フィリオとショコラのちいさなおうち -3ページ目

世界中から動物がいなくなればいいのに

2018・1・4の拙ブログです。

例によってのりとはさみのお手抜きです。申し訳ございません。

 

2018-01-04 12:46:08

世界中から動物がいなくなればいいのに

テーマ:犬達への想い

窓の外は、チラチラと風花が舞っています。

重い雪空の雲間から、時々パァーと陽の光が差し込みますと、暖かな明るい気持ちになりますが、

また雲が光を閉ざし吹雪も強くなってきました。

 

報道によりますと、大阪府寝屋川市で統合失調症と診断された娘が、

両親に十数年にわたって監禁され、

一日1食しか与えられずたった19㎏にやせ衰えて、凍死しました。

どうしてこんなに酷いことが出来るのか、精神疾患への偏見がそうさせたのか、

両親のこの子への愛情は欠片もなかったのか、かあさんは暗澹とします。

統合失調症は適切な医療で治る病気ですし、

精神障害者も身体障害者も支えを受けて生きていけますのに。

共に同じ人権を持った、大切な仲間ですのに。

 

動物を人間と比べると又お叱りを頂くことでしょうが、

酷いパピーミルにいる繁殖犬達はこの娘と同じです。

監禁され陽の光も知らず、死なない程度の餌を貰い、産めなくなったら処分されます。

今年こそ、パピーミルやペットショップがなくなり、非人道的な流通システムがなくなり、

安易に買って安易に捨てられる子がいなくなりますように祈ります。

私達にできることは、ペットショップで命を買わないことです。

皆が買わければ、流通はなりたたないのですから。

もし、あなたのお知り合いが犬を買おうとしておられましたら、

どうぞ保護犬の選択支を教えて上げて下さい。

 

 

ボク、とうさんを寝かしつけました。

 

アタチ、これから、にいたんのベッドで寝ようと思います。

だって、大好きなにいたんの臭いがしますから。

 

 

たった1頭の犬を救うことが、この世界を変えるわけではない。

でも、この1頭の犬の世界は、きっと変えることが出来る。

(訳:フィーママ)

 

 

「私に何の関係があるというのだ」さんのブログよりご紹介します。字は転載です。

いつも転載させて頂き、ありがとうございます。

 

「世界中から動物がいなくなればいいのに」

http://catsanddogs75.blog136.fc2.com/blog-entry-673.html

 

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韓国の犬肉市場から救出された犬。
ベッドの上に横たわるという事が理解できずに、立ったまま寝ることしかできない。

韓国の犬肉市場の檻の中に閉じ込めらえていた200匹の犬たちは、
合衆国、カナダ、英国のアニマル・シェルターに1月20日収容された。

 

14匹の犬と一緒にフロリダのヒューメインソサエティに送り込まれた3歳のハリエットは、
おそらく、ぎゅうぎゅう詰めの中で囚われていたのだろう、

ピンクと黒の毛布の上に横たわるということがわからなかった。
ボランティアは一日がかりで横になって眠るということを教えた。

「救出した犬たちは順調に回復し、適合していますが、まだ恐怖のトラウマに苦しんでいます。
大変な道のりだったし、これからも時間がかかるでしょう。
ハリエットはもう少し体重を増やさなければなりません。
リードをつけて歩く事も理解していないので、野原からシェルターまで抱えて運ばなければなりません。
しかし、尻尾を振って、ベッドにもぐりこむ、犬の本来の姿を見れる日がそう遠くないことを願っています」


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http://www.dailymail.co.uk/news/article-4165276/Dog-rescued-South-Korean-meat-farm-sleeps-standing-up.html

この記事に対するコメントに
「時々、世界中から動物がいなくなればいいと思う。
そうしたらこんなに苦しむ事はないから。仮面をかぶった冷酷な人間たち」

というのがありました。

世界中の至るところで行われている終わることのない動物への搾取、虐待を思うと、

本当にそう思います。


 

年頭に、かあさんが祈ることはいつも同じです。

どうぞ、苦境に居る全ての動物たちに、優しい手と暖かな居場所が与えられますように。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。


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すごく生きているよ

明けましておめでとうございます。

昨年もたくさんの方にお出で頂き、お力を頂きましたこと、大変ありがとうございました。

今年もどうぞよろしくご指導下さいませ。

 

