最近シリーズ化している モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(Mobile Fidelity Sound Lab)社のモービル・フィディリティ(Mobile Fidelity)シリーズ:"Original Master Recording" Collection から,ジョン・メイオール(John Mayall)が1966年7月にリリースした 『 Blues Breakers with Eric Clapton (ブルースブレーカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン) 』 のマスター・テープを独自マスタリングした モービル・フィデリティ盤 「 US Mobile Fidelity Sound Lab 24 KT Gold CD [UDCD 616] 」 を落とし込んだ ギフト・アイテム 『 Blues Breakers with Eric Clapton : Mobile Fidelity CD (Gift CDR) 』 が登場しました.

 モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(Mobile Fidelity Sound Lab)社は,レコード会社から借り受けたマスター・テープを元に,独自のマスタリング技術(ハーフ・スピード・マスタリングなど)を駆使し,オリジナル・マスター・テープのデータを限界まで引き出した復刻盤ディスクをリリースしていますが,それが モービル・フィディリティ(Mobile Fidelity)CD です.
 因みに CDのみならず レコードも製作されているようです.

 モービル・フィデリティCDは使用素材が通常のアルミではなく,純度99.99%の金メッキを使用している関係から,通常のCDよりも信号記録面の反射率が高く,それ故に音質が優れているといわれており,またアーティストの意向やオリジナル音源を尊重した同社エンジニアによる作業は高く評価され,実際に多くの作品はオーディオ・ファンからも高い評価を受けています.また耐熱性・耐久性も高く寿命も比較的長いものになっているようです.

 このシリーズは殆ど持っておらず,現在となっては新品の入手は困難で中古が高額で取引されていますが,流石に音は良いですね.当然,聴く側は非常にありがたい訳ですが,このようなものを有償販売しないまでもギフト・アイテムとして提供して良いのでしょうか(笑)

 メーカー情報では
 『今週のギフトアイテムには、かつてモービル・フィデリティ・サウンド・ラボから「Ultradisc Ⅱ」のブランド名でリリースされていた24KゴールドCDの名盤シリーズより、1966年当時、ブリティッシュ・ブルースギタリストの最高峰に‘エリック・クラプトン’の名を位置づけた作品「John Mayall - Blues Breakers With Eric Clapton」をラインナップしました!
 80年代末期、CDにおける高音質競争の先鞭をつけ、音楽マニア間にブームを巻き起こしたゴールドCDがなぜ高く評価されるに至ったかのテクニカルな所以は、通常CDに使用されているアルミニウム蒸着膜に代わり、経年で腐食し難く、反射率の高さから正確な信号読み取りを実現する24金蒸着膜を使用したことによる高音質だったわけですが、本作はフレディ・キングに憧れたクラプトンが、フレディと同様のファットなサウンドを実現するために50ワットのマーシャルスタックにレスポールをプラグインし、フルボリュームで全編をプレイしたアルバムであったため、そのサウンドをよりマスターテープに近い状態で再現するために選ばれたという背景がありました。
 本CDは、1994年にリリースされています。他のゴールドCD同様、当時LONDONレコード(現在のユニバーサル)からアメリカ盤の2トラック・オリジナルマスターテープを借り受けて限定生産されたものですが(製作はJVC<日本ビクター>でした)、サウンド的には、通常CDが高音域・低音域を強調し、中音域が貧弱なため、よく言われる「ドンシャリ」的な印象になっていたのに対し、本ゴールドCDは他のゴールドCD同様、すべての音域がバランス良く調和している印象となっています。これでこそファットで温かみと粘りのあるクラプトンのレスポールサウンドが再現できているというものでしょう。
 82年の誕生以来、「コンパクトディスク」と言うメディアのサウンドは、高音部が尖っていて、耳に刺さるように響いたために、かつては「クリアだ」と誤解されたものです。それに比べ、本ゴールドCDでは楽器一つ一つ、ボーカルの繊細な響きそのもののクリアネスが際立っています。つまりこれが本来のアナログマスターを忠実に再現した結果だったというわけです。
 このアルバムは、ブリティッシュ・ブルースロックファン、クラプトンファンならば避けては通れない作品に挙げられます。日本の名ギタリスト、故柳ジョージ氏はクラプトンの全キャリア中、このアルバムが一番好きだと言っていたくらいです。クラプトンが弾き捲るこのホワイトブルースの最高傑作は、ブルース=黒人という観点からすれば、白人と同じく異端の日本人がプレイするブルースのお手本と思えるような、心に響くアルバムだと柳氏は思っていたのかもしれません。
 本盤で使用されたマスターは、米LONDONレーベルのオリジナルUS盤のマスターテープだったわけですが、LONDONレーベルの親会社であり、現在の音源管理会社はユニバーサル社であることから、これまでに申しましたとおり、ユニバーサル社で2008年に起こった大火事により、ほとんどのアーティストのアメリカ盤オリジナルマスターテープが焼失してしまい、この「John Mayall - Blues Breakers With Eric Clapton」のアメリカ盤アナログマスターテープも焼失してしまいましたので、もはや本盤以上の高音質でUSマスターをリマスターすることは不可能な状況になっています。そう考えますと、本盤のサウンドは一度は味わってみられてもいいのではないかと思います。現在の中古市場では高額のプレミア価格で取引されている本作のゴールドCDを、是非この機会に体験してみてください。』

Blues Breakers with Eric Clapton : Mobile Fidelity CD (Gift CDR)
 
 Taken From The Original US Mobile Fidelity Sound Lab 24 KT Gold CD [UDCD 616]
 Ultradisc II 24 KT Gold CD from Mobile Fidelity Sound Lab "Original Master Recording" Collection

   1. All Your Love
   2. Hideaway
   3. Little Girl
   4. Another Man
   5. Double Crossing Time
   6. What'd I Say
   7. Key To Love
   8. Parchman Farm
   9. Have You Heard
   10. Ramblin' On My Mind
   11. Steppin' Out
   12. It Ain't Right

 ※) オフィシャル音源なので貼り付けはしませんが素晴らしい音です!



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2019-10-08