記事より~

経営破綻(はたん)で一時国有化されている足利銀行(宇都宮市)が、適切な監査を怠って旧経営陣の違法配当を招いたとして、旧中央青山監査法人(現みすず監査法人)などを相手に損害賠償を求めた訴訟は2日、監査法人側が和解金2億5000万円を支払うことで、宇都宮地裁(柴田秀裁判長)で和解が成立した。同行は旧監査役4人が和解金として計1200万円支払うことでも和解した。


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2億5千万、高いのか安いのか微妙な金額です。


一方で、どう考えても監査役4人合計1200万ってのは安すぎやしませんか。



少なくとも監査役も当時の商法監査において適法意見としている以上、監査法人と同様の金額(同額とはいかないまでも、近似した金額)の支払責任を課すべきでは?




あれだけ世間を巻き込んだのに一人当たり300万、う~ん納得できません。



【バーガーキングHP】

http://www.burgerkingjapan.co.jp/



都内2店舗目が池袋サンシャインシティににオープンってことで、復活後はじめて行って来ました。

立地は、1号店の新宿といい(新宿アイランドイッツ地下)、今回のサンシャインシティといい、駅前一等地とはいえませんが。


大学時代、当時通っていた大学の最寄駅にバーガーキングがあったので、当時よく行ってました。一番最初に、ワッパーを食べたときはなかなかの感動でした。


で、そんな感動もう一度と今回久しぶりに食したわけですが、うん結構な満足感♪先日、マックのメガテリヤキも食べたのですが、それと比べてとこちらのほうが味量ともに満足感を得られた気がします。



ちなみにEXTRAメニューとして、ビーフパテの追加ができるので、自分のお好みで「メガワッパー」やら「テラワッパー」など独自で作り出せます。



今回は、ロッテ(ロッテリアの親会社)が出資しての日本進出となったのですが、その1号店は、従来ロッテリアの新宿アイランドイッツ店があった場所。で、さらに日本マクドナルドの本社がある場所です。

今回のこの出店、業界一番手であるマックののど元に刀を突きつける形となりました。また今回バーガーキング社長に就任した笠氏はもともと、日本マクドナルド出身でもありますし、業界二番手であるロッテリアの逆襲となるのでしょうか。



あくまでもバーガーキングとロッテリアは別会社ではありますが、ロッテリアの経営再建に取り組んでいるリヴァンプは、ロッテと共同でバーガーキングジャパンの出資元でもあります。

したがって今後の出店においては、ロッテリアの出店戦略とリンクさせ、2つのブランドを用い地域的に差別化を図りながら出店構成を行っていくことでしょう。そこにおいては新規店舗開発よりもロッテリアからバーガーキングという衣替え店舗も数多く出てくることと思われます。


現在バーガーキングは2010年までに関東に50店舗という計画をたてているようなので、、そこそこの数がロッテリアからバーガーキングになるのではと個人的には思います。



日経ビジネス紙面においてバーガーキング社長の笠氏は「マクドナルドと喧嘩してもしょうがないやろ」とおっしゃっていますが、客観的に見ればどうどうとマックに喧嘩売ってるこの状況。果たしてロッテリア連合VSマックのこの戦い、どうなることでしょう。

ちなみに、サンシャインシティにももちろんマックはあります。





記事より~

東京証券取引所の斉藤惇新社長は22日、就任後初の記者会見で、上場廃止基準に当たらないが、不適切な会計処理などの不祥事を起こした企業の株式を通常の市場から分離し、こうした株式を取り扱う「特設注意市場」を10月にも創設すると発表した。

 不正会計問題を起こした日興コーディアルグループが上場廃止とならなかったことで「何らかの中間的な措置が必要だ」との声が高まり、新制度の導入につながった。

 同市場に移行した企業は1年ごとに改善報告の書面を提出。東証が法令順守体制が整備されたと判断すれば、通常の市場での取引に戻す。3回目の提出でも問題がある場合は、上場廃止とする。

