1971年1月17日ロンドンはチョーク・ファームのラウンドハウス公演を皮切りに 2月20日ロンドンはトゥイッケナムのクイーン・メアリー・カレッジ公演まで行われた英国ツアー 1st レグに続き,2月22日フランスはリヨンのテアトール・デュ・ユイティエム(第8劇場)公演を皮切りに,2月27日フランスはパリのビュットショーモンにおける ORTF TV収録まで行われた短期の欧州ツアー 1st レグ.
 そして 5月7日ランカスターはベイリグのユニヴァーシティ・オブ・ランカスター(ランカスター大学)公演を皮切りに,5月21日ノッティンガムのトレント・ポリテクニック(トレント工科大学)公演まで行われた英国ツアー 2nd レグに続き,6月4日ドイツはデュッセルドルフのフィリップスハレ公演を皮切りに,7月1日オーストリアはオシアッハのシュティフトホフにあるコングレス・センターで行われたインターナショナル・ミュージック・フォーラム公演でのパフォーマンスで幕を閉じた1971年の欧州ツアー 2nd レグ.
 その後,約 1ヵ月強のブレイクを挟み,初来日を行い 8月6日伝説の箱根アフロディーテ公演初日へと繋がります.

 本アイテムjは,2月22日フランスはリヨンのテアトール・デュ・ユイティエム(第8劇場)公演を皮切りに,2月27日フランスはパリのビュットショーモンにおける ORTF TV収録まで行われた短期の欧州ツアー 1st レグから,2月25日ドイツはハンブルクのムジークハレ・グロッサー・ザール公演のオーディエンス録音を収録し Sigmaレーベルよりリリースされた 『 M-502 (Sigma 354) 』 で,リマスターには定評のある GRAF ZEPPELINレーベルが関わっています.

 6年振りに,アナログ・ブートの名盤中の名盤 『 M-502 』 をベースとしたアップグレード盤の登場です.
 1971年2月25日ドイツはハンブルグのムジークハレのグローサー・ザール(大ホール)で行われた ピンク・フロイド(Pink Floyd)のオーディエンス録音を収録したアナログ盤 『 M-502 』.
 
 CD時代になってからも,Ayanamiレーベルから 『 M-502 (Ayanami-162) 』,Sireneレーベルから 『 M-502 Collector's Edition (Sirene-176) 』,Sigmaレーベルから 『 M-502 (Sigma 97) 』がリリースされていますが,『 M-502 (Sigma 97) 』 のリリース直後の 2013年5月20日に突如ネット上に世界初登場となる同日のアンコール:"Atom Heart Mother (Reprise) が公開されたこともあって,その直後にネット上にアップされた部分を収録したギフト・アイテム 『 Atom Heart Mother In Hamburg (Gift CDR) 』,その 2年後にアップグレード版 『 Atom Heart Mother:Hamburg 1971 3rd Gen (Gift CDR) 』 ,2020年5月には 『 M-502 Definitive Edition (Sigma 246) 』 等がリリースされ現在に至っています.

 メーカー情報を参照する限り,前回のリリースから殆ど手が加えられていない状況だとは思いますが,と言うか,元々,高音質のオーディエンス録音で,今までもリマスターされているので,これ以上修正しようがない状況なのですが,それでも名盤なので,入手してしまいますねぇ(苦笑)
 
 メーカー情報では
 『混声コーラス/ブラスを従えた「Atom Heart Mother」が伝えてきた伝説録音がブラッシュアップ。LP盤『M-502』で知られる名演を「GRAF ZEPPELIN」が磨き直した最高峰更新盤が登場です。
 そんな本作に永久保存されているのは「1971年2月25日ハンブルク公演」。その伝説オーディエンス録音です。このショウはLP時代から名録音が残されたことでも伝説的。そのLPはタイトルもないままリリースされ、マトリクスの刻印から通称『M-502』と呼ばれてきた。ジェフリー・ミッチェル合唱団との共演による完全形の「Atom Heart Mother」を驚異的な音質で収録した録音として、世界中のFLOYDコレクターに愛され続けてきました。
 本作は、その『M-502』録音をベスト・マスターで組み直し、「GRAF ZEPPELIN」による細密マスタリングで仕上げた最高峰更新盤です。まずはその内容をご紹介する前に、本作のポジションを活動概要から確認しておきましょう。

 “ATOM HEART MOTHER Tour”
 ・1月17日~2月27日:欧州#1(10公演)←★ココ★
 ・4月3日~7月1日:欧州#2(20公演)←※ULTIMATE BRESCIA 1971
 ・8月6日~15日:日本/豪州(5公演)←※OSAKA 1971他
 ・9月18日~10月3日:欧州#3(7公演)←※MONTREUX 1971
 《10月4日~7日:ポンペイで撮影》
 ・10月10日+11日:英国(2公演)
 “MEDDLE Tour”
 ・10月15日~11月20日:北米(27公演)←※CLEVELAND 1971他

 これが1971年のPINK FLOYD。何よりも伝説の初来日で象徴される時期ですが、本作のハンブルク公演は約半年前である「欧州#1」の一幕でした。当店ではフロイド全史を扱っており、「欧州#1」も可能な限りの名作でアーカイヴ。さらに日程をフォーカスし、コレクションも整理しておきましょう。

 ●「欧州#1」の詳細
 *1月17日『ROUNDHOUSE 1971』
 ・1月23日+2月3日(2公演)
 *2月12日『COLCHESTER 1971: 2ND GEN』
 ・2月13日~24日(3公演)
 *2月25日:ハンブルク公演 ←★本作★
 *2月26日『OFFENBACH 1971: 1ST GEN』他
 ・2月27日:フランクフルト公演

【伝説LP『M-502』にまつわる名録音の物語】
 本作は、そんなショウを語り継いできた名録音をベスト・マスターで永久保存したもの。タイトルにもある伝説LP『M-502』として知られているわけですが、本作はそのLPそのものというわけでもない。その辺の事情を少しかいつまんでみましょう。
 そもそも『M-502』は1971年に登場した非公式LP盤の通称。LP自体には何もタイトリングされておらず、マトリクスに刻まれた「M-502」という刻印からそう呼ばれるようになりました。もっとも、「M-502」のマトリクスがあるのは実は5thプレス以降。それ以前の初回盤は「1,2,3,4」とだけ刻まれており、特徴的なジャケットから「Spread Legs Cover」とも呼ばれていました。
 録音したのは、当時ドイツでレコード店を経営していたロバート・ニッツ氏。西ドイツ製のリールデッキ「UHER Report 4200 Stereo」と2本のゼンハイザー製マイクで収録されました。つまり原音はステレオ。実際にステレオで残っているシーンも後年発掘されているのですが、LP『M-502』自体はなぜか全編モノラルでもありました(その理由は判明していませんが、カッティング・マシンの仕様によるものと推測されています)。
 現在、そんな名録音のベスト・マスターは2種知られており、本作はその両者をカップリングしています。
【伝説LPのオリジナル原盤『1,2,3,4』から起こされた最高峰サウンド】
 まずは、「DISC 1全部~DISC 2の1曲目」を占めているメイン・マスター。これは『M-502』のオリジナル・プレス盤である『1,2,3,4』からデジタル化されたもの。初回盤300枚しか作られなかった激レアのオリジナル盤からトランスファーされたマスターで、ニッツ氏自身が原盤制作したため、実質的にマスターテープ直落としの音が刻まれています
 実際、そのサウンドは最高峰。モノラルではあるものの、そのダイレクト感と音圧は圧倒的。「Green Is The Colour」のギルモアの透明な歌声、「Careful With That Axe, Eugene」の底からせり上がる緊張感、「Cymbaline」の足音とドアの音の生々しさ、「A Saucerful Of Secrets」の奇怪な音の炸裂感──どの瞬間も原盤直落としならではの密度が充ちています。

【LPでカットされていたシーンも記録していた極上ステレオ・マスター】
 そして、「DISC 2の2~5曲目」に収められているのが別マスターの「Tape Source (Stereo)」。録音自体は同じながら、LP化される前のテープ・ソースからデジタル化されたもので、こちらはステレオ音源です。TDK SA90カセットに転写された3rd Genですが、それが信じられないほどの驚異的な高音質。ロジャーによるジェフリー・ミッチェル合唱団の紹介 MCに導かれる「Atom Heart Mother」もステレオならではのダイナミクスが素晴らしく、モノラルのLPマスターとはまた異なる魅力がある。しかも、「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングによってさらに透明感が向上。ハムノイズが拭われたクリアさが胸にすくのです。
 そして、このテープ・ソース最大のポイントはLP本編にはない「Soundcheck」と「Atom Heart Mother (reprise)」も収録されていること。「Atom Heart Mother」終演後に行われたサウンドチェックと、同曲終盤セクションの再演奏で、LPのサイドには収まりきらなかったこれらのシーンが、ステレオで聴ける重要なパートなのです。

【混声コーラス/ブラス入りの「Atom Heart Mother」が聴ける貴重盤】
 そして本作の最大の目玉は、やはり「Atom Heart Mother」。ホーンが轟き、混声コーラスが層をなし、ブラスが華やかに彩る。スタジオ版ではオーバーダビングで重ねられたそれらのパートが、生の一発取りとして響いている。スタジオでは得られない生演奏ならではの臨場感が、この録音のかけがえのない価値なのです。
 ブラス/コーラス入りの「Atom Heart Mother」ライヴは極めて希少で、公式には望めず、オーディエンス録音でも本作のハンブルク公演や翌日のオッフェンバッハ公演、そして同年のモントルー公演など数えるほどしかありません。本作は、その伝説的なLP『M-502』の名録音を最高峰更新サウンドで楽しめるのです。原盤直落としのモノラルと、極上ステレオのテープ・ソース。その両面で混声コーラス/ブラス入りの「Atom Heart Mother」を体験できる文化遺産アルバム。「GRAF ZEPPELIN」によって磨き上げられた最高峰更新サウンドを永久保存したプレス2CDで、心ゆくまでご体験ください。