2022年の初仕事は、フィリオの酸素室をレンタルする事でした。

肝臓癌が肺転移して4か月が過ぎ、日ごろは穏やかに暮らせているものの、

時々、呼吸困難のような症状が出るようになってきました。

暮れの30日には、深夜呼吸が苦しくなり、かあさんは夜間救急動物病院に走りましたが、

着いたころにはすっかり収まっていて、診て頂くことなく帰宅するハプニングがありました。

下が、苦しくなった時の為の酸素室ですが、かあさんの宣戦布告の決意でもあります。

今後どのような経過をたどっていくのかわかりませんが、彼の苦痛を少しでも軽減できますなら、

可能なことは全て尽くす決意です。

 

 

君たち、そんな狭いところに、ひしめき合って寝ることもないでしょうに。

 

 

 

 

 

 

 

 

年頭に届いた「ユニセフニュース」のメインテーマは、「今こそ、こどもの権利条約」でした。

「パンデミックは、何か新しい問題を生んだというより、

もともとあった脆弱な社会構造を露呈させた」と、冊子は語ります。

日本のような先進国でも、子供の貧困、児童虐待、教育格差、食事格差が言われていますが、

世界の貧困国や紛争地の子供達の悲惨さは言うまでもありません。

一方では過剰な食糧廃棄など、目に余ることもあります。

 

私達にも出来る一歩が、きっとあります。

どうぞ今年こそ、世界中が平和になり、子供達が希望が持てる、明るい一歩が踏み出せますように。

 

 

 

みんなやさしくなあれ

死ぬのが怖いから飼わないなんて、言わないで欲しい。

おうちを汚すから飼わないというなら、犬はお行儀を身につけることができる。

留守がちだから飼わないというなら、犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。

貧乏だから飼わないというなら、犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

だけど・・・死ぬのがこわいからと言われたら、犬はもうお手上げだ。

すべての犬は、永遠じゃない。

いつかはいなくなる。でもそれまでは、すごく生きている。すごく生きているよ。

だぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、大変であつくるしくって、幸せな時間を共有しているはず。

飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。

犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。

あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。

どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を預かってみるのは、

人に与えられた、素朴であって高尚な楽しみでありますよと。

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シェア自由。

 

 

今日もおいでくださいまして、ありがとうございました。


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杉本彩さんのキャンペーンにご協力ください。

文末に加筆しております。

 

お願いがございます。

公益財団法人Evaの杉本彩さんが、以下の署名キャンペーンを立ち上げられました。

かあさんも先日署名してきました。

同じお志がおありの方は、是非署名活動にご協力頂きたく、お願い申し上げます。

 

署名ページはこちらです。

 

キャンペーン · 長野県松本市、約1,000頭もの犬を不適正飼養し衰弱させ、また無麻酔で帝王切開をしていた史上最悪の劣悪繁殖屋による動物虐待犯を懲役刑に! · Change.org

 

請願理由はこちらです。
 

当協会Evaが刑事告発していた、劣悪な環境で約1,000頭もの犬の繁殖を続けていた元代表と、

従業員の男が、11月4日動物愛護法違反容疑で逮捕、その後11月24日再逮捕され、

12月15日に元代表が起訴されました。(従業員の男は不起訴)

この元代表は、長野県松本市にある2カ所の飼育施設で、犬約1,000頭を30年程に渡り不適正飼養していました。
酷いネグレクト下に置かれた犬の状態は悪く、頻繁に死骸が出る有様だったといいます。

遺体は産業廃棄物として、糞尿や生ゴミと一緒に餌袋などに入れ、他のゴミと一緒に廃棄していました。

またケージは4段から6段程積み上げられた状態で、上段には手も届きません。

そのため糞尿がケージの受け皿から溢れ、上段から下にいる犬のケージに垂れ流れるほど酷かったそうです。犬が入れられているケージの床面は、錆びた鉄製の網すのこであったため、

犬の足の裏はカエルの足のように開き腫れあがっていました。

また成犬はUターンすらできないほどの狭いケージに収容されていることも多く、

1つのケージに1~3頭入れられ、交配と出産時以外、ケージから出してもらうことはありませんでした。

 

