こんにちは、住友林業さんで小さな平屋を建築中のぽぱいです。


前回に引き続き、断熱材についてのお話です。
今回は耳付きグラスウールの施工について触れていきます。

まずはじめに、世の中の工業製品の大抵の物は部品の寄せ集めです真顔
つまり、部品を作るメーカーと色々な部品を集めて製品を組み立てるメーカーがあるわけです。
それは住宅でも同じことが言えます。
つまり、各建材や断熱材等も部品メーカーが作って住友林業さんに納め、住友林業さんが家を組み立てています。(正確には下請け大工さんや電気屋さん)

前置きが長くなりましたが、私が言いたいことは何かというと…。

住友林業の施工マニュアル以前に、

 

各部品メーカーが施工マニュアル出してますよ

 

って事です。

そもそも、組立メーカーの施工マニュアルは基本的には門外不出と考えて良いです。
しかし、部品メーカーさんは別です。色々な所で使って頂くので施工マニュアルがないとお話になりません。

住友林業さんが標準で採用しているグラスウールはマグ・イゾベールさんというメーカーの製品になります。
こちらも当然のように施工マニュアルが公式サイトに載っています。以下に表紙載せます。

 



耳付きグラスウールで家を建てようと思うならマニュアルの内容を頭に叩き込んで下さいニヒヒ

そして現場監督さんにマニュアルの件を伝え、マニュアルに則って作業する様に伝えて下さい。
これだけでも、施主側からの指摘事項に対してうやむやにされる事が減りますウインク
こちらは正規の作業内容知ってますからね、自信持って行きましょう口笛
グラスウールやロックウールの充填は大工さんの仕事です、大工さんはあくまで大工さんなので、断熱材の施工知識にバラつきがあります。施主側もしっかりチェックし、是正が必要なところは指摘しなければいけません。
現場監督さんもマニュアル通り施工されているか確認はしていますが、施主側でもチェックした方がより安心なのは言うまでもないと思います。

その点、吹き付け断熱やセルロースファイバー吹き込み工法はお高いですが、断熱屋さんの責任施工になります。実はこれが吹き付け断熱やセルロースファイバーの一番のメリットなんじゃないかな?と、私は考えています。職掌範囲が狭まる程施工精度は上がりますからね!

 

実際に現場監督さんに対して私自身色々と指摘させて頂きましたウインク

一例として、断熱材を狭い所に詰め込んでいる所を指摘して綺麗にカットして施工しなおしたりしましたよ・・笑い泣き

下図にグラスウール施工状態による熱貫流率の影響を示します。

 


この内容を現場監督さんに説明し内容を理解頂いてから再施工しました。

この辺の指摘事項についてはまた別記事でまとめていきたいと思いますニヒヒ

 

以上、閲覧いただきありがとうございました爆  笑