営業時間を減らしたクリーニング店の売上はどうなった? | 繁盛店をつくる人材育成の方法

営業時間を減らしたクリーニング店の売上はどうなった?

こんにちは、菅(すが)です。

昨年、このブログで、

あるクリーニング店さんで人手不足に対応するために営業時間を4時間減らします

というお話しをしたのを覚えていますか?
こちらの記事です。

スタッフが辞めるクリーニング店

あの記事でご紹介した 鹿児島のクリーニング店ながいクリーニング さんの話はその後も何度かしてきました。

最近も、 人手不足で困らなかったクリーニング店 の記事や、 スタッフの変貌ぶりに衝撃を受けた経営者さん などの記事でお店の状況が良くなってきているということはお伝えしてきました。

でも、

肝心のお店の売上はどうなったのでしょう?

スタッフが前向きに変わっても肝心の売上が増えなくては経営は苦しくなるばかりです。
しかも、昨年の秋には、

ながいクリーニングさんでは日中11時~15時まで受付を休止する

ということを決め実行に移しました。

つまり、それは、

ザックリ言うと、

営業時間を2/3に減らす

ということとほぼ同じです。
普通に考えれば、

営業時間が減るとそれに伴って売上も減る

こんな結果になるのが当たり前です。

営業時間が2/3になったら売上も2/3になってしまうかも・・・・

そう心配になるのが普通の感覚でしょう。
では、

実際にはどうなったのでしょう?

じつは・・・、

こうなりました。



はい。

バッチリ売上が突き抜けちゃってます(笑)

ちなみに、グラフでは分かりづらいかもしれませんが、

昨年10月以降のマイナスをゼロにしておつりがくるくらいプラスになっています

つまり、

営業時間を減らしたのに売上は増えている

というお話。
こうやって結果が出てみると、

いままで苦労して長い時間お店を開けていたのはなんだったの??

という感じですよね?(笑)

ちなみに、今回ご紹介しているながいクリーニングさんでは、営業時間の短縮以外にも昨年夏以降いろんな出来事がありました。


値上げをしたり

スタッフが辞めたり

 

保管料を払わないお客様とトラブルになったり

営業時間を減らしたら受付が集中して大変になったり

お客様を困らせる決定をしたり

お客様の要望を聞かなかったり

「ワイシャツは捨ててくれ!」と言われたり



・・・、


・・・・・・、

こうやって並べてみるとムチャクチャですね。(汗)

ただね、今日お話ししたように、

これだけムチャクチャなことがあっても半年たてばきちんと売上プラスになっている

それはなぜか?

答えは単純です。

すべて「 いまよりお店を良くしたい 」という思いでしてきたことだから

つまり、

良くするためにいろんなことをしたから良い結果になった

ただそれだけの話。

ほんと、お店の経営って面白いですね。

なお、念のために言っておきますが、

単純に「 営業時間を減らせば売上が増える 」とは言い切れない

ということだけは覚えておいてください。
なぜなら、

ながいクリーニングさんではブログで書いていないこともいっぱいしているから

隠すつもりはないですが、コンサルティングの内容をすべて書くなんて不可能ですし、経営者の鈴木さんご夫妻が自分たちで考えて実行したこともたくさんあります。

だから、それらをしなくても、

単純に「 営業時間を減らすだけで売上が増えるのか? 」ということは私にはわかりません

ただね、

営業時間を減らしても売上を増やせたお店はある

という事実だけは覚えておくといいですよ。
不必要に怖がることはありません。

それでは、また。
今日も最後までお付き合いありがとう。