そして、犬の出産が近づくと、獣医師免許を持たないオーナーは、自ら犬の四肢を縛り付け不動化し、

無麻酔で帝王切開を行っていました。

手術器具は滅菌処理はしておらず、血液を拭う布切れも洗濯しただけの物でした。

傷口が化膿し治癒しないケース、縫合した傷口が開き、内臓が出て死亡したり腹腔内出血で死亡したりすることも。また傷が付着せず縫い直すことや、また出産時、前回の傷が治っていないこともしばしばあったと証言しています。
無麻酔帝王切開についてオーナーは「犬は痛みに強いから大丈夫」と言っていたそうですが、

当然のごとく犬は鳴き叫び、中には痛みに耐えきれず「ヒィッ」と声を上げて失神する犬もいたといいます。出産のほとんどがこの非人道的な帝王切開によるもので、ほぼ毎日、1回から4回は手術していたそうです。

 

当協会は、この元代表の男を、動物愛護管理法違反(44条1項・2項)及び狂犬病予防法違反により刑事告発しました。

昨年6月の動物愛護管理法の改正で殺傷罪は、「2年以下の懲役又は200万円以下の罰金」から「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」へ倍以上の厳罰化が実現しました。
虐待罪に関しては、「100万円以下の罰金」から「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に、こちらも引き上げられました。

ですが、今回の2度の逮捕に関しては、殺傷罪ではなく、狭いケージに拘束し、排せつ物を放置して衰弱させたほか、病気やけがをした犬に適切な処置をしなかった等の「虐待罪」です。
つまり、獣医師資格を持たないずぶの素人が無麻酔で帝王切開した行為に関しては、

現段階では、起訴の理由になっていないのです。帝王切開は獣医師が行うから帝王切開であり、無資格者が行えばそれはむやみに腹を切る殺傷行為に他なりません。

このような残忍な行為を何年も続け、それにより命を落とした犬が多数いたにも関わらず、

単なる虐待罪で数十万の罰金で終わるのは到底納得いきません。

またこのような災害レベルの動物虐待事案について、軽微な罪で終わってしまったら、

今回の件が量刑の相場となる悪い前例となってしまいます。

それでは、何のための厳罰化か意味を成しません。

 

そのことから、長野地方検察庁に対し、帝王切開による殺傷罪を追加で立件していただきたく

署名を募りたいと思います。

刑事裁判までには時間がありません。
短期間で多数集めたいと思いますので、ぜひ皆さまの声、皆さまの力をお貸しいただけないでしょうか。

どうか、悪逆無道な劣悪繁殖屋の男、百瀬耕二に執行猶予のつかない懲役刑を!

 

以上転載しました。

今後、このような非道な虐待、殺傷がなくなります様、

又、ペットショップの背景に何があるのかを知って頂くためにも、ご協力をお願い致します。

2021/12/24    野村規子

 

加筆します。

2022/1/7時点で賛同者は5万人を超え、キャンペーンは締め切られました。

もし、このブログから署名ページに行ってくださった方がおられましたら、心よりお礼申し上げます。

 

「それ」と呼ばれるペットたち

 


出窓に並べたカクタスが、花芽を開き始めました。

気がつけば、今年もあと10日です。

今日こそは年賀状を印刷しなくっちゃ!

 

 

 

老犬達は寝てばかりです。

 

 

 

 

幸せな天使の眠りは、かあさんをもっと幸せにしてくれます。

[HOW DID I GET SO LUCKY!]

あなたがあなたの犬を見つめる時、あなたはこう言うでしょう。

私はなんて幸運を手に入れたんだ?

(訳:フィーママ)

写真は  iHeartDogs.com  さんよりお借りしました。

 

 

 

「弥生、スコットランドはエジンバラ発!」さんのブログより、転載させて頂きます。

カテゴリ:保健所の動物のこと より

「それ と呼ばれるペットたち」

http://scotyakko.exblog.jp/19184762/ 

2013年に投稿された記事ですが、現在の日本でも、状況はさして変わっていないと感じます。

字は転載です。

 

 

わたしは新しい家具を買うの
わたしたちは、赤ちゃんを迎えるの …
わたしたちは、新しい場所に引越しするの …
わたしは、カーペットを買い換えるの …
わたしにはもう それ に費やす時間はないの …
わたしたちの子供の為に それ を買ったけど …
それ は、私たちが思っていたようなものとは違ったの …
それ を仔犬と交換するわ …
それ は私の言うことを聞かないし …
それ はいつも、注目してもらいたがるし …
それ のあれを後始末をするのは嫌なの …
それ を始末しなくちゃ …
それ は今日、始末しなくちゃ …

