実。


何度もの書き直しにキレそうになるカヲル。

だが、とうとう書き上げた。

失礼かも、と言いながら手本を渡す愛実に「先生の名前も書いてよ」書いて渡すと「書くの簡単、めっちゃいい名前」


そして彼女の前髪を触る。「初めて来た時、絆創膏してたよね」


額にキスされてのけぞる愛実。


ホテルで不倫相手の田所雪乃と話す川原。銀行では既婚者の方がウケがいいから結婚する。今の関係を続けて行くつもり。


 

ひどい字だと言う教頭に、彼を信じると言った愛美。


第2話 個人授業
特別指導が終了し、教室に戻る事になった夏希。カヲルを心配する夏希だが、警察には言ってないから大丈夫、と言う愛実。
突然愛実を押し倒して学校の外に飛び出した夏希。
TV局で例の事件の「無理な営業」の中味が知りたい百々子。そこに愛実からの電話。カヲルにもらった名刺の電話番号を知りたい。あの女生徒が居なくなった。カヲルに電話するが、あれ以来会ってないと言う。何があった?と訊かれて切る愛実。
夏希の母親がネジ込んで来て責任を追及する。そこにカヲルからの電話。「居場所、教えてやるから来いよ」
言われて行ったのは公園。カヲルと夏希が居た。店でやる、スナックコーンを投げて口で受ける芸の練習をやっていた。


そのまま別れるカヲル。夏希に、俺の愛は金でしか買えないと言ったカヲル。いい大学に入って金持ちになり、俺の愛を買いに来いとも言ったという。お金で買う愛と、無償の愛と、どっちが尊いのか聞く夏希に「そんな事、分かるわけない」と言った愛実。無償の愛だと決めつけない愛実を見直した夏希。

スナックコーン投げをやってみる愛実。当然失敗。



川原の、やり直したいというメールの事を百々子に言う愛実。
ここに呼んだら?と言う百々子。「私が厳しくチェックする」
「Joker」で接客しているカヲル。そこにツバサに伴われて入店した客 宇都宮明菜。トシだが羽振りはいいと言う仲間。
そこにやって来たカヲルの母 奈央。速攻で店の外に出したカヲル。この間の礼を言いに来たと言うが、要は金の無心。

金を取りに行ったカヲルを待つ奈央。

そこに来る松浦。奈央に気付くが、そのまま通り過ぎた。


やって来た川原にグイグイ質問する百々子。愛実の元相手は私が寝取ったと言った。それなのに友達やめないていてくれたから、愛実は一生守る。押される川原だが、それなりに説明。


 

ツバサの指名客だが、カヲルにも興味を示す明菜。

今度デートしましょうと言うが、ホストは永久指名制なので遠慮すると言うカヲル。社長が目顔で了承。マスターがいいと言ってるから「バクダン」にはならないと言う明菜。ツバサも勧める。
帰りの車の中で、君の両親に挨拶したいと言う川原。
川原を家まで連れて来た愛実。常に妻の早苗を格下に扱う誠治。
ジュエリーショップを予約したとの話に喜ぶ両親。


「バクダン」は追放されるのでは?と店長の松浦に聞くカヲルに、姫と担当の間で合意があれば大丈夫と返される。金払いはいいが、プライベートでの要求がしつこいと言われている明菜社長。「受けて立ちます」と言うカヲル。

明菜とデートするカヲル。高級店で服を仕立ててもらう。
同じ通りを川原と歩く愛実美。時計を選んでいる明菜とカヲルの横を愛実が通る。互いにチラっと目が合う。


婚約指輪を買った後、上に部屋が取ってあると言う川原。それを承知した愛実。乗ったエレベーターに明菜とカヲルがいた。


部屋に入ってルームサービスを頼もうと言う川原。慣れている。
そして急に愛美を抱き締めようとした。逃れて腰を打つ愛実。


そして今日は帰ると言って部屋を出た。
一方明菜の居る部屋。ワインを抜くカヲル。グラスを持ってベッドルームに誘う明菜。乾杯するものの、煮え切らないカヲル。「ホストが何ビクビクしてるの?」と言う明菜は「ふざけんな!」と言ってカヲルの顔にワインをぶっ掛けた。

No.1になりたかったら死ぬ気でやる事ね、と出て行った明菜。

残された川原は、いつものホテルと言って雪乃を呼んだ。
ルームサービスのサインを求められ、デタラメな筆記体を書いたカヲル。愛実の事を思い出したカヲルは、部屋の便箋に自分の名を書き始めた。

