【営業日、時間など大幅変更のお知らせ】

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【営業時間大幅変更のお知らせ】

GWも終わり、18−19のスノーシーズンも終わりを迎えました。

これからオフシーズンとなるわけですが、NEOでは実店舗営業は基本土日、祝日とさせて頂きます。

出来るだけ少しの時間でも営業できるようにコントロールしていけるよう、

調整しながらですがその都度告知していこうと思っております。

 

土日、祝日以外、ご連絡いただけていると助かります。

土日は変わらず営業する予定です。

(シーズンインしたら、もちろんフル営業します。)

 

 

イベント案内

5月末の週末は【686展示予約会】

623日(土)【T.B.N

少し早いですが毎年恒例の【NEO BBQ】は、92日(日)と、

いろいろなイベントも行なっていきます。

6月9〜10日(土、日)は、新しい企画を予定しております。

後日発表しますので、お楽しみに。

 

営業時間、日程などでご迷惑をかけることが多くなると思います。

ご理解のほど宜しくお願い致します。

 

SNOWBOARD SHOP NEO 代表 高井 武之

昨日、GWの日中に店の電話が鳴った。

 

NEO

「もしもし〜」

お客さん

「そちらでスケボーの足回りの取り扱いは、ありますか?」

 

N「ありますよ。特別、⚪︎⚪︎とか決まった<これ>じゃないとダメ、とかではなければ、

普通に組み上げることは、問題なく出来ます。」

お客「わかりました。こちら、よくわからない者なので、よろしくお願いします。」

 

と、電話が終わり、小一時間経った時、電話の主だろうお客さんが来店した。

 

N「いらっしゃいませ、もしかしたら、先ほどお電話頂いた・・・」

(入店早々スケートの売り場の前に足が向いていたので)

お客「そうです、そうです。」

 

と、僕らの業界のお客さんより少し年齢は高いのか。

丁寧な話口調。

 

N「スケートの足回り、とおっしゃっていましたよね。もうデッキはお持ちなのですか?」

お客「デッキというか、これなんですけど・・・」

 

と、肩から下げた薄い布のトートバックから出てきたのは、

こんなデッキ・・・。

 

・・・デッキでは、ないです。

 

N「これはデッキじゃないですよね?」

お客「はい、スケボーのデッキじゃありません。」

裏面を見ると、「made in Taiwan」・・・。なんだ、これ?

 

お客「この”木”を使って、どうしてもスケボーを作りたいんです。」

N「・・・ん〜、とりあえず、トラックとウィールをこの”木”に取り付けること(だけ)は、出来ます。でも飾ったりの記念品とかにしかですが・・・」

 

お客「出来ますか?でも、乗れませんよね〜?」

N「そうですね、率直に言って、乗った瞬間、もしくは体重をかけた瞬間にバキッと折れてしまいますね。」

 

その”木”の材質は、よく安価な家具とかである化粧板を貼っただけの圧縮材(木ではない)。

 

お客「そうですよね〜そうですか・・」(落胆)

N「乗れること」が目的にで、なおかつこのカタチが重要で、このカタチでなければならないのであれば、一般的なスケートのデッキを加工して、この”木”の型に切り出すしかないですかね〜」

 

お客「いえ、この”木”を使って欲しいんです。この”木”じゃなきゃ、ダメなんです。無理言ってすみません。わがままで・・・」

N「いえいえ、大丈夫ですよ。ちなみに、乗れるようにする為に、補強の当て木とかしても大丈夫なのですか?」

お客「その辺は、何も問題ないです。ただ、今日、もしくは明日使いたいんです。本当にすみません。」

N「では、まとめると・・・1この”木”を使って、乗れるスケートを作りたい。2補強加工してもOK。3納期は、明日まで」

「ってことですね。」

 

お客「はい、無理言ってすみません。出来そうですか?もちろん、工賃もしっかりとってください・・・」

N「やったことないですけど、頑張ってみます。」

 

謎の”木”を使った「ちゃんと乗れるスケートコンプリート」の依頼

 

足回りは、ソフトウィールが良いね。

問題は、この”木”の補強。何かないかな、何かないかな・・・

 

と思いついたのが、このデッキを切り出してみよう。

ブランクのオールドデッキ。

 

素材としてみたら、耐久性、加工しやすい、もってこいの材料。これにしよう。

スケートデッキは、コーンケーブ、ノーズ、テール、と湾曲している。

 

”木”は、両面真っ平ら。

これを貼り付けるなら、切り出したデッキをフラットにしないと、

貼り合わせられない。

 

トラックをつけるので、この穴は利用しよう。

型紙を作り、墨入れ、ジグをーでカット!

 

”木”に合わせて、謎の穴もくり抜く。

 

裏側は、ベルトサンダーで、フラットに。

加工してると、傷つきますよね。

それを綺麗にサンドペーパーで消してあげてから、クリア塗装。

 

わかりにくいですが、圧着させて、デッキテープを貼り

用意していたクルージング向きなトラックとウィールを取り付けて、

無事完成!

写真に残すのを忘れてしまったが、くり抜いた部分の強度が不安だったので、

グラスファイバーを、”木”とデッキの間に入れてあります。

 

俺が乗っても問題なし。テールがないのでオーリーこそ出来ないものの、

普通にクルージング出来そうです。強度もOKでした。

 

今日のお昼、そのお客さんが引き取りに。

 

お客「こんにちは、どうですか?出来ましたか?」

N「どうですか、こんな感じで仕上げました。」

 

と、工程や補強の説明をすると、大変喜ばれていました。

 

N「ところで、この”木”は、何だったのですか?」

お客「実はこの”木”は、ある店舗にあった置き時計の背板です。このお店がこの度閉店してしまうことになり、どうしてもこの置き時計のパーツが重要だったんです。」

 

(どうしてスケートにするのかまでは、聞けませんでした。事情でもあるのかなぁ・・)

 

その”木”が、そのお店にあった、その時間を共有した、その一部を何かカタチにして残してあげたい、

と、そのお店(飲食なのか、何系なのか聞けませんでした)の元お客さんたちの有志が、企画したみたいです。

 

お客「完璧です。ここまでは、想像してなかったです。仲間もびっくりすると思いますし、店主もきっと喜びます。本当にありがとうございました。私はスケートボードはできませんが、また必ず伺います。昨日の今日で仕上げてもらって、本当に感謝してます。ありがとうございました。」

 

と、少し多めお金を起き、頭を何回も下げて帰られました。

 

最後までどんなお店で、なぜスケートだったのか、わかりませんでした。

こちらに知る由もありませんでしが、そこには各々のストーリーがあるのでしょう。

お客さんの満足そうな顔を見たら、良い仕事が出来ました。

 

僕は、スノーボード、スケートボード屋です。

たまに電ドリを使い、ジグソーも使い、リューターも使い、電ノコ、ベルトサンダー、グラインダーも使い、鑿(ノミ)鉋(カンナ)も持つ、ちょっと変わった街のスノーボード、スケートボード屋のボスです。