 新興企業向けマザーズ市場に上場企業を呼び込むための活性化策も公表。上場審査の際に設けていた売上高の基準を撤廃し、上場後5年間は、売上高が伸びなくても上場廃止としないことが柱。

 斉藤社長は会見で「市場の信頼を得るためには自由と規律のバランスが必要だ」と強調した。

 会見に先立ち開催された東証の株主総会では、市場運営会社と市場監視にあたる自主規制法人を傘下に抱える、持ち株会社「東京証券取引所グループ」を設立する議案の承認を受けた。


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・「特設注意市場」の創設

・マザーズ上場にあたっての売上高基準の撤廃


【マザーズ上場審査基準】

http://www.tse.or.jp/listing/b_listing/guide/mothers/2.pdf



このほかにもこんなことが制度化されるようです。

・上場会社が行使するMSCBの月間行使数を上場株式数の10%を超えないよう東京証券取引所が必要な措置を講じること

・マザーズが上場審査に当たっても株式の流動性を保持するため流通株式数を25%以上になるようにすること、また5%未満になった場合には上場廃止とすること。

ライブドア等々で用いられたことから、いまや悪名高き資金調達のスキームとなってしまったMSBCを証券取引所にて制限することを盛り込んだようです。MSBCの行使数を制限することにより、一度にMSCBを行使することに生じてしまう株価へのインパクトを少なくさせる(分散させる)ということでしょうか。


一方、流通株式数の確保に関して、現行の制度においては上場にあたっての公募および売り出しにあたって新規株主を300人以上作ることとされています。この現行制度に加え今制度においては流動株式数の割合も規定しています。

このことで、えてして流通性が乏しくなってしまいがちな新興株が、その流動性のなさに漬け込まれ、やもすると仕手株等につかわれてしまうおそれへの抑止的効果を狙ったものでしょか。


【東京証券取引所 定例会見】
http://www.tse.or.jp/about/press/070622s.pdf


まぁ、制度改正にあたってはいろいろな趣旨・目的があるでしょが、今回の新制度の一番の目的(ことマザーズにかかる制度の改正の目的)は今夏開設されるジャスダックの新市場「NEO」・・・New(新しい) Entrepreneurs'(起業家達の) Opportunity(機会) への対抗策だと、個人的には思います。新ジャスダック市場の対象とする企業は、マザーズが対象とする成長性の高い企業といところでかぶってきますので、従来からの垣根を一段さげたということでしょう。





本の衝動買いがやみません。

ここ最近も時間があるときはふらりと本屋に入ってみたり、夜な夜なアマゾンにて買ってみたりとしたのもあって、読んでない本がどんどんたまっていく。。。


繁忙期で疲れているときは、どうしても本を読む気がおきず購入一方だったので、みるみるうちに積みあがり過剰在庫を作り出していました。



ようやく時間にも余裕が出てきた最近、つみあがった在庫をみてこれはいかんと思い本を読む習慣を復活させました。



現状はリハビリ期間中なので、まずは読みやすいものから。なにせ小難しいものは朝眠い時から読む気もおきないし、そんな小難しい本はたいていがハードカバーなので重くて持ち歩く気もなりません。そうじゃあなくとも荷物が激重なので。



で、読みやすい本のなかからピックアップし、最近読み終わったのがこちら

渋井 真帆
大人のたしなみ「ビジネス理論」一夜漬け講座

ずばり内容は有名なビジネス書を噛み砕いた本。内容構成はこんなかんじです。

【内容構成】
第1章
 青い大海原に勝機あり!「ブルー・オーシャン戦略」
第2章 劇的!業績改善ストーリー「ザ・ゴール」
第3章 企業の、そして人生の飛躍の方程式「ビジョナリーカンパニー2」
第4章 勘定と感情は友達だった「行動経済学」
第5章 インターネット世界に何が起こっているのか?「ウェブ進化論」
第6章 来るべき未来の羅針盤「ネクスト・ソサエティ」
第7章 究極のプラス思考本「ネクスト・マーケット」
第8章 新しい『富の波』に乗るのは誰だ!?「富の未来」


