1973年6月に 「 Rock Explosion '73 Special 」 の一環で,初来日を果たし,6月27日福岡市九電記念体育館公演を皮切りに,7月11日北海道厚生年金会館公演まで,都合12公演を行った,カルロス・サンタナ(Carlos Santana)率いる,米国のラテン・ロック・バンド:サンタナ(Santana).

 5月下旬に初来日ツアーから,ツアー終盤に当たる 7月6日日本武道館公演のオーディエンス録音を収録した 『 First Budokan 1973 (ZION-212) 』 がリリースされており,そのボーナス・アイテムとして放送用マスターと思われるテープから収録した 『 Budokan 1973 : Definitive Video Master (Bonus DVDR) 』(約73分収録) が付属していますが,本ギフト・アイテムは,TV放送 2週分(8月1日,8日放送)を重複部分も含めて収録した 『 Tokyo 1973 (Gift DVDR) 』(約96分収録) です.
 メーカー情報に 「 ★beatleg誌 vol.64(2005年11月号)のレビュー要約 」 が記載されていると言う事は,当時は商品として販売されていたのでしょうね.

 メーカー情報では
 『1973年6月から7月にかけて行われた初来日公演より、7月6日と7日の武道館公演を当時のテレビ放送よりプロショット収録。1974年6月にオフィシャル盤「Lotus」としてリリースされた余りにも有名な来日公演ですが、東京公演は民放の企画で映像としても記録されており、公演終了翌月の8月1日と8日の2週間に渡って特別番組として放送されていました。(当然ですが、大阪公演を収録した「Lotus」とは内容、ミックスともに別テイクです。)本盤はその二回の放送を重複分も含め、それぞれ収録しています。
 バンドとの綿密な打ち合わせにより収録され緻密な編集を加え作成された映像は、複数のカメラとステージ真上からのショットを含むマルチアングルでこの日のステージを完璧に捉えています。来日公演用にアレンジし直した楽曲を中心に展開されたコンサートは新たなサンタナ・サウンド"魂の至上"を確立し観客の度肝を抜きます。天才ドラマー、マイク・シュリーブのドラムソロ「Kyoto」をこれだけのマルチアングルで捉えた映像は存在せず、ジャンルを問わず全てのドラマー必見となるでしょう。そしてその強固なリズムの上で奏でられるカルロスのアドリブは、代表曲で聞く事が出来るソロとして作り上げていくパターンと、サウンド・エフェクト的にギターサウンドを位置付け、その場の空気と融合させ妖艶な雰囲気を作り出し、曲によっては延々と繰り返されるリフに強烈な切り込みを見せるといったパターンに別れ、後者はこの来日公演ならではの奏法と言えるでしょう。
 全ての洋楽ファンにご覧になって頂きたい貴重な記録映像。70年代の来日アーチストを語る上でも欠かせないアイテムがギフトタイトルで限定入荷です。

 ★beatleg誌 vol.64(2005年11月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
 1973年、当時日本でもその人気を確立していたサンタナの初来日公演が実現した。この時の大阪公演の模様はライブ盤『ロータスの伝説』として翌年日本のみで三枚組アルバムでリリースされたが当時東京12チャンネルでも一時間番組2回に渡ってTV放送もされていた。
 その貴重なテレビ放送映像を収録したのがこのDVDである。
 ライブ・アルバムが高い評価を得ているようにこの時期のサンタナの演奏は圧倒的に素晴らしい。それが映像としてこうして残されたのも正に「神の啓示」だったのかもしれない。映像の構成は時代がかったところもあり、また途中でカットされたりもするが来日時のオフショット等も見ることができる。また途中いろいろとテロップが流れるのだが「アマンダ・ペラーザが昔、赤坂のラテン・クォーターに出ていて10年ぶりに日本に来て変わり様にビックリした」とか「マイケル・シュリーヴがツトム・ヤマシタのレコードを全部買っていった」等のトリビアが面白い。そして最後に日本賛歌の「JAPAN」という未発表曲が披露されるのだがこれが爆笑モンでその凄まじさはこれだけでも見る価値はあると断言したくなるほどだ。
 またコンサートのハイライトである「ネシャブールの出来事」ではコルトレーンの「アフロ・ブルー」やビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」のフレーズが飛び出すのも興味深い。70年代ロックの貴重な記録映像の永久保存版としてお薦めである。』

Tokyo 1973 (Gift DVDR)
 
 Live At Budokan,Tokyo,Japan
 06th & 07th July 1973
 PRO-SHOT NTSC Approx. 96min.
 

   [Programme 1]
   01. Going Home / A-1 Funk
   02. Stone Flower
   03. Waiting
   04. Swallow (Free Angela)
   05. Black Magic Woman / Gypsy Queen
   06. Oye Como Va
   07. Incident At Neshabur

   [Programme 2]
   01. Mantra
   02. Flor De Canela / Samba De Sausalito
   03. Japan
   04. Black Magic Woman / Gypsy Queen
   05. Toussaint L'Overture

 Carlos Santana : Guitar
 Leon Thomas : Vocal
 Tom Coster : Keyboards
 Richard Kermode : Keyboard
 Doug Rauch : Bass
 Michael Shrieve : Drums
 Jose Chepito Areas : Timbales, Percussion
 Armando Peraza : Congas, Percussion

 収録されている映像の一部
 

[参考]
1973 Japan Tour Dates
 June
  27 Kyuuden Kinen Taiikukan,Fukuoka,JAPAN
  28 Hiroshima Yuubin Chokin Hall,Hiroshima,JAPAN
  30 Nagoya-Shi Koukaidou,Nagoya,JAPAN

 July
  01 Nagoya-Shi Koukaidou,Nagoya,JAPAN
  02 Osaka Kousei Nenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
  03 Osaka Kousei Nenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
  04 Osaka Kousei Nenkin Kaikan,Osaka,JAPAN
  05 Kyoto Kaikan,Kyoto,JAPAN
  06 Nippon Budokan,Tokyo,JAPAN
  07 Nippon Budokan,Tokyo,JAPAN
  10 Hokkaidou Kousei Nenkin Kaikan,Sapporo,JAPAN
  11 Hokkaidou Kousei Nenkin Kaikan,Sapporo,JAPAN









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#2022-05-24 #再登場