------------------------------------------
REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN
(リマスター・メモ)

Sigma 246(2020年3月)と収録内容は同じで実質2ndプレスですが、Diac2後半のテープソース部のみ、低周波ノイズ(ハムノイズ)が若干除去されています。
このテープソース部は単なる本編LPのステレオテープというだけではなくLP未収のAHMリプライズも収録した重要パートです。
------------------------------------------

 ★「1971年2月25日ハンブルク公演」の伝説オーディエンス録音。古のLP『M-502』で知られる名録音を「GRAF ZEPPELIN」が磨き直した最高峰更新盤です。オリジナル・プレス盤『1,2,3,4』からの原盤直落としと、同じ録音のステレオ・テープ・ソースの両面で収録。混声コーラス/ブラス入りの「Atom Heart Mother」が聴ける文化遺産アルバムです。

M-502 (Sigma 354)
 
 Live At Grosser Saal, Musikhalle, Hamburg, Germany
 25th February 1971
 [UPGRADE]

  Disc 1
   01. Green Is The Colour
   02. Careful With That Axe, Eugene
   03. Cymbaline
   04. The Embryo
   05. Set The Controls For The Heart Of The Sun
   06. A Saucerful Of Secrets
   TOTAL TIME (67:52)

  Disc 2
   01. Atom Heart Mother

   [Tape Source : Stereo]
   02. Introduction by Roger Waters
   03. Atom Heart Mother
   04. Soundcheck
   05. Atom Heart Mother (Reprise)
   TOTAL TIME (62:44)

  A Saucerful Of Secrets
 
 [Tape Source : Stereo]
  Atom Heart Mother
 
  Atom Heart Mother (Reprise)
 

[参考]
 1971 UK And European Tour
 January
 [UK Tour 1st Leg]
  17 Implosion,The Roundhouse,Chalk Farm,London,UK
  23 Refectory Hall,University Union,Leeds University,Leeds,UK

 February
  03 Great Hall,Devonshire House,University Of Exeter,Exeter,UK
  12 Lecture Theatre Block 6 & 7,University Of Essex,Wivenhoe Park,Colchester,UK
  13 Student Union Bar,Farnborough Technical College,Farnborough,UK
  20 Student Union,Queen Mary College,Strawberry Hill,Twickenham,London,UK
  [European Tour 1st Leg]
  22 Théâtre du Huitième,Lyon,FRANCE
      ⇒ [Cancelled]
  24 Halle Munsterland,Munster,GERMANY
  25 Grosser Saal,Musikhalle,Hamburg,GERMANY
      ⇒ [Aspekt, ZDF TV, Broadcast 7 March]
  26 Stadthalle,Offenbach,GERMANY
      ⇒ [Aspekt,ZDF TV,Broadcast 7 March]
  27 ORTF TV Studios,Buttes Chaumont,Paris,France
      ⇒ [Pop 2,ORTF2 TV,Broadcast 6 March]

 April
  03 Sportpaleis Ahoy,Rotterdam,THE NETHERLANS
  [UK Tour 2nd Leg]
  16 Top Rank Suite,Doncaster,UK
  22 Norwich Lads Club,Norwich,UK

 May
  07 Central Hall,University Of Lancaster,Bailrigg,Lancaster,UK
  15 Crystal Palace Garden Party,Crystal Palace Bowl,Crystal Palace,London,UK
  18 University Of Stirling,Stirling,UK
  19 Student Health Centre Refectory,Edinburgh University,Edinburgh,UK
  20 The Ballroom,University Of Strathclyde,Glasgow,UK
  21 Students Union,Trent Polytechnic,Nottingham,UK

 June
  [European Tour 2nd Leg]
  04 Philipshalle,Dusseldorf,GERMANY
  05 Berliner Sportpalast,Berlin,GERMANY
  12 Palais des Sports,Lyon,FRANCE
      ⇒ [Musicorama,Europe 1 Radio,Broadcast 13 June 1971]
  15 Abbaye de Royaumont,Royaumont,FRANCE
      ⇒ [Cinq Grand Sur La Deux,ORTF2 TV,Broadcast 12 July]
  19 Palazzo delle Manifestazioni Artistiche,Brescia,ITALY
  20 Palaeur dello Sport EUR,Rome,ITALY
  22 Glastonbury Fayre,Worthy Farm,Pilton,UK (Cancelled)
  23 Main Hall,Hatfield Polytechnic,Hatfield,UK
  26 Free Concert,Amsterdamse Bos,Amsterdam,THE NETHERLANDS
  28 Celebration of Life,Cypress Pointe Plantation,McCrea, near Baton Rouge,LA, USA
      ⇒ [Cancelled]

 July
  01 Internationale Musikforum Ossiachersee,Congress Center Villach,Stiftshoff, Ossiach,AUSTRIA









[関連記事]
Royaumont 1971 Collector's Edition (Gift DVDR)
 
Ultimate Brescia 1971 (Sigma 340)
 
Royaumont 1971 Collector's Edition (Amity 760)
 
Roundhouse 1971 (Sigma 335)
 
Brescia 1971 : Recorder 1 (Gift 2CDR)
 
Amsterdam Free Concert 1971 (Sigma 334)
 
Brescia 1971 (Gift CD / Sigma 244)
 
Brescia 1971 : 8mm (Gift DVDR)
 

Definitive Brescia 1971 (Sigma 293)
 
Berlin 1971 : 1st Gen (Sigma 259)
 
Brescia 1971 : Recorder 1 (Ltd Special Bonus 2CDR)
 
  ※) 『 Brescia 1971 (Sigma 244) 』 付属のボーナス・アイテム
Brescia 1971 (Sigma 244)
 
Rome 1971 (Sigma 243)
 
Rome 1971 (Windmill 011)
 
Lyon 1971 AM Radio Recording (Gift CDR)
 
Amstel Free Concert 1971: Recorder 3 (Special Bonus CDR)
 
  ※) 『 Live At Pompeii:Japanese Laser Disc Edition (DVD) 』 付属のボーナス・アイテム
Montreux 1971 (Sigma 113)
 
Dusseldorf 1971:New Reel Transfer (Gift CDR)
 
The Return Of The Sons Of Nothing (Gift CDR)
 
Free Concert In Amsterdam:Recorder 1 (Gift CDR)
 PF - Free Concert In Amsterdam Rec 1
Crystal Palace 1971 (Sigma 93)
 PF - Crystal Bowl 1971 (Sigma 93)
Ossiach Festival 1971 (Bonus DVDR)
 Pink Floyd - Ossiach Festival 1971 DVD
Ossiach Festival 1971 (Sigma 83)
 Pink Floyd - Ossiach Festival 1971
Deep In Space (Sigma 42)
 
Downfall (Siréne-204)
 
Crystal Echoes (HL662/663)
 Pink Floyd Crystal Echoes (HL662/663)
At Free Concert 1971 (Ayanami-190)
 Pink Floyd - At Free Concert 1971 (Ayanami-190)


#2026-03-10


 1975年1月11日,12日のオランダ,ベルギーの欧州ウォームアップ 2公演に続いて,1月18日ミネソタ州はブルーミントンのメトロポリタン・スポーツ・センター公演を皮切りに,3月27日カリフォルニア州はイングルウッドのザ・フォーラム(LAフォーラム)公演まで行われた レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の北米ツアー.

 本アイテムは,上述の北米ツアーから 3公演の映像を収録し Uxbridgeレーベルからリリースされや 『 Madison Square Garden 1975 2nd Night Complete NBC Newsreel (Uxbridge 2758) 』 です.
 収録されている公演は,2月7日ニューヨーク州ニューヨーク・シティはマディソン・スクウェア・ガーデン公演の NBC ニュース・リール,2月6日カナダはケベック州モントリオールのフォーラム・ド・モントリオール公演の 8mm映像,2月10日メリーランド州ランドバーはキャピタル・センター公演の 8mm映像で,計94分収録しています.
 
