はじめの一歩 117巻 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

この巻は、「はじめの一歩」を読み続けている読者にとってはとても重要な展開のある内容だったのではないかと思います。

ポイントは2つ。1つは前巻で大きな問題になった幕の内選手のパンチドランカー疑惑がその後どうなったかということと、そしてもう一つは、新型テンプシーロールの実態を確認できた、ということになると思います。

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1つ目のパンチドランカー疑惑に関しては、この漫画を読み続けてきた人ならばおそらく誰もが心の奥底でずっと抱いていたであろう素朴な疑問、「幕の内選手はあんなにも毎試合強打を浴び続けて、数えきれないほど気を失って、あれで壊れないのだろうか?」という疑問がついに本編で取り上げられたということで、漫画の話であるにもかかわらず、思わず感情移入してしまったのは多分自分だけではないと思います。

前巻でついに会長にドランカー疑惑をもたれてしまい、一か月間のジム出入り禁止を言い渡されてしまったわけですが、一時期は紙の上にペンを使ってまっすぐに線を引けない状態になっており、「これってひょっとして、本当にドランカーなのでは。。」とヤキモキさせられた人も少なくないと思います。

ただ、冷静に全体のストーリー展開を考えた場合、ここで主人公の幕の内選手がドランカーということになってしまったら、いくら他にも主人公クラスのキャラクターがいるとはいえ、さすがに漫画として成立しなくなってしまうため、まあドランカーではないはずだ、とも多くの人は思っていたはずです。

そして今回の117巻で、会長の前で、ドランカーだったら到底できないような離れ業をやって見せて、とりあえずの合格をもらうわけですが、おそらくはこのまま話は進む(幕の内選手の復帰戦が組まれて、その先もどんどん試合を重ねる展開に戻る)と思われます。
なので、とりあえずドランカー疑惑に関しては、あまり神経質にならなくてもいいように思っています。


そしても二つ目の、幕の内選手の得意技であった「テンプシーロール」の新型が、ついに見られたということは、非常に大きい展開だったと思います。

テンプシーロールを進化させなければならない、という議論についてはもう55巻前後(たぶん20年くらい前)から始まっており、そのころからの読者で今回の新型を見た人は、自分も含めて感慨深いものがあったと思います。

もっとも、テンプシーロールの進化形に関しては、これまでに2回ほど登場していました。
一回目はカウンターの名手・沢村戦のために練習した、回転を途中で無理やり止めてカウンターを合わせられないようにするという方法でしたが、これは関節および筋肉の稼働限界を越えた動作になるため、筋肉がねじ切れれてしまう力が加わり、もうその描写をみているこちらのほうが、足や腰の関節が痛くなりそうな 危険な技でした。

二回目は比較的最近で、114.115巻あたりで見えた、今までのヨコだけの動きに対してナナメの動きを加えることで単調さを払しょくするというものでした。

・・ただ、素人目に見ても、どちらも世界で通用する技には見えませんでした。
ましてや、62戦(だったかな?)無敗の、現役にして伝説の世界王者・リカルド マルチネス選手に通用するとはとても思えませんでした。

しかし・・(読者にとっては)20年あまりの年月を越えてついにその姿が明らかになった今度の新型テンプシーロールは、これまでのものとは別次元だと思います。
あれはもう、振り子運動の延長というよりは、もうまったく別の、人並み外れた体幹力と脚力、腕力を駆使した大技であり、見る限り技そのものに死角はないように見えます。
あれなら、リカルド・マルチネス選手と戦っても、少なくとも試合にはなると思われます。

う~~ん、ということは、おそらくこれが幕の内選手の最終兵器となり、これを成熟させながら世界タイトルマッチに挑み、そして最終回を迎える・・という展開になるのでしょうか。
いや、その前に(もしくは後に)宮田一郎選手との因縁に何かしらの決着をつける必要があるはずで、果たしてそれがどういう形で実現するのかも大変気になるところです。

自分の今の予想は、今度こそ幕の内選手は世界タイトルマッチにたどり着くと思っていますが、そこでベルトをとれるかは微妙で、そしてどちらにしてもそのタイトルマッチがプロとしての最終戦になると読みました。
宮田選手との因縁に関しては、この連載の最後の試合として、(今や名前だけで観客を満員にできる二人ではありますがあえて、)連載開始時の時のように、観客もいない地下の練習用のリングでスパーリング(練習試合)として実現し、そしてその決着は描写されずに連載は終了する・・というところでしょうか。