こんにちは、住友林業さんで小さな平屋を建築中のぽぱいです。
↓断熱材についての記事です
2.断熱材について
3.断熱材について②
4.床の断熱
↓こっちは気密について
今回は住友林業さんで気密測定する際の注意点を記事にしていこうと思います
住友林業さんは全棟気密測定はしていませんので、現場監督さんとどの工程で気密測定を実施するかはしっかり打ち合わせする必要があります
まずおさらいになりますが、以前に『断熱材について』でも触れた様に住友林業さんの標準仕様は耳付きグラスウールになります。
耳付きグラスウールは石膏ボードを貼り上げた状態で防湿気密層を形成する様に作られています
そして、気密測定を実施するタイミングは、断熱・気密施工が完了した後と、全ての工事が完了した竣工後のどちらか二択になると思います。
気密測定は施工精度の確認と、不具合是正が主な目的だと私自身は思っているので、断熱・気密施工が完了後に気密測定を実施するのが良いと考えます。
つまり、住友林業さんの場合では石膏ボードを貼り、全ての穴あけ施工完了後が測定タイミングとしてベストと思います。
しかし、ここで問題が発生します
外壁周りのコンセントボックス用の防気カバーがほぼ最終工程でつきます。(私の現場での話です)
これが意味する事は・・・・・
防気カバーつけるの待ってたら、ガス配管や水道配管等の気密が弱い貫通部がキッチン等で全て隠れてしまい補修できない
という事になります。
ちなみになぜ防気カバーが最終工程なのかというと、大工さんが防気カバーを施工するのではなく最終工程間近に登場する電気屋さんが防気カバーを施工する為です。
ちなみにこんな感じの防気カバーを使用します。パナソニックさんのやつですね。
・・・・・・。
これ後付け用の商品なんですけど?
新築に後付け用の商品使うって正気!?
ま、後付け用はちょっと言いすぎですが・・。ないよりは全然まし(一か所当たりの相当隙間面積を0.25㎝2に抑えるスグレモノです)
よく見るのは下図の様に石膏ボードを貼る前に施工するタイプです。出来るならこっち使った方が良いと思います。
実際の施工については、日本住環境株式会社さんのバリアーボックスの施工解説動画が参考になります。
少し話がそれましたが、コンセント周り等の穴あけを完了した後に測定してしまうと、防気カバーがないので隙間だらけの数値になってしまうのです。
つまりは、中間測定の意味が全くなくなってしまう事になります。
そこで私スッカラカンの脳ミソで考えました
とりあえず石膏ボード全部張った状態(穴あけなし)で一発測定して構造部分の隙間を見つけて是正
そして竣工後に測定し、コンセントボックスやダウンライト、換気口等の貫通部の隙間を潰す
つまり、中間測定と完成後測定の二回の気密測定を実施する必要性が出て来た訳です。
1回で済むと思ってたのに、測定費用が倍かかる事になってしまいました。しかも、住友林業さんに測定頼んだらキコリン税も取られます。
なので、費用を抑えたい方は気密測定業者を自分で見つけて手配してしまいましょう。
キーワードは・・
『気密測定技能者従事事業所』
です
ここでお住まいの地域の気密測定してる業者を調べて問い合わせて下さい。(下調べして、良い感じな所に頼むといいです)
測定1回5万円位でやってくれる所が見つかると思います。もう少し安い所もあるかもしれません
住友林業さんで気密測定実施する方は少ないと思いますが、私が辿った流れが誰かの参考になれば幸いです。
以上、閲覧いただきありがとうございました。
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