 8mm映像は,収録時間自体が短い関係もあって細切れ状態ではあるものの,



 メーカー情報では
 『『PHYSICAL GRAFFITI』に湧く1975年北米ツアーのプロショットが発掘! 16ミリ・フィルムで撮影された極上カラー映像がリリース決定です。
 そんな本作に収められているのは、3つのカラー・フィルム。新発掘された「1975年2月7日マディソン・スクエア・ガーデン」公演の16ミリ・フィルムをメインに、「同年2月6日モントリオール公演」と「同年2月10日ランドバー公演」の8ミリ・フィルムをボーナス収録した貴重映像コンピレーションです。3つ映像が一体どういう関係にあるのか、当時のスケジュールを紐解きながら迫ってみましょう。

 ●1975年
 ・1月11日+12日:中欧(2公演)
 ・1月18日ー2月16日:北米#1(19公演)←★ココ★
 《2月24日『PHYSICAL GRAFFITI』発売》
 ・2月27日ー3月27日:北米#2(16公演)
 ・5月17日ー25日:ロンドン(5公演)←※定番プロショット

 これが1975年のLED ZEPPELIN。北米ツアーは10日間のオフを挟んで二分できるのですが、前半「北米#1」からは多数のフィルム映像が発掘されてきました。本作の3映像も、すべて「北米#1」の記録なのです。それではさらに日程をフォーカスし、それぞれの位置関係を確認してみましょう。

 ■「北米#1」の詳細
 ・1月18日ー2月4日(11公演)
 *2月6日:モントリオール公演 ←★ボーナス8ミリ★
 *2月7日:ニューヨーク公演 ←★メイン16ミリ★
 ・2月8日:フィラデルフィア公演
 *2月10日:ランドバー公演 ←★ボーナス8ミリ★
 ・2月12日ー16日(4公演)

【メイン:放送用に撮影されたMSG公演の16ミリ・フィルム】
 まず登場するのは、本作のメインである「2月7日MSG公演」のカラー・フィルム。これまでの発掘映像は8ミリ・フィルムでしたが、これは16ミリ。大手テレビ放送局NBCが撮影した正真正銘のプロショットで、ホームビデオ級の8ミリとは次元の違う映像美なのです。ただし、プロショットとは言ってもいわゆるマルチカメラのコンサート・プロショットとは違う。あくまでニュース番組“NBC Newsreel”用のもので、ワンカメによる資料風映像。番組そのものでもなく、タイムカウンターも生々しい編集段階の16ミリです。
 しかし、その中身は至宝。不完全とは言え、「Rock and Roll(約3分20秒)」「Sick Again(約2分30秒)」「Over the Hills and Far Away(約1分10秒)」をカメラピットから(極上音声付きで!)目撃できる。すぐ目の前で並び立つペイジやプラントはもちろん、ボンゾのアップもきちんと押さえてくれます。
 そんなライヴ・シーン以外も美味しい。ニュースらしく観客達へのインタビューもあり、50年前のリアリティが丸出し。ヒゲ面のロック野郎共が群れを成し、お姉さんが巨乳で伸びきったツアーTシャツを見せびらかす。さらにピーター・グラントのインタビューも音声入りで見られる。当時のグラントは40歳なのですが、その姿は映画『ゴッドファーザー』『ミーン・ストリート』そのまんまの貫禄。さぞやインタビュアもビビったことでしょう。

【ボーナス:“ジム・ケリー”によるモントリオール公演の8ミリ】
 何とも画期的な新発掘16ミリ・フィルムですが、長さは約21分。それだけでは食い足りないのも否めません。そこで、本作は近いショウで記録された傑作8ミリ・フィルムもコンパイルしました。
 ボーナス映像その1は、メインのMSG公演の前日にあたる「2月6日モントリオール公演」のカラー8ミリ・フィルムです。この映像は“ジム・ケリー”なるプロ・カメラマンの映像コレクションとして発掘されたもの。写真を撮る傍らSuper8での動画撮影も行っており、彼の没後に遺品から多数の貴重な8ミリが見つかったのです。
 しかも、この映像は普通の8ミリとはワケが違い、なんと約51分もある。8ミリは後のVHSよりも高画質なわけですが、その反面、撮影時間の短さが最大の難点。長くても一度に数十秒しか撮影できず、断片的な映像をかき集めても10分程度になることがほとんどでした。本作も原則的には同じでフルショウは望めないわけですが、断片映像の数がかつてなく大量で、全長50分もの長尺作品が実現しているのです。
 しかも、1カットが長い。もちろん8ミリの限界を超えることはないので1曲中でもちょいちょいワープするのですが、それでも格段に見やすい。これまでの8ミリは短いフレーズに「何の曲だっけ?」と思っているうちに次の曲に飛んだりしていましたが、本作は違う。そもそも1曲内でワープするという事は、1曲中に何度も撮影を再開しているわけですし、プロ・カメラマンであるジムだからこそ撮影できた映像なのでしょう。1曲1曲をしっかりと味わえるレベルなのです。

【ボーナス:スカイ・スイート体験ができるランドバー公演の8ミリ】
 ボーナスその2は、MSG公演の3日後にあたる「2月10日:ランドバー公演」のカラー8ミリ。こちらの特徴は、ステージを全景で捉えていること。やや紫がかった色彩は従来フィルムに通じるものの、映し出される光景は丸っきり違う。従来版がステージ直下のアリーナ席から捉えていたのに対し、本作は俯瞰。発掘者によると「キャピタル・センターのスカイ・スイート#1」なるポジションで撮影されたそうですが、普段の言い方をすれば「ステージ右寄りの2階席から見下ろし気味に撮影」している。しかも全景だけにステージの見たいところを見放題で、ギターソロの最中に手持ち無沙汰にしているプラントも、ロゴが光り輝くステージセットも、袖から照らすライティング・システムに至るまでよく分かるのです。

 LED ZEPPELINが現役の巨人として猛威を振るっていた1975年。約94分に渡って51年前の2月を自室に運んでくれる極上カラー映像コレクションです。メインの16ミリはテレビ局撮影だからこそのリアルな映像美をたたえ、貴重な8ミリは歴史スペクタクルと特等席体験を教えてくれる。いずれ劣らぬ3映像。どうぞ、この機会に思う存分味わい尽くしてください。

 ★「1975年2月7日マディソン・スクエア・ガーデン公演」のプロショット。大手NBCがニュース番組用に撮影したカラー16ミリで、ホームビデオ級の8ミリとは次元の違う映像美。さらに「2月6日モントリオール公演/2月10日ランドバー公演」の8ミリ・フィルムもボーナス収録し、『PHYSICAL GRAFFITI』に湧く1975年北米ツアーを超リアル体験できます。

Madison Square Garden 1975 2nd Night Complete NBC Newsreel (Uxbridge 2758)
 
 Live At Madison Square Garden, New York City, NY, USA
 07th February 1975
 Pro Shot
 Colour NTSC Approx.94min.
 

   [MSG 1975 2nd Night Complete NBC Newsree]
   [Madison Square Garden, New York City, NY, USA 07th February 1975]
   01. Rock And Roll
   02. Sick Again
   03. Over The Hills And Far Away
   04. Crowd (before encores)
   05. NBC Newsreel
   06. Peter Grant Interview
   07. Fans Arriving And Interviewed Before The Concert

   [Montreal 1975 8mm]
   [Forum de Montreal, Montreal, QC, CANADA / 06th February 1975]
   08. Intro (Pre-show)
   09. Rock And Roll
   10. Sick Again
   11. Over The Hills And Far Away
   12. In My Time Of Dying
   13. The Song Remains The Same
   14. The Rain Song
   15. Kashmir
   16. No Quarter
   17. Trampled Underfoot
   18. Moby Dick
   19. Dazed And Confused
   20. Stairway To Heaven

   [Landover 1975 8mm]
   [Capital Centre, Landover, MD, USA / 10th February 1975]
   21. In My Time Of Dying
   22. The Song Remains The Same
   23. The Rain Song
   24. Kashmir
   25. No Quarter
   26. Trampled Under Foot
   27. Moby Dick
   28. Dazed And Confused
   29. Stairway To Heaven
   30. Crowd (before encores)
   31. Whole Lotta Love
   32. Black Dog
   33. Heartbreaker

 収録されている映像の一部
 
 
[参考]
 1975 North American Tour Dates
 January
  [European Warm-Up Shows]
  11 Ahoy Hallen,Rotterdam,The NETHERLANDS
  12 Forest National,Brussels,BELGIUM

  [North American Tour]
  18 Metropolitan Sports Center,Bloomington,IL,USA
  20 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  21 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  22 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  24 Richfield Coliseum,Richfeld,OH,USA
  25 Market Square Arena,Indianapolis,IN,USA
  29 Greensboro Coliseum,Greensboro,NC,USA
  31 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA

 February
  01 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
  02 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
  03 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  04 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
  06 The Forum,Montreal,QC,CANADA
  07 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  08 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  10 Capital Centre,Landover,MD,USA
  12 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  13 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
  14 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
  16 St. Louis Arena,St. Louis,MO,USA
  27 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
  28 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA

 March
  01 Municipal Auditorium,New Orleans,LA,USA
  02 Stokely Athletic Center,Knoxville,TN,USA
  03 Tarrant County Convention Center,Fort Wort,TX,USA
  04 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  05 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  10 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  11 Civic Arena,Long Beach,CA,USA
  12 Civic Arena,Long Beach,CA,USA
  14 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  17 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  19 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
  20 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
  21 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  24 The Forum,Inglewood,CA,USA
  25 The Forum,Inglewood,CA,USA
  27 The Forum,Inglewood,CA,USA

[関連記事]
LA Forum 1975 1st Night : Barry Goldstein Master Cassettes (No Label)
 
L.A. Forum 1975 Final Night : Mike Millard Master Tapes : Flat Transfer (No Label)
 
Cleveland 1975 : Super 8 Film (Gift DVDR)
 
Montreal 1975 8mm (Gift DVDR)
 
L.A. Forum 1975 1st Night Mike Millard Master Tapes : Mastered (No Label)
 
L.A. Forum 1975 1st Night Mike Millard Master Tapes : Flat Transfer (No Label)
  
Landover 1975 8mm (Gift DVDR)
 
Heartbreakers Back In Town (No Label)
 
LA Forum 1975 2nd Night : Mike Millard Master Tape (No Label)
 
L.A. Forum 1975 3rd Night : Source 2 (Gift 3CDR)
 
Greensboro 1975 (No Label)
 