噛み砕いた対象には、すでに読み終わった本や自分で持っている本も、本屋で見かけただけの本もありますが、読んでない本のところを読むと、実際に購入したいななんて思えてきます。噛み砕いているのが、学者でないからということと(これが学者とかだったら余計に小難しくなってしまうなんてこともありますし)、まぁそもそも、題材になったのは有名ビジネス書ですから魅力があるのは当然なのかなとも思います。



この中でも「ザ・ゴール」などは、会計士試験で言うところの原価計算の分野でもあるので(スループットとかTOCとか)なかなか懐かしいですね。俺の行っているクライアントでは、そんな高度な原価管理を行っているところは一社もありませんが。理論を現場に落とし込むのは、相当難しいということを感じさせます。





コンビニにて発見。


特保指定を受けたコーヒーです。



特保コーヒー

ブレンディ香るブラック(AGF)
http://www.agf.co.jp/taishibou/index.html



ほかの缶コーヒーブラックと味は変わりません。


これがなんで特保指定を受けたかというと、この中にはコーヒー豆マンノオリゴ糖というやつが入っているとのこと。このコーヒー豆マンノオリゴ糖とは、コーヒー豆に含有されるマンナンを熱水で加水分解する時に発生するオリゴ糖で、腸内細菌叢を改善し、便通を良好にするという作用があるらしい。



マンノオリゴ糖の詳しいことが知りたい人は、食品安全委員会なる組織が行った意見表明をどうぞ。マウス実験の結果なども載っています。

http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_nf12_oishiimizuta170324_1.pdf




個人的にはブラックよりカフェラテのほうが好きなので、カフェラテバージョン出ないかなと、ふと思ったのだが、牛乳入っちゃったら乳脂肪分で。。。

機能果たしませんね。




今週の日経ビジネス(2007年6月18日号)の特集が、ずばり「粉飾連鎖」。加ト吉やらミサワ九州等々の最近の粉飾事例が取り上げられています。


そのなかのトピックのひとつとして「会計士を骨抜きにする4つの殺し文句」なるものが。

中央青山の幹部の告白というような副題もついてます。


その4つというのが、下記の4つ。


① 来期は良くなりますから今期だけ見逃してくださいよ。

② 前期は大目に見てくれたじゃないですが。

③ 会社がつぶれたら先生が責任とってくれるんですか。

④ 先生には絶対、ご迷惑をおかけしませんから。




どうでしょう?



粉飾云々の大きな問題でなくとも②って、俺とかでも会社から結構いわれる気がします。

それが会計基準の変更等により、会社がおこなっている処理を容認できなくなった場合や監査法人の交代に基づき前任の監査法人が認めていたことをひっくり返すことなどは、結構簡単にできるのですが、問題が従来より同法人での監査である場合。かつ前任者が上職だったとしたら。。。



これが結構めんどうくさい。



こんなときは会社は、②のように前回認めたでしょ、って確かに言ってきます。これを言われるとちょっと厳しい感じです。

上の仕事を否定してるようにもなってしまうし。




でも会計士業界において厳しいこの現在の状況下です。最近は開き直りを覚えたので、そんなときは伝家の宝刀をきるようにしてます。



「すいません、そうなんですか。じゃあ過年度の有報も修正しなくちゃですね」


たいていの人はこれでだまります。




が、あくまでも伝家の宝刀なので抜きすぎには注意を。抜きすぎると通常監査応対しないような偉い役員でてきたりと、よけいめんどうくさいことになります。




出張中、こんなのを見つけました。



ジョージア

北海道限定ジョージアです。



実は北海道以外でも売っているらしいですが。。。


ともあれ、地域限定ものをみると出張にきたなと実感します。

タイトルどおり、ASBJより「金融商品に関する会計基準」の変更が発表


今回の改正点としてはこちら。


「すべての信託の受益権が有価証券とされるなど、その定義する有価証券自体の範囲が拡大されているため、従来の取扱いのままでは、特定金銭信託のような単独運用の金銭の信託及び貸付金や不動産などの金銭以外の信託の信託受益権も例外なく有価証券となり、企業会計上、必ずしも適切なものとはならない」


