校舎の丸窓
普段はあまり話題にならない、玄関から見上げた時、目に入る丸窓ですが、ルーツは二代前の校舎にまで遡ります。
現在の明和高校に位置するその校舎は明治村にふさわしいデザインの木造で、玄関エントランスの大屋根に丸窓が埋め込まれていました。
その窓が屋根裏空間に機能していたかどうかは定かでありませんが、現在の我々にはメルヘンチックに映ります。
昭和13年、現在地に建てられた鉄筋校舎に二つの丸窓は引き継がれます。
あの窓の部分は308の教室だったのですが、内側は外から見るロマンチックさとは無縁の黒板裏のただの空きスペースでした。
阪神淡路地震(1.17.)を根拠に校舎は建替えられたのですが、丸窓はデザインに再び組み込まれました。
たったあれだけの物ですが、ひと目で“旭丘”を連想しますので、建築デザインは面白そうな分野ですね・・・
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