Long Beach Arena 1975 2nd Night : 8mm Film Footage (Special Bonus DVDR)
 
  ※) 『 Long Beach Arena 1975 2nd Night : Mike Millard Master Tape (No Label) 』 に添付されているボーナス・アイテム
Long Beach Arena 1975 2nd Night : Mike Millard Master Tape (No Label)
 
Long Beach 1975 2nd Night (LZSC-312)
 
Greensboro 1975 (Gift 2CDR)
 
Bloomington 1975 (No Label)
 
Detroit 1975 : 8mm Film (Gift DVDR)
 
The Awesome Foursome Live At The Forum (EVSD-1282/1283/1284)
 
Long Beach Arena 1975 1st Night : Mike Millard Master Cassettes : Flat Transfer (No Label)
 
Long Beach Arena 1975 2nd Night : Mike Millard 1st Gen (Gift CDR)
 
Long Beach Arena 1975 : Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassettes Transfer (Gift 3CDR)
 
Long Beach 1975 1st Night (LZSC-311)
 
Long Beach Arena 1975 1st Night : Mike Millard Master Cassettes (No Label)
 
Nassau Coliseum 1975 - 1st Night - (Gift CDR)
 
Cleveland 1975 (Gift CDR)
 
Trampled Underfoot (No Label)
 
San Diego 1975 (No Label)
 
Detroit 1975 (No Label)
 
L.A. Forum 1975 Final Night (No Label)
 
Madison Square Garden 1975 1st Night (No Label)
 
Physical Explosion (No Label)
 
Long Beach Arena 1975 (No Label)
 
LA Forum 1975 1st Night : Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassette Transfer (No Label)
 
LA Forum 1975 3rd Night : Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassette Transfer (No Label)
 
Dedicate To Anyone Who Got Divorced Today (TCOLZ 036/037/038/039/040/041)
 
We're Playing Our Balls Out (TCOLZ 021/022/023/024/025/026)
 
Four Blocks In The Snow (TCOLZ 015/016/017/018/019/020)
 
Heavy Zeppelin (TCOLZ 008/009/010)
 

Long Drive To Seattle (TCOLZ 004/005/006/007)
 
Blow Away (No Label)
 





#2026-02-11

 本アイテムは,1974年,1975年に行われた北米ツアーの不完全サウンドボード録音を,マスターからコンピレーション的に,CD 2枚分に収録し Beanoレーベルからリリースされた 『 Unreleased Soundboard Recordings 1974 - 1975 (Beano-326) 』 です.
 何気に,ジャケ写が恰好良いです.

 因みに,私的には,1974年では 『 Osaka 1974 1st Night : Soundboard (Tricone 247/248) 』,『 Colimbus 1974 Soundboard (Beano-281) 』 等,1975年では 『 Norfolk 1975 (Beano-210) 』,『 Tucson 1975 Soundboard Master (Beano-318) 』 等を所有しているのですが,このようにコンピレーションを作成できる位,記録としてレコーディングされていたのですね.
 しかも.他アーティストの飛び入りやゲスト出演している際の音源が収録されているところも良いです.

 メーカー情報では
 『【74~75年全米ツアーの不完全収録サウンドボードマスターを集約!】

 今週はエリック・クラプトンではお馴染みのイギリス在住の重鎮テーパーから提供されたサウンドボードマスターをリリースします!
 1974年と1975年の全米ツアーから、これまでPAアウトで数曲だけしかレコーディングされていなかったサウンドボード音源を2枚のディスクに集約したものです。各公演とも完全収録からはほど遠かったために単独公演としてリリースできなかった音源ですが、良好なサウンドボード録音だけに、リリースしないのはもったいないクオリティだったものです。モノラル録音が多く、訳ありのPAアウトソースだけに細かなトラブル箇所は含んでいますが、この内容をご覧になれば、それでも聴く価値は大いにあると思われることでしょう。

 74年の音源は、何とザ・フーのピート・タウンゼントとキース・ムーンが飛入りしていると言われていたものです。
 これだけでもロックファンは聴きものですが、75年の音源には、当時オープニング・アクトを務めたカルロス・サンタナが飛入りしたレア曲が含まれています。どのような飛入りゲストとの共演具合になっているのか、興味津々というところです。但し74年の2公演、75年の2公演という複数公演からの収録のため、サウンドボードとは言え音質には多少のバラツキがあります。しかしすべて良好なレベルで、決して悪い音質のテイクはありませんので、ご安心ください。3年間の隠遁期から奇跡のカムバックを果たした時期のクラプトンが、いかにツアーを楽しんでいたかが窺い知れる一作です。

【聴きどころ満載のコンピレーション!】

 ではまずここで、これらの公演がこの年のクラプトンの活動上どのような位置付けになっていたのか、74年と75年のツアースケジュールをおさらいしてみましょう。

 ・1974年6月19日、20日:全米カムバックツアーのため、北欧にてウォームアップ・ギグ
 ・1974年6月28日~8月4日:全米ツアー ←★ココ★
 ≪1974年8月5日:アルバム「461 OCEAN BOULEVARD」リリース≫ 
 ・1974年8月~9月:アルバム「THERE'S ONE IN EVERY CROWD」をマイアミにてレコーディング
 ・1974年9月28日~10月6日:第2回全米ツアー 
 ・1974年10月31日~11月6日:初のジャパン・ツアー
 ・1974年11月27日~12月5日:ヨーロッパ・ツアー
 ≪1975年4月1日:アルバム「THERE'S ONE IN EVERY CROWD」リリース≫
 ・1975年4月7日~28日:オセアニア・ツアー 
 ・1975年6月14日~8月30日:全米ツアー ←★ココ★
 ・1975年9月 オフ
 ・1975年10月~11月:二度目のジャパン・ツアー

 ツアーに明け暮れた2年だったことがお判りいただけると思いますが、その中にあってもこの全米ツアーはそれぞれの年で1ヶ月~2ヶ月半の長期に亘るメインイベントでした。

 本来はリリースしたばかりの新作アルバムをプロモートする意味合いがあったわけですが、蓋を開けてみれば、カムバックしたクラプトンがやりたい曲を自由に演奏するというセットリストになっていました。

 まずは74年全米ツアーの最終日となった8月4日のフロリダ州パームビーチ公演の音源です。クラプトンバンドだけで演奏されたマディ・ウォータースのカバーSail On(正しい曲名はHoney Bee) には0:24時点でテープチェンジのような箇所がありますが、目立ちません。しかもこの曲は長期全米ツアーではこの日しかプレイされなかった激レアナンバーでした。たった一度の演奏を聴けるのが貴重です。セカンドギタリストのジョージ・テリー作の Mainline Floridaも0:08時点には何かの接触音があります(これらもPAアウトならではです)が、このツアーではあまりプレイされなかったレアなナンバーですので、聴きものです。

 またこの日は前述したように、ザ・フーのピート・タウンゼントとキース・ムーンが飛入りしたと言われているものです(クラプトンのツアー・アーカイヴを記録しているファンサイト「Where’s Eric!」にもそう記載されています)。 二人はちょうど公開間際の映画「TOMMY」のプロモーションのため渡米していたタイミングで、クラプトンのコンサートがあるのを知って駆けつけたようです。彼らはこの前公演に当たるノースカロライナ州グリーンズボロ公演にも飛入りしていました。そのままクラプトンに帯同してきたというくらい、旧友のカムバックを祝福したかったのでしょう。さらにこの日はジョー・ウォルシュ(ジェームズ・ギャング~現イーグルス)までもが同じナンバーで飛入りしているとのことです。その共演部分を聴くことができます。ソングリストをご覧いただくと驚かれるように、ザ・フーのレパートリーである Can't Explainを演奏している(させている?)のが激レアです。

 これには伏線があり、クラプトンバンドに加入していたイヴォンヌ・エリマンが前年73年にリリースしたソロアルバム「FOOD OF LOVE」にこの曲を収録し、そこではピート・タウンゼントがギターで参加していたのでした(このスタジオバージョンもピートの個性が溢れる素晴らしい出来です)。ところが本作を聴く限り、エリマンと共にキース・ムーンのがなり立てるようなボーカルを聴くことができるのですが、ピートとウォルシュのギターの音は聞こえません。この直前のクラプトンによるメンバー紹介でもキース・ムーンしか紹介されていないので、実際にはキース・ムーンしか飛入りしていなかったのではないかと思われます。さらに続くBadgeでも三人のゲストが引き続きステージに居たような記録になっていますが、この曲でも彼らが演奏に加わった痕跡は確認できません。事実は不明ですが、本作の音を聴く限りではキース・ムーンの飛入りだけだった可能性があります。ピートのようなリズムギターを刻んでいるのはクラプトンのようで、曲の展開が分からないクラプトンが行き詰って演奏がストップする、という様子が捉えられています。

 74年ツアーではアコースティックギターでプレイされることが常だったSmileがエレクトリックバージョンでプレイされているのが非常にレアで、曲前にクラプトンが「ギターソロは一切ない曲だけど聴いてくれ。」とアナウンスしているのですが、実際には少しエレクトリックでソロを挿んでいるのが面白いところです。しかしここでのメンバー紹介を聞くと明らかなように、クラプトンはかなり酒に酔っており、ドラムのジェイミー・オールデイカーを「世界一のベーシスト」と紹介したり、飛入りのキース・ムーンを「キース・‘ハーフ’・ムーン(「満月」が「半月」になっています)」と言ったり、かなりのおふざけモードです。Badgeのブリッジ前の最後の歌詞部分「now he's married to Mabel」でも、「 Mabel?!...Fxckin’ Mabel!...Why Mabel?!(メイベル?!クソメイベルめ!何だ、メイベルって?!)」と大声で叫びまくっています。実は、麻薬中毒だった3年間からいきなりカムバックしての過酷なツアーを乗り切るため、クラプトンは酒に溺れて現実の緊張感とプレッシャーを忘れるという作戦を敢行していたのでした。その影響がこのメンバー紹介やBadgeにも現れていたわけですが、ここでのギタープレイを聴く限り、酒の影響はまったく感じられません。演奏していないところではただの酔っ払いでしかない醜態を晒していますが、ギタープレイとなると別人のように乱れないのは、ある意味クラプトンの偉大さを物語るものかもしれません(笑)。

