名古屋行き最終列車 2018  第八話 3/6放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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第八話 日比美思 手塚とおる 岡山天音 狩野健斗

高校生の工藤愛子(日比美思)。幼い頃から父にゴルフを教えられており、高校はゴルフの強豪校へ越境入学。

そのため祖母の家から通っている(乗車駅は山王)。
クラブでは木村コーチ(手塚とおる)の厳しい指導。コーチの持論は質量保存の法則。何かを犠牲にして夢を掴む。君の場合は青春を犠牲にしろ!(プロになるため)。

そんな愛子の楽しみは電車通学時、途中(栄生駅)から乗って来るセイイチ君(下の名しか知らない)を見る事。

だが見つめるのも秒数制限して自制。

ある日、練習疲れで帰りの電車を寝過ごして終点の「吉良吉田」まで来てしまった愛子。そこで偶然同様に乗り過ごした男子生徒に見覚えがあった。セイイチ君と一緒に居た田中陽助(岡山天音)。

同じ駅から乗り込む関係で、愛子の事を知っていた。

翌日の電車で、陽介から桐野誠一(狩野健斗)を紹介される愛子。

また帰りの電車を寝過ごした愛子。起こそうとした陽助は、寝言で「誠一クン」と言うのを聞いてしまう。

その後何事もなかった様に愛子を起こす。

 

翌日電車に陽介はおらず、誠一と会った愛子は、次の日曜、映画に誘われる。
誠一とのデート。映画を観てカフェにも立ち寄り、ご機嫌で帰宅する愛子だが、家に木村コーチが来ていた。

デートなんかしている場合じゃない、と厳しい指導。

 

次に誠一、陽助と会う愛子。ゴルフ部は辞めたという。俺のせいか?とあせる誠一。そこに女子生徒のリカ子が来て、誠一に愛子の事を「例の彼女?」と言った。

そこで誠一は、愛子とのデートは陽助からバイト代一万で頼まれたのだと言って、リカ子と逃げる。
愛子は、どういう事か全部教えて、と陽助に迫る。
一年半前、陽助は愛子の祖母から声をかけられ、愛子のボディガードをしてくれる様頼まれた。バイト代は月二万。
乗り過ごしもバイトのうちだったの?・・・喜ぶかと思って。
からかって楽しんでいたのね!とショックを受ける愛子。
愛子が帰って、全部バレた事を知って謝る祖母。

 

次の日から、乗る電車を二本早めた愛子。

ゴルフ部にも戻ってメキメキと上達。
久しぶりに乗り過ごして「吉良吉田」まで来てしまった愛子。

ホームで座っている陽助を見つける。
またバイト?と責める愛子に「バイトじゃない、心配だから、ただ見守りたかった」と陽助。
それじゃ、ただのストーカーじゃない!と更に怒る愛子。
陽助は、10年前から愛子を知っていたという。

 

10年前の正月、ゲームを買いに行く途中で金を落とした。その時近くにいた女の子が一緒に探してくれた。
結局お金は出て来なかったが、その女の子が、自分のもらったお年玉の半分をくれた。その時、お返しはいらないから、私がプロゴルファーになった時に応援団一号になって、と言った。

祖母と知り合いになってから、愛子の写ったアルバムを見る機会があり、子供の頃の愛子もそこにいた。初恋の女の子だった。
嬉しい愛子だが、今は全日本選手権の直前。プライベートで浮かれている場合じゃない。
見守ってもらうのはギリギリセーフ・・・かな?
「わかった」

 

大会が終わって逢う二人。
「応援団一号はもう止める」と陽助。
これからは彼氏という事じゃだめ?と聞くが、プロになるまではラッキーはゴルフに使う、とNG。
「ラッキーってことは」と言って愛子の腕をつかむ陽助。
「こういうのが普通になればいいってことだね」
「頭いい」と笑う愛子。


感想
高校生の淡いラブストーリー。
通学時に気になっている男子生徒。そんな人からデートに誘われたら乙女心はトキめくわな。
構成にちょっと苦しいところはあるものの、ストーカーっぽくなるところを、幼い頃の記憶とドッキングさせてイイ話に転換しているところはうまい。
そして、寝過ごして、吉良吉田から最終電車で名古屋行きに乗り、ギリギリ山王駅に帰れる(名古屋駅の一コ手前)のも、このシリーズの趣旨にマッチしている。

 

実は、通った高校は電車で一駅のところにあり、ギリギリ通学時のハラドキ経験あり(ただし年間の6割はバイク通学)。