  それ は以前には、名前があった

  それ は以前には、家があった
  動物は一生のもの
  いま(今) の為のものではない
  (~英文は私なりに訳させて頂きました)  

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。 

 


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”この2頭を離すわけにはいかない。”

 

 

 

「家具とマッチしないから」と動物を捨てる

 

 

 

昔々過ぎるかあさんが子供の頃、同級生のお友達から衝撃の言葉を聞きました。

「サンタさんって本当はおとうさんなのよ」

もう小学校の高学年だったのに、かあさんはサンタさんの存在を信じていました。

そこは揺らがなかったので、かあさんは次にこう信じました。

えっ、父さんって普通の日本人と思っていたけど、本当は本物のサンタさんなんだ!

うわぁー、秘密諜報部員みたい!

おバカだったあの日の自分が、愛おしいです。

今年も暮れようとしていますね。

 

お蔭様で子供達の胃腸炎も回復して、少な目にしているごはんに、

これじゃ足りない、もっと寄こせと申しております。

ご心配を頂いて、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

犬を捨てる仰天の理由について、二つご紹介します。

 

FBより、 Petfun さんの投稿です。字は転載です。

「家具とマッチしないから」と動物を捨てるなんて考えられない。

http://petfun.jp/think/36017/

 

動物慈善団体が明かした「飼い主が犬を手放す理由」に愕然。

クリスマスの時期になると、気を引き締める理由とは。

 

「私はベジタリアン(菜食主義者)だけど、犬は肉を食べたがるから。」

「シークレットサンタのプレゼントでもらっただけだから。」

「無料の旅行に当選したけど、犬を連れていけないから。」

「散歩に連れていくと、会った犬や人、みんなに挨拶に行く。人懐っこ過ぎるから。」

「涎を垂らして口を開け過ぎるから。」

「服を着せようとしたら嫌がったから。」

「同じベッドで寝たがるかと思ったのに、犬用のベッドで毎晩寝るから。」

「尻尾を振り過ぎるから。」

「家具とマッチしないから。」

「体重が減って、よく動き回るようになったから。」

「毛が多すぎて、掃除機をかけるのに1時間もかかってしまうから。」

「私が食事をする時も含めて、いつも私を見ているから。」

「ビーグル犬がこういうものだと最初から知ってたら飼わなかったけど、知らなかったから。」

内容についてはリンクよりご覧ください。

 

続いて、「弥生、スコットランドはエジンバラ発!」さんのブログより、ご紹介します。

犬を捨てる人の、言い訳 

http://scotyakko.exblog.jp/25724398/

 “ あの犬、大きくなり過ぎたんだよ ”
 “ 躾(しつけ)するのが難しくって ”
 “ 毛が抜けてばかりいるの ”
“ ずっと吠えてばっかりいるんだよ ”

“ カーペットの上にオシッコしたの ”
“ かまってあげられる時間がなくって ”
“ お金が掛かり過ぎる ”
“ ぼくの靴を噛んでダメにしたんだ ”
“ 年寄りになってしまったから ”
“ もう、可愛くないもの ”
“ 私の彼が、アレルギーなの ”

動物は使い捨てではない
彼らは、家族です

 

(PETAのビデオの英文を、私なりに訳させて頂きました)
犬は人間じゃない。
犬は、大きくなる。
犬は、人間が、しっかり躾けをしなくてはならない
犬の毛が抜けるのは、当たり前。
犬が吠えるのには理由があり、その理由の殆どは人間側の原因だ。
犬は、人間と同じく、したくなったらオシッコをする。
犬は、放っておけば良いわけではない。
犬と暮らすのには、ある程度のお金が掛かる。
犬は、物を噛むことが、ある意味、仕事でもあり …
また、欲求不満やストレスで物を噛んだりもする、それが犬というもの。
犬は、仙人じゃないから年老いていく。
可愛いとは、見た目の言葉である。
誰かのアレルギーであっても、それが 犬の方を捨てる 理由にはならない。

すべては …犬を迎える前に、覚悟をしておくべき当たり前のことばかりである。
そういうことになった時、犬を捨てるのであれば …どうか、最初から犬を迎えたりはしないで。    

 

 

いやはや、仰天の理由ばかりです。

溜息もでません。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 


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どうか クリスマスに命を買わないで。その2

 

 

 

3日前から、子供達は胃腸炎を起こしています。

下痢や嘔吐がありましたので、血液検査で膵炎の再発や重篤なものがないか確認してから、

水分補給の皮下点滴、抗生剤と吐き気止めの注射をして頂き、お薬を頂いてきました。

お蔭様で急な症状は治まって、食欲も戻りましたが、フィリオはまだ吐いたりしています。
 
今回は二人同時に起こったことや、原因に全く心当たりがないことも気になります。
 
本当にこうして老犬達は、しばしばかあさんを心配させてくれます。

 

 

 

あなたはずっと、私の空腹を満たしてくれますか?

