こんにちは、住友林業さんで小さな平屋を建築中のぽぱいです。
↓断熱材についての記事です
2.断熱材について
3.断熱材について②
4.床の断熱
↓こっちは気密について
今回は住友林業さんの気密性能の中間測定結果を書いていきます
『住友林業さんでの気密測定について』で紹介した様に、住友林業さんの工程の都合上中間測定と竣工後の測定、計二回を実施する予定としています。
中間測定ではコンセントボックス、ダウンライト、天井換気口の穴あけを行っていません。
つまり気密的にはとても有利な条件となっている事を、予めお断りさせて頂きます
まず、穴あけ前という事もあり私の目標値は
C値=0.5㎠/㎡以下(穴あけ前目標値)
欲を言えばもっといい数値(数字が小さい程隙間が少ない事を意味します)
ちなみに住友林業さん、ネット上では標準5.0㎠/㎡以下と書かれる事が多いです
5.0㎠/㎡と言うと、100㎡(32坪 訂正→30坪位)の住宅で家全体の隙間を集めると、22.4cm角の穴があいている計算になります。
ウーン、何とも言えませんね
まぁ正直に言います。
住友林業さんの気密性能なんて誰も期待しておりません
そこで実際に測定したらどうなるの?って事で、実測値載せていきますね
まずは、気密測定でワード検索するとよく見かけるバズーカ砲みたいなアレです。
これでもって屋内の空気を外に逃がして、屋内を負圧にいたします。
細かい説明はとりあえず省きます(説明できないだけ)
はい、1回目の結果
C値0.93㎠/㎡
悪くはないけど何とも言えない数値
石膏ボードに穴あいてないからなー。
C値以外にも隙間特性値nも確認
(n値は1.0~2.0の間で表示、1に近い程細かい隙間、2に近い程大きな隙間がある事を示しているそうです)
隙間特性値n=1.92
つまりどこかに大きな隙間があるって事みたいです。
で、見つけました。玄関ドアの枠下部に大きな隙間が
ここは、ポーチタイルが未施工の状態だったので隙間があいてしまっていた様です。
竣工時にはモルタルとポーチタイルで隙間は埋まるとの事なので、目張りしました。
竣工時の気密測定でもチェックポイントとしておきます。
また、配管貫通部やお風呂の給湯リモコン裏の防水コーキング未施工箇所(後工程で実施する予定だったみたいです)等、手をかざして空気が出てくる部分を探して埋めていきましたよ
こちらトイレの手洗い水栓の配管貫通部です。ここまでしても空気が漏れてきたので、ここから更にシリコンシーラーをモリモリに盛りまくりました。
こちらはキッチンのガス配管と給排水配管です。こちらも少し空気が漏れていたのでシリコンシーラーで埋めときました。
家の中を負圧にすると、隙間がある所から本当に空気が漏れ出てきます、面白いですよ
ここまで対策して2回目の測定に入ります。
はい、結果
C値=0.6㎠/㎡ (0.57㎠/㎡)
出ました!隙間特性値nも1.39とそれなりの値です
目標値には届かなかったですが、穴あけ前という事を加味してもそこそこ良い値ではないでしょうか?
穴あけ後にどれだけ隙間を抑えられるか・・・。楽しみではありますが、ちょっと怖いですね
耳付きグラスウールでもそこそこ気密は取れる事が分かり、ちょっとほっとしています。丁寧な仕事をしてくれた大工さんに感謝です
ちなみに今回は住友林業ホームエンジニアリングの大工さんに施工して頂きました。さすが直属の子会社といった所でしょうか
竣工後の気密測定も控えているので、期待と不安が入り混じっております。
住友林業さん、意外と高気密かもしれませんよ
以上、閲覧いただきありがとうございました
本結果を基にして予想C値を出してみました
最終C値出ました!