勝間和代さんが、ブログの引っ越しをされて、過去の彼女のパソコン遍歴を投稿されているのを見ました。
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/14/010815 勝間さんの初めてのパソコンは
東芝さんのパソピア だったのですね。
パソピアというPCは、自分の記憶している限りよくまとまったPCで、グラフィックの性能や搭載CPUなど、どこをとっても「まあ標準的」という感じのマシンだったと思います。
価格は自分が覚えている限りでは定価16万8千円。勝間さんも言っている通り正直マイナーなマシンだったのですが、マイナーだった理由は、同等以上の性能のマシン、例えば富士通さんのFM-7などは12万代で売られていたからだと思います。
勝間さんの記事を見て、自分のPC遍歴をまとめてみたくなりました。
誰も興味はないと思いますが、記録として、まとめておきたいと思います。
15歳 なにがなんでもPCが欲しくて、最初に買おうと思ったPCは、
シンクレア社のZX81 という、超マイナーPCでした。これがなんと、3万9千800円でして、これならお年玉貯金で買える!と思ったのです。
でも結局、購入したのは
MZ-700 というシャープさんの8ビットPCでした。
ZX81を買わなかった理由は、メモリがなんと1KBしかなく、乱暴に言えば20行ぐらいのBASICのプログラムを走らせるのがやっとで、それ以上長いプログラムはメモリに入らず実行できないというシロモノだったからです。
MZ-700はメモリが64KBもあって、ROM-BASICを搭載しない「クリーンコンピューター」という発想で作られたマシンで、プログラミング入門機としては素晴らしいマシンでした。
あの時、同じ価格でもっとゲームに特化したマシン、PC-6001を買えばもっとゲームを楽しめたはずでしたが、なぜかグラフィック機能のないMZ-700を買ってしまった。。当時は後悔もしましたが、結果的にはあのマシンが今の自分のプログラマーとしてのセンスを与えてくれたと思っています。
17歳 高校生になって、周囲は全員自分よりもプログラミングのセンスが高い、という状況になって、さらに使っているマシンもみなワンランク以上上の、PC88やX1といった華やかなマシンという環境の中で、MZ-700でできることに限界を感じていました。
それで、中古の
MZ-2200 というマシンを安く購入し、もっと現実的なプログラミングを目指しました。
18歳 本当は、上記のMZ-2200というマシンにフロッピーディスクドライブを増設しようとしてバイトをしていたのですが、親の有難い援助を受けて、8ビットPCとしてはほぼ最高峰のマシンであった
MZ-2500 というマシンへ買い替えることができました。
CP/MというOSも入手して、本格的にシステムプログラミングの世界に入っていきました。
22歳 就職して、しばらくは会社のPC98を会社で使うことで自分の中のPC活用は完結していましたが、どうしても自分でマルチタスクOSを動かしてみたくて、MS-OS/2という、一度だけマイクロソフトさんとIBMさんが手を組んで開発したというOSを導入すべく、中古の
PC9801VM21 というマシンを購入しました。
この頃は、明けても暮れてもC言語でプログラミング、という日々でした。
23歳 バブル絶頂期だった当時、職場も非常に羽振りがよく、なんと「研究用」という名義で、当時出始めだった
PC98NOTE のハードディスク付きモデルを、持たせてくれました。基本的にどう使ってもよく、レポートなども求められず、もちろん家に置きっぱなしにしていてもOKでしたので、ほぼ私物状態でした。
もっとも、やっていたことはMS-DOSでユーティリティーやツールをつくるか、もしくは一太郎やJGというアプリで資料を作るということでした。
25歳 それまで日本でPCといえばPC98、という時代が続いていましたが、より安価に購入でき、またパーツを集めて自作をすることで自分好みのマシンを作ることができる楽しみもあるという、DOS/Vマシンが流行ってきました。
そういうものが大好きだった自分は、職場の他の方のDOS/Vマシン作成を手伝いながらノウハウを蓄積し、最終的に「最もコストパフォーマンスが高くて速いマシン」を自分用に作成しました。
CPUに80486DX-50MHzという面白いCPU(ベースクロックが33MHzではなくて50MHz)を使用し、当時は希少だった32ビットバスであるE-ISAを採用したマザーボードを使って、Windows3.1と、OS/2がデュアルブートさせられるマシンに仕上げました。
その後、覚えているだけでも10台以上、人から依頼されて作成したマシンを入れたらおそらく50台以上のDOS/Vマシンを作成しました。