 

私のクリスマスのお願いは、

シェルターに居る全ての犬たちに、おうちが与えられることです。

(訳:フィーママ)

写真は  iHeartDogs.com  さんよりお借りしました。

 

 

 

HUG   さんの投稿記事よりご紹介します。字は転載です。

12月15日 11:34  · 

クリスマスセール。

クリスマスプレゼントに。

ペットショップではそんな売り文句が溢れています。

 

クリスマスに考えてみませんか?

ペットショップで売られている可愛い仔犬や仔猫たちが 何処から来るのか?

ペットショップの仔犬や仔猫たちの多くは 繁殖場と云う場所から競り市に送られて、

ペットショップに「陳列」されています。

「利益」を上げる為には「原価」が安い方がいいのは当たり前の話です。

だから繁殖場の多くは「パピーミル」「キトンミル」 そう呼ばれる劣悪な環境です。

「仔犬工場」「仔猫工場」と云う意味です。

「工場」では繁殖犬、繁殖猫たちが狭いケージに押し込められ、きちんとケアされる事もなく、

病気になっても医療も受けられず、ただただ「商品」を「生産」する為に生きています。

 

今年長野県松本市で「パピーミル」の実態が表面化しました。

1000頭もの犬たち(業者が市に届けを出していた頭数は600頭)が劣悪な環境で飼育され、

業者は「無資格」で「麻酔もせずに」母犬を帝王切開していました。

このような事件が起こる度にペット小売業の業界は

「このような悪質な業者はほんの一部であり、多くは真面目なブリーダーである」と繰り返しますが、

業界内で自己規制の動きはありません。

法改正の度に様々な方法でそれに反対します。

今回の数値規制(従業員一人あたりの飼育頭数の制限、飼育するケージの大きさ等)にも

全く後ろ向きで、業界側が出してきた「自己規制案」は酷いものでした。

これまでの業界の動きを考えれば、業界の「良心」に期待するのは無駄です。

時間の無駄。業界を厳しく規制する以外に方法はありません。

 

ただ業界を規制するよりも大切な事があります。

それは僕たち「消費者」が考える事です。

ペットブームの影で苦しむ犬や猫たちがたくさんいます。

ペットショップにいる可愛い仔犬や仔猫たちが何処から来るのか?

「パピーミル」「キトンミル」と云う名の地獄は

ペットショップに溢れる僕たち「消費者」の「笑顔」が作り出しているんです。

クリスマスセール、クリスマスにプレゼントを、、、

今年のクリスマス「僕たちが暮らす国の生体小売業」について考えてみませんか?

 

写真のチワワは熊本地震直後に遺棄されていた繁殖犬です。

一番元気がある子の口の周りにはくっきりとワイヤーで縛られた跡がありました。

ドッグランに出してあげようとケージを開けるとケージの隅っこで身を寄せ合いました。

抱っこすると人形の様に身体を強ばらせて固まっていました。

オヤツをあげても食べる事はありませんでした、オヤツを知らなかったんです。

 

 

 

どうぞ、ペットショップで可愛い仔犬を買わないでください。

その子は可愛い子ではなく、可哀想な子なのです。

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 

”ゴミ捨て場で保護しました。”

文中のワイヤレスは、新しいご家庭に望まれて、今は幸せな家庭犬になっています。

かあさんのスポンサー犬も三代目になりました。

 

 

胸の奥の小さな後悔

 

 

昨夜午前1時過ぎ、フィリオに最後のチッコをさせて、やれやれとベッドに入れました。

これで朝までぐっすり眠ってくれるはずです。

ところが!2時・4時・5時とベッドを降りて行き、ガブガブお水を飲んで、ウロウロして、

やっと戻ってきたらベッドに上げて上げてと騒ぎます。

これは何だ?まさか徘徊ってやつ?

今朝は9時過ぎまで寝過ごしてから朝散歩に行きますと、待ってましたとウンチを3回もしました。

あーぁ、ウンチだったのね?

