義父のアパートはインターネットで見た通り、おしゃれできれいだった。
義姉は「こんなおしゃれな部屋、じぃじ(←義父のこと)にはもったいないゎー」と言ったが、私は、「あなたがここ以外のアパートを探さなかったんでしょ(⇒その時の記事はこちら)」と心の中で毒づいた。
引越が終わったら、今日から義父のお金の管理は義姉がやることになる。
まだ、義実家も売れていないので、当面は家賃と住宅ローンを支払わなければいけないが、こんなアパートに住んで本当に大丈夫だろうか・・・私は一抹の不安を感じていた。
私は、表を作って1か月にお金がいくらいるのかを義父と義姉に説明した。
<入>
年金 190,290
<払>
家賃 76,441
光熱費 10,000
スマホ 4,500
国民健康保険 21,710
ペット保険 4,460
医療保険 9,804
<入>-<払>の63,375円が生活費となる。
現在、義父は月8万円位お金を使っている(内2万弱はたばこ代)。
今は3食すべて近くのスーパーで買ったり、たまに自分で作ったりして食べているが、引っ越すと夕食は義姉一家と一緒に食べる予定らしい。
なので、食費がもう少し少なくなるはずだが、カツカツであることは間違いない。
義姉にも少しは食費を支払わないといけないのではないかと思うが、こんな状況なんですけど、大丈夫かな?と義姉に聞くと、
「あー大丈夫大丈夫!食費なんて4人も5人も変わらないしー。ねーCくん。」と義姉は義姉の旦那にも同意を求めた。
家が売れたら、もう少し余裕はできるが、私はとりあえずこれを目指して生活してほしいと言った。
もちろん5万円オーバーする月とか出てくるかもしれないが、毎月オーバーするのではなく、今月はオーバーしなかったという月を作れるようにやりくりしてと頼んでおいた。
義父の銀行口座は4つあったが、すべての生活費をまとめたゆうちょ銀行の口座と、少額の企業年金が振り込まれる口座の2つを渡し、住宅ローンの引落口座と今となっては未使用の口座の通帳は私たちが保管した。
その他にも、口座振替の引落日の一覧や、ペット保険の請求のやり方(⇒その時の記事はこちら)、通帳の暗証番号を表にまとめて印刷してファイルにしたものを渡した。
住宅ローンの支払いは残っているものの、今日で義父の家計の管理のお役御免となった。
当然のことながら、1円たりとも義父の口座から私利私欲のために使ったお金はないし、すべて何に使ったかを記録している。