また、文化祭で見つけた、中古のPC98のたたき売り?で、自分の中では最後のPC98となった、PC9801ESという、一応32ビットといえる80386SXというCPUを搭載したマシンを、確か数千円で購入しました。
1995~1996年くらい 初の本格的な持ち歩き可能なノートPC、IBM製
Think Pad 230CS を購入しました。
また、インターネットにダイヤルアップ接続して自作のCGIで掲示板サイトを立ち上げる、というようなことも沢山やりました。
また、翌年、より高性能な
Think Pad 530 を購入しました。このころ、Windows95がリリースされて、世間一般のあまりPCに興味がなかった人たちも、一気にPCとかWindowsとかインターネットとか、ITの世界に興味を抱いてくれるようになり、自分の中では新しい時代の到来を感じていました。
同じころ、初めてマックを購入しました。
ディスプレイと一体型の、
Perfoma と呼ばれたマシンでしたが、CPUにPower PCを採用していたにもかかわらずあまり性能が高くなく、特に一体型ディスプレイの解像度が低いことが致命的で、あまり使い込みませんでした。
その後、Power Mac G4や、iMacなども購入しましたが、あまり使い込むことはありませんでした。
1997年 転職して、それをきっかけに、新しいノートPCを購入しました。
当時秋葉原で飛ぶ鳥を落とす勢いで売り上げを伸ばしていた「
ツートップ 」というパーツ屋さん出身のオリジナルブランドで売られていたオリジナルノートP`Cで、CD-ROMドライブを内蔵していて、A4サイズのやや大きめのノートPCでした。
また、並行して自作デスクトップPCも多数作っていました。よく覚えているのは、K6-3というちょっと特殊な、大きめの3次キャッシュを搭載したCPUを使って作ったマシンで、作成コストに比べて高いパフォーマンスを発揮していました。
1998年 特に使い道はなかったのですが、当時思わず買ってしまったのが
東芝製の超小型ノートPC、リブレット でした。
実はどのバージョンのリブレットを買ったのか覚えていないのですが、確かMMX Pentium搭載のリブレット70だったと思います。
Windows98がプレインストールされていたと思います。
ただ、あまり使い込む前に、高く売れるうちに売ってしまったので、あまり印象がありません。
1999年 初のSony製VAIOノートを購入しました。
当時はまだ、Pentium2を搭載したモバイル系ノートPCは希少でしたが(多くはMMX Pentiumでした)、
VAIO Z505D というB5ファイルサイズのPCがPentium2を採用しており、そして何と言ってもB5サイズのモバイルノートPCながら画面解像度が1024×768と当時にしては高く、素晴らしい完成度でした。
2000年 今の会社に転職し、すぐにプライベートで2台のマシンを自作しました。
一台はPentium3の1GHzのCPUを搭載したマシンで、もう一台はAMD社製のAthron 1GHzを搭載したマシンでした。
このころ、OSとしてこれまでのWindows 95/98とは違ったカーネルを採用しているWindows 2000を使用するようになり、OSの安定度が増したと感じていました。
2001年 よりパフォーマンスの高いノートPCが欲しくなり、1999年に購入してとても満足度の高かったVAIO Z505Dの後継機である
VAIO Z505 VR/K を購入しました。
ただ、このマシンを購入してすぐにフルモデルチェンジ版のR505シリーズが発売されてしまい、悔しい思いをしました。
2003年 このころ、DVDが記録メディアとして使われるようになり、希少ながら、ノートPCの内蔵ドライブにDVD-Rへの書き込みに対応したものが出てきました。
そこで購入したのが、エプソンダイレクト製のノートPC、
EndevorシリーズのA4ノートPC でした。
WindowsXPをプレインストールし、メモリは当時としては多めの512MBを搭載していました。
このマシンを、そのままアメリカへの移住の際にも持っていき、会社でも使っていました。
2004年 アメリカ移住直前、当時AMD社からリリースされた64ビットCPU(高速な32ビットCPUとしても動作可)・AMD64を使ったPCを作りました。
非常にいいマシンだったと思いますが、確かそのままアメリカで2年くらい使用して破棄してしまったと思います。
2005年 アメリカに住んでいた時期でしたが、日本でのイメージと違ってアメリカで売られているPCは日本のものに比べてコストパフォーマンスが悪く、しかも意外と新しいものは店頭には並んでいませんでした。
結局個人で新規に購入したマシンはありませんでしたが、会社で支給してもらったDELLのノートPCと、デスクトップPC2~3台を使っていました。