ということで、金融商品取引法上の有価証券において、会計上は有価証券として扱わないものもあるという例外規定を明文化したもの。



従来からの大幅な変更はないのでほっとするところです。



2ヶ月間はこちらで確認できます(~8/15)

ASBJ 公表にあたって

http://www.asb.or.jp/html/documents/docs/rev_f_instr2/



しかし毎度のことですが、新基準公表にあたって一般(無料)公開は2ヶ月間だけです。

企業が準拠しなければならない基準であるのだから2ヵ月経過したら、有料会員にのみ公表みたいなけち臭いことはせず、無料公開しとけと個人的に思います。



記事より~

7月末で業務を終えるみすず監査法人が監査を請け負う上場企業約600社のうち、3月期決算企業約420社については変更先がほぼ固まったことが日本経済新聞社の調べでわかった。監査法人間の交渉が順調に進み、懸念された「監査難民」企業の多発は回避された格好だ。13日時点で変更先が決まらない3月決算以外の企業が約20社残っているものの、未定企業数はこれより減少するとみられる。

 監査人の選定は基本的に株主総会の決議事項。3月決算会社は6月半ばまでには新しい監査人を内定する必要がある。


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今月下旬に控えている株主総会を前に、みすず監査法人が担当していた上場企業がほぼ新たな監査法人を見つけたとのこと。


大半は、人員の移動先の法人が引き受けたのだろうが、そこからもれた(きられた)企業を中小監査法人が引き受けたのだろう。

所属している法人が断ったといわれている企業のホームページを見たら、「会計監査人の移動のお知らせ」にて監査法人が優成監査法人なっていたことからも、そのことがわかる、かも。


言葉は悪いが、「捨てる神あれば拾う神あり」でとても言うのか。



しかし、大手法人が断ったってことはすくなからず、そこにリスクが存在してたりするわけで(または監査報酬が安いとかも)。只単に監査契約の数をふやすことを目的とせず、各法人が契約にいたっていることを望みます。


個人的には、大手法人に監査が集約されてしまうことは好ましくないと思うので。




記事より~

日本マクドナルドホールディングスは12日、全国一律の商品価格を見直し、地域別価格を初めて導入する方針を明らかにした。6月中にも実施する。

 大都市圏で人件費や店舗賃料が高騰しているためで、東京、大阪、京都などでは平均3-5%程度値上げする。店舗運営費が安い地方では、価格を2-3%程度引き下げる方向。新たな価格戦略によって、中長期的に安定した利益を確保することを目指す。

 外食大手で地域格差をつけた価格を本格導入するのは異例。ライバルのハンバーガーチェーンやファミリーレストランが追随する可能性もある。

 マクドナルドは、主力のハンバーガーをはじめ、ポテト、飲料を組み合わせたセットメニューなどほぼすべての商品価格を見直し対象にしている。ただ営業戦略として百円にしている「百円マック」は、全国で同一価格のまま据え置く。

 全国約三千八百店のうち、東京や大阪など大都市圏の店舗では価格を上げ、逆に東北地方など一部地域では値下げする見通し。価格は都道府県別に設定し、据え置く地域もある。


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ビッグマック指数で見ると、大都市圏と地方との購買力における地域格差の拡大ということになるのか。


確かに都心の地価高騰に対して、地方ではまだまだその影は見えず。



しかし、このまま格差が広がると、上京したての人がマックに行って、あまりの値段の違いにびっくりなんてことになるのか。東京のマックはぼったクリだったなんていうのが、帰ったときの土産話になる、みたいな。


一方で「100円マック」はその名前のインパクトを捨てられないのか、とりあえず据え置きとのこと。



まぁ、なにはともあれ「スマイル0円」、これだけは値段がかわらないことを祈る。

(最近メニューからなくなっていると聞きますが本当なんでしょうか)





【ビッグマック指数~Wikipedia】

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E6%8C%87%E6%95%B0&oldid=12435248