 75年の全米ツアーは2ヶ月半に及び、6月、7月、8月からそれぞれ音源が収録されています。6月からは18日のメンフィス公演の2曲。特に、カットインではありますが75年の Let It Growは珍しいテイクです。ここでも珍しいエレクトリックバージョンでプレイされています。イヴォンヌ・エリマンをフィーチャーした Can’t Find My Way Homeには3:36時点で音揺れがあります。7月からは11日のセントルイス公演からの2曲。Tell The Truthはドラムソロを含む14分の熱演となっています。ドラムソロ中にはエリマンがポリスホイッスル、クラプトンがダックコールを吹いているお遊びの瞬間も捉えられています。当時、ザ・フーの映画「TOMMY」に伝道師役で出演し歌った Eyesight To The Blind(ブルースマン、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンのカバー)は、クラプトンのお気に入りだったようで、この年のツアーではアンコールでほぼ毎晩演奏されました。そしてほぼ皆勤賞でカルロス・サンタナが飛入りし、彼特有の、舞い上がっていくような情熱的なギタープレイを聴かせていたのです。本テイクにもそれは捉えられており、クラプトンのソロ~サンタナ~セカンドギタリストのジョージ・テリー~ドラム&パーカッションソロを挿んで最後は三者のソロが入り乱れるという構成が明確に聞き分けられる、19分間の大熱演となっています。このパーカッションは、サンタナバンドのアルフォンソ・ムーゾンと思われ、彼も飛入りしていたことが分かります。

 8月からは16日のサン・ディエゴ公演から4曲。クリームの名演で知られるCrossroadsはオーディエンスも大盛り上がりですが、ここでのアレンジはスローブルースバージョンになっているというレアテイクです(同年10月24日の京都公演でのテイクを想起させますね)。ここでのクラプトンのプレイは緩急織り交ぜた、素晴らしくスリリングなもので、一聴の価値ありです。この日のアンコールにもサンタナは飛入りしていますが、何とここでは珍しく Little Wingで共演しています。こんなドラマティックなナンバーでのサンタナのプレイも聴きどころです。そしてやはりEyesight To The Blindもやってます。曲のテーマは決まっているとは言え、もちろんすべてアドリブでのプレイですので、セントルイス公演とはまた違った趣きのパフォーマンスが楽しめます。単独公演でのリリースができなかった良好な音質のPAアウト音源を集約した本作。当時のツアーの楽しさが伝わってくる内容です。是非ご鑑賞ください。

Unreleased Soundboard Recordings 1974 - 1975 (Beano-326)
 

  Disc 1
   [ 04th August 1974 (#1) ]
   01. Sail On
   02. Mainline Florida
   03. Band introduction
   04. I Can't Explain (with Pete Townshend, Keith Moon, Joe Walsh)
   05. Badge (with Pete Townshend, Keith Moon, Joe Walsh) 
   06. Smile
 
   [ 11th July 1975 (#2) ]
   07. Tell The Truth
   08. Eyesight To The Blind (with Carlos Santana)
   TOTAL TIME (73:09)

  Disc 2
   [ 18th June 1975 (#3) ]
   01. Let It Grow
   02. Can't Find My Way Home

   [ 16th August 1975 (#4) ]
   03. Crossroads (Slow Blues Version)
   04. Tell The Truth
   05. Little Wing (with Carlos Santana)
   06. Eyesight To The Blind (with Carlos Santana)
   TOTAL TIME (59:44)

 (#1) Palm Beach International Raceway, Palm Beach County, FL, USA
     Eric Clapton : Guitar, Vocal
     George Terry : Guitar
     Dicks Sims : Keyboards
     Carl Radle : Bass
     Jamie Oldaker : Drums
     Yvonne Elliman : Backing Vocal

 (#2) Henry W. Kiel Auditorium, St. Louis, MO, USA
     Eric Clapton : Guitar, Vocal
     George Terry : Guitar
     Dicks Sims : Keyboards
     Carl Radle : Bass
     Jamie Oldaker : Drums
     Yvonne Elliman : Backing Vocal
     Marcy Levy : Backing Vocal

 (#3) Mid-South Coliseum, Memphis, TN, USA
 (#4) San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA
     Eric Clapton : Guitar, Vocal
     George Terry : Guitar
     Dicks Sims : Keyboards
     Carl Radle : Bass
     Jamie Oldaker : Drums
     Yvonne Elliman : Backing Vocal
     Marcy Levy : Backing Vocal

  I Can't Explain
 
  Badge
 
  Little Wing
 

[参考]
 1974 Tour Dates
 June
  [Warm Up Gig]
  19 Tivoli Gardens,Stockholm, SWEDEN
  20 KB Hallen,Copenhagen ,DENMARK

  [North American Tour / 1st Leg]
  28 Yale Bowl,New Haven,CT,USA
  29 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  30 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
 
 July
  02 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
  03 International AmphitheatreChicago,IL,USA
  04 St. Johns Arena, Ohio State University,Columbus,OH,USA
  05 Three Rivers Stadium,Pittsburgh,PA,USA
  06 Rich Stadium,Orchard Park,NY,USA
  07 Roosevelt Stadium,Jersey City,NJ,USA
  09 The Forum,Montreal,QC,CANADA
  10 Civic Center,Providence,RI,USA
  12 Boston Garden,Boston,MA,USA
  13 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  14 Capitol Centre,Largo,MD,USA
  18 Tempe Diablo Stadium,Tempe,AZ,USA
  19 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
  20 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
  21 Cow Palace,San Francisco,CA,USA
  23 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
  24 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
  25 Kiel Auditorium,St. Louis,MS,USA
  27 Mississippi Valley Fairgrounds,Davenport,IAUSA
  28 Liberty Bowl Memorial Stadium,Memphis,TN,USA
  29 Legion Field,Birmingham,AL,USA
  31 City Park Stadium,New Orleans,LA,USA
 
 August
  01 Omni Coliseum,Atlanta,GA,USA
  02 Greensboro Coliseum,Greensboro,NC,USA
  04 West Palm Beach International Raceway,Palm Beach,FL,USA

 Septmber
  [North American Tour Tour / 2nd Leg]
  28 Hampton Coliseum,Hampton,VA,USA
  29 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
  30 Boston Garden,Boston,MA,USA

 October
  01.The Forum,Montreal,QC,CANADA
  02.Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
  04.Capitol Centre,Largo,MD,USA
  05.Capitol Centre,Largo,MD,USA
  06.Spectrum,Philadelphia,PA ,USA

  [Japan Tour]
  31 Nippon Budokan,Tokyo,JAPAN

 November
  01. Nippon Budokan,Tokyo,JAPAN
  02. Nippon Budokan,Tokyo,JAPAN
  05. Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
  06. Kouseinenkin Kaikan,Osaka,JAPAN

  [European Tour]
  26. Kongresszentrum,Hamburg,GERMANY
  27. Olympiahalle,Munich,GERMANY
  28. Friedrich-Ebert-Halle,Ludwigshafen,GERMANY
  29. Grugahalle,Essen,GERMANY
  30. Ahoy Rotterdam,Rotterdam,NETHERLANDS

 December
  01. Sportpaleis,Antwerp,BELGIUM
  02. Park des Expositions,Paris,FRANCE
  04. Odeon Theatre,Hammersmith,London,UK
  05. Odeon Theatre,Hammersmith,London,UK

 1975 Tour Dates
 There's One in Every Crow Tour Dates
 April
  [Hawaii & Oceania Tour]
  07 Honolulu International Center,Honolulu,HI,USA
  08 Honolulu International Center,Honolulu,HI,USA
  10 Western Springs Stadium,Auckland,NEW ZEALAND
  11 Western Springs Stadium,Auckland,NEW ZEALAND
  14 Brisbane Festival Hall,Brisbane,AUSTRALIA
  15 Brisbane Festival Hall,Brisbane,AUSTRALIA
  16 Festival Theatre,Adelaide Festival Centre,Adelaide,AUSTRALIA
  17 Hordern Pavilion,Sydney,AUSTRALIA
  18 Concert Hall,Sydney Opera House,Sydney,AUSTRALIA
  19 Hordern Pavilion,Sydney,AUSTRALIA
  20 Hordern Pavilion,Sydney,AUSTRALIA
  22 Hordern Pavilion,Sydney,AUSTRALIA
  23 Brisbane Festival Hall,Brisbane,AUSTRALIA
  24 Brisbane Festival Hall,Brisbane,AUSTRALIA
  26 Memorial Drive Park,Adelaide,AUSTRALIA
  28 Perth Entertainment Centre,Perth,AUSTRALIA
 