ごめんね、我慢させたね。

 

彼の目が見えず耳が聞こえなくなってから、

かあさんとフィリオは互いの意志の疎通が計りにくくなりました。

眼を合わせられた時代は大概のことが感じ取れ、かあさんの言うこともほぼわかってもらえたのに、

今は彼の気持ちを聞き取ることが、なかなか難しくなりました。

「老犬あるある」です。

 

それでも、老犬には老犬の良さがあります。

身体は老いても心は純粋な子犬のままで、穏やかに安らかに皆を癒します。

彼らの飼い主への愛情や忠誠はますます深くなり、絆はますます深まります。

かあさんのかけがえのない我が子、フィリオとショコラも。

 

 

昔話の繰り言、聞いていただけますか?

胸の奥の小さな後悔  (チロのこと 2017.12.13の拙ブログより)

 

38年前、末っ子が1才の頃、私たち家族が初めて飼ったのが、

とうさんが農家から貰ってきたコロコロの仔犬でした。

柴系との仲人口でしたが、見事に似ても似つかぬ大型の雑種犬に育ちました。

左がダンボール箱に入れられてやって来た時、右が成犬になって庭に放されていたチロです。

 

     

 

チロをフィリオやショコラと較べますと、待遇に格段過ぎる差があります。

当時住んでいた岡山の田舎では、犬は番犬が当たり前で、台風や雷や酷暑など以外は庭に繋がれ、

食事は残りご飯にお味噌汁をかけたり、鶏の皮を茹でたりし、

たまのジャーキーだけが唯一の御馳走でした。

タライに入れてホースの冷たい水でじゃぶじゃぶ洗われ、朝夕の散歩は田んぼの畔道でした。

獣医さんは牛や馬など家畜を診る人で、動物病院もドッグフードもなかった時代です。

チロはとても優しい従順な子で良く懐いてくれ、畦道で一緒に見た夕陽を、

かあさんは今も思い出します。

 

7才の時、散歩の途中で、チロは動けなくなりました。

自宅からかなり離れた場所で、助けを呼ぶにも戸板を取りに行くにも、彼を一人では残せず、

かあさんはチロをおんぶして、背を丸めて泣きながら、一歩一歩我が家を目指しました。

大きなチロの爪先がすりすりと地面をする音が、今も聞こえるようです。

これがチロの最後の散歩で、この5日後、彼はお星さまになりました。

チロは今、岡山の動物霊園に眠っています。

 

ごめんね。

チロ、充分な暮らしも食事も医療も、あなたには与えてあげられなかったね。

でも、かあさんの子でよかったと、君は思ってくれただろうか?

家族の誰かが岡山に行く機会に「チロに会ってきたよ」と聞くたびに、

かあさんの胸の奥の小さな後悔が、かあさんを突き刺します。

もう38年が経ったのですね。

 

時代は移って、

こちらは、エアコンの効いた環境で、手作り食を貰い、とうさんのベッドで眠る、

過保護で軟弱な、でも幸せな子です。

 

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました.。

 


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「暗部」隠す生体販売ビジネス

 

 

アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどが、中国政府のウイグル自治区に対する人権抑圧を理由に、

相次いで、北京オリンピックへの外交的ボイコットを表明しています。

アメリカの意図は、「中国の人権状況を容認しない」という強い姿勢を、国内外に示すことだと思います。

一方中国外務省は、「オリンピック憲章にあるスポーツの政治的中立という原則に著しく反するものだ。

強烈な不満と反対を表明し、断固とした対抗措置をとる」と述べました。

又、国際的人権団体は、「人道に対する罪に対抗する極めて重要な一歩」と評価しています。

それぞれの立場で、それぞれの主張があります。

 

政治的対立にスポーツを巻き込むことは如何かと思いますが、

今回モスクワの時と違うのは、どの国も選手団は派遣し、政府関係者(外交団)を派遣しないということです。

かあさんは一個人として、これらの外交的ボイコットを支持します。

オリンピック憲章でも、人権侵害は認められないという内容が示されています。

オリンピックの目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することと明記されています。

 

 

 

今日の子供達です。

 

 

 

 

 

 

 何よりも大切なもの
 彼の完璧な選択

 

写真は

「弥生、スコットランドはエジンバラ発!」さんのブログよりお借りしました。。

https://scotyakko.exblog.jp/17008872/

 

 

 

 