家に戻る前に、カヲルから聞きたい事があると言われ、あの寮の屋上に行った愛実。互いの相手の事を少し話し、乾杯。

子供の頃、電車を見るのが唯一の楽しみだったと言ったカヲル。
この前の復習をしようと言う愛実。書くカヲル。前より上手になっていた。時々練習しようと言う愛実に「個人授業か」と茶化すと本気で怒った。小学校の時、生まれつき字を覚え難いと言われた事があると言うカヲル。俺だけ教えてもらうのは悪いから教える・・・「恋愛」と言って紙にハートを描いたカヲル。




第3話 宿題
屋上授業の日。「鉄道トラベル」という雑誌を持って来た愛実。


好きなもので覚えるのが一番。三浦海岸の思い出を話すカヲル。
母親が男と会う時に連れて行かれた。海はキレイだった。


口の書き順を辛抱強く教える愛実。今度の土曜までにと言って宿題を出した愛実は、ありがとうと言われて感動する。


川原が愛実と夕食を摂りなから、今度の土曜に両家で顔合わせしないかと提案。土曜はまずいから日曜でと言う愛実。授業が遅れている生徒の個人授業だと嘘をついた。百々子との電話で、カヲルとは用事が済んだら連絡取ってないと、これも嘘をついた。

進路の話で生徒たちに自分の失敗を素直に話す愛実。夏希はアメリカの大学に行くと言った。受験や親から逃げたかっただけ。


佐倉に、学習障害の事について聞く愛実。彼は専門だった。


彼の様なケースをディスレクシアだと言った。

筆記用具は大事。書き直しが出来る鉛筆類がいいとの助言。
文具コーナーで探す愛実。土曜、屋上でカヲルと会う愛実。
太芯のシャープペンシルをプレゼントした。喜ぶカヲル。


ただ、宿題はやっていなかった。順位争いが佳境。不満の愛実。
愛実の事をつまんねえと言うカヲルに腹を立てる愛実。自分にも腹が立った。教師らしい事をして、いい気分になりたかった。

書き取りの練習をしながら竹千代に、女教師の落とし方を伝授するカヲル。「怒らせた後、優しくする・・・」

 

母親からの電話。息子の勇樹を電話に出す。

だがそれは亭主がさせた演技。


学校で、カヲルから届いた手紙を受け取る愛実。

開封しかけるが、あの時の言葉を思い出してゴミ箱に捨てた。


日曜。家族同士での顔合わせを愛実の家でやった。

父親同士話が弾むが、相変わらず早苗を卑下する誠治。
「Joker」に来てカヲルを指名した百々子。ホストの内情を聞こうとするが、口が堅い。一回はNo.1になるのが俺の宿題だと言った。そこに割り込んだツバサが取材を受けた。

翌日、取材の話を愛実にする百々子。カヲルは相手してくれなかったと言う。愛実が店に来たかも言わなかった。「宿題」の言葉を聞いて、気になり始める愛実。

愛実が百々子の家に居るかどうかを、雪乃と共に車からチェックしている川原。「自分が嘘ついてる人は、相手も疑う」と笑う雪乃。百々子の家を出た愛実。

気になる川原が尾行すると、行ったのは勤務する学校だった。
図書館のゴミ箱を見るが、ない。ゴミ集積場まで行って確かめた。カヲルの手紙は宿題の成果だった。


「Joker」に行った愛実。入口で竹千代に見つかり、無理やり店内に。尾行してそれを見る川原。カヲルが来る。

「宿題、良く出来ました」と言う愛実にドン引きのカヲル。

見栄を張ってシャンパンを入れると言う愛実。価格は5万円。

そこに明菜が来店。エレベーターで愛実に会っていたのを覚えていた明菜。明菜と楽しそうに話すカヲルを見ている愛実。

そこにホストが皆集まり、明菜が300万オーバーのオーダーを出したと報告。そしてカヲルのNo.1を約束した明菜は、お礼のパフォーマンスをカヲルに要求した。

何度やっても許さず「おバカは誠意で勝負しなきゃ」と言い放つ明菜。なおも何かしようとするカヲルを見て帰ろうとする愛実だが、無様に転び注目を集める。明菜に呼び止められた。