 June
  [North American Tour / 1st Leg]
  14 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
  15 Jacksonville Memorial Coliseum,Jacksonville,FL,USA
  17 Municipal Auditorium,Mobile,AL,USA
  18 Mid-South Coliseum,Memphis,TN,USA
  19 Knoxville Civic Coliseum,Knoxville,TN,USA
  20 Charlotte Coliseum,Charlotte,NC,USA
  21 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
  23 Niagara Falls Convention and Civic Center,Niagara Falls,NY,USA
  24 Springfield Civic Center,Springfield,MA,USA
  25 Providence Civic Center,Providence,RI,USA
  26 Saratoga Performing Arts Center,Saratoga Springs,NY,USA
  28 Nassau Veterans Memorial Coliseum, Uniondale,NY,USA
  29 New Haven Veterans Memorial Coliseum,New Haven,CT,USA
  30 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
 
 July
  01 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
  03 Memorial Stadium,Baltimore,MD,USA
  04 Richfield Coliseum,Richfield,OH,USA
  05 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  07 Metropolitan Sports Center,Bloomington,MN,USA
  08 Dane County Coliseum,Madison,WI,USA  
  10 Municipal Auditorium,Kansas City,MO,USA
  11 Kiel Auditorium,St. Louis,MO,USA
 
 August
  [North American Tour / 2nd Leg]
  03 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
  04 Portland Memorial Coliseum,Portland,OR,USA
  05 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  06 Spokane Coliseum,Spokane,WA,USA
  09 Frost Amphitheater,Stanford,CA,USA
  11 Salt Palace,Salt Lake City,UT,USA
  12 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
  14 The Forum, Inglewood,CA,USA
  15 Swing Auditorium,San Bernardino,CA,USA
  16 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  17 Tucson Convention Center,Tucson,AZ,USA
  18 Civic Center Theater,El Paso,TX,USA
  20 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
  21 Tarrant County Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  22 Myriad Convention Center,Oklahoma City,OK,USA
  23 Tulsa Assembly Center,Tulsa,OK,USA
  24 Hirsch Memorial Coliseum,Shreveport,LA,USA
  27 Market Square Arena, Indianapolis,IN,USA
  28 Charleston Civic Center,Charleston,WV,USA
  29 Greensboro Coliseum, Greensboro,NC,USA
  30 The Scope Arena,Norfolk,VA,USA
 
 October
  [Japan Tour]
  22 Festival Hall,Osaka,JAPAN
  23 Festival Hall,Osaka,JAPAN
  24 Kyoto Kaikan,Kyoto,JAPAN
  27 Kitakyushu Shiritsu Sougou Taiikukan,Kita-Kyuushuu,JAPAN
  29 Sunpu Kaikan,Shizuoka,JAPAN
 
 November
  01 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN
  02 Nihon Budokan,Tokyo,JAPAN













#2026-03-14





 1966年7月に アニマルズ(The Animals)のベーシストだった チャス・チャンドラー(Chas Chandler)に見いだされた ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)は,その後にイギリスに渡り,ロンドンに於いて行ったオーディションで,ベーシストの ノエル・レディング(Noel Redding),ドラマーの ミッチ・ミッチェル(Mitch Mitchell)と共に,ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)を結成し,1966年10月から活動をスタートし,1967年6月には母国アメリカで有名となる切っ掛けとなり,3日間(1967年6月16日~18日)に渡り30組以上が出演した モンタレー(モントレー)・ポップ・フェスティバル(Monterey Pop Festival)への出演を果たします.
 
 この モンタレー(モントレー)・ポップ・フェスティバルでのパフォーマンスにより本国アメリカでも人気を博した ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)は,翌年の 1968年2月3日カリフォルニア州はサンフランシスコのウィンターランド公演を皮切りに12月1日イリノイ州はシカゴのシカゴ・コロシアム公演までブレイクを挟みつつ北米ツアーを行います.
 最初にイギリスで人気が出て,その後アメリカ・ツアーと..言わば逆輸入的な感じでしょうか.

 本アイテムは,1969年1月4日英国BBCのTV出演を皮切りに,2月24日英国ロンドンはロイヤル・アルバート・ホールで幕を閉じた,ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)の欧州ツアーから,ツアー最終公演に当たる 2月24日ロンドンはロイヤル・アルバート・ホール公演のステレオ・サウンドボード録音を収録した 『 Definitive Royal Albert Hall 1969 2nd Night : 2026 Remaster & Remix (No Label) 』 です.
 既発では,2022年11月に 『 Royal Albert Hall 1969 2nd Night Complete (No Label) 』 がリリースされていますし,2月18日公演の模様は,2025年5月にリリースされた 『 Royal Albert Hall 1969 1st Night (No Label) 』 で聴くことができます

 リリース告知時の説明文には 「 ★UPGRADE!!! 既発とはディフ・ソース! 」,「 超クリアー・アッパー・サウンドボード・・・これは凄い!! 」 との記載もありましたが,正直,音がクリアで本当に凄いです.

 メーカー情報では
 『☆既発とはソースから異なりますので、前回タイトルでは潰れ気味だったサウンドも本作で解消!そして最新技術でマスター音源を徹底的にマルチトラック分解してトリートメントをかけてリミックスしたことで、楽器の配置も本来あるべき形に直っています!サウンドも俄然ダイレクトでクリアー!

 これだけジミヘン音源の整理が進んでもなお公式リリースが実現しない69年ロイヤル・アルバート・ホール二日目。映像絡みの契約が災いし、もはや迷宮入りレベルな権利関係のせいで絶好のタイミングだと思われた2019年にも遂にリリースが叶いませんでした。音源自体はジミの晩年に早くもブートレグが出回ってしまったというのだから余計に皮肉。 
これがCD時代を迎えるといよいよ高音質なマルチトラック録音が出回るようになり、ジミ69年のライブ音源の定番としての座を揺るぎないものとしている。そして2022年には文字通りの集大成となった当店発の名盤『ROYAL ALBERT HALL 1969 2ND NIGHT COMPLETE』は再リリースまで実現からの遂に売り切れと相成りました。
 こうなると二回目の再リリースだけでもOKでしょうが、そこは絶好の機会を見逃さず、今回は単なる再発とは別次元に生まれ変わったロイヤル・アルバート・ホール二日目のリリースが実現いたします!

 そんな今回のリリースですが、まず元の音源からして『ROYAL ALBERT HALL 1969 2ND NIGHT COMPLETE』とは違う。既発盤は21世紀初頭からマニア間に出回っていた『PRINCE ALBERT DOES NOT BITE THE TONGUE』を元にしていました。これがCD-Rトレードの経年から劣化していたファイルという問題があり、潰れてしまった波形を可能な範囲で復元させた上でのリリースが既発盤だったのですが、今回はProf. Stonedが2020年に発表したフレッシュで劣化のないファイルをベースに一からやり直し。波形の潰れていない本来の状態というだけでも既発よりレンジの広いサウンドでの収録を実現。そこに大好評『BERKELEY 1970 1ST SHOW : 2024 STEREO REMIX』でも実現させた最新AI技術によるリミックスを用いることで格段にクリアーなステレオ・ミックスに。
 リマスター&リミックスを行う前段階では最新AI技術で(この技術も2024年から大幅に進化しています)。ミッチのドラム6パーツにジミヘンのギター、ジミヘンのボーカル、ノエルのベース、さらにオーディエンスの歓声10トラックに計それぞれに分解。その上でトラック別にリマスタリングをかけてリミックスを行った結果、既発盤とは別次元の超クリアーなステレオ・サウンドボードへと豹変。


 加えて既発盤の元になったミックスは1970年代に作成されたギターが中央、右がベース、左がドラムという解釈でまとめられており、それ自体が良くも悪くも古臭いミックス・バランスであったことは否めません。特にジミヘンのギターが中央というバランスは今ならありえないような解釈でしょう。そこで今回の近年の公式ジミヘン・リリースの基本となっている左ベース、真ん中ドラムボーカルそして右ギターというイメージへと修正。写真を見れば分かる通り、実際のステージでもミッチが真ん中ですので、なおさら既発盤のジミが真ん中という配置は時代を感じさせるセンスでした。

 とにかく今回のリミックスでは分離と音の生々しさが素晴らしく、予備知識なしで聞いたらようやく公式にリミックスされてリリースされたのか?と錯覚しそうになること間違いなし。確かに元々が公式に収録されたマルチトラックゆえ音質は最高でしたが、今回はそれを軽く上回る仕上がり。その見事な配置に生まれ変わったステレオ・バランスだけでなく音質そのものが俄然クリアーでメリハリがある。

 そして何と言っても圧巻のジミとエクスペリエンスのパフォーマンスが完璧な音質で捉えられている。公式にリリースされた二か月後のLAフォーラムの狂騒と違い、アルバート・ホールらしい静粛な雰囲気のおかげでジミヘンはいつもにましてプレイに集中している。その結果が「Red House」だけでなく新曲「Bleeding Heart」というスロー・ブルースを二回も演奏というレア・パターン、極めつけは「Little Wing」の名演。どうしても公式がリリースできない名音源に磨きをかけて初心者からマニアまで文句なしに楽しめる完璧な状態へと生まれ変わりました!既発盤をお持ちの方にも大きくお勧めするタイトルが誕生です!