ヤフーニュースからご紹介します。

犬1000匹劣悪飼育の業者、なぜ営業を続けてこられたのか 「暗部」隠す生体販売ビジネス(太田匡彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

犬1000匹劣悪飼育の業者、なぜ営業を続けてこられたのか 

「暗部」隠す生体販売ビジネス

太田匡彦朝日新聞記者

  • アニマル桃太郎から別業者に移送された犬。毛玉に覆われていたため丸刈りに=筆者撮影

 飼育していた多数の繁殖犬を虐待したとして長野県警は11月、

動物愛護法違反(虐待)容疑で男2人を逮捕した。

 逮捕されたのは同県松本市内において「アニマル桃太郎」の屋号で繁殖場を営業する会社の社長だった百瀬耕二容疑者とその社員。

2人は飼育していた犬たちを、劣悪な環境で衰弱させたり、病気になったのに適切な措置をしなかったりした疑いがある。

同市内の2カ所で計約1千匹の犬を飼育し、繁殖した子犬を埼玉県内のペットオークション(競り市)に出品、

ペットショップに販売していたという。

 なぜこのような劣悪な繁殖業者が長く営業を続けてこられたのか。

背景には、流通小売業者であるペットショップを中心として大きく成長した、犬猫の生体販売ビジネスがある。

 日本には現在、数十店から100店前後を展開する大規模ペットショップチェーンが10社以上ある。

1社あたり毎年1万~4万匹程度の子犬・子猫を販売している。

これだけの数を販売するために、ペットショップチェーンは大量の在庫を抱える必要がある。

 その主な仕入れ先は、20年4月時点で全国に28ある競り市だ。

毎週定期的に開かれる競り市には、全国の繁殖業者が大量に繁殖した子犬・子猫が出荷され、

ペットショップチェーンのバイヤーたちがそれを次々に落札していく。

 アニマル桃太郎もこれまで、繁殖した子犬を埼玉県内の競り市に出荷していた。

実際に多くのペットショップチェーンが落札していて、事件発覚後、対応に追われた。

関東地方を中心に店舗展開するチェーン経営者は「1年以内に販売した分までさかのぼって購入者に連絡を取り、健康に問題があるような場合には返金する対応を取った」と言い、全国展開する別のチェーン経営者は「血統書を見て気付いた購入者から連絡があった。

健康状態のチェックは独自に行っていて、問題はないと説明した」と話す。

●華やかなショップ店頭から見えない劣悪繁殖場

 全国に店舗網を張り巡らせて「大量販売」するペットショップチェーンの存在が、繁殖業者に「大量生産(繁殖)」を促していると言える。一方で、子犬・子猫を競り市で取引し、華やかなペットショップの店頭に並べてしまえば、どんなに劣悪な繁殖場があっても、つまり親犬・親猫がどんなに過酷な環境に置かれていても、その暗部は、覆い隠せてしまう構造がそこにある。

 大量繁殖、大量販売の過程では、毎年2万5千匹前後の犬猫が感染症などで死んでいることも、朝日新聞の調査でわかっている(犬猫、流通中に年2.6万匹死)。12年の動物愛護法改正(施行は13年)以前、一部の業者は、年齢的に繁殖に使えなくなった犬猫や売れ残った子犬・子猫を地方自治体に引き取らせ、これらの犬猫は結果として殺処分されてもいた。

 12年改正で自治体が業者からの引き取りを拒否するようになると、全国各地で業者による大量遺棄事件が発生。いまも、繁殖に使えなくなった犬猫が野山に捨てられたり、売れ残った子犬・子猫が「引き取り屋」の劣悪な環境で飼い殺しにされたりしている現実がある。なかには「自分で埋めてる」などと、自らの手による「処分」を明かす業者がいる。

 こうした状況を改善しようと、繁殖業者やペットショップに対する規制の強化は、過去4回の動物愛護法改正のたびに議論されてきた。一般社団法人「ペットフード協会」などペット関連の業界団体が激しく抵抗したため思うように規制強化は進んでこなかったが、19年6月に可決、成立した改正動物愛護法では二つの前進が見られた(子犬・子猫、健やかに育つために 改正動物愛護法、規制を大幅強化)。

 一つは、幼い子犬・子猫を生後56日を超えるまで販売することを禁じる「8週齢規制」の実現だ。犬猫の心身の健康を守る目的があるが、同時に、ペットショップを中心とした大量繁殖・大量販売の構図にメスを入れる狙いもある。

