ご訪問ありがとうございます
初めまして
LOVE
です
アメトピ掲載されました
2022年12月16日
同時化学放射線療法終了16日後
前回のブログ
2022年 10/24〜12/5までの28日間、
平日通院治療だった同時化学放射線療法が終わり
治療後から通常の生活に戻りました。
治療も終盤に差し掛かり、
かなり辛かった治療の副作用でしたが、
抗がん剤の副作用でできたヘルペスもだいぶ治り、
倦怠感もピーク時に比べだいぶ落ち着いてきました。
味覚異常はほとんど元に戻り、
苦味は感じなくなりました。
治療開始前から心配していた抗がん剤治療の副作用による
脱毛は治療中から現在も
あまり見られず、ホッとしています。
それ以外の副作用は
あまり見られなくなりました。
通常通り授業に復帰
9月30日、経過観察の際検査中、突然、救急搬送され、
「子宮頸がん 骨盤リンパ節転移 ⅢCⅠ期」
と病名宣告されました。
7月から私の大好きなフリーランス日本語教師仲間で
戦友でもある方のご紹介で
日本語学校でお世話になっています。
主治医から一刻も早く
同時化学放射線療法を開始しなければならないため、
しばらくは治療優先するようにと言われました。
病名宣告されて真っ先に戦友と学校長へ連絡し、
病気のことを伝え、
しばらく治療のため代講をお願いすることになる旨、
伝えました。
せっかく紹介されて、
楽しく自分のやりたい授業をさせてもらえると、
ワクワクしていた矢先。
秋学期のスケジュールと担当クラスが決まり、
もうすぐ新学期開始という状況で、
突然、自分が癌患者になってしまい、
悔しくて悔しくて、たまりませんでした。
それと同時に、紹介してくれた戦友をはじめ、
校長にも申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
校長、副校長、戦友から、
「今は治療に専念することだけを考えて」
と温かい言葉をもらい、
校長が迅速に代講を手配してくださり、
そのおかげですぐに治療開始することができました。
平日通院治療だった同時化学放射線療法が終わり
日本語学校は1ヶ月、治療のため
代講をお願いしていたクラスに、
今週から入ることになりました。
学校へ着くなり、
真っ先に校長のもとへ。
年内最後の診察の結果と、
これまで代講をお願いし、
ご迷惑をおかけしたこと、
感謝の気持ちも込め、
ご挨拶しました。
校長は温かく迎えてくださいました。
校長や副校長、戦友のおかげで
治療に専念できました。
また、1ヶ月近く私のクラスに
快く代講引き受けてくださり、
代講してくださった先生にも感謝です
職場の理解がなければ、
治療に専念できないことはおろか、
今こうしてまた教壇に立つ頃が
できなかったかもしれません。
理解ある職場に感謝
校長が人徳者で、
病気に対して非常に理解ある方で、
良かったです。
しばらく授業はできなかったのは残念でしたが、
今もこうして、
元気な姿で学生たちに会えることは
この上ない喜びです。
1ヶ月ぶりに留学生たちと再会
1ヶ月、治療のため
代講をお願いしていた日本語学校のクラスに、
今日から入ることになり、
久しぶりに学生たちと再会しました。
学生たちから
「先生どうしてずっとお休みでしたか」
と心配して声をかけてくれて、
ジンと胸が熱くなりました。
病院へ行っていたので、と話すと、
「大丈夫ですか」
心配してくれました。
今日から午前クラスと午後クラスと
久しぶりに1日通しの授業で、
前日まで久しぶりに授業準備に追われ、
授業は大変でしたが、
心地よい疲労感でした。
「命あっての物種」
このクラスでは
文法を教えています。
ちょうど
「〜あっての」という文法が出てきて、
「命あっての物種」
を教えました。
この文法を教えている最中に、
救急搬送されてから治療が終わるまで、
これまでのことがブラッシュバックし、
ウルウルしてしまいました。
「命あっての物種」
どんなことも命あればこそ出来る。
命を軽んじることなく、
まずは生きることを選び、
大切にしていこう
頑張りすぎてしまう人が
周囲にもいるのではないでしょうか。
かつての私がそうでした。
子宮頸がんに罹患する前までの私は、
土日祝日返上し、朝から夜まであちこちで、
殆ど休みなく、
体を酷使して、
日本語レッスンをしていました。
年に一度の健康診断は受けますが、
それ以外、
不正出血になるまでは
がん検診は一度も受けたことがありませんでした。
生理痛がひどく、
30代の頃、
一度だけ婦人科受診したことがありますが、
それっきり。
平日は仕事で受診が難しいとかこつけて。
思い起こせば、
子宮頸がんになったのは、
それまでのツケが回ってきたのかもしれません。
今となっては
「後悔先に立たず」
ですが。
学生たちも
大学進学を目指し、
日本語学校と塾の往復で
勉強づくめの日々。
私たちの多くは「無理をしないようにね」
という月並みな言葉しか
浮かばなかったりするものですが、
将来のために、
今、好きなことをして生きてるとはいっても、
命あっての物種なのだから
少しは健康も考えたほうがいいと
学生たちに伝えました。
学生達に伝えている時、
まるで、自分に問いかけているかのようで、
ウルウルしてしまいました
涙腺弱いなぁ
わたし。
元気な学生たちを前に
またこうして元気な姿で授業ができる日が来るとは
思ってもいませんでした。
夢のようでした
久しぶりの朝から一日授業は、
ぐったりでしたが、
それと同時に、
学生達との授業中のやりとりは
本当に楽しくて、
やっぱり、私はこの仕事が
本当に好きなんだとしみじみ思いました。
今もこうして、
好きな仕事が
思いっきりできるなんて
私は幸せものです。
生かされていることに感謝して、
1日1日を大切に
この幸せを噛み締めて、
これから先、
悔いのないように、
やりたいことをやりたいと思います。
次回へ続く