「祝福の言葉を」と言われ

「カヲルさんはバカじゃありません」と言って店を出た愛実は、そのまま歩き続けた。
カヲルが追い付き「先生」と言って抱き締める。


一番のバカは、私かも知れない・・・・


第4話 ずる休み
ホテルに誘うカヲルに怒る愛実。勉強の再開を申し出るカヲル。


百々子を訪ねる川原は、愛実がホストクラブ通いをしていると話す。学校での生徒トラブルを話した百々子は逆に、川原が尾行した事を咎めた。内密にと頼む川原。
副担任の佐倉から、学習障害のレクチャーを受ける愛実。

カヲルに宿題を与える愛実。だがそれはストレスに。

百々子から電話を受け、カヲルとは会わない方がいいと言われるが、素直になれない愛実。川原に会った愛実は、尾行について問い詰め、しばらく時間が欲しいと伝えた。


第5話 校則違反
屋上教室を終わりにしたいと言うカヲルは、愛実を好きだと告白。「すぐに飽きる」と受け流す愛実は、今後も先生と生徒の関係を続けると言った。但し好意がある事は口ににないこと・・・
再び百々子を訪ね、愛実との間を取り持って欲しいと頼む川原は、女性関係を訊かれ、そういう相手が居ると白状した。
百々子に促され、愛実にその事を話す川原。それを聞いてカヲルに字を教えている事を話す愛実。教師として誤解を受けないよう助言する川原。

夏休みになり、佐倉に頼んでカヲルの指導をしてもらう愛実だが、屋上に連れて来た事に不満を持たれる。愛実を連れて本屋に行ってしまったカヲルは、本を買って母の奈央を訪ねる。愛実が勇樹に本を読んでやるのを見て、興味を示すカヲル。


その頃川原が愛実の父親に、彼女がホストに勉強を教えていると告げ口していた。


誠治に指示され「Joker」を訪れた早苗は、愛実の母親と名乗り「結婚前の娘を惑わさないで」と札束をカヲルに渡そうとした。

それを返したカヲルは学校へ行き、愛実に「俺と先生にはたっけえ壁がある」と言った。先生と生徒ごっこなんてもういい・・

門扉越しに愛実の手を握り「先生なんか大っ嫌い」と言った。

それを見ていた夏希。同時に佐倉も見ていた。

第6話 二人だけの遠足
一日だけ遠出をし、それで最後にしようと、カヲルが好きだった京急電車に乗り、三浦海岸に行った二人。

初めての「遠足」にはしゃぐカヲル。神社を参拝して絵馬を書き、公園へ行く。学校に行きたかったと言うカヲルと「学校ごっこ」をする愛実。
そして過去、彼氏にフラれて海に飛び込んだ話までした愛実。
パチンコをし、街中でのかくれんぼの真似事。

 

そして海辺へ。

 

いい雰囲気になるが、自分は仕事のために何人もとキスして汚れているから、愛実にはキスしないと言い出す。もし一緒に逃げて暮らしたら、などと想像して笑いあう二人。
互いの気持ちが高まり合う。

自らキスしようとする愛実を止めるカヲル。
だが、淋しそうな愛実にキスをしたカヲル。


そして駅で別れた二人。



歩道橋で佇むカヲル。そこで愛実を追って来た川原と会う。

口論の末に、カヲルは川原に殴られて階段を転げ落ち、意識不明になる。


第7話 生活指導
一方愛実はカヲルと会っていた事を夏希から母親、教頭に知られ叱責を受ける。ホストとは関わらないとの念書も書かされた。


入院中のカヲルに、警察が事情を聞きに来た。

川原に殴られた事は伏せたカヲル。
怪我させた事がバレていないか心配する川原は、百々子に探りを入れるが要領を得ず。

愛実にもカヲルの事を聞くが、もう会うことはないと返される。
家に帰って誠治からカヲルの事を執拗に責められる愛実。
カヲルが入院していると聞き電話をする愛実だが、店に居ると嘘をつかれる。それを飲み込んだ愛実。
そして父に家を出ると宣言した愛実。
カヲルが退院した日、店では明菜がツバサにナイフを向けていた。それを止めようとした竹千代が怪我をする。