Definitive Royal Albert Hall 1969 2nd Night : 2026 Remaster & Remix (No Label)
 
 Live At Royal Albert Hall, London, UK
 24th February 1969
 STEREO SOUNDBOARD RECORDING
 Remaster & Remix Of Stereo Soundboard Recording

  Disc 1
   01. Introduction
   02. Lover Man
   03. Stone Free
   04. Hear My Train A Comin'
   05. I Don't Live Today
   06. Red House
   07. Foxy Lady
   TOTAL TIME (53:18)

  Disc 2
   01. Sunshine Of Your Love
   02. Bleeding Heart
   03. Fire
   04. Little Wing
   05. Voodoo Child (Slight Return)
   06. Room Full Of Mirrors
   07. Purple Haze
   08. Wild Thing
   09. Star Spangled Banner
   10. Outroduction
   TOTAL TIME (52:42)

 Jimi Hendrix : Guitar, Vocals
 Noel Redding : Bass
 Mitch Mitchell : Drums

 [Guest]
  Rocky Dijon : Conga (on "Roomfull Of Mirrors")
  Dave Mason : Guitar (on "Roomfull Of Mirrors")
  Chris Wood : Flute (on "Roomfull Of Mirrors")

  Stone Free
 
  Red House
 
  Little Wing
 


[参考]
 1969 Tour Dates
 January
  [European Tour]
  04 BBC Television Centre,London,UK
  08 Lorensbergs Circus,Gothenburg,SWEDEN
     ⇒ [Two Shows]
  09 Konserthuset,Stockholm,SWEDEN
     ⇒ [Two Shows]
  10 Falconer Salen,Copenhagen,DENMARK
     ⇒ [Two Shows]
  11 Musikhalle,Hamburg,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  12 Rheinhalle,Düsseldorf,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  13 Sporthalle,Cologne,GERMANY
  14 Halle Münsterland,Münster,GERMANY
  15 Deutsches Museum Kongresshalle,Munich,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  16 Meistersingerhalle,Nuremberg,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  17 Jahrhunderthalle,Frankfurt,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  19 Liederhalle Beethovensaal,Stuttgart,GERMANY
     ⇒ [Two Shows]
  21 Hall du Wacken,Strasbourg,FRANCE
  22 Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
     ⇒ [Two Shows]
  23 Sportpalast,Berlin,GERMANY

 February
  18 Royal Albert Hall,London,UK
  24 Royal Albert Hall,London,UK

 April
  [North American Tour]
  11 J.S. Dorton Arena,Raleigh,NC,USA
  12 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  18 Ellis Memorial Auditorium,Memphis,TN,USA
     ⇒ [Two Shows]
  19 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
  20 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  26 The Forum, Inglewood,CA,USA
  27 Oakland-Alameda County Coliseum Arena,Oakland,CA,USA

 May
  02 Cobo Arena,Detroit,MI,USA
  04 Onondaga War Memorial Auditorium,Syracuse,NY,USA
  07 Memorial Coliseum,Tuscaloosa,AL,USA
  09 Charlotte Coliseum,Charlotte,NC,USA
  10 Charleston Civic Center,Charleston,WV,USA
  11 Indiana State Fairgrounds Coliseum,Indianapolis,IN,USA
  16 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
  17 Rhode Island Auditorium,Providence,RI,USA
  18 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  23 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  24 International Sports Arena,San Diego,CA,USA
  25 Santa Clara County Fairgrounds,San Jose,CA,USA
     ⇒ [Northern California Folk-Rock Festival 1969]
  30 Waikiki Shell,Honolulu,HI,USA
  31 Waikiki Shell,Honolulu,HI,USA

 June
  01 Waikiki Shell,Honolulu,HI,USA
  20 Devonshire Downs,Northridge,CA,USA
     ⇒ [Newport '69]
  29 Mile High Stadium,Denver,CO,USA
     ⇒ [Denver Pop Festival 1969]















[関連記事]
The Complete Woodstock 1969 (No Label)
 
Royal Albert Hall 1969 1st Night (No Label)
 
L.A. Forum 1970 (No Label)
 
Berkeley 1970 1st Show : 2024 Stereo Remix (No Label)
 
Denver Pop Festival 1969 (Gift CDR)
 
The Complete BBC Radio Sessions 1967 (No Label)
 
Hendrix In The West : Japanese 1989 CD (Gift CDR)
 
The Unreleased Electric Lady Studios Sessions 1970 (No Label)
 
San Jose 1969 (Gift CDR)
 
L.A. Forum 1970 (No Label)
 
Royal Albert Hall 1969 2nd Night Complete (No Label)
 
More Woodstock Rehearsals (Gift 2CDR)
 
Berkeley 1970 1st Show (No Label)
 
New York Pop Festival 1970 : Complete Audience Recording (No Label)
 
The Best Of Woodstock Rehearsals 1969 (No Label)
 
The Complete Woodstock 1969 (No Label)
 
Vienna 1969 (No Label)
 
Madison Square Garden 1969 3 Source Mix (Gift CDR)
 
Chicago February 1968 (Gift CDR)
 
Fillmore East 1968 2nd Show (No Label)
 
Skane 1967 (Gift CDR)
 
Stockholm 24th May & 11th September 1967 (No Label)
 
Stockholm 4th September 1967 (No Label)
 
Are You Experienced : Original UK Mono LP (Gift CDR)
 
Maui 1970 (No Label)
 


#2026-02-18





 エリック・クラプトン(Eric Crapton)は,1990年1月18日から2月10日にかけて行った,英国はロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)での 18公演に続き,約1年後の 1991年2月5日から3月9日にかけて同会場で 24公演を行っています.
 この 24公演のライヴ音源をコンピレーション的に収録したオフィシャル・ライヴ・アルバム 『 24 Nights (24ナイツ) 』 が,1991年10月にリリースされたのは,ファンならばご存知の通り.
 この 24公演は,公演日によって 4人編成(4 Piece Band):2月5日~11日,9人編成(9 Piece Band):13日~19日,ゲストを迎えてのブルースバンド編成(Blues Band):23日~3月1日,オーケストラ編成(Orchestra):3月3日~3月9日で,各6公演づつ演奏が行われており,この関係もあって当初アルバムには 『 Four Faces Of Eric Clapton 』 の仮タイトルが付けられていたようです.

 但し,このアルバム 『 24 Nights (24ナイツ) 』 には,そのタイトルに反して,前年に当たる 1990年1月18日から2月10日に掛けて,同会場で18公演行われた際の音源の一部も収録されていました.

 本アイテムは,2月5日からスタートしたロンドンはロイヤル・アルバート・ホール連続公演の 6公演目に当たり,4人編成(4 Piece Band)での最終日に当たる 2月11日公演のオーディエンス録音を収録し Uxbridgeレーベルからリリースされた 『 Royal Albert Hall 1991 6th Night DAT Master : Final Four-Piece Show (Uxbridge 2771) 』 です.

 出音のバランスは相応に良いものの,音像は遠目で,若干残響音感もあオーディエンス録音です.
 私的に,この音の質感はあまり好きでは無いかも(笑)
 
 メーカー情報では
 『【ジャーニーマン・ツアーの決定版にして1991年 RAH 4ピースバンド最終公演の初登場極上オーディエンス録音のDATマスター登場!】

 エリック・クラプトンの1991年のロイヤル・アルバート・ホール公演と言えば、イギリスの興行記録を打ち立てた伝説の24夜連続公演「24 NIGHTS」の年であり、4形態のバンドで行なわれた前人未到の偉業として知られています。その中で2つ目のバンド形態となった9ピースバンド(「ロックナイト」)としては、当時BBCラジオにて放送された2月17日公演をステレオ・サウンドボード録音した完全版エアチェック音源から数々のブートレッグが生み出され、当店でもいまだにロングセラーを続ける「Royal Albert Hall 1991 10th Night Complete Broadcast」に収められた名音源、名公演でありました。この連続公演は、「ジャーニーマン・ツアー」を締めくくった最終行程でもあったことから、「ロックナイト」の集大成ステージとしても高く評価されたものです。有名音源につき、クラプトンファンならずとも、彼の代表音源の一つとして持っておくべき「一家に一枚」的な定番音源に位置づけられるものでした。

しかしながら、最初のバンド形態となった4ピースバンドでの名音源と言えば、前年90年1月24日のステレオ・サウンドボードマスター「Royal Albert Hall 1990 6th Night: Multitrack Master」に譲らざるを得ず、91年の4ピースバンドの決定版は現れぬままでした。ところが今回、近年驚きの未公開マスターを提供してくれている海外テーパーより、またしても驚愕の初登場マスターが提供されたのです!それは91年2月11日、4ピースバンドの最終公演を非常に良好なステレオ・オーディエンス録音で完全収録した24bit DATマスターでした。Bad Loveがほんの僅かながらのカットインですが、ほぼ完璧なクオリティです。

 90年の「Royal Albert Hall 1990 6th Night: Multitrack Master」と比べ、Breaking Point、Lay Down Sally、Tearing Us Apart 、Knockin' On Heaven's Doorは演奏していませんが、アンコールでSunshine Of Your Loveを演奏しているのが貴重です。
 この曲以外は90年と同じセットリストですが、そこはクラプトンのこと、すべてアドリブによる90年とはまったく異なるプレイとなっていますので、本作も楽しんでいただけることは間違いありません。しかも4ピースでの最終公演でしたので、この形態での総仕上げ的意味を込めて、クラプトンが4ピースの他日よりも気合を入れていたことが窺えます。4ピースバンドの意味合い、それはギターがクラプトン一人だったことです。つまりリズムギターもソロプレイも彼一人でこなすという、言わばあのデレク&ザ・ドミノス時代に再挑戦したようなものでした。聴いていただくとお分かりいただけますが、クラプトンはドミノス時代にも増して弾きまくっています。彼とすればこのバンド形態で取り敢えずやり切っておきたかったのでしょう。その心意気は見事本作に結実しています。

