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日本語学校をしばらくお休みし、代講依頼することに
主治医から
すぐに放射線と抗がん剤の平日通院治療が始まるので、
しばらくは治療優先するようにと言われました。
病名宣告されて、
真っ先に頭に浮かんだことは、
仕事の事でした。
現在は、プライベートレッスン、企業研修や、
専門学校、大学、大学院へ進学を目指す、
留学生が日本語を学ぶ日本語学校でも教えています。
プライベートレッスンや
企業研修などは
私一人で教えているため、
治療日や検査日と重なった日などは
あらかじめ振替レッスンで対応お願いしていたので、
幸いに、これまでは支障なくレッスンが行えましたが、
学校関係の授業は日時が固定されているため、
学校関係で固定されている授業は代講が必要で、
早急にお話しする必要がありました。
あまり日本語学校のことは、
一般的に多く知られていませんが、
日本語学校では曜日によって教師が変わり、
複数の教師で１つのクラスを教える
チームティーチング制で教えています。
非常勤講師は曜日で契約しているため、
もし、休む場合は誰か代講を手配しなければなりません。
この日本語学校には
今年からご縁をいただき、
お世話になっています。
しかも、私の大好きなフリーランス日本語教師仲間で
戦友でもある方のご紹介でお世話になっています。
なので、すぐにその方に
子宮頸がんに罹患したと電話で伝えました。
電話越しにすすり泣きしているのがわかり、
こちらまでもらい泣きしてしまいました。
まさかと思ったのでしょう。
そのまさかです。
しかも、秋学期からたくさんクラスを持たせてもらい、
さらには、自分がやりたい授業をやらせてもらうことになり、
やる気で溢れていた矢先に、
こんなことになり、
お先真っ暗になってしまいました。
こういうことはメールで伝えるものではないと思い、
校長にも緊急事態だということを直接会って伝えたいと相談したところ、
一緒に学校へ付き添ってくださり、
校長との面談にも立ち会ってくださいました。
2022年10月4日
子宮頸がんと診断されて5日後。
日本語学校の校長に面談で
子宮頸がんに罹患したと伝えました。
学校に到着し、学校長と副校長が迎えてくださいました。
緊急事態で、
また病気が病気なだけに、
このことは学校長が副校長にもお話ししたということでした。
学校内で私が子宮頸がんだと知っているのは
理事長、学校長、副校長、戦友の４人ということでした。
病気のことを伝え、
しばらく治療のため代講をお願いすることになる旨、
伝えました。
すると、
校長、副校長、戦友から
「今は治療に専念することだけを考えて」
と温かい言葉をもらいました。
気がつけば、涙が溢れていました
せっかく紹介されて、
楽しく自分のやりたい授業をさせてもらえると、
秋学期のスケジュールと担当クラスが決まり、
もうすぐ新学期開始という状況で、
突然、自分が癌患者になってしまい、
悔しくて悔しくて、たまりませんでした。
それと同時に、紹介してくれた戦友をはじめ、
校長にも申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
また、温かい言葉をもらい、
悔しさと嬉しさが入り乱れ、涙が溢れてしまいました。
校長へのメールには病状のことは書かなかったのですが、
私があまりにも切羽詰まって
校長へ面談したいというので、
校長から戦友に問いただしたそうで、
その際、重い病気になったということを伝えたそうです。
心強い仲間がいてくれるだけで本当に心強かったです。
また、それ以外の先生方には
しばらく代講お願いすることになるので、
どうやって説明すればいいか悩んでいました。
すると、自分の担当クラスの担任と専任には
病気の治療のため、
しばらく代講することになると伝えるということで、
それ以外の先生には病気のことは伏せておくということでした。
柔軟に対応してくださり、心配の種が減り、
一安心でした。
面談を終え、
最後に
「負けないで」
「頑張って」
と校長、副校長から激励していただき、
握手してくださいました。
校長の優しさに嬉しくなり、
また涙が溢れてしまいました。
心強い戦友の存在
校長面談が終わり、
戦友と久しぶりにご飯に行きました。
戦友は私の顔を見てホッとしたようでした。
戦友に会って話すと、
絶対に泣いてしまい、
うまく話せなくなると思ったので、
手紙に今の気持ちを書き、渡しました。
せっかく紹介されて、
楽しく自分のやりたい授業をさせてもらえると、
秋学期のスケジュールと担当クラスが決まり、
もうすぐ新学期開始という状況で、
突然、自分が癌患者になってしまい、
悔しくて悔しくて、たまりませんでした。
それと同時に、紹介してくれた戦友をはじめ、
校長にも申し訳ないという気持ちでいっぱいでということと、
絶対に根治して、元気になってずっと日本語を教えたいということを
書きました。
それを読んだ戦友は、
また目頭が熱くなっていて、
私はそれでもらい泣きしてしまいました。
戦友は
「とにかく今は治療に専念することだけを考えて」
「時々会って話そう」
と鼓舞してくれました。
久しぶりに間近で見たスカイツリー。
学校の近くから
東京スカイツリーが見えますが、
まるで、スカイツリーが私に頑張ってと
鼓舞してくれているようでした。
戦友は私と同じくらいの日本語教師歴と、
同じような境遇で日本語を教えてきたこともあり、
良き理解者であり、私の戦友でもあり、
かけがえのない人です。
そういう人が私の近くにいてくれて、
いつも力になってくれるのは
どんなに心強いことか。
戦友にも校長にも救われました。
職場の理解があってこそ、
治療に専念できると思いました。
職場の理解がなければ、
仕事を辞めなければならないと思っていました。
そんな私の心配はよそに、
代講も早急に手配してくださり、
治療に専念できるようになり、
この学校で働けて、私は本当に幸せだと思いました。
職場や仕事関係者に癌だと伝えるのは非常に勇気のいることだと思います。
癌を宣告された皆さん！
早まって仕事は辞めないでください！
まずは、勇気を出して職場に伝えてみてください。
自分が心配しているよりも
職場には理解者がいるかもしれません。
仕事は辞めないで、
続けられる方法があると思います。
その方法を職場の上司と
一緒に考えましょう。
次回に続く
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