スペックは、どれもPentium4のハイパースレッディング機能付きモデルだったと思います。
2007年 日本に帰国して翌日、いきなり日本製のPCを購入しました。
購入したのは、
パナソニック製のモバイルノートPC・Let's Note W5 という、DVDドライブを内蔵しながら重さ1.2キロ弱という軽量ノートでした。
大変評判が良かったので購入したのですが、CPUがCore soloという1コアのCPUだったためパフォーマンスが上がらなかったこと、キーボードの配置が自分好みではなかったこと、画面の解像度が低かったことなどから、あまり長く使いませんでした。
2008年 世の中の主流OSがWindows Vistaだった当時、Vistaをまともに活用するにはある程度のパワーのあるマシンが必要でした。
なので、CPUに、当時出始めだったCore 2 Duoを使った自作マシンを作り、それをメインマシンにしていました。
Core 2 Duoは素晴らしいCPUで、単にマルチコアで動作する64ビット・32ビットCPUであるというだけでなく、あらゆる部分が従来のPentiumから見直されており、体感的にも十分にわかるほどパフォーマンスが向上していました。
2009年 このころ、社外でもどこでも仕事の続きができる環境が欲しくて、メインマシンとして使えるけれども持ち歩きが可能なノートPCを探していました。
そして登場した、期待以上のノートPC、それが
VAIO type Z でした。あまりにも気に入って、予約して購入しました。
そういえばこのころ、TVコマーシャルで「インテル・Centrino」を沢山宣伝していましたが、このPCはCentrino2テクノロジーを採用したCPUを搭載したマシンでした。
このマシンは今でもバックアップPCとして使っています。
2013年 確か2009年~2012年の間に自作PCを一台組んだと思いますが、正確な時期を覚えていません。
正確に覚えているPCは、2013年6月に購入した、
Surface Pro です。
この頃は何と言っても、PCのトレンドとしてはWindows 8とタッチスクリーンの時代だったと思いますが、Surface Proであれば、毎日持ち歩いてタブレットとしても使える手軽さを持ちつつ、メインマシンとして使えるスペックを備えていました。
2014年 メインマシンとして使うにはさすがに画面が狭すぎた(10.6インチ)Surface Proのいくつかの弱点をほぼすべて改善した人気モデル・
Surface Pro 3 を購入しました。
これは非常に満足感の高かった一台で、本格的に「メインマシンをいつでも携帯する」ことができた最初のタブレットPCだったと思います。
2016年 現在メインのノートPCとして使用している、
Surface Book を購入しました。
何と言ってもキーボードの剛性感が素晴らしく、完成度の高いノートPCでしたが、やっぱり毎日持ち歩くには重すぎる(1.6kg)ということと、キーボード・GPU部分を切り離してタブレットモードにするとUSBインターフェイスが使えなくなってしまうという問題があり、違和感を持ったまま使い続けてきました。
また、
自宅用デスクトップPCを作り直した のもこの年でした。
CPUに第6世代(Skylake)のCore i5を使用し、メモリ16GB、SSD/HDDに500GB+1TBを装着したマシンは、現在のところ不満点は見当たりません。
ということで、上記に記載したPCを数えていくと、会社で支給されたPCやほとんど使っていないMacを除いても、とりあえず
25台 になると思います。
実際には上記に明記していない自作PCや、また、親に買ってあげたPCなどもあるので、少なく数えても30台以上は購入していると思います。
したがって、自分のこれまでの人生は(実にオタクっぽい響きですが)PCと共にあったと言わざるを得ないと思います。
もっとも、自分としてはそのPCの進化と共に歩んできたこれまでの人生に満足しています。
はじめは、PCに見向きもしない人が大多数だった時代からPCの将来性を勝手に叫び続け(笑)、誰かが「PCを購入した」という話を聞くと、別に自分のものでもなんでもなくても嬉しくて、ビルゲイツ氏ではありませんが「すべての家庭にPCを!」という時代を実現したくて、ここまで走ってきた人生だったのだと思います。
PCが昔ほどは使われなくなって、スマホやタブレットやクラウドサービスが完全にその役割を担うようになったとしても、それはそれで素晴らしい、人類の歴史の進化なのではないでしょうか。
それにそれら、スマホやクラウドのテクノロジーを作ってきたのはPCの技術者なのですから。
そして自分の次のPCは・・もう目星はついていますよ(笑)