 子犬・子猫がぬいぐるみのようにかわいいとされる生後40~50日ごろにショップ店頭に陳列できなくなるため、消費者の衝動買いを抑制できる。離乳後も一定期間、繁殖業者のもとで飼育しなければならないため、人手やスペースの問題から、これまで通りの大量繁殖もしにくくなる――というわけだ。

 8週齢規制は、動物福祉の向上に積極的に取り組んでいる米国、英国、フランス、ドイツなど欧米先進国の多くで以前から行われていた。特に英国イングランドでは20年から、「生後6カ月未満」の子犬・子猫をペットショップなどが売買することを原則禁止。実質的にペットショップでの展示販売を困難なものにすると、期待されている。

●数値規制、ケージの最低面積は独仏の半分以下

 もう一つが、繁殖業者やペットショップの飼育環境について、数値などを盛り込んだ具体的な規制を、環境省令で定めるよう規定したことだ。省令制定にあたって小泉進次郎環境相(当時)は「悪質な事業者を排除するために自治体がレッドカードを出しやすい明確な基準にする」と表明しており、悪質業者の改善、淘汰に一定程度つながると見られている。

 これも英国やドイツ、フランスなどの規制のあり方を参考にしつつ、国内の動物行動学の専門家からの知見を集めて、具体化された。ケージの面積や従業員1人あたりの上限飼育数、メスを交配につかえる上限年齢などについて、具体的な数値が盛り込まれている(犬猫の繁殖・販売業者の数値規制、実効性は)。

 ただたとえば、すべての犬の飼い主を対象に規制を定めるドイツでは、体高50センチまでの小型犬用の平飼いケージの広さは、1匹あたり最低「6平方メートル」と規定。また、業者を規制対象とするフランスでは、犬1匹あたり最低「5平方メートル」とする。対して日本の省令では、体長30センチの犬なら最低「1・62平方メートル」と半分以下。しかも、そこに2匹まで入れられる。

 ペットフード協会などが作る業界団体「犬猫適正飼養推進協議会」が、寝床の大きさとして「高さ=体高×1・3倍」「幅=体高×1・1倍」という、犬がほとんど身動きできない数値を主張するなど激しく抵抗した経緯を考えれば、一定の前進があったとは言える。だが、フランスをはじめとする欧米先進国のように、ペットショップにおける大量販売、ひいては繁殖業者による大量生産を困難にし、優良な繁殖業者(ブリーダー)からの直売に誘導していこうとするほどの規制水準にはなっていないのが、日本の現実だ。

●島忠は「最善の方法」考えて一部店舗で陳列販売を終了

 それでも、8週齢規制は今年6月に施行されており、数値を盛り込んだ新省令は一部の条項について経過措置が設けられているが、24年6月には完全施行となる。今後は、これらの規制を、現場を持つ自治体が適切に運用できるかどうかが課題だ。

 アニマル桃太郎を巡っては、松本市保健所が「今年に入って一度も立ち入り監視を行っていなかった」とするなど、省令違反の状態を見逃す形になっていた。せっかく作った法令も、現場が運用できなければ「絵に描いた餅」になる。動物福祉を重視する世界的な潮流にいま以上に取り残されないためにも、行政は責任を持って業者に対峙しなければならない。

 同時に消費者は、ペットショップを中心にできあがった今の生体販売ビジネスのあり方に、疑問を持つべき時期に来ているのではないだろうか。消費者の選択が、犬猫を不幸にする構図を支えている側面があるのだから。ホームセンター大手の島忠は20年7月から、一部の店舗でペットショップによる子犬・子猫の「陳列販売」を終了した。同社は「人とペットが幸せになれる最善の方法は何か、動物たちの負担を抑えるにはどうすればいいか、考えた末に私たちはこの選択をした」としている。

 

太田匡彦

朝日新聞記者

1976年東京都生まれ。98年、東京大学文学部卒。読売新聞東京本社を経て2001年、朝日新聞社入社。経済部記者として流通業界などの取材を担当した後、AERA編集部在籍中の08年に犬の殺処分問題の取材を始めた。15年、朝日新聞のペット面「ペットとともに」(朝刊に毎月掲載)およびペット情報発信サイト「sippo」の立ち上げに携わった。著書に『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』『「奴隷」になった犬、そして猫』(いずれも朝日新聞出版)などがある

 

 

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