曖昧な日本人の感覚 | 我が家はいつも西海岸日和

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アメリカ西海岸から日本へ引っ越してきたハッピーカップル、いつアメリカに戻る?

Angelina & Tommy です。

いつもブログご訪問有難うございます。

 
アメリカ西海岸OCは気持ちの良い土曜日の朝です。
只今の気温は16℃、そして今日の最高気温は28℃。
カラッとした暑さなので汗をかくことはあまりありません。
 
今朝は朝日を浴びながらテラスでブログを書くことにしました。
こんな試みは初めてです。 
小鳥のさえずりを聞き、美味しい空気が吸えて、小さな幸せを感じます。
 
さて、本題ですが、
今年は今までになく日本に行く機会に恵まれて、
これまで気づかなかった事を少しずつ発見しています。
 
 
[海外という表現]
 
アメリカに帰り際、成田空港でお買い物をしていた時、
店員さんが、”日本に一時帰国ですか?”と聞いてきました。
私は、”はい。 アメリカに住んでいますので。”
すると店員さんは、 ”海外に住まれているなんて良いですね。”
そんな会話を何度か経験しました。
 
日本の雑誌やテレビ等で、いつも”海外”という表現がありますが、
私は曖昧だなぁと思うわけです。
 
海外とは日本の国以外の事を意味していて、
例えば大陸ごとに分けるとすると、
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニア、南極があり、
その大陸の中には沢山の国々があります。
それを一まとめに表現することに私は違和感を感じます。
 
例えば、英語ならば、
はっきりとした国名を言わないにしても、アジア諸国に行きますとか、
ヨーロッパに行きますなどの表現になるのだと思います。 
それは、もし海外に行きますと言えば、どこに?と聞かれる場合が多いので、
ある程度具体的に言う習慣があるのかもしれませんね。
 
また、アメリカに住んでいると、日本人、韓国人、中国人の見分けがつかない人が多く
アジア人という表現をよく使い、外国人という表現は少ないと思います。
英語で外国人というと、Foreigner となりますが、その言い方は少し失礼にあたると
思う人が多くて、私達の業界用語では、Foreign Nationalと呼びます。 そして、 法律用語では、Alienと表現されています。 (エイリアンはちょっと変ですよね)
一般的にアメリカ人以外の人を一色淡に外国人と言うことは、ほとんどないのだと思います。
その背景にはそれぞれの国々の人々に対して、一応リスペクトしているのかと思うのです。
 
少し話がずれましたが、私が言いたいのは、日本以外の国を海外と表現してしまうのは
少々大雑把すぎるのではないのか?と思います。 その国々によって言語も文化も違うわけで、アメリカに住むのと、イタリアに住むのでは大きな違いがありますものね。
 
日本は海に囲まれているので、海外という表現が多くなるのだと思いますが、日本以外の国々に対してもう少し具体的な表現をしても良いのでは・・・と思うのです。
 
[英語がペラペラ]
 
この表現も曖昧ですね。 何をさしてペラペラというのでしょうか?
日本にいるとき、私が ”アメリカに長年住んでいます” と言うと、
大半の人が”それじゃあ英語はペラペラですね” と言います。
 
ペラペラという意味は
旅行の時に通じる英語、生活に困らない英語、 外国人同士で会話が出来る、
ネイティブの人と仕事が出来る、などなどの全てをペラペラと表現している
ような気がしてしまいます。  (どれも全く違うレベルですね)
 
英語のレベルを調べてみると、
Beginner, Elementary, Intermidiate, Advanced, Expert となっていました。
そこまではっきりと表現しなくても、ペラペラという日本語の表現に困ってしまい、
ペラペラですか? と聞かれた時には、 一応仕事をしていますので・・・と
答えることにしています。 笑
 
 
英語圏で生きていると、さまざまな場面において日本での曖昧な表現に
戸惑うことがあるなぁと実感しています。
日本に住むことになったら、ますます色々な経験をすることになるのかと思うと楽しみです。
 
最後までお読みいただき有難うございました。