 そしてこの日の音源は国内初登場、初リリースとなります。91年4ピースバンドの決定版として是非ご鑑賞ください。

【ロックミュージシャン、クラプトン絶頂期の記録】

 それではここでクラプトンの1991年の活動履歴日程を振り返ってみましょう。この年は大変な一年でした。
・1月21日~25日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、4ピースバンドのリハーサル
・1月26日~29日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、9ピースバンドのリハーサル
・2月5日~3月9日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて24夜連続公演「24 NIGHTS」を実施(この間の2月20日には、「ブルースナイト」のリハーサルをバークシャーのブレイ・スタジオにて行なう) 
<24 NIGHTS>
 Rock Night(4ピースバンド):2月5日、6日、7日、9日、10日、11日 ←★ここ★
 Rock Night(9ピースバンド):13日、14日、15日、17日、18日、19日
 Blues Night:23日、24日、25日、27日、28日、3月1日
 Orchestra Night:3月3日、4日、5日、7日、8日、9日
 ・1991年9月4日:ロサンゼルス、ロキシーでのバディ・ガイのギグに飛入り。
 ・1991年9月26日:ハリウッド、ザ・パレスで収録されたネイザン・イーストがハウスバンド・リーダーを務めるコメディショウに出演。この模様は29日の日曜にFOXチャンネルで放映された。
・1991年12月1日~12月17日:ジョージ・ハリスンのジャパン・ツアーを自らのバンドと全面バックアップ 

 これを見ていただくと、3月10日から9月3日まで、一切活動していなかったことがお分かりでしょう。

 クラプトンは、前年の「ジャーニーマン・ワールドツアー」と2年続いてこなしたハードなロイヤル・アルバート・ホール連続公演が終了すれば、完全休養に入り、4歳になった幼い息子コナー君との生活をエンジョイするつもりだったそうです。ところが、その矢先の3月20日、あの事件が起こってしまいました。そのショックから、彼は6か月間一切の活動を停止し、内省の日々を送っていたのです。本作はあの悲劇に遭遇する前、連日成功を収めていた「24 NIGHTS」が佳境に入った6日目、4ピースバンドの最終日を捉えたものです。
 この一ヶ月後に起こる事など彼に予想できるはずもなく、信頼できるバンドメンバーとのステージに奮い立っていた絶頂期にありました。プレイに集中する彼の人生にはネガティヴ要素など微塵もなかった時期でした。ロックミュージシャンとして、まさに最高の舞台に立っていたのです。彼のギタープレイ、歌からは自信に満ち溢れたエネルギーが迸ります。ギターソロはもちろん連日アドリブでしたので、オフィシャルライブ盤「24 NIGHTS」とは異なるプレイです(「24 NIGHTS」には、4ピースは90年のテイクしか収録されていません)。従ってオフィシャル盤とは異なる、凄まじいクラプトンのアドリブ、ソロが楽しめるというわけです。同じロックナイトでも4ピースと9ピース、90年と91年のテイクを寄せ集めて構成していた、2023年にリリースされた拡大版のオフィシャルボックス「DEFINITIVE 24 NIGHTS」では欠けていた「ステージの流れ」というものが、本作ではしっかり味わえます。

 そして収められているパフォーマンスも、オフィシャル盤に優るとも劣らない珠玉のテイクばかり、とくればやはり本作は「24 NIGHTS 4ピースナイト」の代表作としての意味合いも有しています。ツアー対象アルバム「JOURNEYMAN」からは、Pretending、No Alibis、Running On Faith、Bad Love、Before You Accuse Me、Old Loveの6曲がセットイン。バリバリ、ギンギンのプレイを披露しています。特に Bad Loveのソロでのチョーキングは強烈。さらにOld Loveでの魂を揺さぶるかのような泣きのハンドビブラートとチョーキングは必聴。グレッグ・フィリンゲインズのキーボードソロ、ネイザン・イーストのベースソロに回されて、再びクラプトンのソロが聴ける12分もの熱演となっています。
 そしてまた長尺のBefore You Accuse Meでの変幻自在ぶりはストーンズのMidnight Ramblerを彷彿させます。前半のハイライトはこの3曲にあるでしょう。これらにはクラプトンのテクニックがすべて詰まっています。他にもちょっとした聴きどころを挙げますと、ネイザン・イーストのボーカルとベースソロをフィーチャーしたCan’t Find My Way Homeでは、クラプトンはギブソンのエレアコにスイッチしてサポートしています。そのアコースティックなサウンドもしっかり捉えられています。
 また、Laylaのプロローグであるウェザー・リポートのジョー・ザビヌル作のA Remark You Madeにはさらにプロローグがあり、これはダイアー・ストレイツがよくライブで演奏していたインストであったり(恐らく前年の同公演に参加していたストレイツのアラン・クラークが持ち込んだものが継承されたのでしょう)、さらにアンコールのSunshine Of Your Loveでは、終盤のジャムパートを拡大し、スティーヴ・フェローンのドラムソロを含む、これまた10分以上の熱演で、ここでのクラプトンのソロは、この時期に気に入って実践していたBlue Moonのフレーズで始まっていたりとか、細かな点も楽しめます。 この4ピースナイトを成功裏に収めた勢いで、続く9ピース、ブルースナイト、オーケストラナイトも成功させ、クラプトンは24連続公演を大成功のうちに完遂します。その満足感は恐らく彼のキャリアでも最大ではなかったかと想像できます。

 しかしそんな彼を一ヶ月後に神様はどん底に突き落とします。それでもその後クラプトンはジョージ・ハリスンのツアーサポートをきっかけに立ち直り、「アンプラグド」を経て、彼の原点であるブルースの本質へと回帰していきます。ルックスもジャンニ・ベルサーチの派手な衣装を纏った長髪姿からTシャツにジーンズというシンプルな衣装とばっさりカットした短髪にメガネという姿に変わっていきます。まるで人生で大事なものを失ってしまった自分にはもはや虚飾は要らない、とでも言うように。その境地に達したクラプトンも偉大ですが、本作に捉えられた、誰にもできないことをやり遂げつつあった「ギンギンに輝いていた」クラプトンもまた偉大だったと言えるでしょう。
 間違いなく、ここが「ロックミュージシャン、エリック・クラプトン」のピークでした。プレイヤーとして最高峰を極めていたクラプトンを改めて初登場、極上音質の本作で是非ご鑑賞ください。』

Royal Albert Hall 1991 6th Night DAT Master : Final Four-Piece Show (Uxbridge 2771)
 
 Live At Royal Albert Hall, London, UK
 11th February 1991
 [From Original Masters]

  Disc 1
   01. Intro.
   02. Pretending
   03. No Alibis
   04. Running On Faith
   05. I Shot The Sheriff
   06. White Room
   07. Can’t Find My Way Home
   08. Bad Love
   09. Before You Accuse Me
   10. Old Love
   TOTAL TIME (74:13)

  Disc 2
   01. Badge
   02. Wonderful Tonight
   03. Band Introductions
   04. Cocaine
   05. A Remark You Made
   06. Layla
   07. Crossroads
   08. Sunshine Of Your Love
   TOTAL TIME (56:34)

 Eric Clapton : Guitar / Vocal
 Greg Phillinganes : Keyboards
 Nathan East : Bass
 Steve Ferrone : Drums

  I Shot The Sheriff
 
  Old Love
 
  Sunshine Of Your Love
 

[参考]
 1991 Tour Dates
 January
  31 Point Theatre, Dublin, Ireland
 
 February
  02 Point Theatre,Dublin,UK
  05 Royal Albert Hall,London,UK
  06 Royal Albert Hall,London,UK
  07 Royal Albert Hall,London,UK
  09 Royal Albert Hall,London,UK
  10 Royal Albert Hall,London,UK
  11 Royal Albert Hall,London,UK
  13 Royal Albert Hall,London,UK
  14 Royal Albert Hall,London,UK
  15 Royal Albert Hall,London,UK
  17 Royal Albert Hall,London,UK
  18 Royal Albert Hall,London,UK
  19 Royal Albert Hall,London,UK
  23 Royal Albert Hall,London,UK
  24 Royal Albert Hall,London,UK
  25 Royal Albert Hall,London,UK
  27 Royal Albert Hall,London,UK
  28 Royal Albert Hall,London,UK
 
 March
  01 Royal Albert Hall,London,UK
  03 Royal Albert Hall,London,UK
  04 Royal Albert Hall,London,UK
  05 Royal Albert Hall,London,UK
  07 Royal Albert Hall,London,UK
  08 Royal Albert Hall,London,UK
  09 Royal Albert Hall,London,UK










 
[関連記事]
Blues Night 1991 Volume 3 (Beano-092)
 
Orchestra Night 1991 3rd Night : The Video (Gift DVDR)
 
Orchestra Night 1991 1st Night Master (Beano-259)
 
Excellence & Elegance : The Orchestra Night 1991 1st Night (Beano-069)
 
24 Nights : Fourth Night (Gift 2CDR)
 
RAH 1991 Third Night (Gift DVDR)
 
24 Nights Finale : The Last Orchestra Shows (Beano-075)
 
Royal Albert Hall 1990 6th Night : The Video (Special Bonus DVDR)
 
  ※) 『Royal Albert Hall 1990 6th Night : Multitrack Master (Beano-172)』 付属のボーナス・アイテム
Royal Albert Hall 1990 6th Night : Multitrack Master (Beano-172)
 


#2026-02-24