Freeride world tour とは
最近 よく 「わかなが 世界で活躍してたスノーボードの大会って 一体何なの?」 とゆう類いの質問があるので
今回は
私が出場する事ができた Freeride world tour (以下FWT)とゆう大会がどうゆう物なのかを 説明したいと思います。
Freeride(フリーライド)
とは まさに
『自由に滑る』ことです。
自由に滑る事が 大会になったのです。
いわゆる バックカントリー
スキー場外の 整備されていない 自然の地形がそのまま残された斜面(スタートとゴールだけが決められている)を スキー男女 スノーボード男女 の4つのカテゴリーの選手が 1人ずつ 自由に滑り、
それを 数名のジャッジ(審査員)によって 採点され 最も高得点だった人が勝利する とゆう 大会です。
審査の基準は
LINE(ライン取り)
FLUIDITY(流動性)
COUTROL(操作性)
AIR&STYLE(ジャンプやスタイル性)
TECHENIQUE(技術性)
もちろん 転倒したりすれば 減点の対象になりますし、
途中で減速したり止まってしまうよりも スムーズで スピード感がある方が高得点につながります。
大会は 大体1週間の日程を設けています。
その1週間の内の コンディションが良い日に大会が開催されます。
コンディションが良い日 とゆうのは、選手の安全が第一で、雪崩のリスクや 怪我のリスクが低く ある程度の積雪があること。
審査員から見渡せることができ 映像などのクオリティーを確保できるだけの視界がある日のことを言います。
大会開催予定の前日に 選手は 斜面のチェックを行います。
通常は大会斜面の対面から 双眼鏡などで 念密に斜面をチェックします。
その時 数名の試走者がその斜面を滑り
それを見て サイズ感や斜度、見た感じの雪の具合などを参考にします。
選手達は 各々の自分の滑るラインを考え どこでジャンプするか どう魅せるか 滑り出してから どう見えるか などなどイメージします。
大会によっては かなり近くまで見に行けることができますが
「選手は 大会斜面を事前に滑ることは出来ません。」
大会当日 一発勝負です。
大会前に 大会関係者から メールで 大会斜面のHDサイズの写真が送られて来ます。
選手はそれも参考に 前夜に夜な夜な斜面について勉強します。
ドローンで撮影された大会斜面の映像をもらった大会もあり
それは かなり イメージしやすかったので、とても参考になりました。
自分の技術と斜面を照らし合わせて いかに リアルにイメージ出来るかが重要で
どれだけ色んな『山』を滑ってきたか とゆう 経験値が必要となってきます。
一歩間違えれば 大怪我に繋がる
紙一重の世界です。
エアバッグ
ビーコン
プローブ
スコップ
ハーネス カラビナ スリング
バックプロテクター
これらは バックカントリーに行く際に 装備するべきアイテムです。
大会斜面 スタート位置までは 最後のリフトを降りてから 徒歩で登る場合と ヘリでアクセスする場合とあり 大会会場によって異なります。
FWTは シーズンに5戦あり 4戦目終了時点でのポイントランキング上位者だけが 最後の5戦目 ファイナルステージに出場でき 最終的なシーズンの世界一を競います。
このFWTには 20年の歴史があり
FWTに参戦するための予選 Freeride world qualifier (以下FWQ)と Freeride junior tour(以下FJT)(14歳から18歳、14歳未満の2つのカテゴリー)は ヨーロッパや北米などで 100大会以上行われ 4千人以上もの選手達が登録し 転戦しています。
その中で FWT 5大会に出場できるのは ポイントランキング上位者や ワイルドカード(大会主催側特別枠)を持った スキー スノーボード 男女合せて 50名しか出場する事が出来ません。
一握りの選手だけが FWTとゆう 夢の舞台に立てるとゆうことなのです。
FWQは 1starから 4star のランクがあり ランクによってポイントが異なります。
そのFWQ 2starと4star 2大会が 去年 2017年1月に アジアで初めて 日本の白馬で開催されました。
アジア Freeride界の 歴史的な始まりでした。
FWQ 4star Hakuba では 世界に名を誇るスノーボーダー トラビス ライス氏も参戦し、観る人に 感動と衝撃を与えてくれました。
そして 今年 2018年 FWQ 3star と FWTが 同じく白馬で開催される事となり
FWT Hakuba では 去年 爪痕を残した トラビスライス氏に加えて スノーボード界の スーパーレジェンドでもある テリエ ハーコンセン氏 も参戦予定でしたが 残念ながら 悪天候により 大会見送りとゆう形になってしまい 会場をカナダ キッキングホースに替えて開催される事となりました。
さて、では なぜ 予選のポイントも持っていない私の様な選手が その FWT とゆう Freeride 最高峰の大会に出場できたか とゆうと、
ワイルドカード(大会主催側特別枠)を頂いたからです。
今年開催された FWQ Hakuba には 予選のポイントを持った海外選手も多数 出場していましたが、それぞれのカテゴリーで優勝した日本人のみが FWT Hakuba 1戦に出場する権利を与えられる とゆう ワイルドカードカードがありました。
前述の通り 世界では Freeride tour 登録者は 4000人以上いますが、そのほとんどが ヨーロッパや北米の選手です。
アジア人は ほとんど居ません。
FWTとは フリーライド世界ツアー。
アジアで唯一 日本の白馬で開催されるFWQ FWT。
日本の素晴らしい山と雪
日本には 世界では知られていない素晴らしいライダーが沢山いること。
アジアでも Freerideの知名度を高めたい。
アジア人が 世界に出てこそ フリーライド世界ツアーが もっと 世界に繋がる。
とゆう 大会主催側の意図が感じられました。
これは 私の勝手な見解ですが。。。。
そうゆうわけで 私は 初めて出場したFWQ Hakubaで優勝し、ワイルドカードをいただき FWT Hakubaに出場。
そして そのFWT Hakubaでも優勝する事ができ、以降の2018FWTに出場できるワイルドカードを頂いたのです。
FWQでの たった一本の滑りで 大きな1つのチャンスをいただき そのチャンスが さらに次のチャンスに繋り、素晴らしい舞台に立てたわけであります。
これが Freeride world tour です。
知ってる人も知らなかった人も 詳細を理解していただけたでしょうか。
長い文章となりましたが 読んでくださってありがとうございます。
少しでも たくさんの人に 知ってもらいたい。
とゆう気持ちで まとめました