第8話 校内暴力
家を出ると誠治に宣言する愛実。

佐倉からの連絡。「Jyoker」で傷害事件との報道。
慌てて店に行く愛実だが、取材に来た百々子に引き戻された。狙われたのはツバサらしいが、誰かが庇って刺された。



そこに現れたカヲル。緊張が解けてよろける愛実。

警察で聴取を受ける宇都宮明菜。
 

愛実は百々子の家に運び込まれた。いつも行事の前には熱を出したと言う百々子は、誰が刺されたかカヲルに訊く。竹千代だと言った。ツバサを庇ったらしい。腕を何針か縫った程度。
あとはカヲルに任せて社に戻った百々子。
川原に電話を入れた誠治。結婚の話を早く進めろと怒鳴る。そんな夫に、愛実の事で一週間も休んで大丈夫ですかと訊く早苗だが、こちらでも怒鳴られる。
即席の氷嚢を作って愛実の頭を冷やすカヲル。怪我をした理由を訊くと、アフターで飲み過ぎて転んだと言った。ヘタな嘘。
「せっかく三浦海岸まで行って別れたのに、また会ってる・・」とボヤくカヲル。先生も俺もダサい。35歳、親の反対を押し切って家を出ると言う愛実に、23歳、応援するよと返す。ホスト寮を出て先生んちに転がり込もうかとも言った。

社長に、甘い人間はNo.1になれないと宣告された。
愛実が目覚めると、朝食と書置きが置いてあった。

漢字が増えている。そのメモを大切に折って抱きしめた愛実。

訪れた川原に、早く結婚を決めてくれと迫る誠治。そこに愛実が帰って来る。愛実の部屋で話す川原。

様子がおかしいので誠治の会社を調べたら彼は今、部下からパワハラで訴えられているとの事。周囲も同調して孤立無援。暫くは自宅待機だが、辞任を迫られている。結婚をせかしているのは、会社を追われる前に結婚を決めたいからだろう。会社員だから、その気持ちは分かる。父親と一度話すよう言う川原。
 

店に出て松浦と話すカヲル。知り合いの刑事の話では、明菜社長は「グルラブ」での殺人事件の容疑者でもあるらしい。今回の事と無関係ではないだろうと言う松浦。カヲルは松浦に拾ってもらった。自分には前科があると言う松浦。女が出来てホストを辞めようとしたが、その時のイザコザでスタッフを死なせた。23年前の話だが、忘れる事はない。この店をやる時に決めたのは、もし人の命に関わる事が起きたら、この商売から身を引く・・

ツバサに取材をかける百々子。刺されて殺された「グルラブ」のジンとは親しくしていたから、明菜社長かもと思っていた。トラブルがあったのも聞いていた。金を出すだけ出させて、担当をカヲルに押し付けた。あの人は楽しい時間を買った。自己責任。
 

明菜への聴取は続く。今まで1億は突っ込んだ。最初は自腹でジンに貢いでいたが、金払いが悪くなると急に態度が変わった。
死んでやる、とナイフを出して揉み合っているうちに刺した。


「殺すつもりはなかった?」信じてくれなくていい。いつ捕まるか怖くてツバサにのめり込み、会社の金に手をつけた。


だがツバサは、自分がジンを殺したのを知っていて金を絞り取っていた。それが分かったから・・・
女を食い物にする奴は、みんな死ねばいい。
誰かの一番になりたかった。

竹千代が病院から戻って来た。カヲルに、店がどうなるかと言って心配している。そこに店から電話。「今日から再開だって」
店の前で川原が待ち伏せていた。店の中に入りたいと言う。「君のことが知りたい」俺のダチだと言って店に入れたカヲル。
カヲルがなぜ、警察にも愛実にも怪我の事を言わなかったのかと訊いた。「先生困っちゃうじゃん、あんたが警察に捕まったら会社クビになる。そしたら結婚が難しくなる・・・」


初めて人を殴ったと言う川原。自分も怪我をする。
そんなんで先生を幸せに出来る?「多分」「そこは絶対って言うところだろ」スタッフが入って来て出される川原。

会社の事を聞く愛美に虚勢を張る誠治。

これから家を出ると言う愛実。

とりあえず泊めて欲しいと百々子にメールした。
 

松浦が始業前の挨拶をする。再開は1日限りだという。
「せめて今夜は華やかな夜にしよう!」


愛実が部屋を出ようとすると、そこに父が。

ドアを閉めてポールを差し込み、開かない様にした。

お前一人では何も出来ないと言う誠治。

「いいかげんにして!」と早苗が誠治をお玉で殴りつけてポールを外した。

「今よ!行きなさい!」
バッグを持って飛び出す愛実は、振り返らず走った。


 

「Joker」店内。盛り上がるホストと客。

そこに警察が来る。